【ポルトガルは親日か?】実体験から分かった本当のところ

ポルトガルは親日か?】実体験から分かった本当のところ

ポルトガルに暮らしてみると、日本に好印象を持っている人が多いことがわかります。

自分が日本人だと言えば、だいたい何かしらの良い反応が返ってきます。

試しに他のある国の出身と言うと、今までにはない無反応だったので、日本出身であるということは、かなりのアピールポイントになるようです。

ポルトガルでもやはり、日本=テクノロジーの国として知られていますが、芸術、料理、武道、アニメなどの文化面も広く浸透しています。

とはいえ、ポルトガルに住む日本人がまだ少ないせいか「日本と中国は何が違うの?」と悪気なく聞かれることもあります。そんな彼らの毎日はいろんな日本の影響を受けているのに、まだ意識したことがないのかも知れません。

ここでは、現地在住者よりポルトガルが親日と感じた実体験や、日本文化の影響を紹介していきます。

昔から縁があったポルトガルと日本

日本の英語教科書で最初に習う単語のひとつが”Portuguese”だったのを覚えています。

数ある国の中から、なぜあえてポルトガルを選んだのか興味深いとことですが、ポルトガル人は、最初に日本に上陸したヨーロッパ人と言われています。

2019年リスボンのアジュダ宮殿で開催された「ポルトガルと日本の驚嘆の歴史展」を見てきましたが、ポルトガルの日本に対する印象は昔から変わらないことがわかりました。地元の小学生の子どもたちも集団で見学に来ていましたよ。

ポルトガルのAssombro展

Assombro展

Assombro展にあったポルトガル人宣教師と日本大名

Assombro展にあったポルトガル人宣教師と日本大名

ポルトガルから来た宣教師が日本の大名にキリスト教について説明している絵画。好奇心旺盛に耳を傾ける大名たちの顔が、ポルトガル人にしか見えないのが何とも言えません。

その後クリスチャン達が日本でかなりの迫害にあった様子も展示してありましたが、ポルトガル人宣教師や学者などが残した親日的コメントが印象的でした。

他の異教徒でも日本人のような民族はいない。悪気がなく親切な人たちで、名誉心がとても高く、災害や戦争後の復興がとてつもなく早い、働きものな人たちだと驚き感心している内容でした。

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リスボン水族館で日本人が活躍!

リスボン海洋水族館(Oceanário de Lisboa)には、著名な水景クリエーターの天野尚(あまのたかし)さんが手がけた「水中の森」のブースがあります。

リスボン海洋水族館(Oceanário de Lisboa)天野尚(あまのたかし)「水中の森」

この作品は世界最大級のネイチャーアクアリウムと呼ばれています。

ワビサビを表現した日本庭園のスタイルを取り入れルト同時に、熱帯雨林の生物多様性まで再現しています。

リスボン水族館は自然保護教育に力を入れていて、彼の作品は高い評価を受けています。

水槽を別の角度から見られるように、座る場所がいろいろな高さに設定されていていて、クラシカルなBGMも功をなし、まるで静かな熱帯雨林にいるような体験でしたよ。

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こんなところにも日本のテクノロジーが!

ポルトの電車ホームのインスタ↓

 

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ポルトガルでの電車などの移動は、日本のSUICAのようなカードが使われています。

このいわゆるスマートカードと管理システムは日本の会社によって開発されたんです。

以前の発券処理は駅員さんの手によるもので、ミスやタダ乗り問題があったそうです。

実際にリスボンで「VIVAカード」を使ってみると、自分で券売機でチャージでき、電車、地下鉄、バス、フェリーすべてに乗れるので、移動がスムーズです。

発券処理の自動化のおかげで、ポルトガル国鉄の利益も上がったらしいですよ。

ポルトガル人は日本人よりも日本の武道を知ってる!?

日本の空手や合気道はポルトガルでもメジャーな習い事で、街の体育館の近くには生徒募集の張り紙がしてあります。

柔術道場

柔術道場

また、柔術(じゅうじゅつ)という少しマイナーな日本武道の道場もリスボンにあります。

あるポルトガル人の指圧師が、私が日本人と知り、自分が習っている柔術の話をしてくれました。私はこの武道を知らなかったので、日本文化を逆にポルトガル人から教えてもらった瞬間でした。

ちなみに、ポルトガルの日常会話でよく「ゼン(禅)」という言葉を聞きます。

落ち着ついてやる、というようなニュアンスで使います。

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ラジオで流れた不思議な日本クイズ

リスボン朝の通勤ラッシュ で流れたラジオ。

日本のサムライについての質問で、
「ミヤモト・ムサーッシ」
「テマキ(手巻き寿司)」
「ナカジマ」
「RRRローニン(巻き舌)」・・・
明らかにおかしい答えもありましたが、「超難しい」と頭を悩ませ大盛り上がりでした。

ポルトガルの日本食はレベルが高い?

ポルトガル人にとって日本食といえばやっぱりお寿司。

ここのUber EatsのCMは、ランチにお寿司が食べたくなったOLが、頭の中で手巻き寿司に抱きついてダンスをしています。

街には寿司店がたくさんあり、中には日本人もうなるほど新鮮でつくりもパーフェストなものを出すところもあります。

味玉↓

 

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本格的なラーメン屋さんもちらほらできてきています。

東京で修行したポルトガル人シェフによるラーメン屋さんが話題になっています。

CMで見る日本のステレオタイプ

ポルトガルで大人気のカップ麺「BANZAI NOODLE」。

 

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バンザイヌードルのテレビCMはポルトガル人の日本のイメージがつまっています。

鎧を着たサムライや、忍者、セーラームーンのコスプレの女の子が登場し「バンザーイ!」と叫んでいます。

ある日、日本で年号が令和になり、天皇陛下即位を祝う万歳三唱の様子がポルトガルのテレビで流れました。本場の「バンザイ!」を聞いたポルトガル人に、まじめに万歳って何?と聞かれました。

毎年好評のリスボン日本祭り

リスボンでは毎年6月中旬ころに開催される日本祭りがあります。

2019年は、6月22日にベレン地区のヴァスコダガマ庭園で行われました。

 

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コスプレをしたアニメ好きはもちろん、日本の車、食べ物、武道などに興味を持つポルトガル人がたくさん訪れていました。

日本文化を紹介する出店が並び、盆栽ワークショップまでありました。

他のヨーロッパの国のようにポルトガルでも盆栽は若い世代にも人気があります。

秋田犬を連れたポルトガル人もいて、大きくて白いフワフワが可愛い秋田犬はみんなに撫でられ、お祭りのマスコットキャラクターのようになっていました。

開催日や場所は毎年変わることがあるので、リスボン日本祭りのFacebookページ、もしくは在ポルトガル日本大使館ウェブサイトのお知らせをチェックしてみてくださいね。

Facebook: https://www.facebook.com/FestaDoJapaoEmLisboa/

在ポルトガル日本大使館: https://www.pt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000677.html

実際にポルトガル人の口から聞いた親日フレーズ

これまでポルトガル人が日本について言ったことをそのまま紹介します。

「日本には行ったことがないけど知ってるわ。日本の文化はとても洗練されていて美しく、日本人はみんなインテリジェントよね。」

「あなた日本人って本当?私は日本に1ヶ月間旅行したことあるけど、他に類を見ないスペシャルな国だと思う。」

「西日本を巡ったことがある。何をとっても素晴らしかった。全てがオーガナイズされていていて、ここ(ポルトガル)とは大違い(笑)。」

「僕は日本のアニメが大好き。日本に旅行したことあるけど素晴らしかった。今年も大阪のアニメフェアに参加しに行くんだ。航空チケットはもうすでに取ってあるよ。」

いろんな場所に行って人と話す中でポルトガルが親日だと感じた

日本について良いイメージを持つことはあってもマイナスに思う人はほとんどいません。ポルトガル人は日本のことを文化を通して知り、親しみを感じているのかも知れません。

最近読んだポルトガルの記事でも、ポルトガルを変えた外国人というテーマで、政治と経済で影響を与えたドイツ人やアメリカ人と一緒に、文化とスポーツ面で貢献した日本人が何人も紹介されていましたよ。

今後、日本人の方がもっとポルトガルに住むようになれば、さらに日本のことを知ってもらえるのではないかと思います。

 

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