ポルトガルへのワーキングホリデーに必要な10の準備

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2015年に開始されたばかりのポルトガルへのワーキングホリデー制度

まだまだ情報が少ないところですが、今回は、実際にポルトガルに惹かれ、ワーキングホリデーへ行った在住者から、取得の準備情報とヒントをお送りしたいと思います。

ポルトガルワーキングホリデー申請のための必要書類

2015年の7月に開始されたばかりのポルトガルへのワーキングホリデービザ制度。

ネット上にほぼ情報がないうえ、必要な書類や手続きが他のワーホリビザに比べて多いので、大変だった印象です。

ですが、ビザが取れてしまえばこちらのものなので諦めずに最後まで進めていくしかありません。

今回はそのビザの申請において必要な準備から、現地に着いたらやらなくてはいけない事までを私の体験をもとにご紹介したいと思います。

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(実際に受給したポルトガルのワーホリVISA)

ビザ申請準備

対象者と必要書類

それではまず大使館が提示しているワーホリ対象者と申請時に必要な書類から見てみましょう。
その後に、実際に私が準備した書類や手順などについて書いていこうと思います。

以下、大使館のHPから

申請:

本制度目的でポルトガルに渡航し1年間まで滞在することができます:
1. 申請時に、日本国内に住居をもち、日本国旅券を保持する日本国籍者であること;
2. ポルトガルにおいての休暇を第一の目的とすること;
3. 申請時に満18歳以上30歳以下であること;
4. 子どもの同伴はしないこと、但しポルトガル滞在が許可された家族は例外とする;
5. 往復の航空券あるいは、往路片道のみの場合は、帰国のための航空券購入可能な
費用を証明する書類が必要となる;
6. ポルトガル滞在を可能とするに十分と判断しうる金額の明記された英文残高証明
書;
7. 本目的終了後は、ポルトガル滞在の延長をせずに速やかに帰国すること;
8. 本目的以外の査証取得は行わない;
9. 健康であって過去に犯罪経歴が記録されていないこと;
10. 海外旅行傷害保険に加入していること.

書類:

申請者本人が、下記に記された書類を、当大使館領事部へ提出しなければならない。
a) ビザ申請申込書(オリジナル);
b) 12ヶ月以上の残存有効期間があるパスポート(原本およびコピー1 枚);
c) 証明写真1枚(サイズ3x4cm)無背景で良質であり最近撮影された顔写
真);
d) 往復航空券の予約確認書(原本)あるいは、往路のみの航空券の場合、帰国す )あるいは、往路のみの航空券の場合、帰国す
る航空券を購入できる費用の証明書が必要となる;
e) 申請者が健康であることが明記された英文健康診断書;
f)ポルトガル滞在中の緊急治療および日本へ送還費用を含む病気や怪我の治療費を ポルトガル滞在中の緊急治療および日本へ送還費用を含む病気や怪我の治療費を
保障する海外旅行傷害保険証明書類;
g)ポルトガルでの犯罪有無を確認する要請書 ポルトガルでの犯罪有無を確認する要請書;
h) 3ヶ月以内に発行された犯罪経歴証明書、取得後、日本国外務省によるアポステ
ィーユ証明が必要となる。外務省窓口:電話番号東京03-3580-3311
(証明班)、大阪06-6941-4700);
i) ポルトガル滞在を可能とする経済状況を証明する書類(1 年間で16000ユーロ 1 年間で16000ユーロ
ほどの金融機関が発行する英文残高証明書あるいは同等の証明書);
j) 申請者が適切な査証でポルトガルに入国しなかった場合、如何なる状況であって
も、その責任を申請者本人が負うことを表す宣言書

 

この条件を読んですぐ、申請の段階で旅行保険に加入していて且つ航空券も購入しておかなきゃならないという点について、まだ許可も降りていないビザを頼りに支払いをする不安との戦いになるだろうと感じました。

申請料自体は無料ですが、他国のワーホリに比べると、やや作業が多いとも思います。

必要書類取得時間の目安

それでは次に、スムーズに必要書類を揃えるにはどこから準備を始めていけばいいか、計画的に行動スケジュールを立てるため、それぞれの書類取得にかかる時間の目安を掲げてみます。

「用意する書類」 → 「取得に掛かる時間」

・犯罪経歴証明書 → 申請日から2週間
・英文健康診断書 → 診察から7〜10日
・海外旅行傷害保険証明書類 → 加入から取得まで含め早くて1週間
・ビザ申請申込書/宣言書 → 余裕を見て3日くらい
・アポスティーユ証明 → 申請の翌日
・証明写真 → 1日
・往復航空券の予約確認書 → 1日( eチケットで可能なのでweb画面を印刷するだけ )
・英文残高証明書 → 1日( 口座開設をした支店だと当日のうちに取得可能 )
・パスポート原本とコピー → 1日( パスポートの有効期限に余裕がある事を確認して )

時間を要する犯罪経歴証明書の発行

こうして見ると、犯罪経歴証明書の発行に1番時間がかかります。

また、この犯罪経歴証明書の申請には、パスポートともう一点、「発行から半年以内の住民票」または「運転免許証」か「住民基本台帳カード」が必要です。

そのため、運転免許証がない人は住民票の発行から手続きを始めないといけません。

手数料は無料です。

指紋などを採取するため、直接窓口に本人が行く必要があり、受け取り時も本人が直接出向きます。(受け取り時のみ代理人でも可能との事)

申請場所:警視庁渡航証明係/警視庁本部庁舎1階(正面玄関受付)
所在地:千代田区霞が関2丁目1番1号
電話:03-3581-4321
受付時間:月曜日〜金曜日(祝日・年末年始を除く)
8:30~11:30, 13:00~17:00
警視庁ホームページ:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetsuzuki/toko/toko.html

健康診断及び、英文健康診断書の発行

次に取得にかかる時間が長い英文健康診断書。

だいたいの病院が診察から1週間前後の郵送で英文診断書を発行します。

ですが、こちらの健康診断の必要項目。
大使館のホームページによると「 申請者が健康であることが明記された英文健康診断書」という、なんとも曖昧なものになっています。

直接大使館に問い合わせたところ「健康だとわかる診断書という事です」というこれまた曖昧な答えだったため、独自で判断し検査を受ける事になります。

私が選んだ項目は「身長・体重・視力・聴力・血液検査・問診」でした。

聞くところによると友人は血液検査無しでもビザが下りたようなので、血液検査に関しては必須ではないと思われます。

また、英文健康診断書の発行を行っている病院は限られますので、よく調べてから早めに予約を取ったほうが良さそうです。

私が今回受診した病院はこちらでした。
病院名:日比谷クリニック/トラベルクリニック
所在地:東京都千代田区有楽町1丁目5−2 東宝ツインタワービルB2F
電話:03-3502-2681
受付時間:月曜日〜金曜日/10:00~13:00, 14:30~19:00
土曜日(完全予約制)/10:00~13:00
病院ホームページ:http://www.hibiya-clinic.com/index.html

ビザ申請申し込み書との戦い

ビザ申請申込書と宣言書は、ポルトガル語との戦いでした。

基本的に辞書とgoogle翻訳を使いなんとか記入をしましたが、最終的にはスペイン語がわかる友人に手伝ってもらいました。

ですが、これについては、申請時に大使館の受付の方が一緒に確認・添削してくれますので、そこまで神経質に仕上げる必要はなかったかもしれません。

レターパックで受け取り

と、だいたい細かい予約や手続きが必要な重要項目はこれくらいかと思われます。

あとは、いざ大使館へ申請に出向く際に、全ての必要書類に加えレターパックを用意して行くと便利です。

預けるパスポートと出来上がってくるビザをレターパックで送ってもらうために、一緒に提出する為です。

私は用意して行かなかった為、一旦近くのコンビニまで買いに戻るはめになりました。

1ヶ月後も直接大使館へ受け取りに来れる、という方なら必要ありません。

ビザが発給されるまでの間にできる事

ポルトガル語学習

さてビザが発給されるのを待つ約一ヶ月の間でしておくべき事ですが、やはりポルトガル語の学習を一番にあげたいと思います。

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第一言語のポルトガルを、出発前から少しでも多く理解しておくに越した事はありません。

大抵のポルトガルの若者は流暢な英語を使えますが、年配の方になるとほとんどの方が英語を理解しませんし、ポルトガル語のみで生活をしているのが現状です。

ローカルなスーパーなどではまず英語は見かけません。

また、私はリスボンにある大学の短期講座でポルトガル語の基本を学びましたが、日本である程度学習し、頭や耳が「ラテン」に慣れていた事が、大変役に立ちました。

周りがヨーロッパ出身の学生ばかりだったため、授業内容が基本よりももう少し高いレベルで行われていたのです。

私が受けた講座
講座名:Summer corse
金額:540€/1ヶ月
時間:8:00〜12:00(休憩30分)
曜日:月〜金
大学名:Almada da Universidade MB

仕事探し

もし現地で働く事を目標としているのだったら、目当てのレストランなどを見つけて事前にアピールしておくのも一つの手だと思います。

ポルトガルの人は「いつから私に興味があったか」という事を気にします。

なのでそこで「日本からメールをお送りした事があります。」と答えられると、かなり好感度がアップして、話もスムーズに進む事でしょう。

家探し

ポルトガルでの生活の拠点は、ホームステイ、学生寮、シェアハウス、などなど、いろんな選択肢があると思いますが、個人的な意見としてはアパート一室借りてしまうのも一つの手だなと思っています。

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ポルトガルの物価はそこまで高くないので、簡単に一人暮らしできます。

ですが、日本から一人暮らしの家を確保してしまうのは少々勇気が要ります。

そこで私がお勧めするのは「日本からインターネットで学生向けのシェアハウス数ヶ月間ほど予約して入金してしまう」です。

ヨーロッパ圏で利用されている「ユニプレイシス」という学生向けのシェアハウス予約サイトがあります。

ここは、入金するまで実際にその物件を見に行くことができないというすごい条件の元運営されています。しかし逆手にとれば、それだけ写真や情報に自信があるということなので、結構信頼できるんです。

また、「実際は写真と違った!」という事であれば、解約した上で返金も可能です。

では、なぜ「数ヶ月間」かと申しますと
その間に、一人暮らしできるアパートを見つけたり、仕事が決まり、職場の近くに住みたくなったりするかもしれないからです。
可能かどうかはもちろん物件によってしまいますが、契約を更新して同じところに住み続けることもできるでしょう。
ウェブサイト名:ユニプレイシス/UNIPLACES
URL:https://www.uniplaces.com

現地で行う事

さて、無事にビザを受け取りポルトガルへ到着し日々を過ごす中で、一つだけ忘れてはいけない作業があります。

SEFという入国管理局で滞在期間延長手続きをしなければならないのです。

一番最初に発給されるビザは、ただの「一時滞在査証」なため、120日間(約4ヶ月)のみのものになっています。

つまり4ヶ月後には自動的に不法滞在の身となってしまうのです。

しかし、これを防ぐために、できるだけ早い段階での手続きが在日本ポルトガル大使館で説明されていますが、実はこの情報は間違いで、実際は120日間のビザが切れる日の1週間前後、ポルトガル入国から110日目あたりからしか、手続きの予約すらできないのだというのです

在日本ポルトガル大使館の認識不足と、曖昧な日にちの設定にびっくりですが、とりあえずビザが切れる1週間前より少し早めに滞在している地域のSEFに直接出向いてみて、また報告させていただきます。

日本とポルトガルという遠く離れた国同士の間に出来たばかりの制度という事と、ポルトガルの雑な対応が加算されて、ポルトガルへのワーキングホリデーを決心しはるばる移住した若者たちが気を揉まされる現状となっていますが、ここは新たな歴史を作りつづけたポルトガルの大航海時代を見習い、冷静さを保った現代のパイオニアとして、行く先を見つめるしかなさそうです。


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