ミャンマー・ヤンゴンの治安事情。現地在住者が明かす本当に気をつけるべきこと

ミャンマーの治安

これからミャンマーに赴任、移住予定がある方へミャンマーの中心地ヤンゴンの治安状況をご案内します。

ここ最近は日本でも、ミャンマーにおけるロヒンギャ問題がニュースでも大きく取り上げられるようになりました。

報道だけ見ているとミャンマーはだいぶ危険地域のように感じますが、このロヒンギャ問題はミャンマーでも西側、ラカイン州という場所で起きていて実際にヤンゴンで生活をしているうえでは、この問題に関連した治安の悪さはありません。

(実際にミャンマー国全体でみると、まだまだ内戦地域はあります。ただし、こういった場所は外国人の立ち入りが禁止されており、特別な許可がなければ入ることができません。)

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ヤンゴンの治安事情

初めてミャンマーに滞在する人は、まずその治安の良さに拍子抜けすることがほとんどです。

スリ、ひったくり、置引き、両替での詐欺、多額のぼったくり、といった軽犯罪に日中巻き込まれることは実はほとんどありません。

これはミャンマーという国が観光地として発達途上にあり、観光客から何かを巻き上げるという悪い知恵を持った人々がまだ少ないためと考えられます。

実際に商店でお金を多く出しすぎると返してくれますし、うっかりお金を落としても、追いかけてきて届けてくれるということもあります。

ミャンマーは敬虔な仏教国であり、良い行いをして徳を積むことで、よりよい来世を迎えることができると人々は信じているため、悪の行いに走る人は少ないのが現状です。

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では、ミャンマーでは犯罪は本当に無いのか?

他の東南アジア諸国に比べると、ミャンマーの治安の良さは抜きんでているものがありますが、それでも犯罪に巻き込まれた人の情報を時折耳にすることがあります。

そのほとんどは、深夜での一人での行動時に起きています。

  • 深夜にタクシーに乗ったら暗い場所に連れていかれてお金を取られた
  • 女性が一人でタクシーに乗ったら、人気のない場所に連れていかれそうになった

しかしこの手の犯罪は、深夜は一人で出歩かないという当たり前のルールを守ることで避けることができるものです。

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ヤンゴンで、気を付けるべきエリアはここ!

ヤンゴンの市内ほとんどのエリアはとても安全ですが、あえて気を付けるエリアをあげるとするならば、「Dala(ダラー)」です。

ヤンゴンの船着き場から船で10分足らずですが、市内とは大きく世界が変わる貧民地です。

ヤンゴンの危険地域Dala(ダラー)

Dalaで暮らす子どもたち

まず、ガイドと称して日本語を流暢に操る若者が近寄ってきます。

その次に「歩いての観光は無理だ」と言いながら、バイクやサイカーに乗った人々が近寄ってきます。

そのほとんどは、最後に最初の約束とは違った金額を要求してきます。

そしてその支払いを拒むと、仲間を呼んで取り囲み脅してくるのが通常です。

そこで取られる金額は、80,000~100,000チャット、日本円にして7,000~9,000円程度ですので高額です。(通常のサイカーだけでの観光は5,000~10,000チャットが相場です)

Dalaで安全に観光するためにはガイドは雇わない方がよいでしょう。

実際にはガイドがなくとも十分に観光はできます。

また、サイカーに乗る場合は近寄ってくるものには乗らず、自分で声をかけて金額交渉した上で雇いましょう。

ダラーのガイド

Dalaの船着き場にいる日本語が流暢なガイドの女の子

なお、途中で「津波で家や両親が流された子供が多く暮らすエリア」に無理やり連れていかれそうになります。

そこでは寄付と称して、高い金額で米を買うように求められてしまうため、「バンブービレッジ」という名前をサイカーの運転手が口にしたら断りましょう。

ミャンマーで万が一犯罪に巻き込まれてしまったら

残念ながら警察はあまり頼りになりません。

日本大使館に相談をするのが確実です。

大使館でも日本人が犯罪に巻き込まれた場合、その事例を居住者に共有して注意を呼び掛けるということを行っています。

対処方法についても親切に教えてくれるでしょう。

在ミャンマー日本大使館

https://www.mm.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

また、外務省の「たびれじ」に登録しておくことも忘れずに。

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ヤンゴンで危険なもの

以上、ヤンゴンの治安は非常に良いと述べましたが、かたやとても気を付けないといけない危険なものがいくつかあります。

野良犬には注意

ヤンゴン内には、非常にたくさんの野良犬がいます。

仏教国のため殺処分という概念は当然なく、また当然避妊、去勢手術を行うということもありません。

野良犬は体も大きく、中型犬ほどのサイズがあります。

昼間、人が多く行き交う通りにゴロゴロと居眠りをしている犬については、人に慣れているため危険はありません。

ただし、日が暮れた後、人気の少ない場所に出没する野良犬は危険です。

多くは縄張り意識が強く攻撃的です。いったん一匹が吠えだすと、周囲にいる犬もそれに反応して吠え始めます。

万が一犬に吠えられた場合は、すぐに引き返すことをおすすめします。この時走って逃げると犬を逆に刺激してしまうのでより危険になります。速足で、目を合わさずに逃げましょう。

ミャンマー、ヤンゴンの野良犬

道路のあちこちで犬が自由に寝ています

残念なことに、実際に噛まれてしまった日本人もいます。

噛まれてしまった場合は、すぐに病院へ行きワクチンを打ってもらう必要があります。

犬は狂犬病をもっている可能性があるため、ワクチン接種は必須です。

1回では終わらず、日を空けながら4~5回接種する必要があります。

ワクチン接種が可能な病院

・Asia Pacific Centre for Medical & Dental care

所在地: 98A Kaba Aye Pagoda Rd, Bahan T/S
電話: 01-553783, 09-73056079
診察料:常勤医受診15,000チャット+サービス料2000チャット。専門医受診(日曜9-11時,小児科教授 Prof. Kyaw Zin Wai) 初診40000チャット,再診20,000チャット。
診療時間: 8時~19時(月曜日~日曜日), 9時~17時(ミャンマーの祝日)入院設備はないが,日常診療で外国人が受診しやすい。ワクチン接種などでも気軽に受診できる。ワクチンの種類はヤンゴン市内で一番豊富。Kaba Aye Pagoda Rd沿い,パールコンド少し北,Swiss Times Square(時計店)の向かい側にある。

・Parami General Hospital

所在地::No.60 G-1, New Parami Rd, Mayangone T/S
電話: 01-660083, 01-651674, 657228~32, 01-657930(救急外来; International Emergency Service)

月~金の8:00-18:00, 土曜日は8:00~17:00,日・祭日休診。院内に24時間受付の救急外来あり。小児の受診,入院可能。外国人が最初に受診しやすい病院だが,デング熱や腸チフスの重症例等は,下記公立病院の受診が必要となることもある。

なお、ミャンマーでは犬に噛まれるリスクは非常に高いと言えるので、渡航前に狂犬病ワクチンを接種しておくことをおすすめします。

関連記事:ミャンマー生活の必需品!日本から持っていきたい5つの持ち物リスト

上記記事で、予防接種について解説しています。

自動車にも注意

もう一つ気を付けなければいけないのは自動車です。

ミャンマーの交通マナー

交通マナーは良いとはいえません

ヤンゴンは、まだ信号がないエリアが多くあります。

信号のないエリアでは、車をよけて道路を横断する必要があります。最初はかなりスリリングです。

慣れるまではミャンマー人と一緒に横断するのがよいでしょう。基本的に自動車側も、歩行者の横断には慣れています。スピードを緩めてくれることがほとんどですが、慌てて急に走り出したり止まったりすると危険が増します。車を見ながら、ゆっくり、時に手をあげて合図を送りながら横断すると安全です。

最後に気をつけるべきことは「宗教の話」

もう一つ、ヤンゴンで安全に過ごすために念頭に置いておきたいことがあります。宗教の話を避けることです。

ロヒンギャ問題は宗教に端を発した問題です。

ヤンゴン市内にもいろいろな宗教を持った人々が暮らしています。

ほとんどは仏教徒ですが、他の宗教を快く思っていない人も多いのが実情です。

また長く軍事政権下にあった国であり、まだその影響が残っている部分も多いため軍事関係の話題も避けるのが安全です。

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