アジア最後のフロンティアと言われるミャンマー。
旅行で訪れたことがある人はおろか、移住経験のある人を周囲に探すのは難しいかもしれません。
もちろん、住むことによって得られる経験は何物にも代えがたいですが、ストレートに言ってまだまだ後進国。
いざミャンマーで生活をするとなると多くの不便があります。
これから駐在や長期滞在でミャンマーで生活される方へ。(短期滞在者も持っておくと安心です。)
ミャンマーで三年弱を過ごした現地在住者から、ミャンマーへ移住が決まった際に必ず日本から持っていきたい物品をご紹介します。
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持ち物リスト①:薬。予防接種も忘れずに!
ミャンマーの医療はお世辞にも高水準とは言えません。
体調不良で病院に行きたくても信用できる病院を見つけるのは大変難しく、自分に合う薬を見つけることも難しいのが実情です。
まずは
- 体を壊さない
- 体調を崩しても悪化させない
ことが何よりも重要です。
- 市販の風邪薬
- 抗生物質(市販薬が効かない場合に重宝します。事前に病院で処方してもらいましょう)
- 下痢止め(移住後、100%の確率で経験します)
- 整腸剤(軽度の下痢の際に重宝します)
- 胃痛止め(下痢の際はに激しい胃痛を伴うことがあります)
- 胃腸薬(ミャンマーの食事は全体的に油が多いため、胃もたれすることがよくあります)
- 絆創膏(現地の製品は品質が悪く、すぐに剥がれます)
ミャンマーでの医療事情、病院リストはミャンマー日本大使館のホームページで詳しく案内されていますので、目を通しておきましょう。
ミャンマーへ行く前に予防接種の確認も忘れずに!
ミャンマー移住が決まったら、予防接種の必要性も確認しましょう。
- 日本脳炎
- A型肝炎
- B型肝炎
- 破傷風
- 狂犬病
のワクチンが一般的です。
会社員としてのミャンマーへ赴任する場合は定めに従えば問題ありあせんが、個人の場合は各ワクチンにかかる費用と接種頻度から、必要性を慎重に検討する必要があります。
なおミャンマーには野良犬が非常に多く、実際に噛まれた日本人も多くいます。
最低でも狂犬病の予防接種は受けておくと安心です。
参考サイト:厚生労働省検疫所
持ち物リスト②:虫よけ対策グッズ。デング熱には要注意!
ミャンマーでは一年を通してよく蚊に刺されます。
屋外、屋内、タクシー内、場所を問わずに刺されます。
デング熱の発症例も報告されているので対策が必要です。
- 虫よけスプレー、クリーム(タイ製のものであれば現地でも手に入ります)
- かゆみ止め(ムヒやキンカンのような、刺された後に対処するものは現地では手に入りません)
蚊取り線香は日本から持ち込み可能ですが、一年中焚くことになるため部屋の壁が煤で汚れるほか、期待するほどの効果は望めません。
現地でフマキラーのスプレーが簡単に手に入るので、部屋に蚊がいる場合はこちらを使う方が効果的です。
持ち物リスト③:紫外線対策グッズ。ミャンマーは日本の7倍の紫外線!
ミャンマーの紫外線は日本の7倍と言われています。
特に夏季シーズンの日差しは肌に痛みを感じるほど強いため、日焼け対策をおすすめします。
- 日焼け止めクリーム
(現地でも手に入りますが、ベタついたり汗で流れ落ちたりと品質はよくありません) - サングラス
(赴任中に緑内障の疑いが出る人、実際になる人が多くいます。眼科医からも着用を強くすすめられます)
日差しは大変に強く、ミャンマー人でも日中は傘をさして歩きます。
持ち物リスト④:湿気対策グッズ
ミャンマーは6月に雨季が始まり、11月上旬まで続きます。
部屋の湿気は80パーセントを超えるので、対策をしなければクローゼットの衣類にカビが生えます。
湿気取りはミャンマーでも購入することはできますが、売られている場所が限られているほか、日本の2~3倍の値段がします。
・水とり象さん(クローゼット1個につき1~2個が3ヵ月でいっぱいになります)
・乾燥剤(クローゼットの引き出し部分に入れられる薄型タイプが便利です)
持ち物リスト⑤:簡易食品
ミャンマーにもスーパーやコンビニエンスストアはありますが、日本のようなおにぎり、お惣菜は手に入りません。
菓子パンはありますが防腐剤が多く使われている可能性がありおすすめできません。
食欲がないとき、お腹を壊したときにはフリーズドライなど、お湯を足すだけで簡単に食べられる食品が重宝します。
現在は非常にラインナップが豊富なので、自分の好みに合うものを選んで持っていきましょう。
・おすすめフリーズドライ
ミャンマーで自炊したい方へのアドバイス
会社員としてのミャンマー赴任の場合は、現地日系の不動産会社から住まいを紹介されます。
その場合、電化製品、調理器具、食器は全て揃っていることがほとんどです。
また、事前の相談によって、追加のリクエストを受けてくれることもありますので、まずはどのような備え付けがあるかを確認しましょう。
ただ使いやすさにこだわりたいのであれば、日本で使っていたものを全て持っていくのが安心です。
家族で赴任をする日本人の多くは、全てを日本から持ち込んでいます。
現地での調達については、大型スーパーである程度入手可能です。
タイ製、ベトナム製のものがほとんどですので、取り扱い説明書に日本語はありません。
食材の購入は大型スーパーがメインとなります。
上級者は早朝に市場に出向き、安くて新鮮なものを調達しています。ただし売り子には英語は通じないため、慣れるまで時間はかかります。
日本の調味料は、売っている場所は限られますが購入可能です。
そのほかの便利なもの
以上5つが必須アイテムといえるものです。
それ以外に現地では手に入りにくく、日本から持っていっていくと便利なものを紹介します。
- うがい薬
- 耳かき
- 耳栓(居住エリアがダウンタウンや繁華街の場合は、就寝時に必要です)
- 色柄にも使える洗濯漂白剤(ミャンマーで洗濯しつづけると、白いシャツが徐々に茶色くなってきます)
- 洗濯ネット(現地でも購入できますが、お店が限られているほか、日本で買うよりも割高です)
また女性の場合、使い慣れた化粧品や道具は全て、滞在期間に応じてストックを持っていくことをおすすめします。現地ではほとんどのものが手に入りません。
ミャンマーに持っていきたい物の最後に
ミャンマーへ行く際に、ミャンマー人へのお土産に喜ばれるものを尋ねられることが多くあります。
大変喜ばれるもの、それは鎌倉の大仏のミニチュアです。
参考サイト:鶴岡八幡宮ホームページ
ミャンマーは敬虔な仏教国であり、日本の鎌倉大仏も大好きです。(大仏をもらうといつか日本に行かれる、という可笑しな迷信があるようです)
但し、大仏様の形をしたお饅頭は決して食べてくれませんので避けましょう。
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