海外で働いてみたいって夢みたことはありませんか?
「フランスで働いてます」って言ったらカッコよくありませんか?
その夢叶えましょう♪
でも、フランスで仕事を探すといってもまず何から手を付ければいいのかさえわかりませんよね。
見当もつかないのはあたりまえです。だって文化も言葉も違うんですから。
そんなあなたのために、今回は仕事探しのコツをフランス在住者からたっぷりご紹介します。
ここでは日本企業で辞令を受けフランス駐在をする人対象ではなく、「フランスで自分で仕事をみつけて働きたい人」を対象とします。
これから、仕事探しのイロハを2回に分けてしっかりお教えします!
第1部では、フランスで仕事を探すために必ず知っておきたい基礎知識
- フランスの雇用状況
- 働くメリット
- ビザについて
- 日本人が就ける職種
をご紹介します。
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フランスの雇用状況
まず、フランスで仕事を探す前に大切なことは
「フランスで日本人が働くということがどういうことか」
を認識することです。
フランスの失業率が高いって聞いたことがあるかもしれませんが、実際に何パーセントか知っているでしょうか?
2017年の失業率は、
- 日本:2.8%
- フランス:9.2%
です。
つまりざっくり言うと、フランスで仕事を見つけるには、日本でよりも3倍以上難しく苦労するということです。
すでにこの数字だけでも圧倒されてしまうかもしれませんが、それに加えて、あなたは日本人です。
フランス人でも仕事を見つけるのに苦労するなか、あなたは外人としてそこに乗り込もうとしているのです。
文化も言葉も違う日本人が、現地の人を差し置いて採用される。それは相当ハードルが高いということが想像できると思います。
・・・と、いきなりビビらせてしまってごめんなさい。(笑)プレッシャーをかけるつもりはなかったんです。
でも、ここで知ってほしいことは、フランスで仕事を見つけるのは決して簡単なことではないということ。きちんとマーケットの状況、自分の今の立場を踏まえたうえで対策をとることが大事です。
では、十分にプレッシャーをかけたところで、その対策をご紹介していきます!
フランスで働くメリットって?
異国で働くことはとてもいい経験になります。全く違った新しい環境で多くのことを学べます。
語学力アップはもちろんですが、柔軟性や度胸がつき、内面から成長できます。
そんなメリットのなかでも意外におもしろいのが「自分探しができる」ということです。
今までぼんやりとしていた考えも、異国での仕事の経験を通してはっきりしていきます。
- 自分の好きなこと
- 嫌いなこと
- 叶えたいこと
- やってみたいこと
- できること
- できないこと
などが必然と具体的に見えてきます。
それはなぜ?
それは、「働き方」にはその国の教育、文化が根強く反映されているからです。
国が違うと「働き方」も大きく変わります。
日本で仕事をしていて、日々どんな不満をかかえているでしょうか。
「コミュニケーションに無駄がありすぎるのよね…」
「今日もまた残業か…」
でもこういう不満や疑問ってなかなか解決されないものですよね。
日本では「働き方改革」ということばを毎日のように聞きます。実際、日本人は働きすぎです。
それとは反対に、フランスでは残業が少ないと聞いたことがありませんか?
実はそれ、本当なんです。
でも、どうしてそれが可能なのでしょうか。
それを自分の目で確かめ、あなたもそういう「働き方」をしてみたくありませんか?
フランスで働くことは、自分の「働き方」を見つけるきっかけになります。
でも忘れないでください、日本の職場にも良いところはたくさんあります。大切なことは、実際に経験して、あなたがどういう風に働きたいかを見つけることです。
フランスで働けるビザはどんな種類?
日本人がフランスで働くにはビザが必要です。どんなビザがあるのか見てみましょう。
働くことができるビザは以下の9つ
- パスポート・タラン(Passeport Talent)ビザ
- 企業内派遣・研修(ICT)ビザ
- 就労ビザ(OFII)
- 商工業活動を行うためのビザ
- 研究者ビザ
- 社会人の研修生ビザ
- ジャーナリストのビザ
- ワーキングホリデービザ
- 学生ビザ(週20時間まで)
9種類もあるの!?と思うかもしれません。
ただし、8と9以外はすでに就職先が決まっていないと取得できないビザなんです。
1~7は、ビザサポートをしてくれる就労先を見つけてから取得できるビザです。もしくは、フリーランスとして働く能力を証明したうえでビザを取得することができます。
一方、8~9は、ビザを取得してから就労先を見つけます。
8. ワーホリビザ
ワーホリビザは就職先が決まっていなくても本人の希望で申請できるビザです。ただし、ビザ有効期間は1年のみです。
9.学生ビザ
学生ビザもワーホリビザ同様に就職先が決まっている必要はありません。
学生ビザの目的は就学です。
就労は、就学のあいまの週20時間で、インターンシップもしくはアルバイトに限られます。
1~7のビザは、就労先が決まっているうえで、その就労先がビザサポートをする場合に発行されるビザです。フリーランスの場合は必要書類によりそれを証明する必要があります。
さらに詳細を知りたい方は、以下のフランス大使館のリンクをご参照ください。
在日フランス大使館:https://jp.ambafrance.org/-rubrique203-
あなたはどのビザの申請が可能かをよく調べたうえで、自分に適したビザを選ぶことがまず重要です。
フランスでは、日本人にはどんな職種がある?
「働く」と一言でいっても仕事はたくさんあります。
日本人にはどんな仕事があるのかを見てみましょう。
ここで嬉しい情報!ぶっちゃけ、どーんと言えば、フランスではどんな仕事でも可能です。
- レストラン、カフェ
- 観光案内
- 日本語教師
- 通訳、翻訳
- 日系企業
- 日系企業以外の企業
そう、可能性はもちろんたくさんあります。
どんな仕事が見つかるかは、あなたの能力次第!
でも本当です。可能性はいつでもあります。
大切なことは、あなたのこれまでの経験とあなたの能力が、やりたいこととマッチするかどうかです。
どんな仕事でも、経験者の方が採用されやすいし、持っている能力が高いほうが採用されやすいのは当然です。
でも求人情報の必要条件をしっかり見てみてください
例えば、レストランやカフェで働くには、経験を求められないことはよくあります。
または、日本語教師。
先生をした経験なんてないし…と諦めないでください。
求人情報を見てみると、教師の経験が必要ないことはよくあります。経験がなくても日本語が母国語であればOKなんです。
他には、日本と貿易をしている会社。そこでも日本語が話せる人を探していることもあります。
せっかくフランスで働くんだから、日本語ではなくフランス語だけを話したい、と思うかもしれません。
しかし、思い出してください。
前述の雇用状況でもお話しましたが、フランスではフランス人でも仕事を見つけるのに苦労するんです。
そんな中、外人のあなたが仕事を見つけるためには、あなたの能力をアピールすることが大切です。
あなたにとっては当たり前の「日本語が話せる」ということは大きなアピールポイントであることを忘れないでください。
どれぐらいで仕事は見つかる?
就活は、体力も精神力も消耗するものです。
できることなら早く内定をもららえるのが理想です。
でもすぐに見つからないからといって焦りは禁物です。
モチベーションをしっかりキープして、気長に頑張ることが大切です。
仕事が見つかるまでの期間は人それぞれです。
あなたに十分な能力があったとしても応募先とのタイミングが合わなければ内定をもらえることはありません。
応募から内定までの期間は、1週間の人もいれば、半年~1年かかる人もいます。
何度も繰り返しますが、フランスではフランス人でも仕事を見つけるのに苦労するんです。なので、あなたがすぐに内定をもらえなくても焦る必要も気落ちする必要もありません。
「時間がかかって当たり前なんだ!」
「気長に頑張ろう!」
という気持ちを忘れずに頑張りましょう。
フランスで働きたい人必見!仕事探しのコツ基礎知識編まとめ
言葉が違うフランスでの就職活動は大きなチャレンジです。
でもそのチャレンジをして、壁を乗り越えてこそ夢も達成できるものです。
モチベーションをしっかり持って頑張ればいつかきっといい仕事が見つかります!
次回の第2部は「【実践編】フランスの仕事の見つけ方とやるべき準備」などの仕事探しのコツをご紹介します。
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