南米の3都市サンパウロ・ブエノスアイレス・サンティアゴへ移住する魅力

南米と聞くと、どんな印象があるでしょうか?日本から遠い未知の国とか、治安が悪いとか、ラテンの雰囲気を存分に味わえるとか。そんな風に思われるかもしれません。

昨年のブラジルのリオオリンピックで大いに盛り上がり、近年ではボリビアのウユニ塩湖が一大観光スポットとして注目されたりと、観光で行きたいと思う場所が南米かもしれません。

しかし、移住地としての南米は大きな魅力があります。ブラジルには100万人以上の日系人が住むと言われていて、他の南米の国にもたくさんの日系人や日本からの移住者が住んでいます。

そんな南米の都市に注目して、移住を対象とした南米の都市の魅力について取り上げたいと思います。

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地球の裏側、南米ってどんな国があるの?

私たち日本人からしたら、南米は世界で最も遠い場所、地球の裏側の未知の世界になります。

南半球の南アメリカ大陸の国々ことを総じて、南米と呼びます。

その大きな大陸の中に含まれる国は、

  1. ブラジル
  2. アルゼンチン
  3. チリ
  4. ウルグアイ
  5. エクアドル
  6. ガイアナ
  7. コロンビア
  8. スリナム
  9. ベネズエラ
  10. ペルー
  11. パラグアイ
  12. ボリビア

の12か国が南部の国々です。

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南米の公用語は何?気になる言語の話

海外の長期滞在や移住で一番気になるのが言語の問題ではないでしょうか。

南米の公用語って、いったい何でしょうか?

南米大陸で一番大きな国、ブラジルは公用語がポルトガル語です。

そのブラジルの北側に位置する小国、ガイアナの公用語は英語で、その隣に位置するスリナムは公用語はオランダ語です。

そして、それ以外のすべての南米の国の公用語はスペイン語です。

ですので、ブラジルへの移住以外の選択肢を選ばれる方は、南米に移住される際はスペイン語を習得、もしくは勉強されることをおすすめします。

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南米の代表的な都市とは?

そんな南アメリカ大陸の南米諸国ですが、具体的にどんな都市があるのでしょうか?

また、その特徴とは何でしょうか?

実は、日本ではまだあまり知られていないことですが、南米の都市には、日系人や日本から移住された方が多く住んでいます

日系人の方が多く住んでいる都市=日本人でも住みやすい環境があること、日本食や日本文化に現地で触れられることなど、移住に際して参考となるポイントがあります。

今回、南米の代表的な都市の中でとりわけ、日系人が多く住む都市をご紹介します。

ぜひ、これからの移住や長期滞在、観光の参考にしてください。

1.サンパウロ【ブラジル】

サンパウロはブラジル最大の都市かつ、南半球で最大の都市とも言われています。

人口は1100万人以上とも言われ、2016年度のサンパウロ近郊を含む都市圏人口は、2600万人で、世界第10位の人口数を誇り、南半球最大の都市とも言われます。

市街地には高層ビルが立ち並び、ビジネスの象徴ともなり、郊外には工場群があります。

ブラジル経済の中心地として有名な都市です。

また、ヨーロッパ系や中東系の移民や、日系人を含むアジア系の移民も多く、

様々な文化が混じりあう、多国籍文化の都市とも言えます。

公共交通機関

サンパウロ市内や郊外に関して言えば、バスや地下鉄、鉄道が充実しています。
また、タクシーも移動手段として使うことができます。
サンパウロ市内に関して言えば、交通機関が整っていて移動に困ることはないでしょう。

リベルタージ地区(東洋人街)

サンパウロ市内の中心部にあるリベルタージ地区では、日本の文化を随所に垣間見ることができます。

例えば、入り口には鳥居や大阪橋、他にも地区の中心には日本庭園が設置されていて、南米でありながら日本の風を感じることができます。

以前はこの地区は日本人街と呼ばれていましたが、韓国や中国からの移民も多くこの地区に入ってきたことから、2004年から東洋人街と呼ばれるようになりました。

日系人経営のホテルやレストランなどが多く立ち並び、日本の行事をここで開催することもあります。

日系人が100万人住むとも言われるサンパウロで、特に日本を体験できる場所です。

日本からの長期滞在者、移住者にとっての大切な場所になるでしょう。

治安に関して

ブラジル経済の中心として、華やかさが垣間見えるサンパウロですが、スラム街やホームレスも多い、貧富の差が大きな都市であるともいえます。

なので、スラム街や危険な地区と言われている場所には近づかないない、夜は出歩かないなどの注意が必要です。

また、公共機関などでスリなども多く、目立つ持ち物やアクセサリーなどは持たず、貴重品は常に肌身離さないなどの自衛行動も必要です。

ブラジル最大の都市であり、日系人が多く住む場所であるサンパウロ。

もちろん、治安に関して注意は必要ですが、交通機関が充実していて、生活環境も良く、東洋人街などで日本食を手に入れることもできます。日本人が移住しやすい環境にあると言えると思います。

2.ブエノスアイレス【アルゼンチン】

南米アルゼンチンの首都であり、人口は289万人を擁する大都市、ブエノスアイレスです。

イタリアやスペインといった多くの移民がこの町にやってきたこともあり、

南米のパリとも言われるほど、欧州の雰囲気を醸し出す町として知られていて、世界屈指の観光地としても知られていまます。

公共交通機関

地下鉄やトラムといった鉄道が充実していて、市内路線バスの本数も多く、交通機関の整備は整っています。移動手段に困るということはないでしょう。

治安に関して

南米全体に関して言えることですが、ブエノスアイレスにおいても街歩きの際には注意が必要です。

貴重品は肌身に身に着けておき、派手なアクセサリーや服装、そしてスマホを街中で使うことに注意しましょう。

スリに気を付ける必要があります。

中心街や観光地は警察の警備がありますが、中心街から少し外れると注意が必要です。

また、地区によってはスラム街のような場所もありますので、そういった地区には近づかないなどの対処が必要です。

日本人が住みやすい場所 ブエノスアイレス

アルゼンチンは親日国家としても知られていて、とりわけブエノスアイレスでは日本人が好きだという方が多いようです

日系人を含めるなら現在、3万人ほどの日本人がブエノスアイレスに住んでいると言われています。

食に関しても、牛肉の質が高いことで有名であり、有機野菜やフルーツ、ワインといった名産品を多く生み出している国です。

また、ブエノスアイレスには日本食レストランや、日本食スーパーなどがあり、簡単に日本食を手に入れることも可能です。

物価も日本に比べると安く、ブエノスアイレスは生活環境も安定しているので、日本人にとって住みやすい場所といっても過言ではないかもしれません。

ブエノスアイレスは世界有数の観光地であり、多くの日本人が住む街でもあります。

近年の経済破綻により、仕事を現地で見つけることは難しいかもしれませんが、物価は日本に比べて安く、生活環境の点から見ても移住におすすめできる場所です。

3.サンティアゴ【チリ】

チリ共和国の首都、サンティアゴは南米有数の都市として知られています。

人口は615万人を誇ります。

高層ビルや高層マンションが立ち並ぶ、工業都市としても知られています。

南米有数の近代都市としても知られていて、中心部を歩く時に、まるで東京を思わせるような雰囲気もあります。

公共交通機関

鉄道や地下鉄の路線が整備されていて、市内移動や長距離移動に用いることができます。

また路線バスも街を細かく網羅していて便利です。そして、タクシーも比較的安価で利用できるのでおすすめです。

治安に関して

チリは南米の中でも治安が良いということで知られています。

それでも、日本とは違うので、注意が必要です。

例えば、サンティアゴは新市街と旧市街と大きく2つに分けることができ、新市街の方は新しい街で、整備も整っているので治安は良いですが、旧市街の方は古い町並みが残り、危ない地区が含まれていますので注意が必要です。

スリや空き巣といった被害も多く出ているので、目立つ服装やアクセサリーを避けて、夜ひとりで出歩くなどの行動を避ける必要があります。

日本人にも住みやすい近代都市 サンディアゴ

現在、チリには日系人も合わせて4000人以上の日本人が住んでいると言われています。

そのうちの多くが、首都サンティアゴ、もしくはその近郊に住んでいます。

スーパーやレストラン、ショッピングモールといった施設もそろっていて、交通整備も整い、日本とそれほど変わらない生活ができる都市サンティアゴは、日本人には住みやすいのではないでしょうか?

物価に関しては日本とそれほど変わりませんが、親日家の人たちも多く、街に溶け込むのもそれほど難しくないのかも知れません。

南米の3都市サンパウロ・ブエノスアイレス・サンティアゴへ移住する魅力まとめ

南米を代表する3都市、かつ日本人が住んでいる町を紹介してみました。

日本から一番遠い場所、南米にもたくさんの日本人が住んでいます。

また、経済発展の進む近代都市もあり、移住や観光にトライしてみようと思わせる場所でもあります。

他にも南米にはまだまだ魅力的な都市がたくさんあります。

もちろん、日本とは異なり治安の面ではいつも注意が必要です。

でも、その心構えがきちんとできるなら、南米の国々の持つそのラテン特有の明るく陽気な気質に魅了されるでしょう。

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