フィジーへの移住についてはまだまだ、知られていないのが実情。
フィジーのビザの種類は滞在の長さや目的によって異なりますが、実は種類はそこまで多くはありません。(観光を除き、フフィジーの滞在はビザが必要です。)
しかし、日本人移住者の実例が少ないことから情報が少ないです。
今回は、フィジービザ情報を詳しく解説します。
ビザは長期滞在することにおいて避けられないものであり、取得に時間のかかるものや、厳しい条件をクリアしないといけないものもあるので正しい知識をつけるようにしましょう。
フィジーはなぜ幸福度の高い国?
「世界一幸福度が高い国」といわれているフィジー。
その理由として、人々の温かさや過ごしやすい気候、日本にくらべて1/3程度の物価であることが挙げられます。
関連記事:「フィジー移住が魅力的な11の理由」
これから、フィジーの各ビザの特徴や条件、申請方法などをご紹介します。
ここでは、
- 観光ビザ
- 投資家用ビザ
- 学生ビザ
- リタイヤメントビザ
- 労働ビザ
について解説いたします。
※フィジーの最新のビザ要件は、変更されますので、最新の情報を入手するよう心がけてください。
1. 観光ビザ
現在日本国籍のパスポートを所持している場合、ほとんどの国は3ヶ月ほどビザなしでも滞在できる国が多いのに対し、フィジーはさらに長い4ヶ月も滞在することができます。
日本とそれほど時差もなく暖かい南国のリゾートでのんびりと過ごしてみてはいかがですか。
マリンスポーツなどのアクティビティに加えカルチャー体験などフィジーには多くの体験型観光スポットがあります。
何もせずまったり心を休めるのもいいですね。
滞在可能日数:
フィジー入国から4ヶ月経過後、現地移民局にて2ヶ月の延長手続きが可能です。
申請方法:
ビザ申請時にはフィジー共和国大使館への事前連絡が必要です。
必要な書類と査証申請料金をそろえ、大使館にて指定された日時にて申請します。
ビザ申請は駐日フィジー共和国大使館の他、フィジー政府移民局にて行えますが、ビザ発給までに、一ヶ月ほどかかるため早めに申請手続きを行うようにしてください。
必要書類:
- ビザ申請書
- パスポートのコピー
- 旅行日程表またはスポンサーからのスポンサーシップレター
- 証明写真2枚(4.5㎝×3.5㎝)裏に英語で名前要記入
- 財産証明(英文)
- フィジー出国時に6ヶ月以上の有効期限があるパスポート
各ビザ申請料金(参考):
シングルビザ:FJ$96.00
マルチプルビザ:FJ$190.00
条件:
入国時にフィジーを出国する往復航空券または第三国行き航空券を所有していること。
2. 学生ビザ
フィジー留学では、滞在日数によって学生ビザの必要の有無が決まります。
特に長期学生ビザ申請には必要書類を揃えるのに時間を要するため、遅くとも6ヶ月前には留学プラン取得にむけて準備をされることをお勧めします。
ビザ申請に必要な書類(健康診断結果、無犯罪証明書、出生証明書等)は有効期限が4ヶ月と定められているため、そのあたりも注意しながら準備に取り掛かってください。
滞在可能日数:
滞在日数が14日以内 → ビザは不要
滞在日数が15日〜84日以内 → 短期学生ビザが必要
滞在日数が85日以上 → 長期学生ビザ
申請方法:
短期学生ビザと長期学生ビザでは取得方法が大きく変わりますのでご注意ください。
短期学生ビザ ー
現地に入国してから申請を行うため日本での手続きは特に必要ありません。
独自で申請することができず、必ず語学学校を通して手続きする必要があります。
パスポートのコピーと、Eチケット航空券のコピーが必要です。
留学先の語学学校のスタッフが丁寧に取得のサポートをしてくれますのでご安心ください。
長期学生ビザ ー
あらかじめ日本でエージェントを通して6ヶ月くらい前から、申請の準備に取り掛かります。必要書類は以下の通りです。
- 学生ビザ申請用紙
- 健康診断書
- 犯罪経歴証明書
- 住民票
- パスポートのコピー
- Eチケットのコピー
- パスポートサイズの証明写真3枚
- 最終学歴の卒業証明書 (在学中の学生は見込み証明書)
- 最終学歴の成績証明書 (在学中の学生は見込み証明書)
- 語学学校の入学許可証と契約書
- 申請料(330 FJ$)
注意事項 〜健康診断〜
特に注意していただきたいのが、健康診断です。
提出する健康診断書は英語で記載する必要があるので英語対応が可能な病院を選ぶようにしましょう。
健康診断の項目も多岐に渡るため、何の検査をする必要があるのか明確に病院に伝えられるよう準備しましょう。
トラベルクリニックを探すと比較的スムーズに対応してくれる傾向があります。
注意事項 〜犯罪経歴証明書〜
続いて、犯罪経歴証明書です。
犯罪経歴証明書は県警本部、最寄りの警察署で申請することで発行をしてもらえます。
まずは電話にて最寄りの警察署へ問い合わせて日時を聞いてから警察にいくと良いでしょう。
申請自体は本人しか受け付けてもらいませんが、受け取りは代理でも大丈夫です。
3週間ほど取得にかかる場合もあるので、早めに警察署に相談することをおすすめします。
3. 労働ビザ
フィジーはワーキングホリデー制度がありませんが、現地で働く方法もあります。
しかし、ローカル最優先で雇用するので現地企業に雇用されるには、日本語を使用したり特別な技術があるなど現地人にはできない仕事ができることが条件です。
滞在可能日数:
3年ごとの更新が必要です。
必要書類:
- ビザ申請書
- 顔写真2枚
- 出国補償金
- 求人広告によってフィジー人の該当者が見つからなかったという証明
- パスポートのコピー
- 健康診断書
- 無犯罪証明書
4. 投資家用ビザ
フィジーには旅行会社やダイビングショップを立ち上げたり、日本食レストランを運営する日本人が多く滞在しています。
投資家用ビザはフィジーの事業に投資、もしくはフィジーで起業することを目的として滞在する人用のビザです。
滞在可能日数:
25万F$以上の投資をした場合、7年間の滞在が認められます。
それ以降でも、入国最長5~6年毎の更新が可能で、その家族も滞在することが可能です。
以前は50万F$以上が条件だったため、現在フィジーでは投資家用ビザは比較的取得しやすいといえるでしょう。
25万F$以下の投資でも、フィジー経済に利益がもたらされると判断された場合は、3年間の滞在が認められる投資家用ビザが発行されることがあります。
5. リタイヤメントビザ
なんとフィジーではリタイヤメントビザが45歳以上で取得できる可能性があります。
早期退職者がゆったり暮らせる、今話題のビザです。
滞在可能日数:
3年ごとの更新が必要です。
必要書類:
- ビザ申請書
- 顔写真2枚
- フィジーでの生活費の根拠
- パスポートのコピー
- 健康診断書
- 無犯罪証明書
条件:
夫婦で年収4万FJ$、単身で3万FJ$の収入証明が必要です。
さらに保証金として10万FJ$を指定の銀行に預金しないといけませんが、ビザが切れるとその預金は利子なしで返金されます。
また年3万FJ$の収入が必要で、年金なども対象内です。
※このビザは、年金または金利収入のみで労働は許可させていないため労働するには他のビザが必要です。
フィジーのビザまとめ
いろいろな滞在スタイルでフィジーに長期滞在することが可能ですね。
必要書類をはじめとした条件は常に更新されるので、申請される際は大使館の情報もあわせてチェックしてくださいね。
URL:在日フィジー共和国大使館
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