日本人にはあまり知られていないフィンランドの隣接するバルト三国の北の国・エストニア。
人口は130万人程度で、国家樹立から2018年で100年の節目を迎える若い国です。
エストニアは「IT先進国」としても有名で、国民が電子IDを持ち、電子投票や納税ができるシステムを採用しています。
外国人の滞在許可においては、2020年にては1年間の滞在が可能になる「デジタルノマドビザ」を発表しています。
そんなデジタル国家として興味の尽きない、エストニアへ移住し、暮らす魅力について、エストニア移住者からご紹介します。
1.エストニアは世界一空気のキレイな国
空気中の不純物濃度を世界各国で計測した結果、エストニアは世界で一番不純物が少ないという結果がでました。
日本の隣国の大気汚染問題や東日本大震災での原発事故での放射性物質などへの心配はもちろん無く、自然豊かで有機農業が当たり前のエストニアはとても身体に優しい国と言えるでしょう。
また、大陸上に国があるため、地震はほとんどありません。
春は雪解け水により川が増水して洪水の恐れがありますが、高山も無いなだらかな地形のため急に増水するということもありません。
ですので自然災害への心配はあまりありません。
広大な森林や大きな湖がたくさんあり、その多くは環境保護の特別地区に設定されており、普段の生活の中で数多くの動植物と触れ合うことができます。
筆者は、エストニアへ移住してみて10ヶ月、とても住みやすくあっという間に時間が過ぎる印象です。
2. 世界でトップレベルのデジタルIT国家
冒頭でも述べた通り、エストニアは世界でもトップレベルのIT国家です。
生活がデジタル繋がっている
・無人レジ
スーパーにある決済システムは端末でバーコードを読み取り無人レジでカード決済できます。
・国民をIDナンバーですべて管理
日本でも使われている住基カードですが、そのお手本となるのがエストニアのIDカードシステムでしょう。
国民一人ひとりにIDナンバーが与えられ、その情報はネット上で全て管理されています。
パソコンにIDカードを読み取れば住所や電話番号はもちろん、職業や保険の状況などの情報は全て確認することができます。
病院に行っても診察券は無くIDカードを見せることで予約や診察、処方箋までが一貫して利用できます。
NATOのネットセキュリティの機関もあり、セキュリティに関しては安心だと思います。
・いたるところでネットに繋がるWifi環境
また、国内のいたる所でFREE WIFIに接続できます。
公園で大学の課題をしたり、カフェで仕事をしている人が沢山見られます。
あのSkypeはエストニア発祥なのです。
話題のe-residencyって何?
エストニアの最近の一番話題になっているe-residencyはネット上でのエストニアの住民権が得られるというもので、海外にいながらエストニア内で会社を開いたりできるものです。
もちろんEU内になりますのでその会社としての幅がとても広がりますし、ネット上で諸手続きが可能なのでそのシステムを利用する可能性は無限大です。
3. 北欧らしい福祉国家
福祉が充実
普通は消費税が20パーセント加算されるなど、税額は高いですが、そのリターンが大きいです。
また、国民保険に加入していれば子供から大人までは医療費が無料(歯科は少し異なる)になったり、子供は小中高校は無料で行くことができ幼稚園や大学も安価で通うことができます。
児童手当も19歳まで受給することができます。
子供の数が多かったり一家族の人数が多い、収入が低いなどの家庭へも手当てが与えられる国がエストニアです。
これは家族にとって安心ですよね。
エストニアならではの施設やシステム
・国の補助で割安で利用できる施設多数
オーケストラや演劇などのアートにも国が補助しているため鑑賞の料金などは割安です。
・トイレが綺麗
上下水道の設備や道路のも整っていて海外にしてはトイレはどこもきれいで、水もきれいなので水道から直接飲むことができます。
トイレはお洒落でキレイ!サウナが当たり前の文化で凍った川に入ることもできます。
・市街地や夜も明るい
外灯もたくさん設置されていて市街地は夜でも明るく歩きやすいです。
・セントラルヒーティングで寒さも安心
アパートなどは町からの送水でセントラルヒーティング暖房があり暖房費もそれほど高くありません。
冬は極寒ですが、どの施設も家も暖房設備が整っているため心配ありません。
4. エストニアは治安がとても良い
コウノトリは至る所にいます。優雅で安全な街という印象です。
夜間でもオリエンテーリングが行われます。スポーツがさかんです。
海外と聞くとスリが多いとか女の人一人でで出歩くのは危ないとかイメージするかもしれませんが、エストニアはそんな心配がほとんど無用です。
首都タリンの街中などは人口密度も高く観光客も沢山訪れるため多少の用心は必要ですが、犯罪に遭遇する機会はきわめて稀です。
日本の様に財布の中身が入ったまま落として無事に返ってくるということはないにしても、落とし物をしたら声をかけてくれたり、買い物したものをベンチに置いたまま少し離れても誰もとったりしません。
5. エストニアは物価が安い!
エストニアは食品の物価が安く、光熱費も福祉国家の恩恵をうけて割安です。
アルコール飲料は価格が安いため、隣国フィンランドから船に乗って大量に購入しに来ます。
スーパーの数も多いので価格競争が激しく食品の値段も安価です。
例えば、
- 牛乳1ℓは70セント(日本円で80円くらい)
- 鶏肉1㎏は2ユーロ70セント(日本円で300円ちょっと)
など…
レストランは観光客向けがほとんどで高価ですが、地元の労働者などに食べられているランチのセットなどは5ユーロ程度で食べられます。
6. 食べ物がおいしい!
ジャガイモをご飯の様にしてメインの肉や魚にたっぷりとソースをかけて食べるのが定番。ボルシチなどのスープもよく食べられる。
海外の料理はクセがあったりするものも多く日本人の味覚に合わないものも多々ありますが、エストニア料理は本当に美味しいです。
ロシアやドイツ、スカンジナビアの料理がベースにあるので多種多様な料理あります。
今人気のビーツ料理はボルシチ、煮物、サラダなどいろいろなものに取り入れられており、他にも蕎麦の実、雑穀、ケフィアなど栄養価の高い食材がたくさんあり、肉食文化ではありながらヘルシーな食事ができるのです。
果実も自然に自生するものがたくさんありブルーベリー、ラズベリー、森いちご、りんごなどが楽しめます。
針葉樹が多く湿地の土地柄キノコも楽しめます。ポルチーニなど有名な茸も採れますが、エストニアと言えば和名でアンズ茸とと呼ばれる茸!香りが強く味は癖もなくとても美味しい茸です。
このようにエストニアでは食べ物に困ることはないと思います。
7. EU加盟国であること
オールドタウンにはEU各国からたくさんの観光客が来ます。
EU加盟国の一つであるエストニアの通貨はユーロです。
ロシアと燐国で昔のソ連の名残で現在も国内にはロシア人が多数住んでおり貿易なども密接に関わっています。
しかしEUということで観光客の往来はヨーロッパ各地からあり、またエストニアからも国外のEU加盟国への往来はとても容易なので飛行機はもちろん車や電車などであっさりと行く事ができます。まるで日本国内の旅行の様です。
エストニア移住の魅力まとめ
以上、簡単ではありますがエストニア移住の魅力を書いてみました。
性格などもエストニア人は日本人に似ているといわれ、言葉は違えど人に対する思いやりだとかマナーだとかはとてもしっかりしていて居心地が良いのも住みやすさの理由かもしれません。
長い間強国に占領されたりの歴史が背景にあり、エストニア人は争ったり奪い合ったり主張するのではなく、なるべくなら平和にみんなで分け合って楽しい時間を過ごそうという姿勢が見られます。
夏には音楽のフェスティバルが至る所でありますし、スポーツの大会も数多く開催されます。
仕事はまじめにやって余暇を思いっきり楽しむ姿も日本人に似ているのかもしれません。
英会話のレベルが非常に高く、若い世代とは英語で簡単に会話ができます。
もちろん仕事の中でもIT関係のインターナショナルな場が多いため英語がある程度できれば簡単に職に就くことができるでしょう。
エストニア移住、おすすめです。
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