移民の国と言われるアメリカ、歴史上多くの移民を受け入れ、今もその波はとまりません。
世界の経済大国であるがゆえ、貧しい国からの移民、宗教的、政治的自由があるゆえ、独裁国家など自由を抑圧された国からの移民、戦争から逃れる移民(難民)など理由は様々です。
日本からの移民は19世紀後半から、20世紀前半まで盛んでした。
経済的に豊か、戦争のない平和な、信教の自由、政治的自由のある日本から移住する理由を見つける人は少ないかもしれません。
しかし、いまでも、アメリカには日本にない良さがあります。
今回は、アメリカ移住を考えている方へ、移住をおすすめする7つの理由を紹介します。
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1.自由の国、そして素晴らしい人たちとの出会いを楽しむ
多くの日本人は、アメリカ人は人種差別的、と今でも考えている人もいるでしょう。
たしかに黒人、アジア人に対する差別が激しかった時代がありました。
ここ数十年のアメリカの人種差別撤廃への努力により、その問題も解消されつつあります。
2009年のオバマ大統領の誕生、中南米からの移民の増大により、アメリカも大きく変わってきています。
日本人が、仕事や人間関係において、年齢、性別、社会的地位により、態度や言葉遣い、職場での扱いを変えなければならないのに対し、アメリカは自由な国です。
年齢にこだわらずに友達になり、お互いをファーストネームで呼び合います。
アメリカは細かいことにも干渉されず、年齢や性別をあまり感じることのない国です。
現代アメリカ人の多くは、どの人種も平等に扱おうとします。アメリカ人は大変フレンドリーな国民です。
もし、日本的な人間関係、厳しい上下関係などに、ストレスを感じている方には、アメリカはおすすめできる国です。
2成果主義、起業する自由のある国アメリカ
安定した仕事、社会保障が得られるのが日本の生活です。
その反面、厳しい会社規則にしばられるサラリーマンと公務員、なかなか転職できない社会環境、外国人の受け入れに消極的な社会などの問題もあります。
アメリカは仕事でも年功序列を気にすることはなく、何歳でリタイア(定年)も自分で決められる成果主義の強い国です。
女性の社会進出、起業も盛んです。
アメリカには、転職の自由があり、数年でキャリアアップのため仕事を変えます。
年功序列はなく、若い社員も自由に意見をいえ、能力があれば年齢に関係なく出世できます。
外国人の受け入れにも、積極的で、インドや中国からのエンジニア、中南米からの労働者などが、働いています。
いまでも、大企業の強い保守的な日本の経済、アメリカはここ数年のテクノロジーの進化で、数年前まで名前も聞いたことのない会社が世界的な有名企業になっています。
日本でも人気のインスタグラムも数年で大きくなった、ブラジル移民により作られた会社です。
- 日本のサラリーマン生活にうまくいかない方
- 自分の能力を活かしたい方
- 成果主義を望む方、
アメリカ移住を考えてみてはいかがでしょうか?
日本では想像もしなかった異なる人生をおくれるかもしれませんよ。
3.世界中で最も優れた人材が集まる国
アメリカ大リーグに挑戦する、日本の野球選手たち、日本より高い年俸もアメリカに行く理由ですが、世界の最高峰と呼ばれるアメリカの野球に挑戦したい気持ちがあるのも確かです。
日本人のノーベル賞受賞者の中にはアメリカで研究している人もいますが、アメリカ人としてノーベル賞受賞した人の多くが外国生まれです。
アメリカは、多くのスポーツ、研究、芸術などで、世界の最も優れた人材の集まる国です。
アメリカには世界の最先端を行く産業があります。
シリコンバレーのハイテク業界は世界をリードする多くのテクノロジーを生み出し、Apple、 Googleなど、多くのハイテク企業が本社をおいています。
米ドルは世界の基軸通貨呼ばれニューヨークは世界の金融の中心、多くの証券、銀行が世界経済を動かしています。
アメリカでは、多くの外国生まれのエンジニア、ビジネスマンが世界代表する企業で働いています。
アメリカ政府も才能ある人材の受け入れには積極的です。H1Bビザにはインドなどから多くのハイテクエンジニアが応募しています。
もし、日本に飽き足らず、世界最高の人材が集まる国で、自分の実力をためしたいということでしたら、アメリカはおすすめの国です。
4.住居の広さ、車を持ちやすい。
アメリカは広い国、ニューヨークとハワイでは物価やライフスタイルは違います。
特にニューヨークなどの大都市の生活費の高さは有名です。
しかし、一般的には、アメリカの多くの都市では住宅が日本より広いことは確かです。
日本では大豪邸に入る家を中流以上の家庭が購入できる都市もあります。
そして、車の購入、維持がしやすいこと、ニューヨークなどの一部の地域を除けば公共の交通が発達していないため、車に依存した社会になります。
そのため、一家で数台車を所有することもあり、ガソリン代も日本より安めです。
また、車も車道が大きいためか、軽自動車中心の日本と違い、中型車や大きいトラックを一般家庭が所有できます。
仕事と生活のバランスをとる国民ゆえ、日本のような長い時間の残業はしない人が多く、週休2日で、長期休暇も同僚のことをあまり気にしないでとれるのも事実です。最近では、ホームオフィスと呼ばれる自宅で働く人も増えています。
もし、広い家に住みたい、車での生活が好き、仕事と生活のバランスを取りたいという方にはアメリカはおすすめできる国です。
5.世界中の文化を体験できる国
世界中が移民が集まる国アメリカ、そこでは、世界中の文化が共存しています。
ニューヨークなどの大都市では、外国生まれの移民の割合が高く、様々な職業につき、アメリカを活性化させています。
- 全米にあるチャイナタウンやコレアタウン
- ベトナム戦争後増えたベトナムからの移民
- 近年増えるインドからのコンピュータエンジニアの集まるエリア
- そしてメキシコなどの中南米系多い町
と、アメリカはまさに世界中の文化が体験できる国です。
もちろん、英語を話し、アメリカンフットボールを見る、ハンバーガーを食べるというアメリカ的な生活も楽しめます。
もし、英語が話せて、新しい文化を体験したい、世界中の文化を楽しみたいということでしたら、アメリカ移住はおすすめできる国です。
6.雄大な自然と気候と観光地を楽しむ
アメリカは太平洋から大西洋まで広がる大きな国です。
その自然も多様で、アラスカのような寒い土地、ハワイのような温かい土地もあります。
ロッキー山脈の自然、フロリダの浜辺、砂漠、美しい森林と多様な自然を楽しめます。
アメリカは多くの観光地があります。
- ギャンブルとエンターテイメントのラスベガス
- ハリウッドのあるロスアンゼルス
- 自由の女神のあるニューヨーク
- ホワイトハウスのあるワシントン
と一生に一度は訪れたい観光地がたくさんあります。
自然は観光資源となり、ナイアガラの滝やグランドキャニオンは全米有数の観光地です。
フロリダの浜辺には多くの人が集まり、フロリダ州オーランドは日本人にも人気のある、テーマパークの集まるリゾート地です。
- 温かいハワイで過ごしたい
- 雪の降る土地でスキーなどのウィンタースポーツを楽しみたい
- 旅行が好きであちこちに出かけるのが好き
という人にはアメリカ移住はオススメできます・
週末に、世界的な観光地を訪れる、素晴らしい体験のできる国です。
7.世界に誇るスポーツとエンターテインメントを楽しむ
アメリカには多くのプロスポーツがあります。
日本でも人気の野球は全米の主要都市にチームがあります。
日本人選手も活躍する大リーグをテレビでなく生で見るチャンスがアメリカにはあります。アメリカを代表するスポーツは、アメリカンフットボールとバスケットボール、日本では、野球の影に隠れて、話題にできる友達のいない方、アメリカでは、アメフトを語れる多くの人がいます。
レディーガガなどの、世界中を代表する歌手が活躍するアメリカ、日本ではたまにしか見られない歌手もアメリカの主要都市では有名歌手が何処かでコンサートをしています。
日本でも人気のハリウッド映画、日本では遅れて公開される作品もアメリカでは最新作として公開されます。
アメリカのスポーツやエンターテインメントに興味ある方はアメリカはおすすめできる国です。
日本ではテレビやビデオでしか見れない世界のスーパースターのパーフォーマンスを生で体験できる国です。
アメリカンドリームの現実は厳しい?ネガティブな側面をみておこう
さて、夢の国のように感じるアメリカ、多くのアメリカ人の生活は楽でないのは確かです。
シリアやイラクで戦乱を逃れてきた人、中南米の貧困を逃れてきた人からすれば、アメリカは仕事と生活の安定が得られる夢の国です。
しかし、ある意味では、アメリカ以上に豊かな日本から移住するメリットがあるのか?と考えて見る必要はあります。
広い住居や車の自由を楽しめるアメリカ、その反面、多くのアメリカ人はローンに追われ、住居や車が差し押さえられているのも事実です。
子供の教育費も、家計を圧迫し、学生ローンを返済できない学生が多く、社会問題化しています。
年金、医療ら社会福祉の発達した日本、世界でも長寿国として知られています。
アメリカには、国民すべてへの健康保険という考えは、オバマ大統領時代にスタートしましたが、多くの批判があり、政治問題化しています。
定年制のある日本と違い、60歳過ぎても働く多くのアメリカ人がいます。
犯罪が少なくテロと無縁の日本です。
アメリカは銃による犯罪が多く、殺人などの犯罪は日本より多いです。
アメリカ国民はテロを常に警戒しています。長年慣れ親しんだ日本的な生活を諦める覚悟も必要です。
アメリカ人は風呂に入らずシャワーですませます。
また、アメリカの大都市では、日本食が買えるスーパーがあるとはいえ、多くの街ではそれも無理です。
華々しく、アメリカで活躍する野球選手、その一方でアメリカで成功できなかった選手もいます。
アメリカは厳しい競争社会でもあります。
また、離婚率も高く、アメリカ人と結婚しても、数年で離婚する、日本人もいます。
アメリカはチャンスの国、努力が報われる国
ネガティブな側面もあるとはいえ、アメリカは今でも、自由を愛する、誰にでもチャンスのある国です。
そして、アメリカには日本にはない良さがあることも確かです。
- 自らの日本での生活・仕事に満足行かない方
- アメリカ人と交際中で、アメリカ移住を考えている方
- 自分の考えや新しいテクノロジーでビジネスを始めたい方
- アメフト、野球など、アメリカ文化が少な方
アメリカ移住を考えてみてはいかがでしょうか?
アメリカは大きな国です。
物価、気候、文化なども、ニューヨークとハワイでは大きく異なります。
ご自身でご希望の土地などをインターネットで移住前に調べてみることが必要です。ヴィザや仕事の情報などもも今ではインターネットで調べられる時代です。
アメリカは開放された国です、努力する人間には素晴らしい成果を与えてくれます。
多くの人がアメリカに移住し、素晴らしい人生を送れることを願っています。
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