旦那さんがアメリカ人で日本勤務だった中、ニューメキシコ州アルバカーキの勤務になったため移住。
主婦と子育てがメインなので、たまに翻訳業などをしている在住歴3年半のsharonさんに移住ストーリーをインタビューしました。
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アルバカーキってどんなところ?
基本的には砂漠の世界です。
ネイティブアメリカンがすごく多い地域で、その居住地域でもあります。一般の人は、ほとんど入れない地域になります。
例えば、警察でも一般の警察ではなく、その居住地域専門のネイティブアメリカの警察官がいますので、かなり変わっています。
私はすごい好きですが、家も普通のアメリカンハウスではなくて、赤っぽい土で作った家です。
あとは、ちょっとかわった動物が多いです。例えば、コヨーテ、けっこう大きいトカゲ、ロードランナーという飛べない鳥がいます。うさぎ、スカンク、変わった動物が多くて、びっくりしました。
私が住んでいるところは、そうでもないですが、とりあえず砂漠です(笑)
標高が高いので、ランニングしても、酸欠になりやすいので、アスリートはこちらでトレーニングしたりします。
州都はサンタフェになりますが、アルバカーキも田舎ではないので、ネイティブアメリカンに関してはいろんなストリートやお店、オブジェがあります。
ネイティブアメリカンの歴史についてもあります。
アルバカーキの治安は?
正直にいっていいですか?
治安はかなりよくないですね、全米でワースト2位とか。(笑)
実際住んでみて、しょっちゅう事件、殺人とか、まず、ニューメキシコって他の州に比べて、貧富の差が大きいんです。
私の主人も、家のなかのバイクを盗まれたりだとか、窃盗なども多いです。
あとは、ホームレスの人も道端にけっこう立っています。
治安は、すごいよくないです(笑)
アドバイスするとしたら、ウォールマートとかいくときに、あまり高価なものは身につけていかないほうがよく、私はそうしています。
ニューメキシコという地域でびっくりしたことは?
車検がない!
西側のアルバカーキという地域は、家もお金のある人が住むエリアなんですが、北西のアルバカーキ、空港の近く・ニューメキシコという地域は車の車検がないので、車がひどいです。
窓がなかったり、バンパーがない車が平気で走っているんです。最初来た時は、かなりショックで、びっくりしました。
主人はワシントン出身なので、ワシントンは車検があるので、びっくりしていました。
いきなりヒョウが降る天気!
あとは、天候の面です。
砂漠地なので、天気がすごい変わりやすいんです。
夏、天気なのに、いきなりヒョウが降ってきたり、あとは砂嵐のように風が吹いたりと、そういうのもびっくりしました。
ちょっところころと天気が変わりますね。
怖い山火事
ニューメキシコで一番危険なのは、山火事なんですね。
乾燥しているので、山火事は危険なので、避難が必要なときもあります。
燃えると一瞬で移っていくので。
観光地としてのホワイトサンズ
砂漠なんですが、砂が真っ白です。
これは世界遺産的なものなので、日本でもテレビで放映されたり、すごく有名です。
また、アルバカーキで年に1度あるバルーンフィエスタという熱気球のイベントが10月に1週間くらいあります。
いろんな形の熱気球、出店、ライブミュージックがあって、とても有名です。
アルバカーキでの出産について
出産は私は無痛分娩を選んだんですが、日本だとあまり一般的ではないと思いますが、こちらでは、ほとんどの人が無痛分娩でやっています。
日本との大きな違いは、陣痛からお産まで、すべて同じ部屋で行われます。
その後、赤ちゃんも親と同じ部屋にいます。これは日本とは違うかな、と思います。
日本とは違って、エコーはあまり撮ってもらえないんです。
何か問題があったときは、とってくれるんですが、普段は撮ってもらえないので、寂しいです。(1〜2回だけ)
ちょっと日本人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
補助について
一般の方はわからないですが、主人の場合は、国の関係の仕事をやっていますので、その保険にはっているので、私は保険ですべてまかなえました。
病院での予約は大変
これは皆同じかもしれませんが、アメリカの病院での予約をとるのは大変です。
例えば、どんな病気でも、日本だったらすぐにいけますが、こちらだとERしかないのです。
病院に行く場合は、1週間〜2週間後になる予約をとってからいくしかありません。
しかも、緊急でERにいっても、専門ではないので、痛み止めとかを処方されるだけのことが多い。
待ち時間も2〜3時間待たされるので、アメリカの医療システムは大変です。
また、出産しても、最低2〜3日で退院になるし、二人目だと、24時間で帰されたりとか、その点は欠点かな、と思います。
医療体制はかなり違うので、覚悟したほうがよいと思います。
予想を超えた困難!グリーンカードの取得について
これは伝えたいです、大変だったので(笑)
私たちは、グリーンカード取得を自分たちでやったのですが、ビザの管理局が自分達の書類をなくしたりとか、他の同姓同名の人間に、メールアドレスは違うのに、情報を漏らしたりとか。
また、私の誕生日を変えられたのかわからないですが、管理局に問い合わせしたら、誕生日が違うということで18ヶ月間繋いでもらえなかったりしました。
お金も言われた通りに、支払ったのに、800ドルくらい全部パーになりました。
結局、25万円を使って、弁護士を雇いました。ビザの問題で不法滞在になってしまうから。。
普通に結婚して、ビザをとるだけでこれだけ大変でしたから、私は弁護士を雇うことをお勧めします。
ちょっとお金はかかりますが、弁護士を雇ってから、たったの4ヶ月で取得できました。
入国管理局のグリーンカードの面接にいったときも、面接した内容も、結婚2年目半だし、子供も二人いるし、じゃあ10年ね。
と、えっ?ていうくらいスムーズにいったんです。
普通であれば、結婚した経歴とか全部見せないといけないのに、私の場合は、どこ出身なの?とか、子供かねいいね、とかたわいもない話をして終わって、
すごい頭にきました。笑
ただ、これがメキシコ人とかだとまた違うと思いますが。
入国管理局は、本当にあいまいなので、ビザはきちっと弁護士に頼んでやったほうが一番ベストです。
弁護士は?
私の場合は、私が探して、たまたまニューメキシコの免許をもっていたので、その方に頼みました。
日系の人に頼んだほうがよいと思います。
取得まで、4ヶ月でぴったり終わりました。
だから、私の友達でも、グリーンカードを取得している方はみんな苦労しているので、みんなで話をしたときは、やはり絶対弁護士だよねって話をしています。
(結婚して2年未満だと、テンポラリーで2年間のグリーンカードしかもらえません。)
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他国にいるから分かる日本の良さ
日本から離れれば離れるほど、日本の良さに気がつきます。
そういう点で、日本はどこに出かけても、安全だし、サービスもよいし、日本て素晴らしい国だな、と思います。
困難を乗り越えるために
文化の違い、ビザの問題、治安の問題、
精神的に苦しいときはたくさんありましたが、
日本の実家、友達とLine電話で愚痴ったりと、思い切り話しました。
あとは、旦那にも支えられたりとか。
一人で抱え込まないほうがよいです。
今まで一番驚かれたこと
悪い意味では、やはりホームレスです。
街角やハイウェイなどで、看板持って、ドアのノックしてきます。
普通にウォールマートで買い物をしていたら「犬を餌を買いたいのでお金をください」と聞かれるんです。
最初は、すごいびっくりしました。そういう人がたくさんいます。
そういう方は、誰かの行為が嬉しいんですね。若い人でも、仕事しないで、ホームレスをしている人は多いです。
日本と違って、こちらのホームレスは格好が綺麗です。
ただ、仕事をしたくない、だらしない人々です。仕事したら?といつも思います。
これからニューメキシコへ渡航される方へ
安全なところに住むこと、夜道は絶対に歩かないこと、が大事です。
あと、サンタフェとホワイトサンズには、絶対に行って欲しいです。エキゾチックな砂漠とか、ネイティブアメリカンの住居とか、すごい綺麗です。
食べ物は、メキシカン料理にニューメキシコ風に、グリーンチリ(青唐辛子)が有名で、なんでもグリーンチリとレッドチリが入っています。
こういった料理はすごくおいしいです。
きたときは、ニューメキシコの料理を堪能してほしいと思います。
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