チュニジアの1ヶ月の生活費は?物価事情を解説

チュニジアの1ヶ月の生活費は?物価事情を解説

チュニジアの生活費は、1ヶ月で6万円から14万円程度かかります。(内訳は下部に記載)

首都圏でも外国人が多く住む地域は家賃や物価の相場も高めです。

電気やガスも、エアコンやセントラルヒーティングを使うと大きな額になってしまいます。

チュニジアは2020年あたりから物価の変動が激しく、牛乳や砂糖、バターなど必需品の欠品が起こるなど住みにくさを感じるときも増えました。

ただ、総体的には日本よりかなり生活費を抑えられるのは間違いありません。

野菜が安く食費は節約しやすいですし、衣類もぐんと安く購入する方法があります。

この記事では、チュニジアで暮らす場合の1ヶ月の生活費の目安と、物価について解説していきます。

※1チュニジアンディナール(TND)=42円として算出しています。

チュニジアの月収はどれくらい?

チュニジアの月収は、サラリーレポートのサイトでは低い平均なら約40,000円、高い平均で17万円程度と書かれています。

しかし実感としてはもっと低い月給で勤務している方が多いです。

オフィスワークや医療事務では、低いほうの平均の半額以下の給料設定のところも少なくありません。

日本から駐在員として来る場合と、現地採用ではかなり違いがあるといえるでしょう。

近年は物価の上昇もあり、チュニジアでは夫婦共働きがほぼ必須といえます。

またダブルワークや、手持ちの土地や住居を貸す方法で副収入を得ている人も多いです。

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チュニジアの平均的な家賃~首都圏とそれ以外

チュニジアの家賃は、地域差が大変大きいです。

いわゆる高級住宅街であるカルタージュ(カルタゴ)、ラックと呼ばれる地域では2LDKほどで8万円から10万円程度です。

一般的な住宅街であれば、同様の広さでも2万円から3万円ほどで見つかるでしょう。

おすすめの物件検索サイト(英語あり)https://www.mubawab.tn/en/sc/rooms-for-rent

チュニジアは車で通勤や通学する人も多いため、駅までの距離よりも街の雰囲気で家賃が高くなることもあります。

駅から遠いから安いかもと考えず、街の平均的な価格をチェックしましょう。

一軒家、マンションなど様々な住居形態が見つかります。

またソファやテーブル、ベッドなど主要な家具がついている部屋もあり、その場合はすぐに住めますが、家賃は高くなります。

住居関連で必要な家具や電化製品の平均価格

住むところが決まったら、家具や家電が必要になりますね。

家具や家電は専門店や、カルフールやマガザンジェネラルなどのスーパーで購入できます。

また、家具は大工さんにオーダーして、ちょうどよい大きさや形のものを作ってもらう方法もあります。

家電は韓国製のLGやサムスン、フランス製のモリネックスが高級品で、トルコ製が中ぐらいのレベル、チュニジアブランドのものは少し安めです。

TVならチュニジアブランドなら3万円程度でもありますが、サムスンやLGでは倍近くほどの差が出ることも。

家電と電化製品の専門店のサイトhttps://www.nablielectrosat.com/

たくさんの地域に店舗があり、直接行くと日本の大手家電ショップのように値引きも頼めます。

キッチンや風呂で必要になるものはスーパーで購入しましょう。

スーパーはカルフールやモノプリのようにフランス資本のところ、マガザンジェネラルやアジーザといったチュニジア独自のところがあります。

日本のような百均はないため、安く良いクオリティのキッチングッズは期待できません。

食器も日本の価格×2くらいで予測しておくほうがよいです。

シャンプーなら250mlサイズで300円から500円ほど、フランスブランドのものならさらに価格は上がります。

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ライフライン(電気・ガス、水道等)のコストは?

生活するうえで必須になるライフラインは、コストが重要ですね。

電気&ガス

チュニジアでは、電気とガスは合算で3ヶ月分まとめて請求書が届きます。

夏場は50℃近くにもなるためエアコンは必須で、電気&ガス代は3,000円ほどになります。

エアコンを使わなくてよい時期なら1,500円程度で収まります。

チュニジアは冬場も一部の地域を除いて零下になることはありませんが、石造りの家が大変冷えるため、暖房は必要です。

家によってセントラルヒーティングが設置されており、ガスで水を温めるためガス代が高くなります。

その際も電気&ガス代で3,000円から4,000円ほどでしょう。

水道

水道代は家族の人数にもよりますが、1,000円から2,000円ほどでしょう。

水道管が壊れたり、水回りの設置がきちんとしていなかったりして、どこかから水漏れしている家も多いです。

水道料金はいつも確認しましょう。

インターネット

住居にモデムを設置する場合には、月額2,000円程度から可能です。

電話回線を引く場合には費用が別途かかります。

また電話会社ではモバイルWi-Fiやネット接続できるUSBなど、豊富な商品を取り扱っているので一度店舗で確認してみましょう。

スマートフォンは最初にSIMカードを購入します。SIMカードは200円程度で、すぐに通話できるようになります。

通話料金や、インターネット接続代はプリペイドカードを購入して支払いますが、電話会社に依頼すると月額支払いもできます。

プリペイドカードで140円ほど入金すると、750メガバイトを1週間期限で使えます。

プリペイドカードは、どこにでもあるコンビニのような雑貨屋や、スーパーなどで買えます。

チュニジアの食料品の物価

チュニジアは野菜や果物が大変安く新鮮です。

肉類は鶏肉、牛肉、羊肉をよく食べ、価格も手頃で新鮮なものが手に入りやすいです。

魚は海の近くでなければ習慣として食べない地域もありますが、価格はさほど高くありません。

食料品の価格

パン(バゲット) 200ミリーム(8.4円)
水2リットル 900ミリーム(37.8円)
牛乳1リットル 1ディナール350ミリーム(56.7円)
鶏肉1㎏ 8ディナール~13ディナール(336円~546円)
牛肉1㎏ 20ディナール~23ディナール(840円~966円)
イワシ1㎏ 3ディナール~5ディナール(126円~210円)
トマト1㎏ 1ディナール~2ディナール(42円~84円)
果物1㎏ 1ディナール~(42円~)
リコッタチーズ100g 800ミリーム(33.6円)

 

パンやパスタなど主食にあたるものは政府の補助があるため、大変低価格です。

野菜や果物は量り売りですが、少量での購入もできます。

日本食材の購入は難しい

日本食材の購入はかなり難しいです。

首都チュニスにアジア食材全般を扱っているところは数軒あります。

ただ、中国や韓国の食材も多いため醤油、豆腐など限定的なものしか見つからないときも。

チュニジアでは日本米がなかなか見つかりません。

スーパーで売っているお米はタイ米やバスマティライスが中心です。

白いお米もありますが、日本のもののようにくっつかないのでおにぎりには不向きです。

アジア食材店で見つけたら多めに買っておきましょう。

外食したら?

高級レストランなら一人当たりの予算が4,000円以上のところも少なくありません。

しかし、気軽なレストランなら1,000円以下でも十分満足できます。

日本食レストランは少なく、お寿司屋さんは増えつつありますが日本のお寿司ではなくチュニジア独自のものと考えておきましょう。

ラーメンを置いてあるところも一杯800円ほどなので、他のレストランより相場は高めです。

外資のファーストフードはケンタッキーフライドチキンしかなく、バーガーとポテトとドリンクのセットで500円ほどです。

ガソリン代や交通費

交通費は、公共交通機関なら大変安価です。

首都圏を移動する路面電車(メトロという名称)は、20分ほどの距離なら20円、さらに遠くても40円ほどでバスも同様の料金設定です。

タクシーは2022年12月から料金が上がり、初乗り40円、20分乗ると300円程度です。

Boltというタクシーをアプリで呼ぶシステムは、通常料金の3倍ほどになります。

チュニジアは車社会といってもよく、通勤や通学は車に乗る人も多いです。

ガソリン代は最近価格が高騰したり、ガソリンスタンドがストライキをしたりと購入が難しい時もあります。

移動距離や燃費にも左右されますが、月に4,000円から8,000円ほどかかるでしょう。

衣類にかかる費用

フランス資本のブティックや、ZARAやH&Mのようなファストファッション、トルコブランドやチュニジアブランドなどがあります。

ZARAは高級で、日本円での価格がそのままチュニジアンディナールに換算されている価格帯です。

チュニジアブランドなら、ジーンズが3,000円、Tシャツが1,500円程度でさほど品質も悪くありません。

被服費をぐんと抑える方法があります。

それはフリップと呼ばれる古着市です。

古着に抵抗がある方もいますが、新古品、ブランド品が見つかることも多く、全身揃えても2,000円もあれば十分でしょう。

娯楽にかかる費用

娯楽は人によって楽しみ方に違いが大きいです。

ゴルフや車関係を趣味にしたり、休みごとにホテルに長期滞在したりする人もいて、施設もそろっています。

娯楽にお金をかけて数万円を1シーズンで使う人がいる一方で、ピクニックや近場の海での海水浴など費用は数千円以内で済ませる人もいます。

まとめ

チュニジアは生活費をかけようと思えば住居や趣味、衣服でも高品質で高価なものを揃えられます。

ただ、費用を半額以下に抑える方法もあるため、生活しやすいのは間違いありません。

特に食事は肉、野菜いずれも安いので自炊すれば費用を抑えられます。

外食やテイクアウトでもあまり高くないので充実した食生活を送れるでしょう。

節約パターンと通常パターンを単身と家族2人で算出してみました。

単身で生活する場合

項目 通常の場合 節約した場合
家賃 9万円 2万5000円
光熱費+インターネット 11,000円 6,500円
食費 10,000円 7,500円
外食費 16,000円 4,000円
ガソリン代 8,000円 4,000円
洋服代 10,000円 5,000円
娯楽費 10,000円 2,000円
合計 155,000円 54,000円

家族(夫婦2人)で生活する場合

項目 通常の場合 節約した場合
家賃 10万円 3万円
光熱費+インターネット 13,000円 8,000円
食費 18,000円 13,000円
外食費 32,000円 8,000円
ガソリン代 8,000円 4,000円
洋服代 20,000円 10,000円
娯楽費 20,000円 3,000円
合計 211,000円 76,000円

チュニジアでは一人暮らしの人は大変少なく、家族単位での生活が多いです。

そのため、広い部屋を借りても狭い部屋を借りても家賃に大きな違いがありません。

食費も食材をまとめて買うほうが経済的ですね。

チュニジアの生活費は家族が多くても激増しない点が大きな特徴といえるでしょう。

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