ルーマニアの物価事情を詳しく解説。1ヶ月の生活費はいくら必要?

海外に生活する前に知っておきたいことの1つに現地の物価のことがあります。

「ルーマニアでは、どんなものがどんなところでいくらで売られていられるのか」をお話する前に、現地のお金、通貨のことからお伝えします。

・ルーマニアの通貨

ルーマニアの通貨はRONあるいはLeiと表示されます

町のスーパーマーケットなどでは、Leiと表示されています。LeiはLeuの複数形です。

補助通貨はBaniですが、BaniはBanの複数形となります。

ルーマニアは2007年からEUの加盟国ではありますが、通貨はまだRONのままです。現在、2019年のユーロ導入を目標にしているところです。

1RONは約29円です。(2018年2月時点)

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現地滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去のルーマニアの記事一覧

ルーマニアの平均月収はどのくらい

まず、物価情報の前に、ルーマニア人の収入について触れておきたいと思います。

ルーマニアは日本と同じように月収で提示されます。

ルーマニア国民の平均収入は税抜で月2,100ロン、最低賃金でも1,065ロン、ということになっています。

一方、外国人の「エクスパット」と呼ばれる移住者の人々は2,000ロン~というデータがあります

これは、企業の派遣駐在員の報酬としては必ずしも等しいものとは思えませんが、目安として明記しておきます。

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ルーマニアの賃貸物件と家賃相場を知ろう

ブカレスト市内で外国人が住宅を探すとなると、仲介人が英語を話す不動産業者を使うことになります。

ルーマニアでは英語で交渉となると、どんな場合にも割増し料金になります

要するに、外国人価格になるわけです。

賃貸料も、ローカルのものより少し高めに設定してあるように思います。

もし、どうしても家賃を抑えたいと思うなら、不動産屋さんとの間にルーマニア人を入れて交渉してみるのもよいと思います

ただし、大家さんも不動産屋さんも英語ができないとなると、入居後のトラブルなどのときに、対応が難しくなることは確実だと思いますので、そこは、よくお考えになって決断する方が良いと思います。

ここで、注意しておきたいのが支払いの通貨です。

ルーマニアでは、不動産や自動車などの比較的高額な支払い時には、ユーロでと要求されます

賃貸契約の際も、ユーロで支払います。

もし、エリアが良く駅から近くて静かな場所に住もうとすなら、

  • 2ベッド1レセプション2バスルームでも、1,500~2,000ユーロぐらいの予算

が必要です。

広さは平均85平米ほどで、間取りにもよりますが、収納のことを考えれば100平米ぐらいは欲しいです。

物件の状態はさまざまで、新しく購入したばかりのように綺麗なものもあれば、家具やカーテンなどがかなり古いままのようなところもあります。

時間が許すのであれば、予算のレンジを広げてみて、予算より安めの家賃の物件から少し高めのものまで見てみるのもよいかもしれません。

エリアによって、物件のタイプもかなり違ってくるので、2つぐらいのエリアを選んでみて比べてみるのもよい考えです。

賃貸物件の探し方

まずインターネットサイトで不動業者を探し、見たい物件があればアポをとってください。

もし、これというものが見当たらなくても、希望条件を書き込んでみましょう。

サイトにアップしていないものがたくさんあります。あちらから、すぐに連絡してきます。

アポをとったら、1度に2、3件まとめて見せてもらった方がといいと思います。1社だけではなく、数社にアクセスしてみて、たくさん見せてくれるという会社を中心に探すと早いです。

不動産屋さんは、最初、どんな物件であろうと1,500ユーロなどと言ってきますが、基本的に交渉は可能ですので、じっくりネゴしてみることをお薦めします

もし、滞在が長くなる予定なら、2年以上の長期契約を条件にして交渉すると有利になるようです。

筆者は、最初から2年以上の滞在予定にはなっていませんでしたが、最終的にはだいぶ下げてもらいました。

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公共料金はどのくらいかかるか

ルーマニアでは、暖房費や水道代などを同じブロックの居住者とシェアすることがあります

  • ビル全世帯で等分に割って支払うもの(ビル内の暖房費や電気代など)
  • 各部屋にメーターがついていて、その使用料に基づいて支払うもの

があります。

私が住んでいたアパートメントにはビル内に管理事務所があって、ビル内外のメンテナンス全般やセキュリティ、公共料金の支払いはまとめてやってくれていました。

下記が我が家の最安値シーズンと最高値シーズンの料金です。おそらく、これだけの予算を組んでいれば、少し大きめのアパートメントに契約したとしても大丈夫だと思います。(通貨はRONです)

2016年8月請求分 2017年1月請求分 平均値
水道代 29.87 35.82 32.85
館内給湯 44.22 49.37 46.80
館内暖房■ 401.44 200.72
館内照明メンテナンス 7.35 20.37 13.86
エレベーター管理費 19.34 20.44 19.89
事務管理費 489.48 489.48 489.48
敷地内提案(スプリンクラー等) 11.25 3.87 7.56
自宅電気代 212.97 135.12 174.05
ブロック内電気代(エアコン等) 83.46 83.46
ガレージ、修理費、その他 62.78 28.05 45.42
TOTAL 960.71 1,183.95 1,072.33

 

ブカレストの食料物価と事情

では次に、ブカレストでの食料品事情をお話ししましょう。

ブカレストにはそちらこちらにマーケット(市場)があって、ルーマニアの人達はそこで野菜や魚、肉などを安価に調達しています。

私も最初のころにローカルマーケットに数回行ってみました。

確かに新鮮なローカル野菜はあるのですが、どうみても野菜の種類が少なく、そのうえ、そのマーケットには野菜しか買えるものがなかったことが問題でした。

自宅からスーパーマーケットの方角とマーケットの方角も逆方向だったので、結局マーケットには行かなくなりました。

ブカレストに在住中、私は「メガ・イマージュ」というスーパーマーケットで主な食料品などを調達していました。

さて、どんなものがどの程度の値段で売っているのか、ちょっと検証してみましょう。

品目 物価(単位はレイ)
ルーマニア産米(Orez rotund1Kg) 7.12
スパゲッティ(1袋) 3.04
豚肉(バラ肉1kg) 19.99
鶏肉(胸肉750g) 14.99
牛肉(ひき肉1kg) 13.99
ステーキ(500g) 30
卵 (Lサイズ6個) 4.99
ジャガイモ(1kg) 1.29
ニンジン(1kg) 2.99
玉ねぎ(1Kg) 1.59
パプリカ(1個) 7
セロリ(1株) 4
ブロッコリ 5
レタス 4.59
トマト(500g) 4.5
キュウリ(500g) 6
キャベツ 2.18
長ネギ(1束) 3
しいたけ(500g) 6.5
生姜(1パック) 3.99
にんにく(2個) 5.99
リンゴ(1Kg) 6.99
バナナ(1Kg) 5.99
オレンジ(1Kg) 2.99
マヨネーズ 5.3
トマト缶 4.29

 

・お米について

ルーマニアのお米はリゾット用が多く比較的日本米に近いので、日本米がないときにも代用できて便利です。

日本米よりも軽く、あまりお腹にどっしりとこないので、お米が苦手なお子さんなどには喜ばれるかもしれません。

スーパーマーケットの棚にはたくさんの種類のお米があるのですが、上に書いた「Orez rotund」という銘柄が、一番日本米に近いということです。

我が家でも、これを食べていました。

日本米が高いので、ルーマニア産のお米と日本米を交互に焚いて食べていました。

・野菜について

野菜は、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、キャベツなどの基本的な野菜は安価ですが、セロリ、フェネル、アヴォカドといった外国の野菜は比較的高いです。

生姜、にんにく、しいたけなども、ルーマニアでは、あまりなじみがないのか、高価です。

・フルーツ類について

フルーツ類はルーマニアの気候や保存状態が理由なのか、新鮮なものがなくて、しかもあまりおいしいとも言えないので、我が家では買うのをやめました。

では、日本の食料品はどうでしょう。ご想像通り、けっして安いとはいえないです。

つまり、これらもすべて西ヨーロッパや日本から輸入しているので、ルーマニアでも西ヨーロッパ価格で販売されているのです。

ものによっては、ロンドンよりも高い場合があったりして、ちょっと驚きました。

最近、お店が市内センターから北部に移ってきて、日本食の食材が簡単に手に入るようになったので、さぞかし日本人の家族には喜ばしいこだと想像しています。

ただし、ここで覚えておきたいのは、日本食料品店は通常、日本価格の2倍ぐらいの価格で商品を販売しています

商品よっては、最近はアメリカやヨーロッパで生産しているものもあるので、多少、以前よりはお安くなったものもあります。

主な食品の価格は、次のような感じになっていますので参考になさってください。

品目 物価(単位はLei)
日本米(スペイン産)(1Kg) 24.45
しょうゆ(150ml) 16.8
豆腐(ロングライフ) 13.5
乾燥わかめ 18.9
のり(10枚入) 16.75
納豆(4/パック) 18

 

ご覧になって、驚かれた方も多いことと思います。

やはり、日本食は、ヨーロッパで今でも非常に貴重品で高価なものだということなのです。

韓国製品や中国製品で代用がきくものもありますが、日本食料品は、やはり日本からご家族に送っていただくのが一番の得策です。

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飲料の物価 〜ブカレストはのどが渇く〜

空気が乾燥したブカレストでは、のどが渇きます。常に冷蔵庫に飲み物をキープしておきます

ルーマニア人はあまりアルコールを飲む人達ではないので、日常よくペプシや7UPなどのソフトドリンクを飲んでいる姿を目にすることでしょう。

では、ブカレストで、飲み物類はどのくらいするのか書き出してみます。

・ワイン

ワイン(国産、輸入品ともに):20Lei~

ルーマニアでは良質の国産ワインをたくさん生産しているのですが、価格の点では他のヨーロッパ諸国のワインとほとんど変わりません。

お好みで、いろいろお試しになるのもいいかと思います。

・ビール

国産ビール(330ml) 2.57Lei~。

有名な国産ビールは、

  • Usas(ウーサス)
  • Ciuc(チュック)
  • Timişoreana(ティミシュレアーナ)

などがおいしいと思います。

輸入ビール(330ml)2.89Lei~。

  • Heineken(ハイネケン)
  • Becks(ベックス)
  • Curlsberg(カールズバーグ)
  • Peroni(ペローニ)

など、ヨーロッパではお馴染みの外国産ビールもほとんど手に入ります。

ルーマニアでは酒税が低いので、安価でビールが買えます。暑い真夏には、ビールを一日に何本も飲んでしてしまうのは困ったものです。

・ソフトドリンク類

コカコーラ(2L)5.07Lei
ペプシコーラ(2L)5.84Lei
オレンジジュース(1L)5.49Lei
ミネラルウォーター(1.5L)2.46Lei

ブカレストの外食費の目安(2人分ドリンク含)

レストラン

ランチは、60~80レイぐらいの予算で、イタリアンなどのミドルレンジのレストランで食事することができます。

同じようなレストランで、ディナー(3コース)でも250~300レイあれば大丈夫です。

ローカルの人々が集まるような店でルーマニア料理を食すれば、約200レイぐらいでしょう。

逆に、和食レストランはミドルレンジよりだいたい2割高と考えればよいと思います。

やはり和食は高級レストランのイメージが強いです。和食が食べたくなったときは、比較的お安いランチタイムを利用するのもいい考えだと思います。

和食レストランは、土曜日にもランチメニューをやっています。

フードコート

フードコートなどは、ファストフードや屋台風のお店なので、安価に食事ができます。

屋台のような雰囲気で非常にカジュアルで大変便利ですが、ゆっくりと食事を楽しみたいときにはちゃんとしたレストランをお薦めします。

ショッピングセンターなどのフードコートフロアのお店には、ルーマニア料理、ソーセージ類の専門店、バーガーやステーキなどのグリル料理専門店、マクドナルド、KFC、サラダ専門店、レバノン料理、ベトナム料理などがあります。

予算は、ランチなら15~20レイぐらい、ドリンクをつけて20~25レイぐらいです。

カフェ

ブカレストの街並みには

「スターバックス」、「ブリオッシュ・ドレ」、「ポール」

といった外国のチェーン店の他に、さまざまなローカルのカフェが立ち並びます。

ルーマニアには、カフェとパン屋さんがあらゆるところにあります

コーヒーとデザート類は、どこのカフェに入ってもおいしいので、甘いものがお好きな方にはうれしいことです

ケーキ類は、スーパーマーケットのデザート売り場にもたくさんおいてあって、ルーマニア人のお菓子好きがうかがい知れます。

では、カフェのお値段はどうでしょうか。

  • コーヒー(エスプレッソ)9レイ
  • コーラ5.75レイ
  • レモネード10レイ
  • デザート類18レイ~

といった料金です。

ルーマニアの夏は非常に暑いので、よくフレッシュレモネードを飲みます。

通常、レモンだけではなく、他のフルーツも加えてバラエティをつけたレモネードが数種類、カフェのメニューに載っています。その日の気分でいろいろ試してみるといいと思います。

オレンジジュースよりもずっとさっぱりとしていて、猛暑日の昼間にはうれしいものです。

生活雑貨の物価

ブカレスト滞在中、生活用品の買い物は

  • 大手スーパーマーケット「メガ・イマージュ」
  • ドイツ系のドラッグストア「dm」

ですませていました。

他にも、ハイパーマーケット(巨大スーパーマーケット)があり、そこには十分過ぎるほど多数の商品がならび、日本の大型スーパーマーケットも顔負けでした。

残念ながら、ハイパーマーケットは、自宅から遠かったのでなかなか足を延ばすことができず、いつも自宅近くの小型スーパーマーケット

  • 「ジェミニ」
  • 「メガ・イマージュ」
  • 「dm」

にお世話になっていました。

「dm」はいわゆるドラッグストアですが、トイレタリーやサプリメント、化粧品や雑貨などがあるのに、なぜか薬品は売っていませんでした。

ルーマニアでは、薬品は薬局にしか売っていませんので、ドラッグストアとファーマシーは別ものだと認識しておいていただけるとよいと思います。

スーパーマーケットの品物の値段は、およそ他の西ヨーロッパ諸国と変わらないのですが、日本人のニーズに合うものが多数あるので、毎週出かけていました。

生活雑貨の値段は以前に住んでいたイギリスに比べても、全体的にそれほど安いものではありませんでした。

品目 物価(単位はLei)
歯磨きペースト 10.15
シャンプー・リンス各 19.99
トイレットペーパー(8個入) 11.07
石鹸 2.71
入浴剤 10.99
食器洗い洗剤 3.36
洗濯洗剤 22.99
柔軟仕上げ剤 15.19
キッチン用殺菌スプレー 10.71
トイレ用ブリーチ洗剤 8.93

ルーマニアの交通料金(バスや地下鉄、タクシー)

次に、交通費について紹介します。

ブカレストは首都ですが、インフラがまだまだ遅れているというのが現状です

まず、無事オトペニ空港に到着して地上に降り立ったとしても、そこから地下鉄などで迅速に市内に入れる交通機関はありません。

だいたいの旅行者は、空港からタクシーか迎えの車に乗り込んで市内に入ります。

ここで、ブカレスト市内のおもな交通機関の料金を書き出してみましょう

・バス、地下鉄

バスは1レイ(均一)、メトロ(地下鉄)にはシングルチケットがありません。

きっぷ1枚は往復券になっていて、きっぶは1日有効で1枚2レイです。

メトロのカルネ(回数券)は10回分で20レイ、トラベルカード1ヵ月分で70レイです。

・タクシー

タクシーは、流しのイエローキャブが街中で見られますが、通常、携帯アプリでタクシーを呼びます

こうするとタクシー会社にログが残るので、トラブルが避けられるということらしいです。

アプリなので、電話代がかからないため、レストランや出先で近くのホテルから気軽にタクシーを呼んでもらうことができるのは、便利だと思います。

イエローキャブは、基本料金が1.39レイ/kmからで、会社によって少しずつ違いますがおよそ同じような料金です。

市内を移動する場合、15から20レイぐらいが相場です。

夜中は、割増料金になりますが、ドライバーによっては通常の倍ぐらいの料金を言ってきて、こちらが了解すれば乗せてくれるというようなこともあります。

外国人の私たちは言葉がわからないので、よく料金を上乗せされることがあります。

特に、女性ひとりの場合は、その傾向があるようですので、イエローキャブを利用するときは、昼夜関係なくパートナーの男性と一緒のほうがよいということは間違いなさそうです。

外国人の場合、英語がわかるドライバーで、企業と契約しているタクシー会社を利用することが多いと思います。

私たちも、早朝や夜中フライトの際は、よく「Black Cab」という会社の車を使って空港まで送り迎えをお願いしました。

友人の来訪の際にも、使わせてもらいました。

サービスが丁寧だし、なにより英語のコミュニケーションができるので安心して利用できました。

基本料金は3.5レイと少々高めに設定されているのですが、とにかく安全なのでよく使わせてもらいました。

ちなみに、自宅から空港までは50レイぐらいでした。キャッシュで支払う場合は、端数を繰り上げて、チップにしてあげるとドライバーに喜ばれます。

ルーマニアの通信費について

電話

主人は、会社から支給されたルーマニアの携帯電話はを持っていましたが、私は、ルーマニアには知り合いもなく、家に固定電話があったし、まして自宅にいることが多かったので、現地では携帯電話を持ちませんでした。

携帯電話は、イギリスの物を持って行きましたので、緊急のときはそれを使っていました。

ルーマニアの携帯電話やインターネットの契約形態は、いろいろと種類があるようですが、トップアップ式で使った分だけ料金を支払うものなら、電話1分プリペイド契約で0.64レイでした

インターネット

ルーマニアのインターネットは速いという評判ですが、実際に使ってみても日本より早いかどうかはよくわからないです。

WiFiはあらゆるところに飛んでいるので、屋内外問わず、インターネット環境は日本より良いと思います。

インターネットの契約は、我が家の場合、大家さんの息子さんがインターネット関連会社を経営していたので、支払いが家賃と込みでした。

インターネットを個人的に契約する場合、大家さんに相談すると、何かしらのアドバイスをくれますので、ぜひ、物件を見に行ったときに大家さんに聞いておくことをお薦めします。

アパートメント全体で契約しているケースもあるので、思ったより格安プランにありつけるということもあります。

娯楽費とブカレストのレジャー

ブカレストでは、クラシックコンサートやロックコンサートはもちろん、さまざまなエンターテイメントが催されています。

夏はロックコンサートが盛んですし、オペラやオペレッタ、クラシックコンサートも日常的に行われています。

映画も人気のエンターテイメントです。

ルーマニアには新聞や情報誌が売っているニュースエージェントのようなものがないので、街中の広告をよく注意して見るようにしているとよいと思います。

ときどき意外な大物がやってくることがあります。そんなときは、広告を見たらすぐにチケットを予約しましょう。

ロンドンや東京のようにチケットの購入時の競争率が高いわけではなく、広告を見てすぐにインターネットのサイトで予約すれば、かなりいい席がとれる可能性大です。

ちなみに私が行ったQueenのコンサートチケットは346レイでした。

立ち席でしたが、最前列から3列目のあたりでとてもよく見えました。

ルーマニアは年間通して晴れの日が多いので、週末にテニスをしようとするならテニスコートを予約しましょう。

料金は、56.53レイで1時間コートを予約できます。

また、休日にはトランシルバニアなどの1日観光に行くのも楽しいです。

ジム、その他の物価

ブカレスト市内の移動はメトロでは行けないところが多いため、どうしても車で移動することが多くなる傾向があり、運動不足になりがちです。

そんなときはジムに入会するのもよいと思います。ブカレスト市内にはジムがたくさんあります。

ご主人の会社で契約しているジムに家族会員で入会して、日中はジムで汗を流す、というのはいいと思います。

慣れないブカレスト生活のストレス解消や、もしかしたら「ジム友」ができる可能性だってあります。

私の場合、土日と夜間専用会員でしたが、ジムの家族会員費は180レイでした

ブカレストの女性は、驚くほどおしゃれにお金をかけています。

街には美容室とネイルサロンとエステが一緒になったようなビューティサロンがたくさんあります。

ヘアカットやネイルケア、ボデイマッサージなどは、たいていのビューティサロンに行けばやってもらえます。

ヘアカットは240レイ、ネイルケアも100レイぐらいですし、バックマッサージ料金も80レイはします

ここで、誰しもが考えるのは、料金をみると決してお安くはないし、技術的に本当にうまいのかも疑わしいな、ということです。

そこで私からのアドバイスとしては、海外のヘアドレッサーに初めて髪を切ってもらうときは、まず、うまい人を知っている現地の誰かに紹介してもらって、それから予約を入れた方がいいと思うのです。

私の経験上、飛び込みで店に入って切ってもらうのは、ちょっとリスクが高すぎると思います。

ブカレストお買い得品はあるか

高い、高いのブカレストでも、お買い得なものだってあるのです。

・コンサート代

まず、ルーマニアでのコンサートはロンドンの30%ぐらい安かったです

コンサート会場が広くないのでアーティストがよく見えることと、チケット購入時の競争率が高くないことが割安感を増します。

・服のリメイク

次に、衣服のリメイクやジャケットの袖、ズボンのウエスト、すそ上げなどのお直し代はだいたいロンドンの20%オフでした。

仕上げも丁寧で、これにも割安感があります。時計の電池取替えはイギリスの半額ぐらいでした。

・洗剤やトイレタリー類

洗剤類やトイレタリーなどは西ヨーロッパ製品がほとんどなので高いのですが、ルーマニア国産の製品ならヨーロッパのブランド製品の半額ぐらいで買えます。

ポケットティシューは破格の1レイでした。

・掃除代金

ブカレストは、空気が乾燥していて家の中が埃っぽくなるため、2週間に1度の室内清掃をお願いしていました。

3時間もかけて、じっくり隅々までお掃除してくれました。

1回50レイで、いつもキャッシュでお支払していました

・化粧品

ルーマニアのスキンケアで有名なGirovitalというブランドがあります。

日本や台湾、韓国などから来た観光客が、おみやげに買うもの人気ナンバーワンの化粧品です。

日本で12,000円ぐらいするクリームがたった激安38レイ(約1,100円)で買えるのです。

スーツケースに10個以上入れて帰った出張者もいました。

ルーマニアの物価と1ヶ月の生活費まとめ

最後に、我が家の21か月間のブカレスト生活の平均を出してみると、だいたい下のようなものになるようです。

こうして振り返ってみると、高熱費、交通費、外食費などは、イギリスに比べればかなり安いと言えるものの、その他は特にそれほど安くないことがわかります。

1ユーロを、130円で計算。

項目 ユーロ/月 円/月
食費 380 49,400
光熱費(管理費含) 1,108.70 144,131
家賃 1,200 156,000
娯楽 250 32,500
交通費 25 3,250
ヘアカット、トイレタリー 167.5 21,775
ジム、その他 42.5 5,525
合計 3,173.70 412,581

 

ルーマニアの平均的なアパートメント(85平米)で、電気代、セントラルヒーティング、水道代、ゴミ収集などの経費は、およそ389ユーロだという情報もありますが、自分の経験からみて、これはあくまで平均値なので、ブカレストという都市で実際に日本人がする生活としては、かなり低い見積りなのではないかと考えます。

もし、駐在員でいかれる場合は、自国を離れて外国に住み言葉も通じないために、さまざまな場面で余分な支出を余儀なくされることが多いです。

その点も考えて予算を組まなければならないので、どうしても自国にいたときと同じようにはいかないものです。

しかし、それはいた仕方がないことなのだろうと考えます。

ルーマニア・ブカレストの物価情報を参考にしていただき、現地生活をイメージしてくだされば嬉しいです。

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