ルーマニアではどういう家庭料理や伝統料理が食べられているかご存知ですか?
ルーマニアの食べ物は日本人の口に合いとてもおいしいです。
ここではルーマニア在住者がルーマニアの家庭料理や伝統料理などを詳しくご紹介します。
ルーマニア人の主食は?
ルーマニア人の主食は主にパンとプレッツェルです。
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パンやプレッツェルはルーマニアでは神聖な食べ物とされています。
なぜこれらが神聖な食べ物なのか?
・パン
(パン)という単語はルーマニアのことわざや、祈りの言葉にさえ使われる神聖な食べ物です。
また、ルーマニアではパンを腐らすと悪い災いが降りかかると信じている方が多いので、パンを食べきれなかったら捨てずに鳩などの動物にあげる方が多いです。
・プレッツェル
ルーマニアのプレッツェルもドイツに負けずおいしく神聖な食べ物です。
結婚式でプレッツェルを引きちぎると(幸福と富を持つ)という意味になり、葬式の際にプレッツェルを引きちぎると(死者が死後の世界で食べられる)と言う意味があるため、神聖な食べ物として主食とされています。
ルーマニア人の1日の食生活はどんな感じ?
ルーマニア人は基本的に日本人と同じ1日3食です。
ルーマニアでは大半の人が、昼食と夕食の後にマフィンなどのデザートを食べる人も多くいます。そこで、主なルーマニア人の食生活をご紹介します。
・朝食
主に朝食ではパン屋でプレッツェルやコーヒーなどを購入して公園などで食べる方がとても多いです。また、朝からワッフルやハンバーガーを食べる方も多くいます。
・昼食
昼食では自宅で調理したお弁当を持参し、朝食と同じようにパン屋でプレッツェルやコーヒーを購入する方が多いです。また、お弁当を持参していない人は、平日のお昼からケバブやピザを丸ごと一枚食べる方も多くいます。
・夕食
夕食は自宅で料理する人が大半で、豚肉などを調理してパンやプレッツェルと一緒に食べる方が多いです。また、ルーマニア人はワインやビールが大好きなので、夕食の際には必ずワインやビールを飲む人が大半です。
日本人の口にも合うルーマニアの伝統料理
まず初めにルーマニアの古き伝統料理は Mămăliga(マーマリガ)です。
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マーマリガは茹でたトウモロコシと塩で作られたルーマニアでもっとも古い伝統料理の1つです。
現在でも多くの家庭ではマーマリガを作っている家庭が多いです。
・Mici(ミチ)
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ルーマニアの伝統料理でとても有名なのがMici(ミチ)です。ミチは豚肉、牛肉、たまに羊の肉を混ぜたハンバーグのような食べ物です。また、海外のミュージシャンも(ルーマニアに来たらまずミチを食べる)と発言ほど有名な伝統料理です。
・Cozonac(コゾナック)
またCozonac(コゾナック)もルーマニアの伝統料理の1つです。コゾナックは菓子パンのような甘いパンです。
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コゾナックは1800年頃にルーマニアの本に登場してから、喜びと暖かさのシンボルとして毎年クリスマスの時に食べられます。
・Sarmale(サルマーレ)
Sarmale(サルマーレ)はトルコから来たルーマニアの伝統料理です。
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サルマーレは豚肉と米をキャベツやブドウの葉で包んだ食べ物で、サルマーレもまた旅行者にとって有名なルーマニアの伝統料理です。
・Piftie
Piftieはクリスマスによく食べられる、にんにくの味がするブタのゼリーです。
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日本語の響きや見た目は強烈ですが、味はにんにくの風味がする焼き鳥の缶詰や、焼肉屋にあるコラーゲンたっぷりの豚足に近い味です。
ルーマニアの家庭料理
ルーマニアの主な家庭料理は、日本の野菜炒めに近い料理やパスタがあります。
ルーマニア人はギリシャ人のように料理をすることが大好きな人が比較的に多いです。そこで、ルーマニアで主に作られる有名な家庭料理をいくつかご紹介します。
・豚肉と野菜を炒めた料理
トマトや赤パプリカ、ニンジンと一緒に豚肉を炒めた料理は、ルーマニアの有名な家庭料理です。また、豚肉の代わりに鶏肉やターキーを使用する家庭も多くあります。
・チーズパスタ
ルーマニアの家庭ではパスタと大量のチーズを一緒に炒めた、ラザニアに近い食べ物も一派的な家庭料理です。
もちろんミートパスタもよく食べられるのですが、比較的にチーズパスタを作る方が多いです。
・トマト、パプリカの肉詰め
ルーマニアではピーマンの肉詰めのように、トマトやパプリカに肉と米を詰める食べ物も一派的な家庭料理となっています。
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また、肉の代わりにクリームチーズを入れ、冷やしてから食べる家庭もあります。
・ルーマニアのサラダ
ルーマニアでの主なサラダはトマト、パプリカ、きゅうり、チーズを一口サイズにカットし、塩とオリーブオイルをかけたサラダが有名です。
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また、トマトなどの変わりにキャベツを使う家庭も多くあります。
・おかゆ
ルーマニアでもお米は食べられますが、基本的にフライパンでおかゆを作る方が大半です。
ルーマニアには日本のようにお米を食べる文化がないので、基本的にはおかゆと味付けは塩などです。
ルーマニアで気をつけるべき食事のマナーはある?
ルーマニアでの食事のマナーは日本と一緒です。
一般的なマナーが(音を立てて食べない)と(食事は残さず食べる)です。
昔のルーマニアは充分な食事がなかったため、(食事は残さず食べる)の文化は日本より根強く残っています。
ルーマニアは食べ物が安い!
・パンやプレッツェルが安い
ルーマニアでは、出来立てのおいしいパンやプレッツェルを約1レイ(約25円)で食べられることができます。
また、種類も豊富でどれも約3レイほどで食べられるため、ルーマニア人はもちろん海外旅行者にとっても人気です。
・上質なチーズやサラミが安い
チーズは平均して12〜15レイほどで購入することができ、サラミは大きさにもよりますが、15〜20レイほどで購入することができます。
また、チーズやサラミは、どのショップでも日本ではみたことがなほど種類が豊富です。
・ワインが安い
日本で購入すると3000円や5000円ほどするワインも、ルーマニアでは約20〜30レイ(約500〜700円)ほどで楽しむことができます。
また、ルーマニアのワインは、ワインマニアの間でとても注目されておりヨーロッパ諸国ではフランスに次いで有名です。
・ビールが安い
ルーマニアのビールは約2〜5レイ(約50〜125円)で購入することができます。一部のマニアの間では、ルーマニアのビールはドイツのビールより上質と言われており、種類も豊富で教会で作られたビールなども楽しむことができます。
東京でもルーマニア料理が食べられる!?
実は東京のコトナリというレストランでは、ルーマニアの料理が食べることができます。
また、メニューはルーマニアの伝統料理ミチからサルマーレまで、メニューが揃っています。そして、ルーマニアのワインまでも楽しむことができる、おすすめのレストランです。
住所:東京都中央区日本橋人形町2-5-2 MID人形町ビル2F
営業時間:18時~翌2時まで
定休日:日曜日と祝日
ルーマニアの人気料理のレシピ
ルーマニアの伝統料理、サルマーレの簡単なレシピをご紹介します。
ロールキャベツの作り方と似ているので、ルーマニアではもちろん、日本でも簡単に作ることができます。
ステップ1:
キャベツの芯を取り除き、水を沸騰させた鍋にキャベツを入れます。そして、鍋に塩、タイム、ディルの枝を加えて、中火で5分から10分ほど煮ます。キャベツが柔らかくなったら、鍋からキャベツを取り出して冷まします。
ステップ2:
玉ねぎを細かく切り粉末状のパプリカと、トマトペーストを玉ねぎと一緒に炒めます。炒めた後はしっかりと冷まします。そして、冷ました材料に米、豚ひき肉、牛ひき肉、ディル、塩、胡椒を加えしっかりと混ぜます。
ステップ3:
炒めたキャベツの半分を細かく切りボウルにいれ、ディル、塩、胡椒を混ぜます。そして、鍋の底にタイムの枝を置き、細かく切ったキャベツを入れます。
ステップ4:
余ったキャベツで「ステップ2」で作った材料を使って、ロールキャベツを作ります。ロールキャベツが作り終わったら、「ステップ3」で細かく切ったキャベツを入れた鍋に、ロールキャベツを置きます。さらに、上に「ステップ3」で残ったキャベツと、トマトペースト、ポークリブを置きます。蓋をして中火で沸騰するまで煮てから、弱火で1時間ほど煮て完成です。
関連Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=fpzw-d1YCcU
ルーマニアの食事についてのまとめ
ルーマニアの伝統料理や家庭料理は日本人でもおいしく食べることができます。日本にも、ルーマニアの料理を楽しめるレストランなどがありますので、お時間がある方はぜひ一度ルーマニアの料理を味わってみてください。
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