ネパールの気になる治安情報。理想郷と謳われるヒマラヤの実際

ネパールは、ヒマラヤ山脈の麓にある東西に細長い国です。

インドと中国という二つの大国に挟まれた南アジアの小国ですが、エベレストを始め8,000メートル級の山が8つもあり、登山家や山歩き愛好者には憧れの国。

今回は、まだまだ知られざる国、ネパールの治安についてご紹介します。

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ちょっぴり怠け者だけど、フレンドリーな国民性

ネパールは多民族国家で、ヒンズー教を始め、仏教徒、イスラム教徒、キリスト教徒が共存しています。

違う言語や文化の人々が表立っていがみ合うことなく、一緒に生活できている数少ない国です。

アジア人特有の怠惰さは国民的傾向としてありますが、基本的に、愛嬌があって、フレンドリー。困っている人を見ると世話を焼きたがるタイプ(小さな親切、大きなお世話であることも多いのですが)のおせっかいさんが多いのは国民性でしょうか。
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親日的な感情を抱いている人も多く、日本人というと優遇してくれたり、優しくしてくれたり、日本人にとっては暮らしやすい国ではないかと思います

リピーターや長期滞在者が多いのもネパールの特徴かもしれません。

それだけ、親しみやすい、滞在しやすい国なのです。

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ネパールはアジアの中では比較的治安のいい国

世界的な傾向ではないかと思いますが、ネパールでも、昔に比べると、貧富の差はさらに拡大する傾向にあり、そのために窃盗や強盗などの犯罪は増えています。

それでも、タイやインドなどのアジアの中では、比較的治安のいい国と言えます。

在住者である筆者は、40代の女性ですが、真夜中でない限り一人でタクシーに乗りますし、一人でローカルエリアに買物へ行くのが怖いと思ったこともありませんし、ローカルバスにもよく一人で乗ります。

とはいえ、日本で暮らしているのと同じくらいの警戒心は必要です。

夜遅くには一人で出歩かないこと、特に人気のない場所は要注意です。また、知らない人にほいほいついていかないこと。

全部当たり前のことなのですが、常識の範囲内で行動していれば、そうそう犯罪に巻き込まれることはありません。

国境・タライエリアは注意が必要

また、地域によって治安状況は変わってきます。

ネパールの中で治安が悪いと言われるのは、南側のインド国境に接するタライエリアです。

タライエリアは半分インドであるという認識を持って、首都カトマンズや観光地ポカラ以上に警戒して過ごす必要があるでしょう。

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ネパールで多いトラブル、犯罪

先に述べたように、ネパールは比較的治安がいい国ではありますが、全く犯罪がないわけではありません。

ネパールの現在の最低月給は約8,000円ですから、ネパール人から見たら、日本人はうらやましいくらいのお金持ち。泥棒や詐欺師から見れば、絶好のカモなのです。
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1. スリ、ひったくり

通りすがりの犯罪として多いのがスリ、ひったくり。

日本人や外国人だけでなく、多くのネパール人も被害を受けています。

ローカルバスの中では数人がグルになってのスリの被害も出ていますし、夜中やまだ暗い早朝の道で、数人に囲まれて、金目のものを巻き上げられるという事件も度々起こっています。

特にカトマンズのような都会では、職にあぶれ、その日の食費もないような人も多く、この手の犯罪は増えています。

2. 空き巣

実は、筆者も一度、カトマンズで空き巣に入られたことがあります。

現金以外の足のつきそうなものには一切手をつけておらず、鍵は見事に壊されていました。住居なのか、事務所なのか、いつなら無人になるのか、調べ尽くしたプロのように思われました。

警察にも届けましたが、結局何もわからずじまい。もしかしたら、組織的な窃盗団だったのかもしれません。

3. 募金詐欺

心優しい日本人がよくカモにされるのが、募金詐欺です。

貧しい村に学校を作るとか、身寄りのない子供を引き取る孤児院を運営するなどと言って金を集め、その一部あるいは全部を横領するというもの。

金額が少なければ、募金のその後の行方を追いかけることもせず、騙されたことに気づかないケースも多いように思われます。

本当に社会に貢献する活動をしている人もいますが、社会貢献という隠れ蓑を使ってお金を巻き上げようという輩も多いので、見極めが大切。

安易に信用して募金せずに、じっくりと付き合って、人柄を見極めてからという姿勢は必要です。

4. 酒、麻薬関係のトラブル

街中、特にツーリストエリアでは、麻薬の売人に声をかけられることもあります。

でも、ネパールでも麻薬は法律で禁止されており、麻薬の所持で逮捕された外国人もいます。

外国だからと気を緩めるととんでもないことになりかねません。

また、麻薬の問題はネパール人の間でも深刻

若いネパール人の麻薬中毒患者は増えています。

夜中人気のない裏通りや、空き地でたむろしているような若者には近づかないこと。麻薬中毒患者にいきなりナイフで切りつけられたという話もあります。

それから、ネパールは、社会問題になるくらいアルコール中毒患者が多い国です。

シラフの時は仏様みたいと言われる人ほど、飲むと性格が変わり、凶暴になるもの。

酒の席では殺し合いになるくらいに派手な喧嘩になることもめずらしくありません。酒癖の悪い人からは、速やかに離れるのが身のためです。

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政情で左右されるネパールの国民生活

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凶悪な犯罪や大掛かりなテロとはあまり縁のないネパールですが、政治的な問題で、庶民の日常生活が脅かされたことは何度かありました。

1979年の反政府運動、1989〜90年にかけての反政府デモ、そして最近では、王制を終焉に導いた1996年〜2006年にわたって続いたマオ派による武装闘争とデモ(活動が激化したのは2001年以降)です。

最後のマオ派の武装闘争は、当初はカトマンズやポカラからは遠く離れた僻地で行われていたため、カトマンズやポカラにおいて身の危険や治安の悪化を感じられたのは最後の1〜2年ではありましたが、国全体として多くの損害を被りました。

橋や道路、県庁や町役場、警察署などの破壊などは断続的に行われ、一時期は観光客も激減しました。

2006年の春以降、武装闘争は解除され、国内は平静を取り戻りました。

ただ、短いスパンでの内閣の解散、総理大臣の交代が繰り返され、昨年はやっと新憲法を発表するも、隣のインドの反感を買い、半年以上にもわたる経済封鎖を受けるなど、なかなか政治は安定しません。

特に身の危険を感じるような大きなムーブメントは、2006年以降起こってはいませんが、政情の不安定さは、経済活動に影響を与え、特に貧困層へのしわ寄せが大きく、間接的に治安の悪化を促す結果になっていることは否めません。

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バンダという不思議な国民全体ストライキ

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政情が不安定な時ほど、多発するのが『バンダ』です

バンダとはネパール語で、閉める、という意味の言葉。日本で言えば、ストライキなのですが、日本の賃金闘争などのために行われる従業員が行う業務放棄とは意味が違います。

ネパールでバンダといえば、社会全体、国民全体で行われる、政府への抗議行動で、バンダの日は、公共の交通機関はもちろん、自家用車やバイクも走行できず、学校も会社も休み、個人商店も休み、何もかも休み、国を挙げてのストライキなのです。

「私は、政府に抗議する気はないですから、車を走らせます、店を開けます」なんて、そんな無謀なことはしないでください。スト破りは投石や放火を誘発しかねません。

ただ、バンダの危険度は、バンダを扇動する団体(主に野党の政党ですが)が過激なのか穏便なのかで変わってきます。

それ次第でバンダが強行されたり、なし崩しになって流れたりします。ただ、バンダの日はデモ隊やメインの集会場には近づかないことだけ気をつけてください

私は、バンダの日は家でおとなしく読書したり、徒歩で行ける範囲の友人宅に遊びに行ったりします。

怠け者で政治には関心のない大多数の一般庶民にとっては、堂々と仕事を休める嬉しい日だったりします。

ネパールの治安についての最後に

ネパールは周りのアジア諸国と比べて、比較的治安もよく、親日派も多い国です。

日本で気をつけるようなことを、ちゃんと気をつけていればそうそう犯罪に巻き込まれることはないと思います。

それよりも心配されるのは、政情の不安定さであり、政権の交代や、反政府運動や、インドおよび中国の干渉によって、ストライキや物資の不足が起こり、庶民の日常生活が乱されることが時々あります。

でも、ネパール人はそんなことにはすっかり慣れっこで、ストライキの日は休日と思って休み、物資がなければ闇市で調達したり、それなりにやり過ごして生きています。

ネパールライフも楽しむには、そういうたくましさは必要かもしれません。

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