ネパールビザ5種類の特徴と申請方法

ヒマラヤの国ネパールは、その雄大な自然と人懐っこい国民性と物価の安さで多くのバックパッカーを虜にしてきました。

旅先としてはまだまだマイナーかもしれませんが、毎年訪れるリピーターも多くいます。

リピーターの中には、長期滞在や移住を考えている人も少なくありません。

そこで、今回は、ネパールに長期滞在するためのビザについての情報をご紹介します。

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1.ツーリストビザ(Tourist Visa 裏技で連続300日滞在可能)

ネパールのツーリストビザは、ビザ年1年間(1/1〜12/31)に150日の滞在が可能です。

これは連続して150日間でも、ビザ年の間の滞在期間の合計が150日でもどちらでもかまいません。

12/31を過ぎるとまた150日の滞在が可能なので、12/31をまたいでその前に150日、1/1から150日という風に滞在すれば、ツーリストビザでも最大300日連続滞在が可能になります

ただし、1年間ビザ年の間の滞在が150日に達してしまうと、その後は次の1/1まで入国できません。

最初のビザの申請は15日、30日、90日の三種類ありますが、ビザ代は、それぞれUS$25(3,000円)、US$40(5,000円)、US$100(12,000円)となっており、長いビザの方がお得ですので、最初から長期滞在することが決まっていれば、90日のビザを申請しましょう。(ドル表示の金額は、ネパールの空港で到着ビザを申請する場合の料金、円表示のものは、在日本ネパール大使館でビザ申請した時のもの)

延長する場合は、90日のビザが切れる前に、カトマンズかポカラにあるイミグレーションでビザの延長手続きをしましょう。

延長の料金は15日までが一律US$30で、それ以降は1日あたりUS$2で計算されます。

延長の申請をするには、まずはオンラインで延長申請をしなければなりません。
http://online.nepalimmigration.gov.np/tourist-visa

その後、必要書類とビザ代金を持って、イミグレーションオフィスへ行くことになります。

申請に必要なもの

オンライン申請のプリントアウトしたもの
パスポート原本
パスポートの顔写真のあるページと最新のビザのあるページのコピー

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2. スタディビザ (Study Visa)

ネパールの大学に通いたい学生はもちろんですが、ネパールの学校に教師として在籍する人、自身の研究やリサーチのためにネパールの大学に期間限定で籍を置きたいとする学者のビザも、スタディビザの範疇に入ります。

ネパールの大学に編入あるいは、入学する以外に、ビソバサキャンパス(外語専門学校)に入学する方法もあります。

ビソバザキャンパスでは、たくさんの語学のクラスがありますが、外国人の入学が多いのはネパール語クラスです。普通の大学と違い、ネパール語のクラスを毎日一コマ取るだけでビザが出ますので、長期滞在したい人にとっては、一番簡単な方法であるといえるでしょう。

ビザの申請には、学生/研究者の場合は、まず、入学/在籍の手続きをしなければなりません。

教師の場合は、教師として学校側との契約を結ぶところから始まります。

ビザ代は大学生の場合月にUS$20、大学以外の専門学校生の場合月にUS$50、教師および研究者の場合月にUS$40となっています。

一度に交付されるビザの期間は最大で1年ですが、実際に交付される期間は、教育省から出されるビザ取得のための推薦状に書かれている期間によります。

昨今、入学手続きだけして、学校に通わないペーパー学生も増えたこともあり、一度に1年ビザを交付せず、ビザの更新に、試験結果や、出席率を考慮しながら、ビザの更新を許可する方向にあります。

ちなみに、スタティビザでの、ネパールでの就労は認められていません

スタディビザの申請をするには、まずはオンラインで申請書を提出します。
http://online.nepalimmigration.gov.np/study-visa

その後、必要書類とビザ代を持って、イミグレーションに行ってください。

申請に必要なもの

オンライン申請のプリントアウトしたもの
パスポート原本
パスポートの顔写真のあるページと最新のビザのあるページのコピー
銀行残高証明書(滞在1年につきUS$3,000以上の残高が必要)
学校の学費支払いのレシート(教員の場合は、学校との雇用契約書)
教育省からのビザ取得のための推薦状

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3. 居住ビザ(レジデンシャルビザ Residential Visa)

居住ビザは以下の条件のいずれかを満たす外国人に与えられるビザです。

a. 世界的に著名な人物
b. ネパールの経済的、社会的、文化的な成長のために著しく貢献した者
c. 一括で10万米ドルに相当する金額以上の投資を行った投資家
d. 就労することなく、ネパールに移住したいと考えている外国人

aとbに関しては、かなり特殊なケースですので、ここでは3と4に関しての手続きに関してご紹介します。

c. 一括で10万アメリカドルに相当する金額以上の投資を行った投資家

投資家のための居住ビザです。一括で10万アメリカドルに相当する金額以上の投資をした投資家およびその配偶者と扶養家族に与えられます。

期間は1年で、投資した企業が存続する限り更新が可能です。
初年度はUS$200ですが、その後は更新の度にUS$100かかります。

このビザの申請には、あらかじめオンランにおける申請が必要です。
http://online.nepalimmigration.gov.np/residential-visa

申請に必要なもの

オンライン申請のプリントアウトしたもの
パスポート原本
パスポートの顔写真のあるページと最新のビザのあるページのコピー
会社登録証のコピー
永続会計番号登録証と付加価値税登録証のコピー
産業局登録証のコピー
産業局からのビザ取得のための推薦状
納税証明書(初回申請には不必要)

d. 就労することなく、ネパールに移住したいと考えている外国人

いわゆるリタイヤメントビザです。60歳以上でネパールで就労することなく、ネパールに滞在したい人のために交付されます。

ビザの期間は1年間で1年ごとに更新が可能です。
料金は初年度が700米ドルで、その後は更新の度に1,200米ドルかかります。
このビザの申請には、あらかじめオンランにおける申請が必要です。

申請に必要なもの

オンライン申請のプリントアウトしたもの
パスポート原本
パスポートの顔写真のあるページと最新のビザのあるページのコピー
20,000米ドル以上の銀行残高証明書
最低20,000米ドルの継続的収入を証明する書類
キャラクター証明書(日本の役所や日本大使館では個人のキャラクター証明書を発行するシステムはないので、下記のノーオブジェクションレターをもってそれに替える)
自国の大使館によるノーオブジェクションレター
ネパールの大学病院による健康診断書
60歳以上であることを証明する書類または、退職証明書
20,000米ドル相当分の支出リスト(更新時のみ)

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4. ビジネスビザ(Business Visa)

ビジネスビザは、関係機関の推薦により、以下の外国人とその配偶者および扶養家族に与えられるビザです。

– ネパールの現地法人への投資許可を取得した外国人と、その任命代理人(両者とも)
– ネパールからの輸出貿易事業への投資許可を取得した外国人
– ネパール産の製品を輸入するために第三国から商品の発注、買い付けのためにネパールを訪れている外国人

投資金額が1,000万米ドル未満の場合は、1ヶ月につきUS$30、1年につき US$300、5年間で US$1,000。
投資金額が1,000万米ドル以上の場合は、1ヶ月につきUS$10、1年につき US$100、5年間で US$300。
投資金額が1億米ドル以上の場合は、ビザ代は無料。

このビザの申請には、あらかじめオンランにおける申請が必要です。
http://online.nepalimmigration.gov.np/business-visa

申請に必要なもの

オンライン申請のプリントアウトしたもの
パスポート原本
パスポートの顔写真のあるページと最新のビザのあるページのコピー
履歴書
会社登録証のコピー
永続会計番号登録証と付加価値税登録証のコピー
株主証明書
産業局登録証のコピー
産業局からのビザ取得のための推薦状
産業局からのビジネス進捗レポート(ビジネス開始前)
納税証明書(ビジネス開始後)

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5. ノンツーリストビザ(Non-Tourist Visa)

ノンツーリストビザには、様々なタイプのビザが含まれていますが、その中でも一般の日本人が個人で取得する可能性のあるワーキングビザとマリッジビザについてここでは紹介します。

a. ワーキングビザ(Working Visa)

ネパールの現地法人が、事業を展開する上で必要な技術やスキルを持った人員がネパールで確保できない場合、労働局の許可を得て、外国人を雇用することができ、その外国人に交付されるビザがワーキングビザです。

1回の交付につき最長1年間のビザが交付され、必要に応じて5年まで延長が可能です。
ビザ料金は、1ヶ月につきUS$60。

このビザの申請には、あらかじめオンランでの申請が必要です。
http://online.nepalimmigration.gov.np/working-visa

申請に必要なもの

オンライン申請のプリントアウトしたもの
パスポート原本
パスポートの顔写真のあるページと最新のビザのあるページのコピー
労働局からの就労許可証
関係省庁からのビザ取得のための推薦状
内務省からの許可証

b. マリッジビザ(Marriage Visa)

ネパール人を配偶者に持つ外国人に交付されるビザです。

1度に交付される期間は最長1年間で、婚姻関係が継続する限り更新されます。ちなみに、マリッジビザでの就労は許可されていません。

原則として、ビザの申請には、配偶者の同行が必要です。

ビザ料金は、1ヶ月につきUS$10。

このビザの申請には、あらかじめオンランでの申請が必要です。
http://online.nepalimmigration.gov.np

申請に必要なもの

オンライン申請のプリントアウトしたもの
パスポート原本
パスポートの顔写真のあるページと最新のビザのあるページのコピー
ネパール政府交付の結婚証明書
配偶者のID

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ネパールにおけるビザ申請の注意点

今回紹介した、ネパールに長期滞在するためのビザで就労が可能なのは、ビジネスビザとワーキングビザのみです。それ以外のビザでは就労できませんので、その点では注意が必要です。

また、ツーリストビザ以外のビザに関しては、ネパールのカトマンズにある入管管理局でしか申請できませんので、最初はツーリストビザで入国し、その後ビザを切り替える必要があります。

また、ビザ申請に必要な書類やビザの料金は、予告なく変更されることがありますし、入管管理局のウェブサイトの更新がそれに追いつかないことも多々ありますので、最終的には、カトマンズの入管管理局に問い合わせ、その指示に従う必要があります。

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