フィジーは真っ青な海や自然に恵まれていることからダイビングやトレッキングなどさまざまなアクティビティを楽しむことができます。
物価も安いことからフィジーに不動産を購入したり住宅を構えるライフスタイルが話題になっています。
また、フィジーは大きな国ではありませんがフィジアン、インディアンが混在する国家であることから住宅様式は大きく変わります。
ここでは、フィジーの6種類のスタイルの住まいを経験したKさんの実体験を通じてリアルなフィジーの住宅事情について紹介します。
タイプ1:都市部のフィジアンの住まいってどんなところ?
都市部のフィジアンはアパートまたは平屋の一軒屋に住むことがほとんどです。
筆者が住んでいた家では、庭でキャッサバやタロイモやパパイヤを育てて食料の一部にしていました。
住まいの特徴をあげると
- フィジアンの友人のうちに招かれたことが数多くありますが、エアコンがないことも珍しくありません。
- 基本的に残飯の処理が甘いことや外で作物を育てていることから、家の中にネズミが出没することが多くある。
- シャワーは毎日浴びれますが、給湯システムがない家がほとんど。
などなど。
最初はそのことが衝撃的すぎて夜も眠れない日が続きましたが、徐々に慣れていきました。
また、都市部では軽犯罪が後をたたないため窓に鉄格子をつけたり、フェンスで家を囲んだり、野犬を多く飼うケースもあります。
タイプ2:離島や田舎のフィジアンビレッジの住まい
郊外にいくと、都市部と違いアパートはなくほとんどが平屋の家に住みます。
高床式建築にすることで湿気を取り除きます。
都市部と違って鉄格子やフェンスがあまり見られません。
また集落一帯で暮らしていることから家の鍵を閉めたりせず常に開放していることには驚きました。
気軽に隣人同士が食事を振舞ったり振舞われたりします。
家はさほど広くなく就寝時雑魚寝する家庭も多くあります。シャワーは家の外にあります。
近くに買い物できる場所はあまりないため農作物のみならず家畜を飼うことで生計を立てていることもあります。村には集会場のような小屋がある場合が多くそこで寄合のように村について定期的に話す機会を設けます。
村の人々全員が親戚や友人であるため小さな子供の世話も共同で行っていたりと共生してるという印象を強く受けました。
タイプ3:都市部のインディアンの住まい
インディアンの住まいに2箇所住んだ経験があります。
4人家族の家や単身のインディアンの家にすみましたが掃除を念入りにしており綺麗に家を保っている印象でした。
またヒンドゥー教を信仰していることからガネーシャなどの神の置物や飾りが綺麗に飾られています。
インディアンは村ではなく都市部に住みますが、フィジアンの家と同じく鉄格子やフェンスは必要不可欠です。
フィジーの人口の約50%がインディアンのためヒンドゥー語のテレビ番組やラジオも非常に多くインディアンのうちではインディアンミュージックやヒンドゥー語が流れています。
一日三食カレーということも珍しくなくスパイスが効いたような香りが家に漂っているのも特徴です。
タイプ4:外国人用のアパート。はじめて住んだ家がオーストラリア人宅
私が住んだのは単身でフィジーにビジネスに来ているオーストラリア人の家でした。
4世帯が住む小さなアパートのような感じで外国人のみならずローカルも借りているところでした。
フェンスが自動で動いたりセキュリティカメラがついていたり外国人が住んでも安全なセキュリティー面の強化をしていました。
1人暮らしでも2ベットルームあり敷地面積も広いことからハウスキーピングを雇っていました。
現地の物価は非常に安いためベビーシッターやハウスキーピングを入れる家庭も多くあります。
駐車場も完備されており冷蔵庫などの備え付き電化製品の質も良く生活しやすかったです。
タイプ5:フィジーで起業した日本人の住まい
単身でフィジーで起業した人の家にも滞在した経験があります。
日本人在住者は比較的一軒家を借りているケースが多いです。エアコンも付いていたり給湯システムが揃っていたりとかなり住みやすかったです。
家具付きで借りることができるため出費を最小限に抑えられるほか、ある程度日本人は集まって住んでいるため情報収拾がしやすかったりセキュリティ面でも比較的安心できます。2階建てで日本の一般的な住居とほぼ同等の生活ができます。
タイプ6:高級リゾートエリアデナラウの一流ホテルの住まい
一般客が滞在する客室とは別に長期滞在者向けの住まいを提供しています。
私はヒルトンに滞在しましたがホテル住まいのようにクリーニングは徹底されていることに加え、数多くのレストランでの食事を部屋に運んでもらえたりリゾート内での移動にはカートを24時間いつでもどこでも呼んで移動することができます。
フィジーで体験した生活で唯一バスタブもあり本当に完璧な空間でした。
フィジーのローカル地域とは全く環境が違い住まいはほぼ外国人で構成されています。
フィジーの物件の探し方
物件を探す方法として1番主流なのが実際に不動産業者に依頼する方法です。
1年単位での契約が多いですが地区や物件によって、条件はさまざまなようです。
フィジーは親戚などの小さなコミュニティの結束力を重要視することから、一見で不動産業者に飛び込むよりもローカルの紹介を通じて物件を探したり、不動産会社にローカルと一緒に出向くなどの工夫をすると良いでしょう。
日本人だけでフィジーにあまり詳しくない様子で出向いてしまうと、欠陥のある住居に当たってしまったり不具合が起こった場合の対応に差が出てしまうことがあります。
ただし、フィジアンは気分屋で契約条件や家賃などの主張がコロコロ変わってしますことがあるので信頼できるエージェントを吟味するとともに契約は書面できちんと交わすようにしましょう。
日本では考えられないほど何事もアバウトですので、後々法外な家賃を請求されたり説明を受けていなかった経費が発生する場合があるので、慎重に物件を探すことをおすすめします。
フィジーでは日本ほどSNSやネットの普及がなされていないため、地道に現地の新聞フィジータイムスなどでの記事で空き家を探すことも効果的です。
毎日新しい物件を探すことができますよ。
家賃相場は1DKで20,000円ほど。
観光地であるフィジーでは、高級マンションや別荘地などを除けば、アパートやマンション、一戸建まで、比較的安めの家賃で借りることができます。
最も安い価格帯だと、家具無しの1DKの物件で20,000円ほど。
一方で、高めの価格帯はと言うと、高級住宅街のプール付き、家政婦がいるようなコンドミニアムだと120,000~140,000円ほど<>です。
夫婦と子供、3~4人のファミリーで住めるような2LDKのアパートであれば35,000円~4万円ほど。
家具付きコンドミニアムになると、1ベッドルーム50,000円、2ベッドルームで100,000円ほどの価格となってきます。
もし自前で家具を揃えられそうな場合は、家具無しの物件もあり家具付きと比べると20,000円ほど安くなる事が多いです。
一般的な賃貸物件で契約する際には、入居時にデポジット、日本でいうところの敷金が発生します。
大きな問題がなければ退去時に全額返金されますが、設備の破損や家賃の未納などがあればデポジットから回収される形となります。
また、契約の前に価格交渉を忘れずに。
5,000円ほどの値引きをしてもらえることがあります。
リーズナブルに家賃を抑えたいという方には現地の一般家庭にホームステイするという方法もあります。
ホームステイの家賃相場は15,000円ほど、食費や光熱費などの最低限の生活費を含めるかどうかはステイ先の判断となります。
ホームステイの受け入れは現地民にとっては割の良い副収入となる為、受け入れ先も少なくない為、ローカルの知り合いに募集先が無いか尋ねてみるのも現地に溶け込む一つの手です。
まとめ
フィジーは軽犯罪が多いことから鉄格子を付けなくてはいけないなどとの不安要素はあるものの、物価が安くエリアを選べば安全に快適に暮らすことができます。アジア系、オセアニア系のビジネス目的で住んでいる外国人も多く情報のシェアもしやすいです。
フィジーの暖かい気候やゆったりとした時間の中で暮らすことで心身ともに健康になることができます。
海外移住を考えられていつ方はぜひフィジーをおすすめします。
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