【移住者が語る】エクアドルの本当の治安と安全対策

【移住者が語る】エクアドルの本当の治安と安全対策

エクアドルと聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

言わずと知れるガラパゴス諸島は比較的安全だと言われていますが、残念ながらエクアドル本土の治安はあまり良いとは言えません。

また2019年10月には全国的に大規模なストライキやデモが発生し、多くの死傷者・逮捕者が出ました。

エクアドル滞在前に危険な地域や安全対策を把握し、被害を事前に食い止めることが大切です。

ここでは、地域別の治安とよくある犯罪手口などを紹介しながら、安全対策と注意点をまとめました。

首都キトの治安。3つの地域別に解説

キトの街は大きく3つの地域に分けることができます。

  • 旧市街(セントロイストリコ)
  • 北部(ノルテ)
  • 南部(スール)

●旧市街

世界遺産にも指定されており、観光地として国内外から多くの人々が集まることから犯罪集団にとっても恰好の活動場所となります。

エクアドルの旧市街の治安

スリやひったくりは昼夜を問わず頻繁に起こり得ますので、できるだけ貴重品を持ち歩かないことが重要です。

どうしても持ち歩く必要がある場合は、リスク分散として貴重品を一つのカバンにまとめないこと、服の内ポケットなど外からは取られない所に身につけるのも安全です。(現地では大事なものは下着の中にしまうという人も多くいます。)

【厳選!安全対策グッズと知識をお伝えします】

・財布の数は2つ以上
・革財布で高級感を。さらにチェーンも複数つける
・「スキミング防止」機能付きのパスポートケースやバッグを選ぶ
・体に密着したかばんを持つ
・窃盗防止アイテムをいくつか所持する
・犯罪の100倍遭遇!?交通事故を防ぐ反射リストバンド
・スーツケース施錠は必須。必須の南京錠
など、防犯グッズと安全対策を押さえておきましょう。

詳しくは:【海外生活に必須】オススメ防犯グッズ15選(スリ・盗難〜自宅の安全対策まで)

●北部

北部は南部に比べて富裕層が多く住み、南部と比較すると治安は良いです。

政府機関や大企業のオフィスの大部分が中心部以北に位置しており、また海外からの駐在者もこの付近に住んでいます。

そのため地価も南部と比べると高く、治安が比較的良い理由となっています。

それでも単独行動、また夜明け前・日没後の外出はリスクがあるので避けた方が良いでしょう。

●南部

南部は低所得層が多く、主に住宅街(一部スラムもあり)が広がり、公園、学校、病院など地元住民に必要なものが一通り揃っています。

また南部にはキトで最大の市場メルカード・マジョリスタがあり、週末は多くの人で賑わっています。

キトで最大の市場メルカード・マジョリスタ

しかし値切り交渉が一般的な市場において、日本人がお得な買い物をすることは少し難しいのが実情です(それどころか通常より高い値段を言われる事も多々)。

もし興味のある方は信頼できる現地の方と一緒に、また車で行くのが安全です。

しかし中心部以北と比較すると南部の治安は格段に悪く、基本的に南部へ行く必要性がなければ行かないという選択が一番の危険回避に繋がります。

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その他の地域の治安

エクアドルは北はコロンビア、南はペルーと接しています。

●北の国境付近

北の国境(エスメラルダ県、カルチ県、スクンビオス県)では近年不安定な状態が続いています。

2018年にはコロンビア国境沿いで取材していたエクアドル人記者3名がコロンビアの元ゲリラ組織に拉致され、殺害されるという事件が発生しました。

周辺地域では以前からエクアドル軍と麻薬密輸に関与するコロンビア・ゲリラとの戦闘が続いており、2020年1月でも外務省からは渡航中止勧告が発令されています。

●南の国境付近

一方、南の国境付近は落ち着いており、50m程の橋を徒歩で渡るだけで国境を越えることができます。(ペルーに入国後、別途入国管理局での手続きが必要)

国境の橋付近には、タクシー運転手、モトタクシー(後部に2名乗りの座席がついた三輪タクシー)運転手、米ドル(エクアドル通貨)⇆ソル(ペルー通貨)の換金をしている人がたくさんいます。

観光客にはすぐ近寄ってきて強引に取引を始めようとしますので、必要がなければはっきり「NO」と断ることが大切です。

●ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島の治安は本土と比較するとかなり安全だと言われています。

理由としては、ガラパゴスを訪れる6割以上が外国人であり、島内の物価は本土と比較するとかなり高くなっています。

また生態系保護などの理由で島を訪れる全ての人に入島税の支払い義務があります。

そのような面からも、エクアドル人でガラパゴスに行けるのは金銭的余裕がある人のみで、現地の治安の良さに繋がっています。

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エクアドルで起こる犯罪の種類と手口

日本人が巻き込まれる可能性のある犯罪とその対策について、大使館の注意喚起により増加傾向にあるとされる「流行りの手口」も含めて確認していきましょう。

窃盗(スリ)/強盗

昼夜を問わず、公共交通機関や路上での被害が多く見られます。

一般的なスリや凶器を用いた強盗も未だによくある手法ですが、被害が増加しているのが以下の手口です。

〈ケチャップスリ〉流行り①

通りすがりに服がケチャップ様のもので汚れていると言って気を引き、あたかも親切心で拭くのを手伝うそぶりをし、その隙に仲間が盗みを行うケース。

〈バスの網棚窃盗〉流行り②

長距離バスに乗車時、座席下もしくは荷物を抱えて座っている乗客に対し、荷物を全て網棚に乗せるよう指示を出すバスの係員に扮した窃盗犯。バス発車直前にその係員はバスを降車、その時には貴重品がなくなっているケース。

〈空き巣〉

エクアドルは日本と比べると祝日や休暇が多くあります。

年末年始や夏休みなどの長期休暇以外にも週末など家を空ける際には注意が必要です。

特に盲点になりがちなのはご近所さんとの関係です。

エクアドルではよく世間話・噂話をしている姿をいたることろで見かけます。

親しくなるにつれ、挨拶以外に週末や長期休暇の予定などと聞いてくる場合がありますが、具体的な情報を出すことは控えましょう。

普段親しくしていても裏でどんな人と繋がっているか分かりません。

自ら留守のタイミングを伝えることは空き巣のリスクを拡大させます。

大家さん、コンセルジュなどでも過剰な信頼は厳禁で、外国人(特に日本人)=お金があるという概念を持たれているという認識が重要です。

タクシー乗車時の注意点

エクアドルで認可の受けたタクシーは黄色いボディをしていますが、中には同様の見た目でいわゆる白タク営業をしている人がいます。

伝えた目的地とは違うところに連れて行く、料金をごまかすなど様々なリスクがあります。

エクアドルのタクシー乗車時の注意点と安全性

乗車前に白タクかどうかを見分ける方法は、

①タクシーの後部ドアにそのタクシーが所属する会社(団体)名が印字されているかどうか

です。

また乗ってから何か怪しいと感じた際には、

②車内に防犯カメラが設置されているかどうか(一般的には運転席横の壁、助手席側フロントガラス端の2カ所)

③タクシーメーターが設置・稼動しているかどうか

で確認できます。

基本的にタクシーメーターはどのタクシーにも搭載されているはずです。

しかし壊れているから使えない、車を変えたばかりでまだ搭載していない等の理由を言いメーターなしで走行している車もいます。

また、スマートフォンアプリの様なもので本来のタクシーメーターの代わりをしている人もいます。

こちらはメーターの上がるスピードが非常に早く、不当な料金を請求されますので、気づいた際にはすぐにタクシーを降りましょう。

トラブルを避けるためには、

  • 乗車前に会社名の印字を確認すること
  • 乗車後すぐにタクシーメーターを稼動してくれない場合は、「¿Tiene el taxímetro? (ティエネ エル タクシメトロ?)」(タクシーメーターありますか(ちゃんと稼動しますか)?)と確認することが重要

です。

ストライキ・デモ

2019年10月に政府の緊縮政策(ガソリンの値上げ)により全国的に大規模なストライキ、デモが行われました。

ストライキ中は公共交通機関全てが運休となり、また各都市を結ぶ幹線道路や街の外に繋がる道路全てが封鎖され、人々は全く身動きの取れない状況でした。

それにより生活に必要な物資が滞り、スーパーや市場は食べ物や生活用品が全て売り切れ、また多くの地域で断水が起こりました。

各地ではデモ隊が列をなし、中には暴徒化したデモ隊の暴力・損壊行為に対して警察や治安部隊が催涙ガスを放つなど、異様な光景が広がっていました。

ストライキやデモが起きると学校や会社は休みとなりますが、不要不急の外出は絶対に避けるべきです。

また時期を同じくして、強盗や空き巣の被害も増加傾向にあります。

普段から水や日持ちする缶詰などの非常食を家に常備しておくこと、電気をつけて家に人がいるアピールをするなどの対策でデモ隊や強盗犯との接触を断つことが重要です。

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万が一の緊急時連絡先

  • 緊急時 電話番号 911(日本の警察110と救急・消防119両方の機能を持つ)
  • 国家警察 電話番号 101(上記に繋がらない場合)
  • 消防 電話番号 102(上記に繋がなない場合)
    112(上記に繋がらず、携帯からかける場合)

《キト地区》在エクアドル日本国大使館事務所
Av.Amazonas N39-123 y Jose Arizaga Edif. Amazonas Plaza 11-Piso, Quito
電話番号 02-2278-700

《グアヤキル地区》在グアヤキル日本国名誉総領事館
Plastlit S. A. Via a Daule Km 11 y 1/2, Guayaquil
電話番号 04-2100-600

エクアドルの治安まとめ

日本人はエクアドルにおいては良くも悪くも目立つ存在です。

そのため危険な場所や行動を把握し、常に周囲に注意しながら生活することが大切です。

また、警察や警備の人があてにならない事も多くあるため、何かあった際には信頼できる現地の知人・友人や大使館に連絡できるよう、電話番号を控えて持ち歩く事をおすすめします。

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