エクアドルの文化・11の習慣と暗黙のルール。驚くものもあり

ラテンの国であるエクアドル、ハグ(abrazo アブラソ)やキス(beso ベソ)での挨拶は聞いたことがある人も多いかと思います。

それも知っておきたい習慣の1つですが、実際には他に日本と異なる点が山ほどあります。

中には突然のことに理解が追いつかないこと、何が起きているのか、言われているのかわからない、なんてことも十分に起こりうることだと思います。

そんな時に備え、少しでも「知っておく」ことで渡航後の生活がよりスムーズになります。

今回は現地在住日本人が実際に住んでみてわかった、エクアドルで知っておきたい文化・11の習慣と暗黙のルールをご紹介します。

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公共の場所はパフォーマーだらけでチップを求めてくる(チップ文化はない)

日本人の感覚からすると驚くのが、路上(車道)や公共交通機関で日々見られる光景です。

その1つが、車が赤信号で停車中、車道に出てくる人々の多さです。

身体芸の披露、楽器の演奏、道具を使った技の披露などバリエーション豊かなパフォーマー。

他には野菜や果物、飲み物やスナックを売り歩く人、洗剤とワイプを持って車の窓ガラスを掃除する人など様々です。

多くは貧しい移民や仕事がない人で、チップでその日の生活をまかなっている状態です。

※エクアドルには基本的にはチップの習慣がありませんので、レストランなどでは決められた金額のみを払います

ダンボールなどで作られたプラカードに状況説明がされていたり、ただ近づいてお金を求めるだけの人もいます。

本来であれば、物乞いやチップ集めをしなくて良い社会が理想ですが、そんな苦しい状況でも明るくパフォーマンスする姿は何気ない信号待ちの時間に花を添えてくれます。

注意点

特に窓ガラスの清掃に関して、必要がなければはっきりNOと断ることが大事です。

曖昧な仕草や表情をしていると勝手に清掃が始まり、支払いを強要されることが多々あるからです。

バスや路面電車も同様で、物売りやパフォーマーが度々乗車してきます。

時には話術でチップを得ようとする人もおり、家族の病気や失業などで(真偽は定かではありませんが)経済的に困窮している、子どもがたくさんいるなどと語って気を引いてきます。

心を動かされてチップを払う人もいれば、身なりや持ち物、話し方や表情からして嘘だろうと判断する人もいます。

中には実際に苦しんでいる人ももちろんいますが、呂律が回っていなかったりお酒の匂いがしている場合もあり、それぞれの判断で払っても払わなくてもどちらでも良いと思います。

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エクアドルの宗教

エクアドルは国民の約9割がカトリックだと言われています。

しかし近年では教会離れや宗教に対する考え方に違いが出てきています。

今でも日曜日の朝に教会を訪れる人はいますが、家族や個人の考え方により信仰度は様々です。

まず、国民のほとんどが生まれた際に教会で「幼児洗礼」を受けますが、これは本人の意志ではなく親の意志であるため、その後の人生においての縛りは特にありません。

その後、年齢は様々ですが(多くが小学生高学年以降)本人の意志がはっきりした際に再度洗礼を受ければ、本格的にカトリック教徒として信仰を続けていく意志表示となります。

ここエクアドルで日本は遠く離れたアジアの国であり、「キリスト教徒が多い国ではない」という概念がなんとなくではありますが、エクアドル人の中にもあります。

そのため、宗教的イベントや習慣を無理やり押し付けられることはありませんし、日常生活の中で宗教の面でのタブーになる行動は特にありません(日本と同じく常識内の行動であれば)。

ただし、ホームステイやエクアドル人と部屋をシェアする場合に知っておいて損のないのが以下の点です。

  1. ①Cuaresma(クアレスマ)と呼ばれる四旬節(復活祭に向けての40日間の準備期間)の初日とされるMiércoles de Ceniza(灰の水曜日)とキリストが処刑された日 Viernes Santo(聖金曜日)は信仰の強い人は全ての肉類を食べることを控えます。
    家庭によっては食事の回数を減らすところもあります(子どもや妊婦、病気の場合を除く)。
  2. 四旬節の40日間は(信仰の厚い人は)一切お酒を飲まず、場合によってはアルコール入りチョコレートなども嫌う人は嫌います。

※四旬節は洗礼を受けた人にとっては節制と回心をする40日間です。

そのため、この期間内の食事や飲みに誘う行為は少し慎重に、またホストファミリーが用意してくれる食事や生活スタイルに変化がある場合はコミュニケーションをしっかりとって、誤解や不快感のないよう工夫をしましょう。

※四旬節は毎年2月〜3月のどこかで日付が異なります。

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買い物前に知るべきこと

エクアドルに住む多くの日本人は、主に個人経営の小さな商店や専門店やスーパーが入った大型のショッピングモールで買い物をすることになります。

この他に、市場や無店舗型の路上販売もあります。

しかし値段交渉が難しく、また外国人ということで不当な値段を言われることが多いため、こちらの利用頻度はあまり高くありません。

ここでは、4つの注意点を紹介していきます。

1.お会計事情

エクアドルの生活には現金が必須です。

クレジットカードが使えるのは、大型のショッピングモール、チェーンのスーパー、空港、中~高級レストランです。(カード利用料が発生します)

個人経営の商店、大衆食堂、パン屋、カフェ、タクシーなど近所でよく利用する場所ほど現金払いしかできません。

また、大きなお札(10~20ドル札以上)ではおつりが足りないこともあり、断られるケースもあります。

特にタクシーでは運転手がおつりをあまり用意していないこともよくあります。

小銭を持っていない場合は、乗車前にお金を崩すか、乗車時にお札でも支払い可能か確認するとトラブル回避につながります。

2.レシート事情

エクアドルではレシートをもらえるお店ともらえないお店があります。

まず大型のスーパーチェーンや名の通った専門店だと問題なくレシートを発行してもらえますが、野菜やちょっとした日用品を売っている個人商店ではレシートはもらえません。

レシートが発行されるお店では、会計時に「Consumidor final (está bien)? コンスミドール フィナル (エスタ ビエン)」とほぼ毎回聞かれます。

こちらは「あなたは購入する商品の最終消費者ですか?」という質問です。

質問の意図としては、購入者が何らかの仲介業者であったり、他にエンドユーザーがいる場合、別の形式のレシートを発行する必要があるからです。

自分で買ったものを自分またはその家族が消費する場合は、上記の質問に「はい」と答えます。(この場合、最悪どちらのレシートをもらっても問題にはなりません。)

しかし、購入者が最終消費者でない場合(仕事で利用するなど)、その後の税金の手続き上で別形式のレシートが必要となりますので注意が必要です。

また、こちらのレシート発行時にはCédula(セドゥラ)という日本でいうマイナンバーカードの番号が必要になります。

個人経営の小さな商店の場合:

基本的に個人商店で買い物をしてもレシートが発行されません。

というのも、商店は地域密着型でご近所さんが野菜や果物、ちょっとしたスナック菓子や飲み物を買いに行く場所です。

そのため家庭で消費するものを前提としているため、購入者=最終消費者となるためです。

店側としてはレシートを発行していなくても、税金申告のために何かしらの売り上げ記録を残す必要があります。

それすら行っていない店は政府に摘発されることもあり、数日から数週間営業停止の貼り紙を目にすることもたまにあります。

3. おつり事情

エクアドルのおつりは「ざっくり」としています。

日本のように自動でおつりが計算されて出てくるレジはありませんので、もちろん人が数えます。

単純に数え間違うこともあるでしょうが、実際には店の都合が良いように四捨五入したり、おつりの数セントをくれないことがあります。

誤差といえばそうかもしれませんが、こちらの物価からすると数セントでもできることがたくさんあります。

受け取った際に確認して、おつりが合わない時はその場で申し出ましょう。

4. バラ売り・量り売り文化

日本人の感覚からすると驚くのがこのバラ売り・量り売り文化です。

エクアドルでは買い溜めをしたり、割安だから大きい方を買うという概念があまりありません。

必要なものを必要な分、必要な時に買う。

というのも雇用の不安定さやお給料の少なさから、その日暮らしをせざるを得ない場合が少なくありません。

そのため、どの個人商店でも「バラ売り」がされています。

例えばタバコ。

多くの人がタバコを一本だけ買っていきます。

またキャベツなどの葉物野菜。こちらも一枚単位で買うことができます。

他にはペットフード。1リブラから量り売りされています。(1リブラ=約320g)

一方、大型スーパーではすでに袋(パック)詰された状態で売られているためバラ売りはなく、また訪れる客層が中間~富裕層ということもあり、多くの客が一度にカート一杯のまとめ買いをします。

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食事で気をつけたいこと

少し気を使うだけで健康に関わるリスクを回避することができます。

1. 水事情

エクアドルは地域によっては水道水を飲める地域と飲めない地域があると言われています。

しかし、これはあくまでも「エクアドル人にとって」の話です。

まずエクアドル西岸部のコスタでは基本的に水道水はエクアドル人でも飲みません。

キトのある山岳地帯シエラでは水道水をそのまま飲む人が多いですが、日本人にはオススメできません。

やはり日本人は世界的に見てもかなり衛生面の整ったきれいな場所で過ごしていますので、体に耐性がありません。

そのため、家庭では浄水器を取り付けたり、しっかりと沸かした水を飲みましょう。

レストランや外出先では、水は基本的に有料です。

無料で水を提供してくれる場合もありますが、それは沸かしていない水道水である可能性が非常に高いということを頭に置いておきましょう。

水は必ずボトルのものを頼みましょう。

2.野菜・果物事情

野菜や果物は購入する場所にもよりますが、泥や汚れ、虫が付いている場合が多くあります。

また流通の過程でどのような場所で保管され、扱われていたかわかりません。

(市場で取引されているのを見ると、地面に転がっていたり、土埃の中で保管されていたりするのをよく目にします)

エクアドルの市場

生で食べる場合に限らず、火を通す料理に使用する場合でもよく洗う必要があります。

大型のスーパーには野菜や果物専用の洗剤も売っています。

特に汚れが気になる人にはこちらの利用をおすすめします。

外食時にも特にサラダや果物などの生のものは、きちんと洗われていないことも多々ありますので要注意です。

現地の人でも店の格式や店内の清潔度合いをみて食材の取り扱い方を判断する人も少なくありません。

これは1つの判断材料として、怪しいと感じた時には生ものは食べないのがベストです。

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ゴミ捨て

エクアドルには残念ながらリサイクルの習慣がまだまだありません。

分別という概念もなく、可燃物・プラスチック・ビン・缶・ガラス・ダンボールetc 全てひとまとめで捨てます。

地域によっては収集のトラックが通るその日にゴミ出しをするよう呼びかけている地域、道に大きなコンテナが設置してあり、いつでも捨てられる地域など様々です。

分別することが普通な日本人にとっては、環境に配慮したくてもできない状況が少しもどかしくもあります。

しかし、そんな中でもできることもあります。

とあるガソリンスタンドでは、ペットボトルを回収するボックスが備えられていて、ボトル1本とキャップ1つにつき5セント還元してくれる場所もあります。

どのガソリンスタンドでもやっている訳ではありませんが、近くで回収している場所があるか探してみると見つかるかもしれません。

外出時

特に夜間(日が暮れてから)の外出はできるだけ避けるべきですが、外出する必要がある場合は複数人で、また徒歩移動を避けることが大切です。

そんな夜の外出ですが、バーやカラオケ、クラブなどは身分確認をされることがほとんどです。

明らかに未成年でないとわかっても、身分証明書の提示を求められます。

パスポートやCédula(セドゥラ、日本でいうマイナンバーカード)は盗難のリスクがあるので普段は持ち歩かない方が良いですが、上記の場所に出かける際は持っていく必要があります。

一年で最も危険かも?!エクアドルのカーニバル

毎年2月に行われるカーニバルはここエクアドルでも祝日の1つです。

地域差はありますが、カーニバルの期間は「ご法度はなし」がルール。

エクアドルのカーニバルの過ごし方は、大人から子どもまで水や卵、小麦粉、カリオカ(甘い匂いのする泡スプレー)をかけあいます。

エクアドルのスーパーに売られているカリオカ

こちらがスーパーに売られているカリオカ

突然後ろから、道を歩いていると上から、車で窓を開けていると横を通り過ぎていく車から、容赦なく攻撃されます。

子どもが見知らぬ大人に、家族総出で通行人に、道路に面したお店では店員までが攻撃したりされたり・・・

ですが、怒っている人を見かけたことはありません。

反撃ももちろんOKですが、そのためには濡れたり汚れてもいい服で外出し、反撃用の準備をしておくことも必要です。

また、2月に入るとスーパーではこの写真のようにカリオカが売られ始めます。

この他、水鉄砲、水風船、バケツ、ホースなど、まさにご法度はありません。

日本人の感覚からすると、単純に楽しむという範囲を超えて悪意のある攻撃もたまにありますので、濡れたくない人はこの期間は家にいることをおすすめします。

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エクアドルの文化まとめ

エクアドルの習慣や暗黙のルールは日本人からすると驚くものが少なくありません。

場合によっては慣れるまでに時間がかかったり、苦労することもあるかもしれません。

そうなる前に「こういうことが起こるかもしれない」という予備知識があるだけで心構えができ、少しは受け入れたり、対策をとりやすくなると思います。

ぜひ渡航前の参考にしてみてください。

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