体験談!中国での配偶者ビザ取得の3つのポイント

中国の配偶者ビザ取得

最近では日本人と中国人との結婚は実は意外と多くなっていると聞きます。

ここでは筆者が取得した配偶者ビザについて説明したいと思います。(広東省珠海市での取得のケース)

これから依然として成長を続ける中国で生活したい方や現在日本に住んでいるけど、配偶者が中国人の方で中国と日本をこれから自由に行き来したい方は参考にしていただければ嬉しいです。

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ビザ取得の申請の手順、必要書類について

先ずは、中国国外で親族訪問ビザを取得します。

その後、中国本土で配偶者ビザに切り替え申請する手順です。

ちなみに日本人はビザなしで2週間中国に滞在が出来ます。(香港、マカオ特別行政区は現在3か月滞在可能。)

中国国外で取得する親族訪問ビザは1ヶ月から半年がありますが、筆者の場合は1ヶ月ビザをマカオで申請しました。

香港でも申請は可能だと思いますが、筆者はマカオの方が近いため、マカオで申請しました。

ちなみに日本のビザ代行旅行代理店にも問い合わせたのですが、筆者はすでに中国在住のため日本での申請は不可と言われました。

親族訪問ビザ申請時の必要書類

  1. 配偶者のIDカードのコピー(中国の身分証明書)
  2. 中国の結婚証のコピー(配偶者の分のみでOK)
  3. 配偶者の招待状原本(配偶者に直筆で記入してもらう)

の3点です。

3,の配偶者の招待状はフォーマットはウェブサイトから申請が可能です。

「中国ビザ申請」で検索するとダウンロードできます。

配偶者が日本在住の場合は、中国在住の配偶者の家族、親族に書いてもらうことになります。

あとは本人のパスポートと顔写真で申請出来ます。

親族訪問ビザ取得後、は中国本土の珠海市の入管事務局に行き配偶者ビザを申請しました。

その際に必要書類は

  1. 本人の中国本土での結婚証コピー
  2. 本人パスポートコピー
  3. 公安発行の住居登録証コピー
  4. ビザ専門の写真と証明書5,配偶者のIDカードコピー 、戸籍本コピー
  5. 配偶者の結婚証コピー
  6. 外国人指定病院での健康診断書が必要です。

どの書類もコピーと原本の持参が必要です。

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申請時、受け取り時のリアルな体験談

申請前の話ですが、筆者のケースだと2年間就労ビザで中国広州市に滞在後、会社員を辞めて珠海市へ移住。

その後配偶者ビザを申請しましたが、移住後6ヶ月間は珠海に滞在が必要でその後申請が可能と言われて、その間はノービザで2週間毎にマカオと行き来をして生活をしていました。

マカオは特別行政区ですが実質外国扱いなので、一度国境をまたぐと出国扱いになります。

さすがに数ヶ月も中国ーマカオ間を行き来していると入管の公安になぜビザを持っていないのか?と聞かれるようになり、いちいち説明しないといけないので肩身の狭い思いをしてストレスでした。

という風に中国でも都市によって扱いも申請の仕方も違うので、現地のビザ担当の公安に正確な情報をしつこく聞いていくしかありません。

筆者も嫁に何回も電話して聞いてもらったり、実際申請に行くと、実は配偶者ビザ申請前に訪問ビザかその他のビザが必要だったり、いつも情報が2転3転していました。

マカオでは旅行代理店でビザ申請代行をしてくれます。

私は中国旅行社という会社で親族訪問ビザを申請しました。費用は765香港ドルです。マカオ紙幣でも支払いが可能です。

もし取得不可の場合後で200ドルが返金されます。が、565ドルは事務手数料で返金不可です。

以前一度日本の旅行代理店で同じビザを申請した時は確か5千円程度だったのでずいぶん高いんだなと思いました。(マカオ申請だとおおよそ倍以上の価格)

11:00迄に申請すれば当日の17:00に受け取り可能と言われましたが、17:00に受け取りに行ってみると発給の気配もなく、一時間程待たされ、遂には公安の発行が間に合わなかったので、入管に行って直接受け取ってくれと言われ珠海市との国境の入管に向かいそこのビザオフィスで受け取れました。

そこでも更に30分程待ったでしょうか。

やっとの思いで親族訪問ビザを取得して、その後は珠海市の入管事務局に行き配偶者ビザを申請しました。

親族訪問ビザ取得後は申請もスムーズに行きました。

新年を挟んだので約10日間後、郵便で自宅に配偶者ビザが届きました。

費用は郵送料込みで820人民元かかりました。

思った以上に費用がかかりましたが、2年間のマルチビザを発給されたので結果的には良かったと思います。

これでもし取得できなかったらまたマカオと行き来して公安に疑われながら生活しないといけないとビクビクしていたので自宅にビザが届いた時には嫁と抱き合って喜びました。

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現地でのリサーチがポイント。

筆者の場合はノービザでもマカオとの国境沿いの都市珠海に住んでいたのでマカオとの行き来がまだそんなに苦ではなかったですが、もし他の都市だと外国との行き来が簡単ではないので、一度日本か中国国外で半年の親戚訪問ビザを取得してからの方が良いと思います。

すぐ配偶者ビザが申請出来れば1ヶ月でも良いとは思いますが、いずれにしても中国は北京、上海、広州、深センなどの大都市と地方都市ではかなり外国人に対する扱いやビザ申請状況が異なるので事前リサーチが欠かせませんし、電話では適当に対応されてまともな情報が得れないので、何回も粘り強く入管事務局に行って情報を集める

これがポイントになります。

もちろん対応してくれる公安スタッフによっても態度や丁寧度が天地の差です。

筆者の住む珠海はまだマカオ国境沿いで更に地方都市ということもあり、外国人に対するビザは比較的取得しやすい印象を受けました。

公安の態度も広州よりはひどくはない印象です。

広州の時は簡単に公安で居住証明書が取れなかったり、届け出が遅れて罰金を取られたり、入管事務局も人が多すぎて申請が大変だったり代行会社にお金を支払ったりで大変だった印象でした。

現在中国も外国人の居住を制限し始め政府もコロコロ法律を変えてくるので、最新の情報を常に確認しておくのも大切です。

特に就労ビザは年々厳しくなっていると聞きます。

因みに配偶者ビザは法律では中国内での人民元収入を受け取る事が出来ません。人民元での収入を得る場合は就労ビザを取得する必要があります。

実際にはビザなしでも現地で会社勤めしている人や出張ビザで会社勤めしている人もいるようですが、万が一公安にマークされると厄介になりますのでルールは守っておいた方が無難です。

まとめ

これは筆者が個人的に肌で感じる感覚ですが、政府の日本人に対する反日感情は実際にあると思います。

ニュースでも流れていますが、1980代は中国が、発展のために日本を必要としていたのでビザも比較的楽に取れていたそうですが、現代は立場が逆転し、日本が中国という14億の市場を無視できず逆に必要とする時代になったので日本からは本当の高級人材しか必要としない時代がすでに来ている、とのことです。

これは驚きの情報ですが、今後、現在中国で滞在している外国人をABCのランク付けをしてAランク人材以外は居住を制限していくとの情報もあります。

その際は今の2万社と言われている中国の日系企業の大部分の駐在員はBC以下にランクされ、居住を制限されると言われています。

依然として日本の高度技術は必要だけど、今は経済面では欧米との関係が良好なので技術関係も欧米から間に合わせることができるとの政府高官の声も報道されていました。

近い将来に欧米と同様に中国は住みたいけれど、日本人がなかなか住めない国となるのかもしれません。

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