世界で一番北にある内陸国、ベラルーシ共和国。
ベラルーシは森と湖に囲まれた自然豊かな美しい国です。
ベラルーシ共和国には毎年大勢の留学生がロシア語を学びに訪れます。
ヨーロッパやアメリカをはじめ、東は中国やベトナム、中東からもトルコやイラン、さらにはナイジェリアやカメルーンなどのアフリカ諸国からも留学に訪れます。
ここでは「ベラルーシへの留学は何がそんなに魅力なのか?」5つの視点からご紹介します。
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世界7位!人気の高いロシア語人口
文部科学省による世界の母語人口によるとロシア語はポルトガル語に次ぐ第7位で、その数は1億7,000万人です。
ロシア語はロシアはもちろんベラルーシやカザフスタンやキルギスタンでも公用語として話されていますし、母語コミュニュティーとしてもウクライナやバルト三国などでも話されています。
ロシア語の語学留学について考えると、真っ先にロシアが思い浮かぶと思いますが、ベラルーシでのロシア語留学もおすすめです。
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ベラルーシは治安が良い
海外留学を計画するときに気になることの1つは治安です。
その点でベラルーシはかなり安全と言えます。
ベラルーシに到着したときに最初に感じることは、街全体がとても綺麗でゴミが1つも落ちていないことです。
ベラルーシは政治体制が安定しており失業率も低く、物価も安定しています。
また他のヨーロッパで行われている移民政策も行われていないため、街を歩いていても不良外国人などに遭遇することもなく、夜道を一人で歩いても不安に感じることはありません。
またベラルーシは観光としてはまだまだ発展途上の状態のため、訪れる外国人もあまり多くないため、その結果観光客狙いで行われるぼったくりやスリなどの犯罪もほとんどありません。
ベラルーシの民族構成
ベラルーシの民族構成は、80%以上はベラルーシ人で、そのほかロシア人やポーランド人やウクライナ人で構成されています。
しかし一部の国で見られるような有色人種への差別や暴力もありません。
特に日本人に対しては、ベラルーシ人による日本についてのイメージがとても良く、日本に対する興味を持っている人や趣味で日本語を学ぶ人も多いため問題が起きることはほぼありません。
2. ロシア語の学習に集中できる環境にある
2016年度の外務省の統計によるとベラルーシに長期滞在している日本人は66人です。
近隣の国と比較すると
- ウクライナには219人の日本人が長期滞在をしており
- ロシアでは2,997人の日本人が長期滞在をしております。
- さらにベラルーシよりも人口が少ないキルギスでも135人の日本人が暮らしています。
これらの国と比較するとベラルーシに住んでいる日本人はまだまだ少数です。
国によっては特定の大学に大勢の日本人留学生が殺到し、外国語を学ぶつもりが教室内には日本人が集まり、授業はおろか生活についてもついつい日本人同士で行動してしまい、現地の友人を作れずに帰国するということもよくあります。
しかし、ベラルーシでは日本人留学生が少ないため、ロシア語学習にどっぷりとつかることができます。
語学の上達を目指すなら日本人が多い国よりも、ベラルーシのような日本人が少ない国で集中して学ぶ方が効率的と言えます。
3. なんといってもベラルーシは留学費用が安い!
留学を計画するときに重要なことは、どのくらいの費用で過ごすことができるかです。
ロシアの大学とベラルーシの大学での10ヶ月(800時間の授業時間)のロシア語語学留学費用を比較すると
留学先 | 費用 |
---|---|
モスクワ大学 | 720,000円 |
サンクトペテルブルク大学 | 786,000円 |
ウラジオストク大学 | 316,000円 |
ミンスク言語大学(ベラルーシ) | 242,000円 |
ベラルーシ国立大学 | 352,000円 |
ミンスク国立言語大学の外国人によるロシア語コースの費用のサイト:
https://www.mslu.by/kursy-russkogo-yazyka
ベラルーシ国立大学の外国人によるロシア語コースの費用のサイト:
http://ums.bsu.by/images/NINA/pdf/price-list_rus_2018-2019-Pre-University-Education.pdf
ロシアの大学と比較して、ベラルーシではかなり格安で語学留学することができます。
寮費はどのくらい。月6,000〜12,000円
ベラルーシの大学に留学した場合、基本的には大学指定の寮に滞在します。
寮の部屋は2人部屋か3人部屋で部屋にはベッドとテーブルとイスのほかにシャワールームとトイレと冷蔵庫が備え付けられています。
キッチンは各階ごとに備え付けられている共同キッチンです。
寮費は月で6,000-12,000円です。
4. 物静かながら優しいベラルーシ人
海外で生活すると人間関係に気を遣うことがあります。
お店やレストランなどでひどい扱いや嫌な思いを受けると、それだけでその国に対するイメージはがらりと変わりホームシックになることもあります。
ベラルーシ人は日本人のように物静かですが、とても優しく困ったことがあると何でも助けてくれます。
大学でも同じように授業などに不安を感じても、遠慮なく相談すれば丁寧にアドバイスしてくれたり、親身に応じてくれます。
たとえ周りに日本人がいなくても不安になることはありません。
5. 美しいベラルーシの街並み
ベラルーシは旧ソ連の国です。
ロシアも含む旧ソ連の国は時代の変化と共に街並みも近代風に変わりました。
しかしベラルーシは旧ソ連時代の古き良き街並みが今でも残されており街を散歩するだけでも感動します。
授業のあとや休日に出掛けてベラルーシの美しい建物や景色に癒されることができます。
ミンスク市内のおすすめスポット
トラエツカヤ旧市街区:
第二次世界大戦以前の古き良き町並みを見ることができます。
戦争によって一時的に市街は破壊されてしまいましたが、大学生たちによって復元されました。
聖シモン・エレーナ教会:
旧ソ連を訪れた際にはずせないのが教会見学です。聖シモン・エレーナ教会はポーランド人建築家によって建設されたカトリック教会です。
この教会には日本の長崎の教会から送られた長崎の鐘が飾られています。
ベラルーシと日本のつながりを感じることのできる教会です。
勝利広場:
第二次世界大戦の時にナチスドイツ軍に勝利を記念した広場です。
広場の中心には大きな塔が建てられており、塔の上部には1941-1945と彫られています。
塔の前には戦死した英雄たちを称える炎が燈されていて、この炎は消えることなくいつまでも燃え続けています。
ベラルーシ国内のおすすめスポット
ベラヴェジの森:
ベラヴェジの森とはベラルーシの西側にあるヨーロッパ最大の原生林です。1192年に世界遺産として登録されました。
この森にはヨーロッパバイソンをはじめオオカミやオオヤマネコなど500種類以上の動物が生息しています。
癒しのスポットとして毎年多くの観光客がこの森に訪れています。
ミール城:
ミール城は16世紀ごろに建築された美しいゴシック様式のお城です。
戦争によって一部が破壊されたこともありましたが、19世紀末に再建されました。
城内にはレストランやホテルもあり、世界遺産の場所で宿泊することもできます。
ベラルーシ観光局のサイト:https://www.holiday.by/
ベラルーシ留学、その他の気になる点への答え?
ベラルーシ人の話すロシア語ってどうなの?
ベラルーシの公用語は
- ベラルーシ語
- ロシア語
です。
ベラルーシ人のほとんどの人はロシア語を話します。
スーパーマーケットやレストランなどほとんどのお店ではロシア語表で書かれています。
地下鉄やバスなど一部の公共機関ではベラルーシ語表記ですが、話されている言語はロシア語です。
ベラルーシ人の話すロシア語はほとんど訛りがないので、留学後にロシアやウクライナへ旅行したり移住したりしても、言葉の面で問題はありません。
ベラルーシの食事について
ベラルーシのミンスク市内には大型ショッピングセンターがいくつもあり買い物には困りません。
寮にも共同キッチンがありますので自炊で生活することが可能です。
自炊が苦手な方も寮の周りには食堂(ロシア語でスタローバヤ)があり300円以内でボルシチなどのロシア料理やドラニキなどのベラルーシ料理を堪能できます。
ベラルーシ留学の魅力まとめ
美しい自然に囲まれた国でロシア語にどっぷり浸かって学ぶことのできるベラルーシ。
一度留学したらいつまでも住み続けたくなる、そんなすばらしい国に留学してみてはいかがでしょうか?
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