バングラデシュと聞いて、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?
もしかしたら「発展途上国」というイメージが強いかもしれません。
しかし、驚くべきことに、バングラデシュは今、デジタルイノベーションの波に乗って大きく進化しています。
本記事では、現地での生活を長期にわたり体験した日本人の視点から、バングラデシュのデジタル化の現状とその魅力についてお伝えします。
移住、留学、就業を考えている皆さんに、バングラデシュという国の新たな可能性を感じていただける内容です。
1.バングラデシュの意外なデジタル成長
バングラデシュは、経済成長と共に急速にデジタル化を進めている驚くべき国です。
私が現地で過ごした数年間で、多くの人々がスマートフォンを手にし、都市部だけでなく農村地域でもインターネットが急速に普及していく様子を目の当たりにしました。
その変化は目覚ましく、デジタルサービスは私たちの日常に自然と溶け込み、生活の一部として定着していきました。
この進化は単なる便利さだけでなく、地域全体の暮らしを豊かに変えているのを強く感じます。
特に驚いたのは、バングラデシュ独自のモバイルマネーサービスである「Bkash」の普及は圧倒的で、今や街角の小さな店から大きなショッピングモールまで幅広く利用され、現地の人々の生活を劇的に変えています。
2.Bkash(ビーカッシュ):モバイルマネーの普及
バングラデシュでBkashは生活必需品と言っても過言ではありません。
スマートフォンがあれば都市部から農村部まで簡単に送金や受け取りができ、現金を持ち歩く必要もありません。
遠方の家族への送金もスムーズで、金融サービスへのアクセスが飛躍的に向上しました。
Bkashの魅力は、その圧倒的な利便性とアクセスの良さです。
スマホと少しのデータ通信さえあれば、銀行に行かずとも即座に送金可能で、全国民の70%以上がこのサービスを利用していると言われています。
バングラデシュに住む日本人が現地の友人に送金したい場合、残念ながら自分名義でBkashのアカウントを作成することはできません。
そのため、代理店を通じて送金を依頼するのが一般的です。
ダッカの街中にあるBkash代理店に行き、送金したい金額と相手のBkash番号を伝えるだけで、店員がその場で手続きを行ってくれます。
現金を渡すと、数分以内に送金が完了するというシンプルさです。
3.Uber:安全と快適さを両立した移動手段
バングラデシュでUberが選ばれる理由は、安全と快適さです。
バスやリキシャは便利ですが、特に初めて訪れる日本人には、セキュリティ面での不安がつきまといます。
その点、Uberなら事前に運転手の情報や料金が確認できるため、安心して利用できます。
特に女性にとって、夜間の移動時に安全性を確保できる選択肢があることは重要です。
Uberの車内はエアコンが効いており、灼熱の暑さや雨の日でも快適に移動できます。
また、初めての場所でもアプリで簡単に車を呼べるため、迷う心配もありません。
4.Foodpanda:手軽に楽しむレストランの味
Foodpandaは、バングラデシュで人気の食事デリバリーサービスで、スマホから簡単にレストランのメニューを選んで注文できる手軽さが魅力です。
自宅にいながら外食の味を楽しめるなんて、まさに現代の贅沢。
私自身も現地の友人たちと何度も利用し、その便利さに驚かされました。
特に、仕事終わりに家でくつろぎながら、お気に入りのレストランから料理を簡単に注文できるのは、本当にありがたいことです。
Foodpandaのサービスは都市部だけでなく、地方にも少しずつ広がりを見せています。
デリバリーサービスの普及によって、バングラデシュの食文化が多様化し、生活の質が大きく向上しています。
5.デジタル給与支払い:仕事と労働環境の変化
バングラデシュの労働環境は、デジタル化によって大きく変わっています。
特に外資系の縫製工場では、スマホを使った給与支払いが普及し、現金払いと比べて大幅に時間を節約し、業務効率も劇的に向上しています。
このデジタル給与システムは、労働者の安心感を大きく高めています。
多くの労働者がBkashを通じて給与を受け取ることで、わざわざ銀行に行く必要がなく、スマホひとつで資金を管理できるようになっています。
この仕組みは、単に時間を節約するだけでなく、生活全体を効率的に支える重要な要素となっています。
6.なぜバングラデシュはここまでデジタル化が進んでいるのか?
その理由は、若くて柔軟な人口と政府の強力なデジタル政策にあります。
まず、バングラデシュは若い人口が非常に多く、彼らはスマートフォンを使いこなして最新の技術に迅速に適応しています。
若者たちのデジタルリテラシーの高さが、国全体のデジタルシフトを加速させています。
政府もデジタル化を全面的にバックアップしています。
デジタル・バングラデシュ構想のもと、さまざまな分野で技術革新が推進され、都市部では高速インターネットのインフラが整備されるなど、環境も整いつつあります。
まとめ:バングラデシュのデジタル化は可能性に満ちている
バングラデシュは、私たちの想像を超えるスピードでデジタル化を遂げている国です。
モバイルマネーの「Bkash」、便利な配車サービス「Uber」、そして食事を手軽に届けてくれる「Foodpanda」。
これらはすべて、バングラデシュでの生活を劇的に変えるライフラインになっています。
もしあなたがバングラデシュへの移住や就業を考えているなら、このデジタルインフラの進化は絶対に知っておくべきポイントです。
インターネットさえあれば、ほとんどの手続きがオンラインで完結し、手間が減り、生活が驚くほど快適になります。
新しいライフスタイルを探しているあなたにとって、バングラデシュはまさに大きな可能性に満ちた場所です。
ぜひバングラデシュの進化するデジタル社会を体感してみてください。
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