ルーマニアで仕事をする際に
「給料事情はどうなのか?」
「日本人にはどんな職業があるのか?」
「日本との労働環境の違い」
など気になるますよね。
実は、日本人にとってルーマニアで仕事を見つけることはとても難しいです。
とはいえ、特定の技術をもっている方にはおおきなチャンスがあります。
そのあたりも踏まえながら、ここでは現地在住者がルーマニアの職業別平均年収と日本人にもチャンスのある職業をわかりやすくご説明します。
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ルーマニアの平均月収
まず初めにルーマニアの平均月収は約2,000レイ(日本円で約5万円)ほどです。
特別なスキルを持っていない限り、それ以上の値段を稼ぐには同じ職場で長年働くしかないでしょう。
近年では、ITなどの専門分野を知っている方の中には月5,000レイほど稼ぐ方も多くいます。
なぜITが人気?
ルーマニアのIT関係の給料は医者に次いで高額なため、大学でプログラミングなどのIT関係を学ぶ人が多いです。
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また、ルーマニアは物価が低いため、ITを学んだ後にそのままルーマニアの企業に就職し高額な給料を受け取る方も多いです。
IT関係を学ぶとスウェーデンなどの先進国で就職できる確立もあがるため、今ルーマニアでは人気の職業になっています。
職業別のルーマニアの平均月収と年収
では、高給のIT職も含め、ルーマニアでの職種別平均年収を紹介したいと思います。
職種 | 月収 | 年収 |
---|---|---|
IT関係 | 約4,000〜5,000 レイ | 約48,000〜60,000 レイ |
弁護士 | 約 3000〜4000 レイ | 約 36,000〜48,000 レイ |
教師 | 約2500〜3000 レイ | 約30,000〜36,000 レイ |
事務職 | 約2,000〜3,000 レイ | 約24,000〜36,000 レイ |
飲食店 | 約 1,800〜2,500レイ | 約21,600〜30,000レイ |
接客業 | 約1,800〜2,500 レイ | 約21,600〜30,000 レイ |
首都のブカレストでは平均月収も少しあがってきますが、こちらがルーマニアの主な職業の平均年収です。
これらは主な収入であって事務職などで最初から一番低い2,000レイと面接で言っても雇ってもらえない場合も多々あります。
ただ、専門分野を知っていたり、前職で同じ業務をしていたなら高い給料で雇ってもらえる場合も多いです。
補足1:面接で聞かれること
ルーマニアでは面接の際に1ヶ月の給料をいくら欲しいか聞かれる場合がとても多く、面接の時点から2,500レイや3,000レイといった給料を要求すると、特別なスキルがない限り採用してもらえません。
例えばその職業の平均月収が2,000レイなら1,800レイほどの値段を言わないと、特別なスキルを持っていない限り難しいでしょう。
補足2:給料が決まっている職場もある
これは主にチェーンの飲食店や工場ですが、最初から月給を公開して社員を募集してる職場も多々あります。
その場合は平均月収の2,000レイより安い1,800レイで募集してるケースが多いです。
職場を気をつけるべき3つのルール
1.給料を他人に公開しない
ルーマニアの多くの職場では自分の給料を他人に公開するのがルール違反です。
給料は面接で自分が申告した給料そのままになるので、職場では給料の格差でてしまいます。
そこで、上司などに(誰々よりも給料が低い)などというと、クビになってしまう場合があります。もちろん昇給などはあるので、長年働いていたり頑張って仕事をしていると昇給してもらえます。
2.人間性を重視してる
ルーマニアの通常の職場では上司に逆らったり性格が悪いとすぐに解雇されてしまいます。ですが、これらも悪い面だけではなく、仕事が他の人よりもできなかったりしても、性格がよい人なら解雇されることはまずありません。
3. スキルをアピールする
ルーマニアで早く昇給したいなら、ただ待っているだけではまず難しいでしょう。自分から上司などにお願いして違う仕事をもらい、自分のスキルをアピールすることが早い昇給につながります。
ルーマニアの雇用事情
2019年時点のルーマニアにはたくさんの雇用があり、インターネットで調べても簡単に希望の職種を見つけることができます。
また、ルーマニアでは知人の紹介で入社できるケースが多々あります。
外国人の雇用事情
英語圏で生まれ育った方でも、ルーマニアで1人で仕事を見つけるのはとても難しいです。
主に外国人がルーマニアで仕事を見つけるには
- ルーマニア語を習得するか
- 知人の紹介
- 語学学校
- あまり会話をしないで仕事ができる工場
などで働いてる方が多いです。
雇用環境
ルーマニアの所得税は10%で、基本的に交通費や住宅補助などの支給がありません。
ですが、アメリカのフードスタンプに近い、フードカードが労働者に支給されます。
フードカードには毎月約200レイほど振り込まれ、スーパーはもちろん一部の飲食店でも使用できます。
アルバイトの最低賃金は約10レイ
ルーマニアのアルバイトの時間給は約10レイほどです。
ですが、職場によって違うため、面接時により低い給料をいうと、時間給も10レイ以下になってしまうこともあります。
また、逆に増えることもあります。
昼食手当
昼食手当はフードカードが全員に支給されます。
一部の会社では所定の飲食店などでフードカードを使用すると最大で半額の値段で食べ物を買うことができます。
また、フードカードは日常生活の食費として使用する方が多いので、あまり飲食店などには行かずにお弁当を持参する方が多いです。
お店によって変わりますが、フードカードは基本的に食品しか購入できません。
ルーマニアでは日本人は採用されやすいか?
外国人の雇用事情で少しネガティブなことを書きましたが、実はルーマニアの職場には日本人を必要してる職場が多くあり、給料も平均以上にもらえる場合があります。
次におすすめできる職業をご紹介します。
日本人におすすめの職業 1 日本語教師
まずルーマニアには語学学校で日本語を学ぶ人たちが多くいます。ですが、実は先生はルーマニア人の場合がとても多いです。
また、ルーマニア人が日本語の先生をしてる語学学校は経験にかかわらず、日本人というだけで採用してもらえる場合が多いです。
日本人におすすめの職業 2 事務職
ルーマニアにはアメリカ企業のOracle Corporationやマイクロソフトなどがあり、そこでは日本語を必要としてるオフィスがあります。
ビジネスレベルの英語は最低限は必要ですが、他の言語をつかうオフィスより多くの給料を面接時に要求しても採用されるケースがあり、英語を喋れる日本人の方におすすめです。
日本人におすすめの職業 3 ゲームテスター
ゲームテスターとは開発中のゲームを実際にプレイして不具合などを報告する仕事です。
ゲームテスターの仕事の募集は多くありませんが、ルーマニア語を使用しなくても仕事ができるので、日本人でけではなく他の外国人にとっても人気の職業です。
日本人におすすめの職業 4 日本食レストラン
日本食レストランでは主に日本人が経営してる場合が多いので、一度どこかの日本食レストランへ忙しくない時間帯に食事に行くと、話しかけてもらえる場合があり、そこからバイトという形で採用してもらえることがあるのも事実です。
日本人におすすめの職業 5 IT企業
これは一部の人に限りますが、ITの専門知識があると簡単に採用してもらえます。
ルーマニアはITが人気で多くの人がITを学んだあとに国を離れてしまうため、ITの専門分野がある方はルーマニアにとって貴重な人材です。
日本人におすすめの職業 6 旅行代理店
ルーマニアの旅行代理店では日本語を必要とする部署がいくつかあります。
しかも、旅行代理店では日本人も数人働いてる場合が多いです。また、特殊な専門知識も必要ないのでおすすめです。
日本人におすすめの職業 7 リサイクル業者
2019年時点あまり募集は見かけませんが、たまにリサイクル業者の中には外国人を積極的に雇っている会社もあります。その場合は主に英語のみを使用するため外国人に人気の職種です。
日本人におすすめの職業 8 工場
英語が苦手な方は、最初に工場で働くことをおすすめします。
工場には外国人が多いので、常に英語を喋れルーマニア語も勉強できます。その後にゲームテスターなどの職種に応募することをおすすめします。
仕事を得るための“つながり”が大切
日本人におすすめの職業をいくつか紹介しましたが、やはりルーマニアでは人とのつながりが、よい仕事へ導いてくれます。
ルーマニアには日本人コミュニティーがあるので、そこから仕事を紹介してもらえることもあります。
日本人コミュニティーについては日本食レストランの店主が知ってる場合が多いのでそこからコミュニティーを紹介してもらえます。
ルーマニアでの仕事の見つけ方
ルーマニアで仕事を見つけるのは外国人の雇用事情でご説明したとおり、知人などがいないと難しいのが事実です。
ですが、実は裏技的な方法で仕事をみつける方法もありますので、英語が喋れる前提でいくつかご紹介します。
会社のホームページから連絡
日本語を使用できる職場をルーマニアの求人サイトで調べても、IT関係の職場以外は見つけることがとても難しいです。
ですが、実は求人サイトに掲載していない会社も多いので、求人サイトは使わずに会社のホームページから仕事に応募できることができ、そこから面接に呼んでもらえることがあります。
ルーマニアの求人サイトで探す
ルーマニアに住んでいても英語の求人サイトで仕事を探される方が多いでしょう。
ですが、実はルーマニア語の求人サイトに日本語が必要な仕事の募集も、多くはありませんが掲載されているのも事実です。
その場合ルーマニア語が話せなくても採用してもらえる場合があります。
ルーマニア語の求人サイト:https://www.ejobs.ro/
直接いく
日本食レストランなどでは募集を求人サイトに掲載していない場合が多いです。
そのため、少しハードルは高いですが、忙しくない時間に一度食事にいき直接交渉するのがおすすめです。
ルーマニア語を勉強する。最低限の会話を覚えよう
東京などには日本語が不慣れでもコンビニなどで働いてる外国人が多くいます。ルーマニアも同じで最低限の会話さえできれば、どんな職場でも簡単にやとってもらえます。また、ルーマニアには英語が話せる若い世代の方が多くいるので、ルーマニア語が流暢ではなくても仕事に支障はありません。
ルーマニアの年収事情と雇用環境まとめ
ルーマニアは他のヨーロッパ諸国と比べても給料が低いです。
ですが、日本人というだけで現地のルーマニア人より多く稼ぐこともできます。
ルーマニアでお仕事を探される際は是非こちらの記事をご参考ください。
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