留学中の住居のチョイスとして挙げられるのが、
- ホームステイ
- アパートを借りる
- ルームシェア
- 学校の寮
があります。
筆者は2年間の留学期間の内、1年間はホームステイ、残りの1年間はルームシェアでアパート暮らしをしていました。
ここでは主に、ホームステイ、アパート、ルームシェアを中心に、アメリカでの住まいの探し方、利点や難点などを体験談とともにご紹介いたします。
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一度は体験しておきたいホームステイ
ホームステイは現地の一般家庭に住むことです。
一人一部屋もらえることが多いと思いますが、短期留学などはルームシェアの場合もあります。
ただし、ホームステイは当たり外れが多いです。
それぞれの家庭のルールに従う必要があるので、自由が余りないなどの難点はありますが、学校が用意してくれることがほとんどなので、日本からでも探しやすいという利点があります。
ホームステイの探し方
ホームステイを探す際は学校のアドバイザーに相談するのが一番です。
学校に入学する前に日本からアドバイザーとやり取りをして、渡航前にはホームステイ先を用意してくれます。
ホームステイ先の住所や家族構成など大体の情報をアドバイザーから教えてもらい、留学前からホストマザーとEメールもしていました。
何か大きな問題がホームステイ先とあなたの間で起きた時は、アドバイザーに相談しましょう。すぐに新しいホームステイ先を紹介してくれます。
ただ、この問題というのは、食事などの問題ではなく、セクハラや身の危険を感じるほどの問題です。
正直、留学生はちょっとホームステイ先と合わないとすぐに変えて欲しいとアドバイザーに頼む人が多いです。
空きがあれば変えてくれるかもしれませんが、小さい問題でしょっちゅう変えていたら迷惑ですし、自分のためにもならないので注意したいところです。
とはいえ、それでも譲れないことや、何度もホームステイ先を変えているのであれば、ホームステイはあなたには向いてないと割り切って、別の手段を考えましょう。
食事について
ホームステイには食事付きプランと食事なしのプランがあります。
食事付きプランですが、1日3食作ってもらえるわけではありません。
基本的には夕食のみ、朝ごはんはシリアルやフルーツ、お昼に自分でサンドイッチを作って持っていくことが多いです。
日本人家族でない限り、日本のような豪華な食事が出てくることはあまりないかと思います。
筆者の体験談:
私は1年間ホームステイに住んでいました。
食事は美味しかったですが、ホストマザーが食事を作るのは週に3回ほど、後は残り物です。
週に1度は冷凍のピザと缶スープの日がありました。
キッチンで料理をさせてくれる家もありますが、ホームステイ先によってはキッチンを使わせてくれないところもあるので、料理をする前にしっかり確認しましょう。
好き嫌いが多い方や料理が得意な方は、食事なしのプランをお勧めします。
家賃について
家賃は地域によってさまざまですが、私が住んでいたワシントン州シアトル郊外で大体$600〜$700ほど。
家賃にはUtilities(公共料金)、水道代・ガス代・電気代が含まれています。
部屋は、ベッドや机など家具も揃っているので、何も揃える必要がないのが利点です。
すべて含まれてこの値段はリーズナブルだと思いますが、シャワーの時間や電気代に関してルールが多いところもあるので気をつけましょう。
私のホームステイ先ではシャワーは10分と言われていました。
ゆっくりしたい時はジムに行くこともありました。
ホームステイで良かったのは、誰かがいつも家にいるので安心でしたし、アメリカでの生活について(銀行口座の開け方、バスの乗り方など)わからないことがあればすぐに聞けたこと。
ルールも多くて窮屈な思いもしましたが、英語が上達してアメリカ生活に慣れるまではホームステイで正解でしょう。
でも、アメリカに長くいるつもりの人は、半年ぐらいホームステイをして、その後自分でアパートを住むのが理想的だと思います。
アパートを希望している人でも、最初の一ヶ月はホームステイで、その間にアパートを探すのが良いでしょう。
アパートの借り方と契約の際に必要なこと
アメリカに長期留学や長く住むのであれば、アパートを借りるのをお勧めします。
アパート暮らしの方が自分の自由が増えますし、自立もできます。
ただ、アパートを借りる際は大家さんとコミュニケーションや契約などで英語力が必要になります。
関連記事:アメリカの賃貸アパート探し・6つのチェックポイント
アパートの探し方
学校によってはアパートを紹介してくれるところもあるみたいですが、アパートを探すときは自分でインターネットから探すのが一般的です。
気に入ったアパートがあれば、直接アパートのLeasing Office(管理人のオフィス)に電話をして、部屋の見学のためのアポイントメントを取りましょう。
アパートに引っ越す前に必ずその部屋や、せめてモデルルームは見ておく方が良いでしょう。インターネットで使われている写真は古いこともよくあります。
アパートを契約するのに必要なこと
アパートによってもよりけりですが、アパートを契約するのには条件が多々あります。
・ 家賃の2倍・3倍の収入があること証明できること
・ 良い*クレジットヒストリーがあること
*クレジットヒストリーとは
ローンを組む際やアパートの契約の際などアメリカで暮らすにあたって必要不可欠な経歴です。
クレジットカードの利用履歴、支払いの延滞、ローンや借金の数などが記載されています。
クレジットヒストリーのスコアが高いほど信頼性が高いので、ローンを組みやすく、利子も低くなります。
基本的に現地人であれば上記2つの条件を求められますが、留学生はどちらも証明することができません。
その代わりに下記の条件を一つ求められます。
・残高証明書
大学入学の際に学費分の銀行残高証明書が求められますよね?それと同じく契約期間中家賃を払えるかどうか問われます。
・保証人をつける
アメリカに住んでいる人で収入がある人に保証人になってもらいます。留学生でアメリカに親戚が住んでいれば保証人になってもらえるか聞いてみましょう。同じ州内でなくても、アメリカに親戚がいる留学生は結構多いです。
・セキュリティーデポジットを多く払う
デポジットは契約する人皆払いますが、大家さんとの交渉次第で、例えばデポジットを家賃3ヶ分払えば良い場合もあります。デポジットには、アパートを出る際に返金されるものと、返金不可のデポジットがあるので、しっかりと確認してレシートを取っておきましょう。
アパートの家賃
アパートの家賃は部屋の数、立地、アニメティーによってよりけりです。
日本のアパートと違って、アメリカは基本的に冷蔵庫、洗濯機・乾燥機、ヒーター、オーブン、食器洗い機などが付いてきます。家具は付いてないことがほとんどですが、大きな家電が付いているのは助かります。
洗濯機・乾燥機は部屋の中に付いているのとアパート内で共同に使うものがあるので選ぶ際に確認しましょう。
大きな都市のアパートは、洗濯機などがアパート内に全くなく、コインランドリーを利用する場合が多いかと思います。
ホームステイとは違って、家賃の他にUtilitiesを払います。
アパートによってUtilitiesはフラットレートで毎月払い、それでも電気代は別なことが多いです。
ホームステイと違い、アパートに住む際は初期費用(デポジットや家具)でお金がかかります。でも、アメリカだと一人暮らしよりルームシェアが一般的なので、友達と一緒にアパート探しをした方が家賃なども節約ができます。
ルームメイトを探すコツ
ルームメイトといっても部屋をシェアするのではなく、たとえば、2bedrooms 1bathroom のアパートを一緒に借りるなんてこともできます。
スタジオか1bedroom 1bathroomの部屋を一人で借りるより、やっぱりシェアした方が節約できると思います。
Facebookの利用
ルームメイトを探すとき、友人で一緒に住みたい人がいればそれが一番理想的ですが、そう簡単にはいきません。
ルームメイトを探す際に、一番オススメしたいのは、Facebookです。
まずは自分のFacebookのフィードに案件を書いてみましょう!
友達がシェアしてくれれば、友達の友達でルームメイトになりたいって人がいるかもしれませんし、友達の友達であれば全く知らない人よりかは安心じゃないですか?
その友達が同じ学校に通っているのであればもっと良いかと思います。
私は日本に3ヶ月ほど一時帰国をしていたので、日本から住む場所を探していました。
Facebookから友達の知り合いがちょうどルームメイトを探していて、会ったことはなかったのですがメッセンジャーで話して良い条件なのでそこに決めました。お互い同じ学校の留学生で共通の友達がいたので大丈夫かなと。
一緒に住み始めてからも特に問題はなく、1年間住むことができました。その子は一人ですでにアパートを借りていたので、私はアパートと契約をする必要がありませんでした。
残額証明や保証人を探すのが難しい人は、このように部屋を探すのもアリです。
Craigslistの危険性
アメリカにいる人であれば、一度はCraigslistを閲覧した事があるのではないでしょうか。
中古品、仕事、アパート探しなどの案件があるアメリカで最大の掲示板です。
私も何度もCraigslistでアパート探しをしましたが、あまり良い印象はなかったです。
全くの知らない他人と住むはちょっと怖いですし、危ないことも。
Craigslistだけに関わらず、掲示板での案件は詐欺も多いです。詐欺の特徴は丁寧な定型文での返信です。
良い条件が2つあって、返信が両方から来たと思ったら全く同じ内容で来ました。
ちょっと不審に思ったら1行、2行ほどコピーしてインターネットで検索をかけてみてください。詐欺だと同じような内容のEメールがたくさん出て来ます。
あくまで個人的な意見ですが、用心を心がけて利用することに越したことはありません。
学校のアドバイザーに相談
私のカレッジのアドバイザーは手当が厚く、いろんなことに協力的でした。
留学生アドバイザーはそのカレッジに通う留学生全員にEメールを送れます。
ルームメイトの募集や車を売りたい時、アドバイザーに頼むと他の留学生に募集案内を送ってくれました。
アドバイザーからのEメールは必ず目を通すので、この方法でルームメイトや車を簡単に探せていました。
私のカレッジは4年生大学と比べたら小規模ですが、それでも何百人と留学生がいたと思います。大規模な大学だと難しいかもしれませんが、まずは聞いてみたら良いと思います。
ルームメイトとなると一緒に住むわけですし、どんな人と住むかはとても大事ですよね。どの方法で探すにしろ、できる限り相手のことを知って、くれぐれもトラブルや危ないことがないように気をつけてください。
まとめ
アメリカ留学中の住居探し、ホームステイ・アパート・ルームシェアについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
新しい土地での住居探しは苦労することも多いと思いますが、これも留学中の良い経験になります。
少しでもアメリカ滞在中の住居探しの参考になったら嬉しいです。
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