イタリアに長期滞在する際に、知っておかなくてはならないのが、公共交通機関です。
バス、トラム、地下鉄などの公共交通機関を便利に使いこなすことで、行動範囲も広がります。
また、これらの乗り物に乗りながら、イタリア人の会話や生活を垣間見るのも勉強になります。
今回はそんな日常生活にイタリアの公共交通機関の乗り方をご紹介します。
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ビリエットは事前に購入が鉄則!
切符はイタリア語でBiglietto(ビリエット)と言います。
イタリアの各都市のバス、トラム、地下鉄は共通券なので、購入の方法は全て同様となります。
ビリエットの購入方法は、駅の自動発売機、Tabacchi(タバッキ)マークの付いたお店やバール、もしくはEdicola (エディコラ)と呼ばれる駅中のキオスクや売店で購入することができます。
自動発売機は言語を選ぶことができるのですが、残念ながら日本語の設定がないので、イタリア語、英語の指示に従って購入をすることができます。
現金もしくはクレジットカードの使用が可能です。
切符は一回券、回数券、一日券など様々なタイプがあるので使用回数によって購入しましょう。
チケット料金
ミラノ市内:
http://www.atm.it/it/ViaggiaConNoi/Biglietti/Pagine/BigliettiUrbani.aspx
ローマ市内:
https://www.metropolitanadiroma.it/biglietti-metropolitana-di-roma.html
フィレンツェ市内:
http://www.ataf.net/it/biglietti-e-abbonamenti/biglietti.aspx?idC=82&LN=it-IT
一ヶ月の定期券は月の1日に購入すべし!
イタリアの定期券は一ヶ月、一年のものがあります。
一年の定期券は発行する際に、税務番号、滞在許可書またはビザ付きのパスポートが必要となります。
一ヶ月の定期券の日数は日本と異なり、有効期間は月の頭から月末まで(例:4月1日〜4月30日)の一ヶ月券となります。
例えば、4月20日に購入してしまうと、10日分しか使用できないので、定期券は月の1日に購入する必要があります。
定期券
ミラノ市内:
https://www.atm.it/it/ViaggiaConNoi/Abbonamenti/Pagine/Abbonamentiurbani.aspx
ミラノの定期券を購入する際には€35ユーロ/月とカード代金 €10が必要となるので、初回のみ€45がかかります。
ローマ市内
http://www.atac.roma.it/page.asp?p=229&i=14
バスに乗ったら、ビリエットの刻印を忘れずに!
・バスの乗り方
バス停(Fermataフェルマータ)では行き先と番号の確認をし、バスを待ちます。
人数が少ないバス停では手を上げてそのバスに乗る意思表示が必要です。バスに乗り込んだら、まずはバスの中に設置された機械にチケットを差し込み印字させます。
エリアによって機械は異なりますが、同様のタイプの刻印機が必ずバスに設置されています。
不定期ですが、バス内に職員が乗り込んでチケットの確認をされることがあり、もしチケットを持っていて印字がされていないと罰金の支払いを命じられるので、チケットの印字は絶対に忘れないようにしてください。
・バス乗車時の注意点
さらに、イタリアのバス内でのスリ被害が頻発しています。
特に混み合ったバス内での被害が多いので、カバンの口が開いていたり、携帯や財布をパンツのポケットに入れて置くことのないようにし、荷物は必ず前に抱えて乗りましょう。
バスの降車は日本と同様です。
バス停のアナウンスが流れますので、次に下車するバス停のアナウンスが流れたら、バス内に設置されているボタンを押して、降車を知らせます。これは日本と同じですね。
バスを利用する際には、チケットの印字と荷物に十分に注意することを忘れずにしましょう。
ちなみに、ミラノとローマ市内を走るトラムを使用する際にはバスと同様のシステムで乗りこなすことができます。
チケットの刻印、バスの降車の際にボタンを押して降りるだけなので、街中の移動の際にはとても便利です。
日本と同じスタイルで乗りこなす、メトロポリターナ
メトロポリターナ(メトロ)と呼ばれるイタリアの地下鉄。
Mのマークがついた場所が、街中に数カ所あり、このMマークが入り口となります。
時間や曜日によって、入り口がしまっていることがありますが、その場合には、このMマークのライトが点いていないので、確認が必要です。
イタリアの地下鉄は、日本の大都市のように数本の地下鉄が走っていますが、日本同様に地下鉄が色分けされています。
Mの入り口を入ってから、自分が乗る地下鉄の色に辿っていけば、改札に辿りつきます。
改札は日本と完全に同じスタイル。改札の入り口に「×」が点いていれば入ることができません。
「↑」がついているところを使い、チケットを差し込むか、カードをかざすと改札が開き、ホームに降りることができます。同じホームに行き先の違う電車が停車するので、プラッホームに行き先が書いたものが掲示されているので、終着駅と行き先を確認しておけば、混乱することはありません。
目的の駅に点いたら、USCITA(出口)の指示に従っていけば、同様の改札があり、チケットを差し込むか、カードをかざすと、外にでることができます。
イタリアの地下鉄は日本とほぼ同様のシステムなので簡単に乗りこなすことができます。
まとめ
公共交通機関を上手に乗りこなせば、行動範囲も広がりイタリアの生活を十分に楽しむことができます。
ぜひ、公共交通機関を上手に使いこなして、イタリア生活を楽しんでください。
また、各都市のバスやトラム、地下鉄の路線図などは事前に携帯にダウンロードしておくと便利です。忘れてはいけないのは、バス、トラム、地下鉄はスリ被害が多く発生する場所です。
乗り物に乗り込んでほっとした瞬間に気が緩んでしまうことがあります。普段以上に各乗り物に乗る際には、荷物に十分に気をつけることを忘れないようにしましょう。
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