コロンビアの物価は日本に比べると安いものが多いですが、一概には言えません。
さらに今回紹介する第一都市のボゴタでも北と南で物価が大きく変わってきます。
ここではコロンビアの物価、主に筆者の住む北の地域について紹介していこうと思います。
※コロンビアは「ペソ(コロンビアペソ)」という通貨を使っています。金額で言うと日本円の100円が3000ペソくらいです。今回は理解しやすくするために上の金額を参考にしたいと思います。
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1.コロンビアはとにかく野菜の物価が安い!
コロンビアは野菜や果物がとにかく豊富です。理由はその土壌にあります。
コロンビアの土は栄養満点で、種を置いておくだけで大抵芽が出ます。
そのため、手間をかけなくても様々な種類の野菜や果物ができます。
世界的に見ても恵まれた土壌であり、手間が少ない分値段も安いです。
野菜の物価を具体的に見ていくと
野菜の値段は日本と比べるとかなり安いです。
自炊を考えている人は食べ物に関してほとんどお金を使う必要がないと言えます。
具体的には画像の通り、玉ねぎが6個で8000ペソ(230円くらい)日本よりもサイズが大きいことを含めると値段は半分くらいです。
じゃがいもは500グラムで1000ペソくらい(33円くらい)、日本に比べるとかなり安いですよね。
野菜の値段についての一番の魅力は「一年を通じて値段が変わらない」という点にあります。
次の画像は値札がずれていますがトマトのものです。
トマトも500グラム単位で、値段は2245ペソですから日本円で70円くらいです。
基本的に野菜はどれも安いのが魅力ですね。
2. 果物も安く、種類も豊富!!
果物も基本的には野菜と同じように安いです。
そのうえ、コロンビアは年間を通して気候の変動が少ないだけに、常にどの果物も揃っています。
パイナップルは5000ペソ(約170円)と日本でも買えるところでは買えますが、りんごやイチゴなどは日本よりもずっと手頃に手に入れることができます。
日本の果物は手が込んでいるだけに美味しさでは優っているように思いますが、どうしても価格が上昇してしまうようです。
3.広い農場を持つコロンビアの食肉
ボゴタで食べられる肉類は日本と同じで牛や豚、鳥が主になります。
これは牛肉で値段は見えにくいですが500グラムで5000ペソくらい(約170円)になります。
かなり手軽に買うことができますが、ひき肉のようなものを売っていないところも多く、料理に慣れてない人には扱いが少し難しいかもしれません。
4.山の上の都市の魚の値段は...
コロンビアの第一都市ボゴタは標高2600メートルにあります。
したがって、魚を食べる習慣が基本的にありません。
しかし同時に移民の多い国ですので海のある国や地域から来た人もたくさんいます。
ここでは、一般的なスーパーに売られている魚介を紹介します。
魚は冷凍された切り身でも売られていますが、生鮮食品として売られている場合が多いです。
下の写真は、それぞれ500gで、8400ペソ(約280円)と12450ペソ(約415円)です。
筆者自身ここで魚を食べることが少ないだけに日本での相場がわかりませんが、山の上の割には高くないように思えます。
5.コロンビア料理を食べる外食の値段
ボゴタでは外食をするとなるといくつかの選択肢があります。
まず通常のレストラン。
レストランではコロンビアの代表的な食べ物である「アヒアコ」や「バンデハパイサ」などボリュームのある食事を楽しむことができます。
メインとなる昼食の外食費
コロンビアやスペイン語圏の多くは、昼食がメインとなる食事であり、レストランに行くのはお昼時が多いです。
規模の大きいレストランや街のレストランはお昼時に人が溢れます。
ではその時にいくらくらいかかるのでしょう。
レストランなどの飲食店では日本と同じように「ランチメニュー」のようなものがあります。
それを利用してお得に食事をとった場合は、10000ペソ(330円くらい)から15000ペソ(500円くらい)で食べることができます。
料金設定の高めなところでは日本とそれほど変わらないようにも感じますが、量が桁違いです。
日本人の胃袋からしたら十二分目以上、運動部の学生くらいがちょうどいいというレベルで出てきます。
味も美味しいですし、満足感という意味で充実しています。
カフェの料金
カフェでは軽食やパンを食べることができます。
コロンビアの代表的なジャンクフードのエンパナーダなんかも大抵売っています。
エンパナーダは1500~2000ペソくらいで、中に肉や卵が挟んであり意外とおなかが膨れます。
それに合わせてコーヒーを頼むと3000ペソくらい(100円くらい)になります。
カフェ自体はどこにでもあるので小腹がすいたときなんかはちょうどいいかもしれませんね。
6.コロンビア生活に必要な雑貨の物価
ここでは様々な種類の日用品や雑貨を紹介します。
・シャンプー
参考として日本でも売っているものを選びました。
この種類のシャンプーは17590ペソ、日本円に換算すると600円くらいになります。
日本とそれほど差はないですよね。
リンスやコンディショナーもそうですが、安いものから高いものまで存在する点も含め、全体としての相場はあまり変わらないように思えます。
・食器用の洗剤
下の画像のものだと9000ペソくらい、日本円で300円くらい。
サイズ感がわかりにくいと思いますが、日本で市販されている洗剤の大きいサイズのものと変わらないので同じくらいですね。
・トイレットペーパー
参考としてはボゴタでメジャーなブランド、よく目にするものを選びました。
下の画像のものだと12ロールで11390ペソ(400円くらい)日本で6ロールで200円くらいで売られているものとそう変わらないです。
・歯磨き粉
これは物にもよりますが9000~15000ペソくらい。(日本円で300〜400円)
一見日本より高く見えますが、チューブ自体のサイズが日本より大きいためこれも大した差はありません。
以上、見ていただくとわかりますが雑貨は全体を通して日本の物価と変わりません。
化粧品などは日本でも見るメーカーも同じくらいであるようなので、まったく一緒かどうかはわかりませんが、困ることはないと思います。
・そのほかの日用品の値段
そのほかの柔軟剤や洗濯洗剤などの値段は下の画像の通りです。
アリエールは13590ペソ(450円)、柔軟剤のダウニーは10000〜15000ペソ(330円〜500円)
7.「生活の足」交通費はどのくらい?
ボゴタで利用されている交通機関はバスとタクシーのアプリです。
電車は街に貨物用の路線があるだけですし、地下鉄はありません。
基本的に地上を走る車が使われますので渋滞がひどいです。
ではその内訳を紹介していきます。
・通常のバス
よく見かけるのは青いバスです。
バスは乗るときにお金を払うタイプのものなので東京都内を走るものと似ています。
バス停から乗るのが基本的な乗り方ですが時折道の途中で引き留め、乗ってくる人もいます。
料金は2400ペソほどなので日本円で100円もしません。
これも都内と同じですが、最初に上の金額を払えばどこまででも乗ることができます。降りるところさえ間違えなければ本当に便利に使うことができます。
・少し特殊なバス、トランスミレニオ
トランスミレニオも通常のバスと同じように利用できますが、いくつか特徴があります。
1.専用の車線があるということ
信号以外で止まることはありませんので渋滞で止まることはありません。
2.複数の車両からなること
バスが二台連結したような外見で、かなり多くの人を乗せることができます。
3.決まった駅があるということ
通常のバスと同じように最初に払った金額でどこまでも乗ることができますが、駅に降りてもそのまま乗り換えて次の車両に乗ることができるということです。
こちらも上のバスと同じで100円しないで乗ることができるため、目的地の近くまで一定の金額で行くことができます。
欠点としては専用な車線が必要なため、主要な道しか走っていないことです。
それでもかなり広範囲をカバーしているため、通常のバスと組み合わせると不便はほとんどありません。
・最後にタクシーアプリ
通常はバスの走っていない早朝や夜、バス停まで距離があり、雨が降っている時、目的地まで距離があり、バスに乗るための土地勘がない時なんかに活躍します。
よく使われるものは「Uber」や「Beat」、「Didi」などで、いくつか種類があるようです。
もちろん普通にタクシーも走っていますが、お金を多く請求される場合もあるため、「アプリの方が安心」というようになっているようです。
金額はこちらも高いわけではなく、Uberで2キロくらいまでの移動なら最低の料金の5000ペソ(170円)ほどで移動できます。
試しにボゴタの一番北から一番南まで乗るように設定しても46000ペソ(1600円)ほどあるため日本に比べるとずっと安いです。
もちろん南北に移動する際にはバスを使った安いですし、トランスミレニオを利用すれば渋滞もありませんのでそちらをおすすめします。
8.毎日使う電化製品
電化製品の価格帯は基本的に日本とかわりません。
・電子レンジ
具体的な例を挙げるとまず電子レンジ。
画像からわかりますが300000ペソくらい(10000円くらい)します。
安い型を選んで紹介しているので機能を充実させると日本と変わらなくなってきます。
・洗濯機
洗濯機も2900000ペソほどします。日本円で100000円ほどです。
コロンビアの平均的な収入は日本よりかなり安いために個人的に買うのはこちらの人にとって相当難しいように思えます。
そのほか個人的な趣味でイヤホンやスピーカー、携帯電話のケーブルなどを見ても日本の相場とほとんど変わりません。
10.観光の帰りに、おすすめのお土産とその値段
最後にお土産について軽く触れていこうと思います。
まずコロンビアといえば「コーヒー」ですよね。
日本のコーヒー輸入国第三位がコロンビアです。
味の方も酸味が少なく苦みを楽しみたい方に最適です。
値段は地域や品種によって異なっているものの、高めなブランドでも 150000ペソ(500円)ほどで買うことができます。
小さい袋でも売られているので知り合いに配ってもいいかもしれませんよ。
次に有名なもので言うと「Ruanaという服」です。
昔から住む人々の手によって作られるもので、羊やラマの毛でできています。
雨の多いこの地域で作られているものだけにとても丈夫です。
お値段は80000ペソくらい(3000円くらい)。
ボゴタを出るともう少し安く売っているなんて話も聞いたことがあります。
ポンチョに似た、かぶるタイプの服で保温性も抜群です。
南米特有なカラフルなものもあり、デザインもかわいいものが多いためお土産には最適ですよ。
コロンビアの物価まとめ
コロンビアの物価をまとめると食費は日本ほどかかりません。
毎日外食してもまだ安いとは思います。
電化製品や雑貨などについては日本と変わらず安いとは言い難いですが、家具付きのアパートを借りるという選択肢もあります。
アパートの家賃は安ければ月12000000ペソ(40000円ほど)で探すことも可能です。
趣味や娯楽などの費用は高いですが、生活するだけなら日本よりずっと安いことは確かです。
長期的に住むことを考えても日本よりも高くなることは基本的にありませんので長期滞在、旅行の際は参考にしてみてください。
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↑コロンビア滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去のコロンビアの記事一覧はこちら
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