クロアチア移住して本当に良かったと感じる7つの理由

クロアチアに移住して良かった7つの理由

クロアチアは旅行好きじゃない方にはあまりピンとこない国かもしれません。

しかし、2018年のロシアW杯で快進撃を続けたクロアチア。

現地でも大盛り上がりでしたが、日本のメディアにもクロアチアが多く取り上げられて、今まで知らなかった人たちにもクロアチアという国が認識される良いきっかけとなりました。それはとても嬉しい事ですね。

クロアチアは自然豊かなとても美しい国でアドリア海に沿って小さな街が沢山あります。

歴史的な面ではとても苦労した国ですが、今ではたくさんの旅行者が美しい海を求めて各国からバカンスに訪れる魅力ある国です。

移住となるとなかなか情報が少ないためにイメージがわかないかも知れませんが、現地在住者から届けるこの記事をきっかけにクロアチアに移住し、生活するイメージを知ってもらえたら嬉しいです。

クロアチアの物価はドイツやフランスなどの西ヨーロッパに比べて安いイメージがあるとおもいます。

しかし、アドリア海沿岸の街は、観光業で経済が潤ってきているのでその分物価も年々高くなり、けっして安いとはいえません。

クロアチア国内で

  • 首都のザグレブ
  • 観光地のドブロブニク

の物価の差は歴然としています。

ザグレブとドブロヴニクの地図

ただしすべてが高いわけではなく、日本よりも安く買えるものもあれば、高いものもあります。

ここでは、比較的物価の安いザグレブとドブロブニクを比較しつつ、クロアチアでの1ヶ月の生活費をご紹介したいと思います。

最初に結論を言うと、1人でアパートに住む場合は約10万円程度で生活できます。

では、内訳をみていきましょう。

内容:

  • クロアチアの賃金
  • 家賃
  • 光熱費
  • 食費
  • 外食費
  • 生活必需品
  • 通信費
  • 交通費

※クロアチアの通貨はクーナ(HRK)。1HRK=17円程度で掲載

【クロアチアの関連記事はこちら】

↑クロアチア滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去のクロアチアの記事一覧はこちら

まずは知りたいクロアチアの賃金

クロアチア税務署のデーターによりますと、

ザグレブの賃金:

ザグレブの賃金は平均給与は約6309クーナ、最低賃金は3258クーナです。

職業別に見てみると

  • ウェイターやスーパーマーケット労働者の平均給与は約2969クーナ。
  • タクシー運転手は4453クーナ、学校教師は約5196クーナです。
  • 一方、薬剤師は約9650クーナ、医師は25980クーナ。

ドブロブニクの賃金:

ザグレブに続いて2番目に賃金が高いと言われています。

最新のデータによるとザグレブの平均収入、約6217クーナに対しドブロブニクは約6000クーナとのことでした。

ドブロブニクは観光業で栄えており、アパートメントの所有者は観光客に貸し出してたくさんの収入を得ています。

そしてツアーガイド(特に珍しい言語のガイドは重宝されます)は観光客の多い夏の間だけ働き、冬の間は長期休暇をとります。

※プライベートのツアー1時間(ドイツ語ガイドの場合):約600クーナ。

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クロアチアの家賃を見てみよう

【ザグレブの家賃】

  • アパートメント(一部屋)中心地:3092クーナ
  • アパートメント(一部屋)中心地外:2168クーナ
  • アパートメント(三部屋)中心地:5323クーナ
  • アパートメント(三部屋)中心地外:3666クーナ

【ドブロブニクの家賃】

  • アパートメント(一部屋)中心地:3600クーナ
  • アパートメント(一部屋)中心地外:2780クーナ
  • アパートメント(三部屋)中心地:8100クーナ
  • アパートメント(三部屋)中心地外:4800クーナ

ドブロブニクは貸し出しアパートを見つけるのがとても大変です。

ほとんどのアパートが旅行者に貸し出されてるため、長期貸し出しをしてるオーナーを見つけるのは至難の業です。

ただ現地で働くのであれば、会社によっては、アパート込みで採用してくれる場合があります。

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光熱費

クロアチアでは夏場はとても暑くなるのでエアコンをつけて過ごします。

ドブロブニクや南クロアチアの地域は、10月まで毎日30度を超えるのでエアコンは必須です。

冬になるとザグレブは気温がマイナスになることもしばしば。暖房なしでは過ごせません。

また海沿い(南クロアチア地域)は風が強く吹くため、こちらもとても寒いため、暖房を使います。

春や秋はとても過ごしやすいので光熱費が安くなりますが、夏や冬はだいたい下に表記した値段になります。

【ザグレブの光熱費】

一か月の光熱費の平均(電気、水、ガス):1300クーナ

【ドブロブニクの光熱費】

一か月の光熱費の平均(電気、水、ガス):1050クーナ

クロアチアの食費

ザグレブやドブロブニクそしてどの街にも青空市場があります。

毎朝たくさんの食材を地元の人たちが販売していて、そこで新鮮な野菜や果物を安く買うことができます

関連記事:「クロアチアの物価は高いのか安いのか? 物価一覧を大公開!

【ザグレブの物価・食材費】

品目 物価
牛乳(1リットル) 6.31kn (約107円)
パン(500グラム) 5.87kn (約99円)
米(1キロ) 11.7kn (約198円)
たまご(12個) 14.8kn (約251円)
りんご(1キロ) 9.33kn (約158円)
トマト(1キロ) 10.7kn (約181円)
じゃがいも(1キロ) 5.53kn (約94円)
水(1.5リットル) 6.77kn (約115円)
ビール(0.5リットル) 7.90kn (約134円)

 

【ドブロブニクの物価・食材費】

品目 物価
牛乳(1リットル) 6.75kn (約114円)
パン(500グラム) 8kn (約136円)
米(1キロ) 15kn (約255円)
たまご(12個) 16.9kn (約287円)
りんご(1キロ) 10.3kn (約185円)
トマト(1キロ) 11.3kn (約202円)
じゃがいも(1キロ) 6.5kn (約110円)
水(1.5リットル) 11.3kn (約192円)
ビール(0.5リットル) 7.5kn (約127円)

クロアチアの外食費

【ザグレブの外食費】

外食 費用
ランチ 45kn(約765円)
ディナー(二人) 250kn(約4250円)
ケーキ 25kn(約476円)
コーヒー(カップチーノ) 11kn(約187円)

ドブロブニクの外食費

外食 費用
ランチ 90kn (約1530円)
ディナー(二人) 420kn(約7140円)
ケーキ 45kn (約765円)
コーヒー(カップチーノ) 16.5kn(約280円)

 

アドリア海沿岸の観光地の外食代はとても高いです。

ドブロヴニク

旧市街のレストランでのランチは約2,000円です。安めのお店でバーガーがだいたい1,000円ぐらいです。

高級レストランに入ったわけではないのに。。。という値段設定です。

ザグレブは比較的安く、良心的な値段設定なので定期的に外食を楽しめます。

クロアチアはカフェ文化なだけあり、コーヒー代は日本に比べたらとても安いです。ザグレブでは8クーナ(約140円)でカフェでコーヒーが飲めたりします。

クロアチアの生活必需品

生活用品に関してはザグレブもドブロブニクもほとんど値段は変わりません。

クロアチアには代表的なドラッグストアが2つあります

  • dm
  • Muller

というドイツの会社のお店です。

そこではベビー用品からコスメ、日用用品がなんでも揃っています。

とくにオーガニックコスメが充実していて、日本で購入するよりはるかに安く買えるのです。なので普段から値段を気にすることなくオーガニック製品を日常的に使っています。

品目 物価
トイレットペーパー(8個入り) 28kn(約476円)
洗濯洗剤(一箱) 38kn(約646円)
ボディーシャンプ 16kn(約272円)
ヘアーシャンプー 20kn(約340円)
オーガニックシャンプー 50kn (約850円)
歯ブラシ 10kn (約170円)
サランラップ 9kn (約153円)

 

通信費

携帯代

クロアチアの代表する通信会社が3つあります。

  • Vip
  • T−home
  • Tele2

旅行者用にVip、T−homeから一週間インターネット制限なしのsimカードが発売されています。

料金は80クーナ(約1,365円)。

Tele2からは一か月、インターネット10GB、200分通話付きで、料金は55クーナ(約935円)。

これだけ見ても日本と比べてかなり安いですよね。

長期的に電話番号が必要な場合は通信会社と契約してください!月額約165クーナ(2,805円)です。

契約内容によって異なりますが一か月3〜5GB使えます。

今はどこでも(カフェや公共施設など)wifiが使えるので、無制限に使えなくても問題はないと思います。

交通費

クロアチアの一か月間の交通費は日本に比べてとても安いです。

タクシーについては地元の人だと割引してもらえることがあり、空港へ行く時など利用しています。

しかし普段の生活でタクシーを使うことがほとんどありません。

ザグレブだとバスや路面電車が充実していますし、ドブロブニクもバスの路線が充実していて旧市街の外のエリアに行きたい時に利用できます。

短い間隔で運行してるので待つこともほとんどありません。

通勤や通学などで同じ路線を毎日使用する場合は定期券も販売されています。

この定期券で映画や船の料金が割引になったりと各街でいろんなお得な特典があります。

クロアチアの場合、首都より観光で栄えてるアドリア海沿岸の方が料金が高いです。

ザグレブでの交通費:

  • タクシー 初乗り料金 10kn(約170円)
  • 1kmあたりの料金 6kn(約102円)
  • バス 1回の料金 4kn(約68円)
  • 一か月定期券の料金369kn(約6,273円)

ドブロブニクでの交通費:

  • タクシー 初乗り料金25kn(約425円)
  • 1kmあたりの料金 8kn(約102円)
  • バス 1回の料金 15kn(約70円)
  • 一か月の定期券の料金250kn(約4,250円)

クロアチアの生活費のまとめ

アパートメントを借りての一人暮らしだと約100,000円程度で生活できます。

ドブロブニクになるともう少し高いですが、毎日アドリア海を眺められる環境で、一か月間この値段で暮らせるのは私たち日本人からしたら安く感じますよね。

地元の人たちと顔なじみになると割引してくれたり、安いアパートメントを紹介してくれたりするのでもっと安く住めたりします。

数々の美しい島と歴史ある街並みを持ち合わせた美しいクロアチアへの移住も夢ではありません!

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1.言語は英語で大丈夫

母国語はクロアチア語ですが、観光の国だけあって子供からお年寄りまでほとんどの人が英語を喋れます。

そして、とてもわかりやすい英語を喋ってくれます。

海沿いの国なので昔からいろんな国の言語が行き交う場所だったので何カ国語も喋れる人がたくさんいます。

クロアチア人々

私の周りの人たちも3ヶ国語以上喋れる人ばかり!本当にすごい才能です。

2. 人間関係がすごく楽!

正直、始めはとても緊張しました。

クロアチア人はどんな性格なのか、日本とどんな思考、習慣の違いがあるのか、全く予想できなかったからです。

私の経験からいうと、余計な事は考えずに(日本人と接する時は考えてます。)自分に正直になって相手に接する事が仲良くなる近道だと思いました。

始めからオープンマインドで接する事は私たちにとってとても難しい事ですけど、そもそも日本人の感覚での人との距離感が、ヨーロッパ人とは違います。

クロアチアでは気にしないで、思い切ってオープン毎度でいきましょう。

3. 長期休みがある。

私の仕事は10時から13時です。(時々17時から21時までの時もあります。)

そして、週休2日です。

夏休み、秋休み、冬休みもあります。

街の様子を見てると、働いているんだか、なんだかわからない人が、毎日カフェに集っています。

人生、働くことが全てではない、それをクロアチアでは感じることができます。

友達と喋って家族の時間を大切にして、自分の時間も作り、毎日幸せに生きる事が素晴らしい事なんだよ!と言われてる気がして、日本に住んでいた頃と働く事への考え方が変わってきました。

日頃、時間に追われずリラックスすることが大事な局面での集中力に繋がるんだなと思いました。

日本と大きく違う事は勤務時間、そして同僚とのコミュニケーションだと思います。

私の会社は30分間のコーヒータイムがあります。その時間で同僚とカフェに行き、たわいもない話しをして信頼関係を深めています。

最初の頃は、毎日毎日、同僚たちとコーヒーを飲んでプライベートの話をする習慣に戸惑いましたが、今ではこの習慣のおかげて、日本からきた異国の私が、早く仲間の輪の中に溶け込むきっかけになったと考えておりとても感謝しています。

4. ビザ/滞在許可証の取得が簡単。

私の取得した滞在許可証は一般労働許可証です。

私は現在、クロアチアの会社に就職し、日本の企業としてクロアチアで働いているわけではありません。

これを踏まえてお話ししたいと思います。

私はもともとハンガリーで学生をしていました。

ハンガリーの場合、滞在許可証を取得するのに首都のブダペストでしか申請できないようになっていました。

私の勤務先は地方だったので、クロアチア大使館に問い合わせてみたところ、首都のザグレブでしか取得できないと言われました。

しかし、実際クロアチアに来てみて手続きを始めたところ、地方の警察署で申請できると言われたので、ザグレブで申請はせず勤務地の警察署で手続きできました

ハンガリーに滞在していた時は、わざわざ入国管理局に出向き、たくさんの外国人と共に何時間も待って大変な思いをして毎年、滞在許可証を取得していた思い出があります。

それに比べてクロアチアは移住する外国人が少ないのか、手続きした日は私以外いませんでした。

そして自分で用意する書類も簡単でした。(勤務先が証明写真以外、全部用意してくれました)

必要書類をまとめておくと

  • ビザ申請書
  • 証明写真二枚
  • 健康保険加入証明書
  • 宿泊先証明書
  • 雇用契約書
  • 雇用主の会社登録書類、税務書類、雇用理由書

実際、行ったことは、警察署に用意された書類を持き、指紋の採取をされてその後、書類にサインを書いただけです。

後日、全ての書類が受理されたら再び警察署に出向きインタビューを受けるという流れでした。

すごく緊張して警察署にインタビューされに行ったのに、内容は家族構成を聞かれただけでした。

クロアチアの会社に就職してしまえば、滞在許可証を取得するのはびっくりするほど簡単なのです。

5. お魚が食べられる!割安でトロが食べられる!

クロアチアはアドリア海に沿って縦に長い国なので、魚介類が豊富です。

これは日本人の私たちにとってとてもありがたい事です。

魚市場に行けば新鮮な魚介類が手に入り、レストランでは海鮮メニューが充実しています。

そして近年クロアチア産本マグロが注目を浴びていて、そのほとんどを日本に輸出しています。

ところが現地の人に聞いたところクロアチアでは生魚を食べる文化がありません

「カルバッチョは時々食べる。。」と言っていました。

人気の食べ方はグリルです。

私も一度、家に招待されてグリルされたマグロを頂く機会がありました。

とても美味しかったですが、日本人はお刺身が一番!そしてクロアチアではトロより赤身の方が需要が高く赤身の方が高価なのです。

クロアチアに滞在すれば贅沢に割安なトロが食べられますよ♪

6. 週末の過ごし方が充実してる。

私は週末になると友達だちとよく映画館に行きます。

私の住んでる街は野外の映画館が二つと屋内の映画館が3つあります。

どこも現地の人は160円で観られるのです。

嬉しいことに私の住んでる街は地元割引があります!カフェ、レストラン、バスチケットなどなど。

そして少しでもクロアチア語を使えば市場ではおまけをしてくれます。本当に有難いですね。

夏の期間中はビーチにいきます。

平日は余力があったら夕方から泳ぎにいき、週末は一日中ビーチで過ごします。

もちろん海沿いの散歩もします。

毎週末、とても贅沢な時間を過ごしています。

日本で生活していた時はこのゆったりとした時間を見つけることはとても難しい事でした。

自然に囲まれてリラックスした生活を送るのは健康面にも精神的にもとても重要な事なんだなーと、クロアチアにきて、ひしひしと感じています。

7. 近隣の国が面白い。

隣国は

  • 西にスロベニア
  • 北にハンガリー
  • 東にボスニアヘルツェゴビナ、セルビア

と国境を接しています。

  • 南はアドリア海に面し
  • 対岸にはイタリア
  • 飛び地のドブロブニクはモンテネグロ

に接しています。

モンテネグロのコトル、ボスニアのモスタルにはドブロブニクから日帰りで行けます。

コトル

コトル

モスタル

モスタル

ザグレブからだとスロベニアのリュブリャナまでバスで2時間です。

リュブリャナ

リュブリャナ

近隣の国も大変興味深いですが、国内にも国立公園やユネスコ世界遺産など見所がたくさんあります。

私は長期のお休みに、まだ行ったことのない場所に旅行することが楽しみで、いろんなルートがある中から地図とにらめっこして自分のルートを探し出して旅にでています。

クロアチアの移住して良かった理由のまとめ

私はクロアチアに移住して本当に良かったなと心から思っています。

一番住んで良かったと思えるところは美しいアドリア海でリラックスした時間を過ごせる事です。

そして、自然豊かなこの国に住んでから、健康的な毎日をおくっています。

1つだけ悩みがあるとすれば、冬になるとアドリア海域で南東から吹く風の影響で低気圧になり、時々、偏頭痛になるということです。

住んでいて大変な面もありますが、どこの国に住んでいても良い面と悪い面はあり、人間関係、生活の悩みはあると思います。

私は決して外国に向いてる日本人とは言えませんでしたが、いまでは、クロアチアで働き友人ができて毎日楽しい日々を過ごしています。

この記事をきっかけにクロアチア移住に挑戦してみてはいかがでしょうか♪

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