コロンビアは、南米で最も危険とされる隣国ベネズエラに比べればはるかに安全です。
ですが、エリアや時間によっては危険と化すので十分注意しなければなりません。
旅行中は常に周囲に気を配り、治安の悪い地域を避け、事件に巻き込まれないように気をつけることで、安全に観光できます。
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コロンビア治安は最悪なのか?
麻薬王パブロ・エスコバルが殺害される90年代初めまでは日が暮れると外には出られず、コロンビアの治安は最悪でした。
しかし、2002年就任したウリベ大統領は治安対策を最優先し、その後劇的に治安は良くなっています。
旅行者の間では、コロンビアは周辺国のベネズエラ、ブラジル、ペルーやエクアドルより治安が良いと言われています。
とは言っても危険地帯の南米なので、日本と同じ感覚で所かまわず、夜の一人歩きをしていると危険な目にあいます。
でも最低限の注意を守っていればコロンビアはそんなに危険な場所ではなく、素晴らしい国です。
外務省のデータ
外務省の海外安全保障ページによると、コロンビアのほぼ全域に注意喚起がでています。
日本人が旅行するほとんどの場所は「レベル1:十分注意してください。」です。その国・地域への渡航,滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です、とのことです。
レベル2や3の地域もありますが、自転車で旅行したりしない限り、あまり行かない場所なのであまり気にしなくていいでしょう。
十分注意すれば、旅行するのも、スペイン語留学するのも特に問題はないと思います。
都市別にみるコロンビアの治安
一般的に大都市が小さな都市に比べると治安が悪いとされています。
旅行者にとって、一番注意しなくはいけない都市は首都ボゴタです。
中心街であるセントロも夜になると人通りが少なく治安はあまりよくありません。
第2の都市メデジンは場所と時間さえ気を付ければ、危険な目にあうことはまずありませんが、ごくまれに2人組による強盗が発生しています。
人気都市であるカリやカルタヘナ、サンタマルタは常に周囲に気を配り、夜は歩かず、人通りの少ない場所を避ければ、犯罪に巻き込まれることはまずないでしょう。
コロンビアではどんな地域、場所が危険?
山の斜面にある地域は貧困層が住むスラム街が多く治安はよくありません。
セントロも7時以降は人がいなくなり、強盗に遭遇するおそれがあります。
バスターミナル周辺は街中と違い、お金を持っている旅行者が多いため強盗に遭遇するおそれがあります。バスターミナル内でもひと気がいない場所は行かないようにしましょう。
橋を歩いていたら、前に歩いている人が2人組に特殊大型ナイフで脅され財布と携帯を盗られているのを目撃したことがあります。
橋の上は危険な時があります。
お正月にレストランで食事をしていると、近くでバイク2人組が自転車で走っている人めがけて突っ込んできました。そしてピストルを突きつけ、お金を要求していました。
どうやら銀行が近くにあるで、ATMでお金を引き出した後を狙った犯行でした。
安全対策で心がけるべきこと
夜の一人歩き、人通りの少ない場所をさける。雰囲気の悪い場所には近寄らない等、安全対策の基本を守りましょう。
南米のスラム街はアジアのスラム街と違い、興味本位で訪れる場所ではありません。絶対に立ち入り禁止です。
橋の上は逃げ場が限られているため、強盗犯にとっては絶好の狙い場所になります。橋の上は十分注意しましょう。
ATMで出金するときは、周りに怪しい人がいないか確認しましょう。
またバイクに乗っている2人組にお金を盗られたという話はよく聞くので、一人で歩いている際は、周囲にパイク2人組がいないか確認しましょう。
外出する際、貴重品袋は肌身離さず携帯するよりも宿泊施設内で厳重に管理する方がもしもの時を考えると被害が少なく済みます。
万が一のときの対処法(現地警察の連絡先や大使館情報など)
昨年、メデジンで学生が射殺されましたが、盗られたものを取り返そうと必死になってしまいました。
どんなに高級品や大金を盗られても犯人から奪い返そうと思ってはいけません。
相手は犯罪者なのですから、何をしでかすか分かりません。抵抗せず財布と携帯を渡しましょう。
万が一のために海外旅行保険に入っておきましょう。
不運にも犯罪に巻き込まれてしまった場合は、警察にすぐ連絡しましょう。
日本の110番は、コロンビアでは112番です。
在コロンビア日本国大使館所在地は以下の通りです。
大使館:Carrera 7 No.71-21 TorreB Piso11, Bogota
TEL:317-5001(24時間対応)
コロンビアの治安まとめ
コロンビアは危険なイメージがありますが、実際に行ってみると人々はフレンドリーで日本人が想像するほど危険は国ではありません。
筆者は2年間程滞在し、しばしば夜の一人歩きをしていました。
外務省によると「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」もくまなくオートバイで旅行しました。
しかし私自身の最大の被害は洗濯を頼んだら、靴下が片方なくなっていたことです。そのぐらい被害にあっていません。
強盗に遭遇してしまった旅行者の話は聞いたことがありますが、ほとんどのケースは抵抗せず貴重品を渡し、怪我をせずにすんでいます。
コロンビアの旅行者のほとんどは何も犯罪に巻き込まれることなく、この国の居心地の良さに魅了されます。
しかしちょっとした油断により悲惨な目に合わないように最低限の注意を守りましょう。
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