海が綺麗な常夏の国・パラオ共和国。
日本とも時差がなく、治安も良くてとても穏やかな国です。
観光業が産業のメインということもあり、日本語も通じるので海外初心者も安心して渡航できるのが魅力。
今回はそんなパラオに移住するために必須となる、就職活動情報をご紹介いたします。
はじめての方でも安心。海外転職をフルサポート
50のニュースメディアに取り上げられた伴走型海外転職サポート「せかいじゅうキャリア」
→海外転職するための環境とノウハウを手に入れる
パラオ移住は就職しないとできないの?就労ビザがマスト!
パラオに移住するには、就労ビザが必要となります。
パラオには、他の国と違って、留学のための学生ビザやワーキングホリデーのビザがないからです。
3ヶ月ほどの短期間であれば、観光ビザでステイは可能ですが、収入を得ることができませんし、ホテル住まいが基本となってしまいます。
3ヶ月以上の長期滞在をする場合、生活の収入も必要でしょうから、働くことが前提となり、就労ビザを取るのがマストとなります。
パラオ現地の日本人の仕事って、何があるんですか?
日本人の移住者に多い職業は、以下。
- ダイビングインストラクター
- ツアーガイド
- 旅行会社
- レストラン
- ホテル
パラオは観光業がメインなだけでなく、その中でも特に日本人の観光客が多いので、日本人ならではのおもてなしや接客ができる日本人スタッフが求められています。
※ちなみに、筆者はパラオにあるレストランに就職し、フロアマネジャーをしています。
パラオにある商業施設には、どこに行っても大概日本人が1人以上は駐在していますので、言葉の心配もいりません。
先輩にあたる日本人がすでにいてくれるというところが安心ポイントですよね。
※私も仕事をしながら、パラオにある他の会社の方との接点がたくさんありますが、どこもアットホームな会社が多いです。パラオに住む日本人はまるでみんなが友達みたいに仲良くつながりあい、男女を問わず生き生きと楽しそうに仕事をしていますよ。
では、具体的にパラオ現地で働くための就職活動ステップをご紹介いたしましょう。
パラオの仕事の見つけ方は4つのステップに分かれます。
1. WORLD POST を見てみる
インターネットが社会の中心になり、海外の就職活動も本当に手軽にできるようになりました。
現在、たくさんの海外現地から日本人の求人情報がインターネット上に公開されているのをご存知ですか?
例えば、「(国名) 日本人 求人」とキーワードを入力し検索にかけると、たくさんの就職情報が簡単に見つけられます。
その中でも、多くのパラオの求人が載っているのが、WORLD POSTというサイトです。
参考:WORLD POST
現在もオンタイムでパラオのホテルやレストラン、ダイビングショップ、ツアー会社が求人を掲載しています。
まずは、その求人情報に目を通し、気になる会社を探して見ましょう。
2. 直接企業にメッセージを送ってみる
このWORLD POSTのサイトの素晴らしい点は、無料で、すぐに求人をかけている企業に直接連絡が取れることです。
WORLD POSTで気になる企業を見つけたら、早速サイトから直接企業に応募をかけてみましょう。
ファーストアタックは
「貴社の事業内容に興味を持ちまして、まずはご連絡をいたしました。」
という具合に、挨拶を兼ねて、簡潔に。
企業によっては、初めから履歴書や職務歴を添えて応募するようにと指示しているところもありますので、その場合は、先方の指示通りに動いてください。
パラオの企業に連絡を取る際は、現地の日本人が採用担当をしているところがほとんどなので、日本語での入力で問題ないです。
すると間もなく、パラオ現地の会社から直接連絡が返ってきます。
3. パラオの企業に履歴書と職務歴を送る
すでに先の②の段階で、履歴書などを送るところもありますが、この段階で、初めて履歴書や職務歴をメールにて送ってほしいと指示をくれる企業が多いと思います。
ここからがいよいよ企業からの採用審査の始まり、書類選考です。
履歴書などの書類は、企業によっては英語と日本語と両方の作成を依頼してくるところもあります。
メールにて送らないといけないので、全ての書類は PDF に変換します。
- パソコンで作成しPDFの書類にする
- 手書きのものをスキャンしてPDFに変換
※履歴書も職務歴もパソコンで作成することをお勧めします。
理由は、データが残せるので次の機会にも再作成がしやすいから。そして、作成した資料をスキャンする手間がなく、すぐにデータに変換ができメールで送りやすいからです。
インターネットで無料で履歴書を作れるサイトもあります。
<参考>
日本語の履歴書: 履歴書Maker
英語のレジュメ: 転職用履歴書の書き方(テンプレートつき)
4. スカイプなどでビデオ通話面接をする
先方企業に履歴書を送ったら、今度は、面接になります。
書類選考を得て、面接をする過程は日本の企業面接と同じですよね。
インターネットでのビデオチャットを使っての面接になるので、まずは、ネット環境のいいところに移動しましょう。
また、周囲の静けさや、一緒に移る背景の清潔さにも気を使ってくださいね。
場所は落ち着いて話せる自分の部屋のデスクがいいでしょう。
また、面接時の服装は、清楚なものを選びましょう。
日本での面接と同じように、Tシャツ、半パンでは印象が良くありません。ビジネスカジュアルのスタイルは硬すぎず、爽やかです。
ビデオ面接なので、カメラで自分の顔の映る角度や声の映え具合もチェックしましょう。
面接の内容はもちろん企業それぞれですが、
- なぜパラオで働こうと思ったのか
- なぜこの企業なのか
- パラオに移住することを家族は賛成しているのか
という点は聞かれるポイントです。
また、緊張してガチガチに固まった姿ではなく、普段の自分を見せることで、これから一緒に働く現地のスタッフに、自分を受け入れてもらえるきっかけになりますよ。
おまけ:採用が決まったあとは…
就労ビザ取得に必要な書類の手続きを始めます。
こちらに関しては、先方企業よりメールで指示をしてくれますので、それに従いましょう。
※他コラムに私がレストランでの就職時に体験したビザ取得のステップが記載されています。
ご参考になさってください。
関連記事:パラオのビザ3種類を解説!移住にマストの就労ビザ取得手順と必要書類
最後に
パラオ現地で働くための就職活動のステップをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
日本人の求人を出しているところは、パラオ現地にあるとはいえ、基本的には日本人がいる日本の企業が多いので、就職活動のステップは基本的に日本と同じです。
世界をまたいでも、就職活動は一緒に働く仲間を見つける機会です。
リラックスして、コミュニケーッションをしっかりとり、笑顔で挑んでくださいね。