ラオスの首都・ビエンチャンではショッピングモールが立ち並ぶ光景と、現地の伝統的な屋台スタイルの店が並ぶ街並みが楽しめます。
そんなビエンチャンでの暮らしの値段・物価をご紹介しながら、一ヶ月の生活費がいくらになるかを紹介します。
ラオスの通貨はキープで、100キープが約1円になります。(2022年3月時点)
ラオスの貧富の差
首都ビエンチャンで暮らしていると、ラオスの人々の貧富の差を実感することがあります。
例えば自動車。
多くの人の移動手段は安価なバイクを使用し、自動車より圧倒的にバイクの数のほうが多いです。
これは、ラオスの自動車価格が税金の関係で日本で購入するよりも高価なためです。
しかし、とんでもない高級車やスーパーカーも見かけます。
ショッピングモールでは、ゴールドの販売店がたくさんあり、多くの高層マンションが建設されています。
一方で、簡素な作りの建物に暮らす人たちもいます。
清楚な暮らしと裕福な暮らしが入り混じっているのがラオスです。
ラオスで高価なものと安価なもの
ラオスの日常生活での物価は日本に比べると全般的に安いです。
特に「食」に関するものは安価で、屋台文化が定着しているので、いろんなものを安価で楽しめます。
しかし、牛肉は比較的高価です。
肉類の中ではもともと高価ということもありますが、ラオスでの需要が少ないということも理由の一つかもしれません。
その他、自動車のように高価になっているものもあります。
ラオスの工芸品や伝統衣装なども高価なものがあります。
衣料品の物価
ラオスは熱帯モンスーン気候です。
一年を通じて夏服で過ごすことができます。
Tシャツ・ジーパン・サンダルでOKです。
衣料品に関しては、生活費への負担にはならないでしょう。
仕事でのフォーマルな服装は、男性はスラックスにYシャツ、女性はシンと呼ばれるラオス衣装のスカートを着用します。
ラオス正装 女性用スカート | 2,500円~ |
スラックス | 2,000円~ |
Yシャツ | 500円~ |
Tシャツ | 300円~ |
サンダル | 420円~ |
ジーパン | 750円~ |
食料品の価格
主食と主要な食材
ラオスの主食はもち米です。
お米は、かなりの種類が販売されていて、日本米(日本産でないもの)もあります。
山の幸から川の幸と豊富に揃っています。
ラオスは海がないので海の魚は冷凍での販売になります。
日本から輸入された食材も多く販売されていますよ。
食パン 1斤 | 180円 |
米(もち米・日本米など) 1Kg | 85円~ |
牛乳 2L | 320円 |
卵 30個 | 360円~ |
水 1.5L | 50円 |
ビール 330mL | 50円~ |
キャベツ 1個 | 60円~ |
ニンジン 1本 | 20円~ |
鶏もも肉 1Kg | 400円~ |
牛肉 1Kg | 920円~ |
豚肉 1Kg | 500円~ |
マヨネーズ(日本版)450g | 500円 |
ポン酢 600mL | 550円 |
カップラーメン(日清カップヌードル) | 75円 |
外食
ラオスには屋台スタイルの飲食店が数多くあります。
フルーツジュースやラオス風ラーメン・たこ焼きなど、さまざまなファストフードが販売されています。
カフェも充実していて、「ラオスコーヒー」というものもあります。
コーヒーはどこで飲んでも美味しいですよ。
フライドチキン&ポテト | 120円 |
肉まん 1個 | 60円 |
たこ焼き 6個 | 100円 |
コーヒー | 200円~ |
ハンバーガー | 190円~ |
フルーツジュース | 50円~ |
ローカル食堂 1人前 | 250円~750円 |
日本式居酒屋 一人 | 1,000円~ |
焼肉レストラン 一人 | 1,000円~3,000円 |
家賃
ラオスにはアパートなどの賃貸物件がたくさんあります。
家具なしの部屋から、全て揃ったコンドミニアムタイプまであります。
首都ビエンチャンで暮らす場合、やはりセキュリティーが重要となります。
敷地内の出入口に警備員がいるところがおすすめです。
その分料金は高くなりますが、「安心」には変えられないところです。
・コンドミニアムタイプ 一か月の家賃(USドル)
*家具・WIFI・定期的ルームクリーニング付きです。
ワンルーム | 400ドル~ |
ワンルーム+1ベッドルーム | 600ドル~ |
ワンルーム+2ベッドルーム | 1,000ドル~ |
電化製品と光熱費
電化製品の値段
電化製品を販売している店も充実しています。
日本人としては外せない「炊飯器」も購入できます。
扇風機なども揃えておくことをお勧めします。
炊飯器 | 1,500円~ |
扇風機 | 3,400円~ |
オーブントースター | 2,300円~ |
ホットプレート | 2,000円~ |
光熱費
コンドミニアムタイプのアパートでは、ガスを使用していないところが多いです。
キッチンはIHクッキングヒーターです。
暖かい国ですのでお湯を使うケースが少ないのですが、シャワー用に小さな電気湯沸かし器があります。
大き目の湯沸かし器がある場合は電気代が少し高くなります。
・光熱費の目安(一人暮らし)
電気 1ヶ月 | 1,000円ほど |
電気 (大きい湯沸かし器有) | 1,500円ほど |
水道 1ヶ月 | 150円ほど |
医療
ラオスの医療はあまり進んでいないのが実情です。
そのため、十分健康に注意して暮らす必要があると言えます。
ラオスにも社会保障基金に含まれる医療保障制度がありますが、十分な保障とはいえません。
日本人の場合は、日本で海外長期滞在者向け保険に入ることをお勧めします。
首都ビエンチャンには外国人がよく利用するクリニックがあり、多くの日本人も利用しています。
このクリニックには日本人ドクターも勤務しています。
・クリニックでの料金一例
頭痛 診療・血液検査 | 10,900円 |
クスリ(頭痛薬等) | 1,200円 |
皮膚炎 診療 | 300円 |
塗りクスリ(皮膚炎用) | 400円~ |
通信・インターネット
ビエンチャンの街中の多くのカフェやレストランにはフリーWIFIが普及しています。
携帯電話の料金は、プリペイド方式が一般的です。
必要な分だけトップアップして利用します。
ラオスの人は、ほとんどが「WhatsApp」というアプリを利用していますので、通話にはお金がかかりません。
インターネットも少額から利用できるサービスなど、いろいろなパッケージサービスが準備されています。
・携帯でのインターネット料金 一例
データー25MB 1日有効 | 10円 |
データー35GB 30日有効 | 650円 |
データー150GB 30日有効 | 2,000円 |
交通費
公共交通機関
街中の公共交通機関には
- バス
- トゥクトゥク
- タクシー
があります。
バスは、とても安いですが時間通りの運航ではありません。
トゥクトゥクは、最もポピュラーな交通機関ですが料金がはっきりしていません。
タクシーは携帯アプリで呼べますし、料金も確認できます。
・街の中心部から郊外へ 10分程度乗車の場合の料金比較
路線バス (最も安い路線) | 40円 |
トゥクトゥク | 150円ほど |
タクシー | 400円ほど |
自動車と維持費
自動車自体が高価ですが、維持費は安価です。
ラオスは新車しか輸入が許可されていないため、その影響で中古車の価格も高価になっています。
・中古車の相場(10~15年落ち)
中古車の相場(10~15年落ち) | 60万円~ |
免許取得 1年分 | 800円 |
車検 1回/年 (車種により前後) | 500円 |
税金 1年分 | 1,500円 |
自動車保険 1年分 | 22,600円 |
レギュラーガソリン 1L (頻繁に価格が変動) |
130円くらい |
一ヶ月二人暮らしの生活費は12万円程度。生活費の内訳まとめ
実際の生活費の内訳です。
※2人暮らしの場合
※コロナウィルスの影響で外出は控えている場合
家賃(大き目の一軒家) | 77,000円 |
食費(家) | 23,000円 |
外食(レストラン) | 6,000円 |
雑費(生活雑貨品・散髪など) | 3,000円 |
アルコール(主にビール) | 3,700円 |
通信費・WIFI | 1,000円 |
電気 | 1,400円 |
水道 | 160円 |
ガソリン | 4000円 |
合計 | 119,260円 |
まとめ
ラオス首都ビエンチャンの暮らしは、便利さを犠牲にすることなく、伝統的な生活スタイルを感じることができます。
キャッシュレスでの支払いがかなり普及していて、日本にも引けを取らないほどです。
屋台などで食べ物を買ったときでも、キャッシュレスでの支払いができる場所が多くあります。
東南アジアの中でも発展途上の国と言われいるラオス。
活気のある東南アジアもいいですが、ラオスには穏やかな東南アジアの魅力がいっぱいあります。
大都会でもなく田舎でもない、そんな素敵な首都ビエンチャンを楽しんでみてください。
世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」
世界へ広がる海外移住コミュニティ
世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」
参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)
“【特別公開】世界で自由にひとりIT起業”
WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。
1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓