ハイチ移住でわかった7つの魅力(生活面での大変なことも紹介)

ハイチ移住でわかった7つの魅力(生活面での大変なことも紹介)

カリブ海に浮かぶ島国ハイチをご存知ですか?

イスパニョーラ島の西側3分の1を占める国でとなりはドミニカ共和国です。

この国はたどった歴史によってアフリカ文化が色濃くヨーロッパ、アメリカの影響受け独特の文化が形成されています。

ここではハイチ在住者が、移住生活をして分かった7つのすばらしさと実際(大変なことも)をご紹介します。

ハイチ基礎データ

  • 首都:ポルトープランス
  • 公用語:フランス語・ハイチ(クレオール)語
  • 民族:アフリカ系 95%、その他:5%(白人と黒人の混血)
  • 通貨:グルド(店によってアメリカドルも使える)
  • 気候:熱帯海洋性気候

1.一年を通して温暖な気候

ハイチは一年を通じて半袖ですごせる温暖な気候です。

1日の気温は時期によって多少違いますがだいたい20度~35度です。

雨季と乾季があり、

  • 雨季は4月~10月
  • 乾季は11月〜3月

です。

雨季の時期であっても日中は晴れている日が多く通年ビーチやプールに行って泳ぐ事ができます。

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2.美しい自然。カリブの海と澄んだ空気

・カリブの海

国道1号線はハイチ国土を北に向かい、国道2号線は西に向かう道路です。

首都からこの道路を車で走って湾岸道路に出ると青い空と合わさったうつくしいカリブの海を見ることが出来ます。

ハイチの海

時々、白い帆の木造の漁船が漁をしているのを見かけますが、青い海と白い帆の木造船という組み合わせは古い時代にタイムスリップしたような幻想的な世界を感じることができます。

・空気の澄んだ山々

ハイチ(ハイチ語でアイティ)という国名はもともと原住民のインディアンの言葉で山の多い地という意味から来ています。

その名のとおりこの国は全体的に丘や山が多く分布しています。

丘や山に登ってみると澄んだ空気の中に村人が農作業をしているのどかな田園風景を見る事ができます。

この国で一番高い山はドミニカ共和国との国境に近いモントラセル(セル山)で標高約2300mあります。

このモントセルはハイチの代表的なコーヒーの生産地です。

3.自然の中に生きる

ハイチの田舎に行くと公共の電気や水道が通っていない場所がほとんどです。(首都圏や地方都市では1日に数時間電気があり、ホテルなどでは自家発電で24時間あります)

ガスの代わりに炭をつかいます。照明はろうそくかオイルランプです。電気を必要とする場合、発電機を使います。

ハイチの自然

近年はソーラーパネルを取り付ける家もありますが普及率それほど高くありません。

飲料水や生活水はガロンと呼ばれるプラスチックのタンクに湧き水や川の水を汲んできて使います。洗濯は手洗いで湧き水の出ている脇や川で行います。シャワーも同様です。日の共に起き、日の入りと共に寝る。

そんなシンプルな生活がここにあります。

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4.食文化

・主食は人それぞれ

「ハイチの主食って何?」とよく聞かれますが人によって主食にしている物が違います。

お米(長粒米)以外にはパン、バナン(フルーツのバナナとは種類が違い青うちにゆでたりフライにしたりして食べる)やヤム(長芋のような芋)パンの実などです。

米はゆでた豆と炊き込み、バナンとヤム、パンの実はゆでます。

たいていはそれらに肉や魚を煮込んだソースをかけて食べます。

・豊富な南国フルーツ

南国のフルーツでマンゴーがありますがハイチには58種類のマンゴーがあるといわれています。

マンゴーの木は森や山だけでなく町なかや家の庭にも生えていて季節になるとたくさんの実を付けます。

基本的に旬は5月~7月ですが実をつける時期は種類によって違います。

ハイチの代表的なマンゴーは大人の手の平の大きさ程あるフランシックマンゴーです。

そのほか熟したら自分で落ちてくる卵型をしたフィルマンゴー、繊維が少なくニンジンの風味があるバチスマンゴーなどそれぞれ特徴的な形と色があって味も違います。

日本のスイカの外側は丸くて緑に黒のしま模様ですがハイチでは薄いみどり色で長細いたわら型です。中は同じ赤で種の量もかわりません。

パパイヤは種を植えればかんたん育ち自家栽培が出来るほどです。

・健康維持にジュース

ハイチでは昼食にナチュラルジュースを飲む文化があります。

病気などで体力が落ちた時によく「ジュースを飲め」と言われますが健康維持の為だと聞きます。

メジャーなジュースは

  • シトロン(ライムレモン)
  • ゾーランジドゥース(甘いオレンジ)
  • セリーズ(アセロラ)

などあります。

果汁100%ではすっぱくて飲みにくいので絞った果汁に水と砂糖を混ぜて作ります。

その他ミルクと混ぜるパパイ(パパイヤ)やパイナップルの皮を水につけておいて発酵させたジュースなどがあります。

・コーヒーの産地

ハイチはコーヒーベルト(コーヒー豆を生産するに適した地域が地図上で帯状に繋がっている地域)に位置しています。

ハイチで栽培されているコーヒーはブルーマウンテンの原種といわれていて味がまろやかです。

挽いたコーヒー豆をお店で買っていれたり、カフェで入れたてを飲むこともできますが、露天市場や生産者から生豆を買うこともできます。

自分で買って自分で焙煎し自分で挽いていれるという普段できないコーヒーの楽しみ方ができます。

5.生活の魅力。買い物の方法はいろいろ

ハイチでの生活費は家族5人(大人2人に小学生3人)で水道、光熱費合わせて4万あれば余裕です。

ただ首都圏の安全な場所に住み、電気と水道の利用に困らない住居となると日本の都市並みの家賃がかかる場合があります。

・チ・マルシェ(プティマルシェ)とマルシェ呼ばれる露店市場

都市部にはスーパーマルシェ(スーパーマーケット)が何軒もありますが、食品や生活雑貨を安く自分で量を調整しながら買いたい場合、利用されるのがチ・マルシェマルシェと呼ばれる露店市場です。

チ・マルシェでは空き地や道端に布を敷いたり木の台に商品をならべたりして売っています。食料品やお菓子、服飾雑貨や教科書まで何でも売っています。

パッケージに詰められている物もあれば、小麦粉や砂糖など大袋から量り売りしている物もあります。

値段は書いていないので言い値から値切って買うことができます。量をたくさん買うほど割引をしてもらえます。

・マション

マションとは歩きながら物を売る人の事をいいます。

たいていは頭にのせた木で編んだカゴやプラスチックのタライに商品を入れ、声かけしながら売り歩いています。

よく食べるパンなどは同じ時間に同じ場所を通ってくれるのでわざわざ買いに行かなくてもマションをつかまえて買うことができ便利です。

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6.色もカラフル、地域密着型交通手段

・乗り合いタクシー:タプタプ

自家用車以外の移動方法としてはピックアップトラックの荷台に人を乗せるタプタプもしくはカミュネットと呼ばれる乗り合いタクシーがあります。

路線を走る乗り物で料金は一律で、行き先によって10グルド(約12円)~50グルド(約60円)になります。

・カラフルな地方行きバス

地方都市行きのバスは停車している場所によって行き先が決まっています。

このバスがとてもカラフルなデコレーションをほどこされています。

有名なサッカー選手の絵やイエス・キリストの絵、動物の絵などが描かれています。

料金は行き先によって200グルド(約240円)~500グルド(約600円)です。

・道なき道を移動できるバイクタクシー:モート

ハイチには人が住んでいても車が入れない場所があります。

そんな場所まで行きたい場合モートと呼ばれるバイクのタクシーが便利です。

地方では舗装されていない道が多いためタプタプより利用されています。125ccから150ccのバイクに2、3人、時には4人乗りや大きな荷物を持って乗っている人もいます。

山岳地帯などの細い道を行き自宅前まで運転してくれるので便利ですが、距離によっては500グルド(約600円)かかる事もあります。

7.助け合いの精神

ハイチ人は情が厚く親しくなれば積極的に手助けをしてくれます。

タプタプに乗って席が無ければ自分の膝に座れと言ってくれます。

家族、親族、友人、知人が困っていると金銭面も含めて助けます。それはかつて自分が助けられたからです。

そしていずれまた助けられる時が来るかも知れないと思うからです。

金銭や物で助けられてお返ししたくても同じもので返せない時は洗濯をしたり、食事を作ったりと生活の手助けをする事でお返しします。積極的に助けあうそんな人間関係がハイチにはあります。

ハイチ生活では大変なこともある

ここまで、ハイチ移住生活の魅力を紹介してきましたが、大変なこともあります。

最後にこの点について触れておきたいと思います。

・いざ病気になっても信頼できる医者が数少ない

小さいクリニックで処方された薬を使用したところ悪化した経験があります。

・道が悪いため歩いて外出するのにひと苦労

舗装はされているけれど穴だらけ、時々、下水溝の穴が開いたままになっていて危ないです。

・ヘアカットできる所が無い

現地の女性の髪はちりちりなのでカットするよりストレートパーマをあてセットをするのが主流なため、ヘアサロンでもカットする技術がありません。(男性はコワフール(理髪店)でも基本丸刈り)

ハイチ移住まとめ

ハイチは気候が温暖でフルーツも豊富で自然のめぐみを受けながら生活できる国です。

文明社会を超えたすばらしい事がたくさんありますが、インフラ整備が出来ておらず、治安が安定していない国です。

それでも思い切ってハイチを訪問してみようと思われた方はまず安全な宿泊先と信頼できるガイドを探すことをお勧めします。

勇気をだして飛び込んだ先にきっと新しい体験が待っています。

※ハイチに長期滞在したい場合は現地のイミグレーションでParmis de Sejour(パーミデセジュー:滞在許可書)の取得が必要です。(1年更新)

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