これから海外移住を検討している方へ、39の知っておくべき重要なポイントをまとめました。(随時更新します)
当編集部が、これまで数百名の海外在住者と話してきた中で、特に重要と思われるものを5つのカテゴリ(準備編、言語編、ビザ編、住まい編、仕事編)に分け、厳選して紹介します。
「期待していたのと違って、帰国・・」なんてならないためにも、一度チェックしてみてください。
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準備編
住民票、健康保険、税金や年金の手続きは忘れずに
海外へ1年以上行かれる方は、渡航前に役所での手続きを怠らずに。
まずは、最寄りの役所へ行って、どのくらいの期間、どんな目的で渡航するのか、等を踏まえて相談しましょう。
1. 住民票
「海外転出届け」をお住まいの市区町村の役所へ提出してください。
2. 国民健康保険
海外転出届けの手続きをしますと、国民健康保険は支払いが必要ありません。
※「海外療養費」といって、海外で受けた治療を日本へ帰国後に請求できる制度がありますが、あまりメリットはないかもしれません。というのも、健康保険に入れば、年金や住民税も払う必要があるからです。
海外療養費についてはこちら:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3120/r138
3. 住民税
1年以上海外に滞在する場合は、住民税の手続きをしましょう。
ポイントは、1月1日に日本に住民登録されているかどうか、です。
12月31日に出発すれば、日本の住所がなくなりますので、翌年の6月からの1年間は住民税がかかりません。
4. 国民年金
国民年金は、海外滞在中も支払い続けることができます。または、滞在期間の間は支払わない、という「カラ期間」の設定もできます。
ここでは詳しい説明は省きますが、役所に問い合わせし、確認しておきましょう。
5. マイナンバー
新たにはじまったマイナンバー。海外移住する方は、マイナンバーを市町村へ返納しましょう。
健康診断を日本でやっておこう
できることならば日本で健康診断を受けておきましょう。
現地、具合が悪くなってしまっては、高額な医療費がかかってしまう場合もあるからです。もちろん、保険もありますので、渡航する国の保険には入っておくべきでしょう。
また、現地で病院に行った際は、過去の病歴や服用している薬などを聞かれますので、そういった資料を英語で用意しておくことも大切です。
日本語対応ができる病院を探しておこう
病院へ行って不安なのは、日本語が通じるかどうか、という方も多いと思います。
住まいが決まったら、近辺のどの病院で日本語対応をしてくれるか、調べておきましょう。万が一に備えておくと安心です。
常備薬は日本からもっていこう
海外で薬を購入することもできますが、意外に多くの日本人は購入していないようです。
というのも、体にあうかどうか心配、というところで、国が変われば人種も変わる。やはり体にあう薬も変わってきます。
そこで、日本からは数ヶ月分くらいの常備薬は忘れずに持っていきましょう。
持病をもっている方で、病院での処方が必要な薬は、担当医に英語で紹介状を書いておいてもらうと、安心です。
妊婦さんは要チェック!海外の出産はシステムが違う
海外では、無痛分娩が当たり前に行われています。
痛い思いをして産むこと、に日本では重きを置いているようですが、海外ではそれは少数派な場合も。先進国では無痛分娩が主流です。
また、日本ではパブリックの病院で出産される方も多いですが、海外では、パブリックとプライベートでは、待遇が全然違う国もあるようです。
出産は心配事が多いし、せっかく頑張って産んだのにこの待遇って何!・・なんてこともありますので、その国の出産事情は、現地で出産経験のある方から直接情報を仕入れておくとよいでしょう。
お子さんの予防接種は計画的に
家族で移住を検討されている方で、小さなお子さんがいらっしゃる場合は予防接種も重要です。
まずは、現在かかっている病院の主治医に相談しましょう。
海外移住後に、予防接種を受ける場合は、これまでの記録や証明書を用意し、持参しましょう。
歯科医療は高額になる!歯医者は必ず行っておこう!
海外在住者が共通して困っている点の一つの「歯科治療が高額」な点があります。
保険も使えず、自費での治療になることが多く、一回で数万円とられることもあるそうです。
ですので、日本への帰国時には必ず歯医者さんで治療していく、という方も多いようです。
できれば、海外へ渡航する1年くらい前から、しっかりと歯のメンテナンスを行っておくことと、海外でも日々の歯のメンテナンスあは重要になってきます。
保険には入っておこう
海外で、病気や怪我をしたときに役立つのが「保険」です。
渡航する国にもよりますが、日本の保険もありますし、海外の現地保険もあります。
海外移住を決めて、長い間戻ってこない場合は、やはり現地の国の保険に加入しておくほうが無難でしょう。
渡航者の必須事項!在留届を提出しよう
旅券法の第16条で、海外に居所を決めて3か月以上滞在する日本人は、現地の日本の大使館又は総領事館に「在留届」を提出することが義務付けられています。
海外でトラブルや事件に巻き込まれたりという可能性もゼロではありません。そんなときに重要なのが「在留届」です。
この在留届を現地の大使館や領事館に提出しておかないと、あなたが海外に滞在していることが把握されません。要は、安否確認です。
そして、この在留届けを提出しておくことで、犯罪・災害や現地の注意喚起情報を受け取ることもできます。
ですので、現地で住まいなどが決まったら、確実に在留届は提出しましょう。
また、現地で住所が変わったり、帰国したりする場合にも届け出が必要となります。
それなりの資金を用意しておく
滞在費・生活費など、経済面での不安をなるべく少なくしておくことは大切です。
仕事を探すための渡航なら、仕事が決まるまでの滞在費や諸々の雑費が必要となります。
海外でお金のない!という状態は非常に心細いものですので、しっかりお金を貯めて渡航しましょう。
銀行口座を開設しよう
現地で働くことも考えると、給与は現地の銀行口座で受け取ることになります。
早めに、海外の口座を開設しましょう。
ATMが多いところ、日本語が通じるところ、などなど、求めるものに照らし合わせて、銀行は絞っていきましょう。
必要なものは、パスポート、最初に預けるお金、現地の住所が確認できる資料など(※入国して数週間の場合は不要な銀行もあります)を準備しておきましょう。
ビザ編
ビザ/滞在許可の違いを知っておこう
海外移住するうえで、もっとも大切なのがビザ(査証)/パーミット(滞在許可)と呼ばれるものです。
ビザ/滞在許可と記載した理由は、混同してしまっている方もいるので、まず、違いを抑えておきましょう。
ビザ(査証)
海外へ入国する場合、パスポートが必要なのはご存知だと思いますが、この他にビザ(査証)というものが入国審査の際に必要となります。
現在、観光目的の短期ビザについては67ヵ国が3ヶ月間の滞在において、ビザなしで入国することができます。
滞在許可
次に、パーミット(滞在許可)と呼ばれるものについてです。
これは、入国後に、海外で取得するものになります。
観光ビザでは必要ありませんが、海外移住といった長期滞在の場合は、基本的には、この許可証を発行してもらわなければなりません。この滞在許可証がないと、正式には滞在できません。
まずは、ビザ(査証)/パーミット(滞在許可)の違いをきちんと理解しておきましょう。
長期滞在用のビザ/滞在許可を取得しよう
海外移住は長期滞在になるので、ここでは「どんなビザがあるのか」を簡単に紹介します。
もちろん、国によって名前や特徴は異なるので、必ず、各国の移民局で情報を収集しましょう。(ここではビザという言葉で説明します)
- 学生ビザ/ワーキングホリデービザ
- 就労ビザ
- 起業ビザ
- 結婚ビザ
- リタイアメントビザ
- 永住権
などが、主に長期滞在には必要になってきます。
※それぞれ申請書類、必要条件や滞在期間などは異なります。
注意点:
注意したいのは「働く」ということができるのか、ということを理解しておきましょう。アメリカなど、学生ビザでは働けない国も多くあります。これは違法行為となってしまいますので、事前にチェックしておくことをオススメします。
申請は自分でやる?エージェントに任せる?
これは一概には言えませんが、確実に取得したい場合は、エージェントや弁護士などに任せるほうが無難でしょう。
学生ビザや就労ビザは、必要書類が揃えば、比較的簡単に取得できる国も多いため、ご自身でやられているかたも多いです。
一方、結婚から永住権(アメリカのグリーンカードなど)取得になってくると、必要書類が非常に多くなることが予想されます。
書類に不備があると、また再提出となってしまい、数ヶ月単位で時間をロスしてしまう方も多いです。
ましてや、滞在期間が限られているなかで、取得をしなくてはいけない場合は、弁護士などを利用してしまうのもありです。
永住権取得のポイント
海外移住となると、やはり最終ゴールは「永住権」ではないでしょうか。
傾向として、永住権はどの国も年々より厳しくなっているようです。
一般的に、最も簡単な永住権の取得方法は、現地のパートナーと結婚してしまうことでしょう。
5つのポイント!結婚してもグリーンカード取得が簡単ではないアメリカの例
アメリカのグリーンカード取得者からの体験談ですが、大切なポイントをいくつかあげてくれました。
- スケジュールがかなりタイトなので、計画をもって望むことが大事
- アメリアでは結婚を偽装して、永住権を取得しようとする移民もいます。そういった偽装者にグリーンカードを発行しないために、面接などでは結婚相手について、さまざま聞かれます。ここで脱落してしまわないために、過去のメールの履歴や付き合っていた頃の写真などできるだけ多くの資料を用意しておきましょう。
- 最新情報を常に移民局のサイトでチェックすること
- アメリカの場合、ビザジャーニー(英語)というサイトにリアルタイムで取得中の方の情報が得られるので、こちらをチェックする。
- 移民局の担当者次第。これは運。どうしてもうまくいかない場合は速やかに弁護士へ頼むのも有り。
語学編
圧倒的なアウトプットとインプットで言語上達!
海外にいけば、英語を話せるようになると考えている日本人も少なくありません。
ですが、海外移住をしただけで上達するということは一般的にありません。
大切なのは、
- 多くの外国人と触れ合い、話す=スピーキングするアウトプットを徹底すること
- また、大事なインプットを怠らないこと
です。
話すことを上達させたければ「話す」訓練が必要です。
そのためには、積極的に自分から話す意識が大切です。
そして、言語の上達を支えるのはアウトプットだけでなく、学習するインプットも大切です。
人は知り得ないことを話すことはできません、知識として学んだことだけを話すことができるので、しっかりと「勉強する」という気持ちが大事です。
お金をかけずに言語を効率的に学習する方法
日本ではあまり知られていませんが、海外ではランゲージエクスチェンジは一般的です。
これは、日本語を学びたい外国人と、外国語を学びたい日本人をマッチングし、お互いがそれぞれの言語を教えあうという方法です。
大きなメリットはいくつかあります
・お金がかからないこと
高額な語学学校にいく金銭的な負担が減ります。
ランゲージエクスチェンジは無料なので、お金の心配がありません。
・現地人の友達ができること
これは大きなメリットでしょう。
日本語を学びたい外国人は、日本に対して興味があり、日本人に対して、とても優しく接してくれます。
海外移住の際は、貴重な友達となってくれるでしょう。また、そこから、現地のネットワークがさらに広がっていくことが期待できます。
「知らない人なんて怖くない?」とよく言われることもありますが、相手を女性だけに絞ったりし、フィルタをかければ、安全です。(確かに、女性目的の男性もいるようですが、同姓に絞れば不安は減るでしょう。)
間違っても気にしない
よく日本人が陥りがちなマインドとして「間違った言葉を話してはいけない」というものがあります。
この単語は合っているのか、この文法は間違っていないか、などと、あれこれ考えながら会話をしてしまいます。
仕事での重要な場面ではさておき、日常会話ではこのマインドは捨てましょう。
海外移住で大切なことは、間違いを恐れず、言葉を話すことです。
ミスを恐れていると、話すタイミングを失いますし、この人は意見がない人、と思われてしまいます。
完璧な英語を話そう、という意気込みはかえって、足かせになることがあります。
外国語は母国語になることはない
どれだけ海外生活が長い人でも、共通して聞くのは「母国語は日本語である」ということです。
一見外国語をペラペラに話している海外在住者でも、あくまで第二言語としての能力であり、日本語と比較すれば、全然話せないレベルなのです。
英語をしっかり勉強することは大切です。
でも、あまり突き詰めても、母国語レベルにするのは至難です。
下手な言葉もぶつけましょう!主張することの大切さ
言語編としての続きの話ですが、海外移住をすると、日本のような場所は少なく、多民族国家であることが多いです。
要するに、現地人だけでなく、同じく移民として移住してきた外国人が多く、彼らも第二言語としてその国の言葉を使用しています。
彼らのマインドは「母国語じゃないんだから、当たり前!あんたがこの下手な言語を理解しなさいよ」というスタンスで話してきます。
お互い、第二言語として現地の言葉を話しているわけですので、臆することなく、下手な言葉でもガンガンぶつけていくことが大事です。
何も言わないと相手のほうが有利になりますし、意思のない人だと思われます。
日本人が得意ではないかもしれませんが、自分の主張をしっかり、下手な言葉でも伝えることの重要性はどの国でもいえることです。
英語だけに頼らない
公用語が英語でない国へ移住する場合は、やはり現地の言語を最低限勉強しておくことが大切です。
先進国だから大丈夫!だと思っていたら、英語がまったく通じない。。なんてこともあります。(これはドイツの事例)
ですので、日本にいる間に最低限の言語を覚えていきましょう。
言葉はうまく話せなくても、「現地の言語で一生懸命話そうとしている」という姿勢は、現地人にはとても喜ばれます。
帰る場所を持つこと。精神的に病まないために・・
どれだけポジティブな人でも、異国の中で生活をしていれば、文化の違いや言語や、人間関係など、さまざまなところでストレスを精神的に磨り減ったしまったりする方も多くいます。
そんなときに大切にしたいことが「帰る場所を持つこと」です。
物理的に日本に帰ることはできませんので、この場合、自分が落ち着く人(家族だったり、友達だったり、ホストファミリーだったり)や落ち着いたり、気分が上がる場所を見つけておくことが大切です。
気分が落ち込んだときに、この自分が自分でいれる場所を持つとすごく強いです。
そして、日本語を話す瞬間は「本当の自分でいれる瞬間」でもあります。
よく聞くのは、外国語を話しているときは、第二の自分といった感覚があるそうです。
日本語を話す瞬間が自分自身のアイデンティティをより感じるときなので、日本語も大切にし、海外移住しても日本語は話さないというよりは、思いっきり日本語で自分の気持ちを思いっきり伝えたり、ぶつけたりする時間も意外に大切です。
まずは、海外生活を始めたら、こんな場所を探してみてください。
文化編
何でも食べれるようにしておく
日本は本当に多くのグルメで溢れています。グルメ大国といっても過言ではないでしょう。
しかし、海外ではそうはいきません。
基本的には、日本のような豊富な種類の食はありません。
そうなったときに、大事なのは「何でも食べて、食を楽しむこと」です。
あまり好き嫌いのある人は、もしかしたら、海外移住は辛いものになるかもしれません。
そうならないためにも、どんなものでも美味しく食べて、楽しむ気持ちが大切です。
移住先の文化や歴史を学んでおこう
海外で暮らしていると、日本では考えられない、あり得ないと思うことが日常的に見受けられることもしばしばあります。
海外移住するうえで、その国の文化や歴史を事前に勉強しておけば、最初は戸惑うかもしれませんが、その国や文化の在り方に、その積み重ねによっての現状が成り立っていることに気付かされる日が来ることでしょう。
文化や歴史を事前に学習しておくことは、現地の言語を学ぶ以上にその国の仕組みを大きく理解できる手助けとなるでしょう。
また、現地について学んでおくことは、現地の方と会話したときに「自分の国のことを勉強している」と思ってもらえますので、好感を持ってもらえ、親密度があがるでしょう。
国が変われば法律が変わる
これは当然のことですが、意外に自覚せずに海外で生活をして、大変な思いをしている人もいます。
例えば、最低時給が定められていたり(違法な時給で働かされないために)、子供も一人にしてはいけない法律があったり、と、日本では考えられないルールというのは存在します。
いく先々の国で、最低限知っておかなくてはいけない法律は、海外在住者に聞くなどして、事前に把握しておきましょう。
やってはいけないことを理解する
法律と同じく重要なことがあります。
それは、「その国でやってはいけないこと」をよく理解しておくということです。
例えば、子どもの頭をなでてはいけない、ものやお金を渡すときに左手を使ってはいけない国もあります。
とくに宗教に関しては、よく理解して、その国の人の感情を害さないように気を付ける必要があります。
どの国に住むにしても、「その国に居させてもらっている」ということを忘れてはいけません。
異文化をどっぷり浸かり、受け入れる心
海外移住とは、海外の異文化のなかで暮らすことです。
異国へいけば、文化や風習が違うのは当たり前。
例えば、スーパーのレジで待っているので、前のお客さんとレジの店員がずっと話しこんでいる、こんなとき、ついつい「待っているいるから、早くしてよ!」とイライラしていては、気持ちが持ちません。
お金を払ってもお釣りが返ってくるとも限りません。
イラっとすることがあって、日本では有りえないことを、当たり前のように受け入れる気持ちを持つことは本当に大切です。
飛び込んでしまう勇気
言語やビザなど、海外移住をするときには、いろんな不安もつきまとうでしょう。
私たちが多くの海外在住者を話していて、そのなかでも、本当に現地を楽しんでいる方々の共通点は「飛び込んでしまおう」という精神でした。
何とかなる!のある種の楽観主義です。
でも、実はこれは本当に大切だったりします。
現地で生活していれば、さまざまなトラブルや壁にぶつかることもあるでしょう。でも、そんなときでも、前向きにぶつかっていく勇気のある方は、その障壁を超えていけるでしょう。
居住編
短期滞在先を拠点に賃貸探しをしてみよう
日本にいながら、海外の物件を見つけるという方法はあまり現実的ではないかもしれません。
というのも、実際の物件を見てみないと、わからないことが多いからです。
その場合は、まずは短期滞在先を確保して、そこを拠点に数週間滞在し、物件まわりをする、という方が多いようです。
最近だと、エアビーアンドビーなどで格安の滞在先を確保することも可能なので、こういった滞在先も候補の一つとして検討してもよいえしょう。
また、現地には賃貸サイトがありますので、そこから大家さんなどと連絡をとり、立会いながら物件を見て回りましょう。
シェアハウス、シェアフラットを有効活用する
住まいというのは生活費のなかでも、大きなコストを占めるものになります。
そこで、活用したいのが「シェア」です。
日本でも、シェアハウスの知名度は徐々に上がってきましたが、海外では当たり前のように利用されています。
数人で住めば、その分家賃が安くなり、10万円近くする賃料が数万円で済むことがほとんどなので、費用を抑えたい方は必須になるでしょう。
また、外国人も多く利用しているので、そこで海外の友達ができる機会も増えるでしょう。
現地のネットワークで住まいを抑える
日本の場合、賃貸物件で困ることはあまり体験はないと思います。
しかし、海外の都市によっては、慢性的な物件不足が続いている都市もあります。
ではどうすればよいか?
早めに探し始めることは大事ですが、はやり現地のネットワークを作っておき、物件を紹介してもらうことです。
ようは、知り合いのツテを使って、空き物件を先に抑えてしまう、という方法です。あるいは知り合いが退去するタイミングで教えてもらい、自分が入居する、という方法です。
お金を使わずに家具は揃えられる!
現地で家具をすべて揃えていると、大変なお金がかかってしまいます。
そんなときに役立つのが「掲示板」の存在。
海外在住者の情報のやりとりが活発なので、帰国するタイミング、家具を譲ってくれたり、売ってくれたりします。
例)トロントの掲示板
https://kaigai-bbs.com/can/yto/
こちらには家具だけでなく、住まいやそのほかの情報交換も活発なので、こういったサイトを活用して、必要最小限の消費で引っ越しをしましょう。
プレビルドの新築物件には注意を!
東南アジアでは現在、不動産投資も加熱しているため、多くの新築マンションが開発されています。
日本での仕事をリタイアされて、東南アジアに移住する方も年々増えてきています。
そんななかで、失敗してしまう例が、プレビルドの新築物件を購入してしまうことです。
何が危ないのかというと、プレビルドなので、まだ建物は完成していません。そんななか、移住を決めてしまうと、現地に着いたのに、まだ建物が完成しておらず、住む場所がない、ということになってしまうことがあります。(これは実例です)
こういったトラブルは多々あります。
プレビルドが絶対的にオススメできないというわけではありませんが、そういったリスクが内在していることを理解しておきましょう。
資産価値が上昇する海外不動産事情
日本の住宅事情は、住宅の資産は年々減少していく、というのは誰もが知っていることでしょう。
例えば、2,000万円で購入した家は、10年後には1,000万円になっているとか。
しかし、海外の事情は違いますアメリカ、オーストラリアを中心として先進国では、基本的には不動産価値は上昇します。
2,000万円で購入した不動産が、10年後には2500万円になっているとか。
先進国では、日本のように新築物件を購入する、ということは少なく、多くの方が中古物件を購入します。
そして、それを自分たちでリフォームしたり、メンテナンスすることが文化なのです。(海外では、リフォームする場合、行政への届け出が必要となる場合があります。)
きちんと手入れすることが前提で、その後、引っ越す際に、購入価格よりも高く売れるということがほとんどです。
日本人にとっては驚きかもしれませんね。
不動産を購入する際の注意点
ここでは、投資ではなく、あくまで自分たちで住む住居用という観点となりますが、さきほど、海外での住まいはメンテナンスすることが前提、ということをお伝えしました。
そうなると、広くて、庭が大きな物件などになると、広さに応じて、メンテナンスは大変になってきます。
例えば、子供達の為に、バックヤードが広い家を購入したけど、日々の芝刈りがとてつもなく大変という方もいらっしゃいます。
物件が大きくなれば、悪くなる箇所も増えてくるので、当然メンテナンスの負荷も大きくなりますので、そのあたりを踏まえて、物件選びをしてみてはいかがでしょうか?
仕事編
手に職がある人はやっぱり強い!
日本で特殊な資格をもっている方は、海外での仕事はやはり有利です。
今「何にも手に職がない!」という方は、事前に準備をしておき、現地の仕事に困らないようにしておきましょう。
オススメ!仕事を探す3つの方法
転職サイトに登録
まず、日本にいらっしゃる方は、転職サイトに登録しておくことは必須となります。
世界的には
- Indeed
- Mixb
といったウェブサイトも利用されることをオススメします。
現地の気になる企業へ突撃訪問!
これをやられている方は少ないですが、海外では常に履歴書を持ち歩くことが大切です。
そして、きになる企業には直接持ち込みましょう。
そうすることで、採用の率が格段と高くなります。
現地のネットワークを利用する
現地人とのネットワークも大事にしましょう。
現地の方とのたあいもない会話のなかで、「あ、今こんな人募集しているんだよね。履歴書送って」ということは当たり前にあります。
スーパーのレジですら、そんな会話がされているくらいです。
ですので、現地人とのネットワークや会話は大切にし、常に仕事先がないか聞くなどし、良い就職先を探しましょう。
まとめ
ここでは、海外移住をするうえで大切な39の項目を纏めました。
海外移住となると、多くのことを準備し、覚悟して望まなくてはいけません。
ですが、そこを乗り越えたとき、新しい人生が始まり、これまで体験することのなかった充実感を味わうこともできるでしょう。
今、舞台は世界です。
恐れず、チェレンジ精神をもって、海外移住へ踏み出しましょう!
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