ベネズエラが南米で最も危険な国なのは間違いありません。
南米自体、治安の悪い国が多いので、世界で最も危険な国の一つと考えていいでしょう。
旅行中は最善の注意を払い、運悪く事件に巻き込まれてしまった場合は最小限の被害に抑える必要があります。
ベネズエラ治安状態は?最悪なの?
チャベス政権時より治安は最悪でした。
チャベス死後、不正選挙で大統領になったマドゥロは自己利益に執着し全く人気がなく、治安はさらに悪化しています。
旅行者のみならず、ベネズエラ人の多くも何らかの犯罪の被害にあっており、カラカスは危険すぎるということで、地方都市に引っ越す人もいます。
警察は何も役に立たず、無法状態と化しています。
自分の家族や親せき、友達が強盗に遭遇し、銃で撃たれたという辛い過去を背負ったベネズエラ人も少なくありません。
世界有数の産油国でありながら、経済状況は最悪で、ハイパーインフレーションにより経済危機に瀕しています。また必需品が手に入らず市民の不満は高まり、暴動が頻繁に発生しています。
ベネズエラに関する外務省のデータ
外務省の海外安全保障ページによると、日本人旅行者に人気のロライマ山やエンジェルフォール、メリダ、コロ、マルガリータ島は「レベル1:十分注意してください。」です。
ベネズエラ滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
首都カラカスやコロンビアとの国境周辺は「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」です。
渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。
外務省の危険情報は、国家政策や国家戦略といった国家安全保障の観点から決定し、旅行者だけのために決定しているわけではありません。
そのため旅行者にとっての治安事情は、同じレベル1の地域でも大きく異なることがあります。危険情報を鵜呑みにし、十分注意すれば大丈夫だろうと甘く見てはいけません。
ベネズエラの都市別にみる治安
一般的に大都市が小さな都市に比べると治安が悪いとされています。
旅行者にとって、一番注意しなくはいけない都市は首都カラカスです。
中心街であるセントロ、安宿街は治安が最悪です。
第2の都市マラカイボも市内を歩いていると殺気を感じ、治安は最悪です。
人気のあるロライマ山やエンジェルフォール、メリダ、コロ、マルガリータ島は、上記2都市に比べると治安はだいぶ良いのですが、治安は非常に悪いと考えざるを得ません。
ベネズエラではどんな地域、場所が危険?
正直言って、ホテル内の客室でさえ安全とは言えないので、どこでも危険です。
しかし、とりわけ危険な場所があります。
カラカスでは、一般的に東にある地域より西にある地域の方が危険とされています。
安宿街やセントロは昼間でも危険です。
カラカス空港周辺も治安は最悪で、国際空港から隣接している国内空港に移動する際、誘拐され、ATMに連れて行かされ全額お金を出金せざるを得なかった日本人もいます。
山の斜面、川付近や中心街から少し離れた地域は貧困層が住むスラム街が多く危険どころの話ではないです。
ベネズエラでは闇レートと公定レートとの差が約130倍(2017年7月現在)と激しく、旅行者は闇両替せざるを得えません。
国境付近でたくさんの人が両替しているのであればたぶん大丈夫でしょうが、ホテルや宝石商、旅行会社等で両替する際には危険な時があります。
安全対策で心がけるべきこと
旅行者が犯罪に巻き込まれるケースで一番多いのは強盗です。
夜の一人歩きは絶対にいけません。
集団で歩こうが、周りにたくさん人がいようが関係なく強盗は襲いかかってくるため、夜は集団でもタクシーで移動すべきです。できれば夜間は外出しないでください。
両替する際には、他の旅行者から情報を集め、信頼できる人から両替すること。
両替するときは、試しに少額両替し、大丈夫そうだったら次回から両替金を増やすこと。
自分は常連客だからと安心し、安宿のスタッフに両替を頼むと、突然偽札だと叫び出し、気の狂った連中が現れ、有り金と貴重品の全部をフロント前で強奪された日本人もいます。
ベネズエラのスラム街はアジアのスラム街と違い、興味本位で訪れる場所ではありません。現地の人でさえ絶対行きません。
間違って行ってしまったら、自殺行為となるでしょう。
予めホテルの人に行ってはいけない場所を確認しましょう。
外出する際、貴重品袋を携帯してはいけません。必要最小限のお金だけを携帯しましょう。貴重品袋は宿泊施設内で厳重に管理すべきです。これは万が一強盗に遭遇した際、被害を最小限にしてくれます。鍵のかかったスーツケース内に入れとくか、自前のカギで貴重品ロッカーに入れておくべきです。
万が一のときの対処法
万が一事件に巻き込まれてしまったら、犯人の言う通りにしましょう。
走って逃げるという手もありますが、犯人が発砲してくるかもしれません。
相手は犯罪者なのですから、抵抗せず貴重品の全てを渡しましょう。万が一のために海外旅行保険に入っておきましょう。
不運にも犯罪に巻き込まれてしまった場合は、警察で盗難証明書等を発行してもらいましょう。
在ベネズエラ日本国大使館所在地は以下の通りです。
Torre Digitel, Piso 9, Av. Don Eugenio Mendoza con Esquina Calle Miranda, Urb. La Castellana, Chacao, Miranda
電話:0212 262 3435
【月曜日~金曜日(休館日を除く)8:30~12:00・13:00~16:00】
ベネズエラの治安まとめ
実際に行ってみると、ベネズエラは非常に危険な国です。
しかし、ごく一部の犯罪者を除くと、多くの人々はフレンドリーで優しいです。
物価は南米で一番安く、女性はミスコン世界大会でしばしば優勝している事からも分かるように大変美人です。
どんなに十分注意をしていても強盗に遭遇してしまうことはあります。
抵抗せず貴重品を渡し、怪我をしないようにしましょう。犯罪に遭遇するときは、被害者側にも油断やスキがあるケースが多く万全の対策をすればかなりの確率で犯罪は防げます。
メリダでスペイン語の語学留学を1年間していた大学生の女性は、昼間でも一人で外を出歩かず、タクシーで移動するか友達と一緒に行動し、何も危険な目に合うことなく留学を終えています。
カラカスに長年住んでいて、全く犯罪にあったことがない人もいますし、2年程不法滞在している旅行者で夜の一人歩きを毎日しているのですが、危険な目にあったことがない、という人もいます。
ベネズエラの治安が最悪なのは分かっているが、この国が好きで、離れられなくなってしまう旅行者も数えきれない程います。
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