【学生が作る!】アメリカ・大学授業のリアルと疑問を全解決

【学生が授業を作る】アメリカ・大学授業のリアルと疑問を全解決

ここではアメリカの大学の授業について詳しくお伝えします。

コミュニティーカレッジ(短大)や大学留学を考えていらっしゃる方は多いと思います。

授業システムは日本の大学と比べてかなり違います。こちらの大学で勉強しようと思うなら、かなり本腰を入れてやらなければついていけません。

ぜひ、参考にしながら、アメリカの大学留学を成功させましょう。

アメリカの大学は【学生が主体となる】授業スタイル

日本のように教授が一方的に講義をして授業が終了するという事はほとんどありません

大講義室の中で100人以上の学生がいても、学生がどんどん手を挙げて意見や質問をして授業を作っていきます。

筆者の娘が大学一年で少人数(20人ほど)のクラスでも同じ様にして行われると言っていました。

日本では学生は常に受け身ですが、こちらは学生が授業を作っていくという感じです。

日本人留学生はまずこの光景を見て、面食らうと思います。欧米人がよく主張できるのはこの様な教育の中で育ってきたからです。

0点になる?発言・挙手をしよう!

授業スタイルで述べたように、発言や挙手はクラスの中では当たり前の事なのです。

学生がクラスを作っていくという感じです。

例えば、娘のクラスでは発言がない場合には0点になります。

きちんと意見を皆んなの前で主張できる人材を形成し、社会人として貢献できる為の準備を大学では行なっています。

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授業について

・授業時間:基本は50分

基本的に50分のクラスです。

クラスによっては3時間のクラスがあります。この場合は週に一回です。

例えば、研究のクラスや映画作成のクラスです。

・授業単位

娘の大学は2学期制で1学期にフルタイムとみなされる学生は12単位〜18単位取ります。

普通は1教科につき3単位もらえるので、4〜6教科になります。研究のクラスは3時間の週一で1単位しかもらえません。

6教科になるとかなりの勉強量を要するので、学生アドバイザーは4教科もしくは5教科取るように勧めています。

娘は6教科(18単位)取っています。毎日時間の配分を考えてこなすようにしていますよ。

・一般教養科目

英語ではGeneral Educationと言います。

大体1年生、2年生の時に集中して取るようにし、3年生、4年生では自分の専攻科目と選択科目を取るようにします。

一般教養科目は社会科学、人文学、芸術、自然科学です。それぞれの分野の最低単位を取るようになります。

科目の選択に関しては、大学にアカデミックアドバイザーがいますので、一緒に相談しながら決めたりしましょう。

きちんと4年間で卒業できるように間違った取り方をしていないか等チェックしてくれますよ。

・パソコンが中心

大講義の場合には教授の授業を皆パソコンを使って行なっています。

高校でノートに全て書く習慣がついていた娘は一番最初の大講義の時にノートに必死に書いていて、手が痛くなって字がきちんと書けなくなったそうです。

周りを見てみると、みなパソコンを使っています。

・アメリカの大学にはゼミがない?

教員と学生が研究活動をするゼミの授業ですが、アメリカではありません。

日本の大学だとゼミで親交を深めようとかで友達を作り易いですが、アメリカでは残念ながら存在しません。

専門分野のクラスや一般教養のクラスを始める時期も時間帯も違いますので、積極的に話しかけて友達を作るしかありません。

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専攻はゆっくり決め、アメリカは卒論がない

専攻は全員が入学の時に決めているわけではなく、大体、1年生と2年生の時に一般教養科目を取って、3年生と4年生で専攻に応じた専門分野を学ぶようになります。

ですので、最初の2年間で何をやりたいのかじっくりと考える時間ができ、その後に決める事ができます。

また、専攻するものを先に決めて入学しても多くの一般教養科目を取っていくうちに、違う専門分野の方に目を向ける事が多々あります。

多くの学生は途中で専攻を変えたりしています。

アメリカでは卒論がない

日本の大学では卒論がありますよね。

毎日図書館に通って調べて完成させるイメージの卒論ですが、アメリカの大学ではありません。

卒業に必要な単位をきちんと取っておけば、卒業になります。

大学での課題や勉強量はどの程度?

・課題は多い。しっかり計画を立てよう

アメリカの大学の課題の多さにはビックリするでしょう。

  • リーディング
  • 論文
  • プレゼンテーション(グループ)
  • Math Lab
  • Spanish Lab

などのコンピューターに教授が組み込んでいる宿題等が主です。

今日は少しゆっくりできるという日はありません。明日やろうという事をしていたら、次から次へと溜まっていって結局提出できなかったとかという結果になります。

計画を立ててこなしていきましょう。

また、課題をこなすだけではなく、理解しなければ試験に響きます。

日本では中間テストと期末テストぐらいですが、アメリカでは色々な方法で評価されます。ある意味では、テストが苦手な人には有利ですよ。

・勉強量はかなり多い。脱落しないために・・

上述したように、勉強量はかなり多くなります。

試験前になると、大学の図書館によっては24時間開けているところもあるほど。

寮に住んでいる学生にとってはありがたいですね。

よく、「中退をする学生が多い」というのを聞きますが、このような状況に耐えられなくなった学生が脱落します。

健康面にも気をつけながら、成績を維持していかないと卒業ができません。

アメリカの大学留学を考えられている方はこの点をよく考えておきましょう。特に英語が母国語でない日本人にとっては勉強量は何倍もの時間を要します。

大学生はどんな週末を過ごしている?

学生はパートタイムの仕事をしたり、個々のクラスのプロジェクトをしたり、テスト勉強をしたりと様々です。

私の娘は毎週土曜日は映画関係の仕事を6時間やり、家に帰るとすぐに宿題やテスト勉強をしています。

どこかに友達と出かける人もいますが、夜は勉強をしないと授業についていけなくなります。

大学に入ったら遊べる!という考えは甘いため、週末は自分のやりたい事と学業を両立させて過ごす時間にしましょう。

大学は大変!だからストレス解消法を見つけよう

これだけの勉強量ではストレスも溜まってしまいますよね。

学生を予定している方は、ストレス解消法を見つけておきましょう。

・YouTubeを見る

お菓子を食べながらYouTubeを見る事です。勉強の事は一切忘れて楽しんでいます。

・エクササイズ

ヨガ、散歩、ストレッチ体操など気楽にできる事をしてみて気分転換をするのです。短時間でいいのでやってみると気分がスッキリします。

・日光に当たる

筆者はハワイ在住なので、ハワイならではのストレス解消法です。

特にハワイでは、年中太陽が眩しい日が続きます。ビーチに行ったりして南国ならではの楽しみ方をしています。

アメリカの大学は日本とかなり異なる

日本の大学をイメージをしている方には、アメリカの大学の授業のシステムは日本の大学とかなり違っていることがお分かりいただけたかと思います。

アメリカの方がはるかにコミュニケーション力が培われ、国際舞台に立った時にも違和感なく活躍できる能力を養えると思います。

効率よく勉強をして、上手く息抜きをして大学生活を楽しめれば最高です。

知識や経験をしっかりと身につけて、目標を見失わないように大学生活を送ってください。

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