アメリカ就職のための英文履歴書10の基本と書き方

アメリカは転職、求人、ヘッドハンティングが盛んです。

履歴書は今も変わらない転職のため大事なツールです。

しかし、インターネット時代では履歴書の書き方と使い方も変わってきています

今日はアメリカで就職を考えている方、英文履歴書の10の基本とインターネット時代の履歴書の使い方をご紹介します。

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1.英文履歴書のスタイルを考える

よく言われるように日本語の履歴書と違い、アメリカでの英文履歴書は自由なスタイルです

しかし、必ず書くこと(名前、連絡先、職歴、学歴)はあります。

また、スタイルは

  1. chronological resume
  2. functional resume

の2つに大別されます。

chronological resume

chronologicalとは「年代順」という意味です。

職歴と学歴を最新のものから書いていき、アメリカではこのスタイルが一番多く使われます。最近の会社の名前と働いた年を書き、その下に3〜5行ほど職務内容を書いていきます。

functional resume

functional とは「機能、職務」などと訳されますが、履歴書においては、どのような経験、能力、スキルがあるかを強調した履歴書という感じです。

このスタイルでは会社名などを先に書かずに、過去の職務内容から得られた経験やスキルを最初に10行ほど書き、その下に簡単に学歴とどこの会社で何年働いたを書きます。

functional resumeを使うのは、何らかの事情で数年働いていなかった、転職回数が多い、多くの業界を転々としてきた、新卒の学生でなんの経験もない、場合です。

そのため、functional resume はネガティブな経歴を隠すテクニックとも考えられ一般的ではありません。

スタイルが自由なだけに10ページ以上の履歴書を作成する求職者もいますが、アメリカのリクルーターと採用担当者が山ほど送られる履歴書の中から、1つの履歴書に使える時間は30秒以下と言われています。

できれば1ページ長くても2ページが良い長さです。

日本人は比較的転職回数も少ないのでchronological resumeを使い、1〜2ページでまとめるのが一般的です。

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2.履歴書に書いてはいけないこと?書いたほうがよい情報?

アメリカでの英文履歴書では書いてはいけないことがあります。

人種、宗教、性別、国籍、年齢は通常は履歴書に書きません

また、写真も人種がわかるため入れないのが普通です。

人によっては、趣味などの個人的なことや、話せる言語も国籍、宗教、人種が推測できるので書いてはいけないとする人もいます。

スタイルが自由なアメリカの履歴書、書いてはいけない情報、書いたほうが良い情報も、個人の経歴や探している仕事により、どの情報を載せるかはケースバイケースです。

相談できるリクルーターやアメリカ人で仕事探しをしたことがある人に聞いて履歴書を作成することをおすすめします。

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3.名前と連絡先の書き方、コミュニケーションの方法

アメリカの履歴書で必ず記載し先頭に来るものは名前です

日本人の名前は難しく、採用者側にとっても覚えるのが大変です。

履歴書にニックネームをつかうのも問題はありません

また、アメリカの名前を使う人もいます。


Masahiro” Masa” Ohtani
Junko” Jen” Yamakawa

住所は郵送が減った現代でも居住地と勤務先からの距離などを知るためにも重要な情報です。

日本居住の場合はJapanと書きます。

インターネットとスマホの発達した現代では多くのコミュニケーションの手段があります。

電話番号とメールアドレスは必須です。個人の電話番号、電話で話せる時間帯を書いておくこともできます。

一般的にはメールでのコミュニケーションが中心ですが、メールアドレスもふざけた印象を与えるもの(例;crazyboy@~)は却下される率が高いと言われています。

スカイプのアドレスは、遠隔地からのビデオ面接が可能ということを伝えることができます。

日本で人気のラインはアメリカではほとんど使われていません。

TwitterやFacebookは一般的には個人的な情報と考えられています。

アメリカで人気のLinkedinは個人的というよりはキャリア情報の共有と考えられていて、多くの人事担当者とリクルーターはLinkedinを使いスカウトし、ここでのコミュニケーションは問題ありません

連絡先やコミュニケーションの手段はどれがベストかを考えてのせましょう。

4.キーワードを選択する

インターネット時代の現代では履歴書はネットで検索され、履歴書にどのキーワードを使うかは重要です。

長い履歴書の方がキーワードを多く入れられますが、1-2ページが良い長さの履歴書ではキーワードを選択します。

日本人でしたら、日本語が話せることは重要です。

TOEICの点や英検の級はのせてもいいのですが、アメリカではメジャーではなく検索ワードになりません。

またアメリカで求職するのなら英語は話せて当然なので特に書く必要はありません。スペイン語、中国語などは評価されるので話せる場合は書いてください

資格も会計士、弁護士資格などのメジャーなものや働いている業界の有名な資格なら日本のものでも評価されるので英語に訳してのせましょう。

もちろん、アメリカで日本の資格で開業できませんが、同じ業界での能力と経験の証明にはなります。

energetic candidate (エネルギシュな候補者)などの抽象的な言葉は検索ワードには不向きです。

採用側は自社の製品に詳しい人や同じ業界経験者などをさがしています。

コンピュータ関係でしたら使えるソフトウエアや言語など、営業でしたら売ってきた商品名、エンジニアは開発した製品などが重要なキーワードになります。

5,誇張はしない、嘘はかかない。

ある調査だとアメリカ人の履歴書の50%以上にはなんらかの嘘が含まれているといいます。

Japanese fluent(日本語流暢)と書かれた履歴書はアメリカ人にはバレませんが、日本人に面接させたらまるで話なせず嘘がバレたと言う話があります。

学歴、経歴、能力、資格などに嘘を書くことは許されないことです。

アメリカでは、background checkがあり、候補者の学歴や職歴の証明をもとめられることがあります。

英文の大学の卒業書と成績証明書は用意しておきましょう

また、referenceという、過去の上司や同僚など自分をよく知る人を三人ほど求めコンタクトする場合もあるので、referenceは最低三人準備しておきましょう

自分を売ることがうまいアメリカ人、嘘でなくても誇張や大げさに経歴を書き自分をアピールすることはあります。

謙虚さが美徳の日本人ですが履歴所は自分の経歴や業績をアピールするものと考え、プロジェクトの失敗などネガティブなことでなくポジティブなことを書きましょう。

6履歴書を企業、ポジションに応じて変えていく

アメリカでの履歴書は形式が自由なため、応募するポジションに応じて内容を変えることができます。

例えば、

  • 営業職に応募する場合は営業のキャリアや実績を強調
  • マネージメント管理職に応募の場合は管理職のキャリアを強調

することができます。

ポジションに応募するときは、興味ある仕事を見つけたらJob description(職務内容)をよく読み、QualifcationやRequirement(応募条件)を確認し、そのポジションがどのような経験を求め、どのような能力が必要かをよく理解し履歴書のキーワードを変えていく必要があります。

採用担当者やリクルーターは山のような履歴書の中から短い時間でキーワードを探しています。

興味ある会社のポジションはその会社のウエブサイトなどをグーグル検索してよく研究し、履歴書もそれに合わせる必要があります。

7.スペルミスに気をつける、力強く簡単な言葉をつかう

英語の履歴書、主語は省略されるなど書き方も独特です。

I am responsible for projects.は主語が省略されResponsible for projects.になります。

英語の履歴書ということもあり何回見直してもスペルミス、文法のミスなどはでてきます。

スペルチェック、文法のミスは致命傷ですのでチェックができるサイトでチェックしましょう。もし、英語ネイティブの知り合いがいれば、文法ミスがないが見てもらうと良いです

採用担当者はPower words(パワーのある言葉)を好みます。

  • accomplish(達成する)
  • achieve(成し遂げる)
  • complete(完成させる)
  • contribute(貢献する)
  • develop(発展させる)
  • expand(拡大する)

など、ポジティブな言葉を多用しましょう。

英語の履歴書といっても、難しい言葉を使う必要はありません。

難しい哲学的、抽象的な言葉をつかっても採用担当者が理解できないと意味もなく検索にもかかりません。

自分の業績などをわかりやすく、詳しく完結にまとめるのが良い履歴書です。

8.インターネットで履歴書の作成を調べる

アメリカでは履歴書の作成やカウンセリングを職業としている人もいます。

昔に比べればインターネットの発達した現代では、履歴書を簡単に作成できるサイトもたくさんあります。

多くの情報があふれるインターネットで履歴書の作成を勉強できます。

Monsterとは怪物のことですが、アメリカの求職の世界では求職者が仕事を探し、採用者は候補者を探す、monster.comのことです。

このmonster.comにはアメリカで仕事を見つけるための有益な情報が多く出ています

履歴書の書き方に関しても役立つ情報がたくさん出ています。

履歴書も努力し勉強すれば良くなるものです。

インターネットで履歴書の書き方を勉強し、応募し面接などで落ちたらなぜ駄目なのかをよく研究し、履歴書を向上させていくことが大事です。

9.履歴書をのせる、応募する

アメリカでの求職はインターネットが中心です。

求職の仕方は、

  1. ポジションに応募する
  2. 履歴書を載せる
  3. リクルーターに連絡する

の3つのやり方があります。

インタ=ネットでの応募の場合は、

  • monster.com
  • careerbuilder.com
  • indeed.com

などがメジャーなサイトです。

検索ワードを入れてポジションを見つけ気に入ったポジションがあれば履歴書を送ります。

アメリカの場合たとえ履歴書を送っても、企業側が興味がない場合は返事は来ません。

一つのポジションに山のように来る履歴書、大半は基準に満たないものです。採用者側は通常は興味のある履歴書以外には返事をしません。

履歴書を同様にmonster.com, careerbuilder.com, indeed.comにのせることもできます。

単に履歴書をのせられるだけでなく、希望給与やかなり細かい情報など履歴書には書けない情報も入力でき採用側が検索しやすいようになっています

転職が盛んなアメリカでは、人材紹介、派遣、ヘッドハンティングを専門とする企業が多数存在します。

日本語が話せる人を対象とした人材紹介会社も多数存在します。親切なリクルーターならカウンセリングや履歴書の書き方も指導してくれます。

10.Linkedin を使う

インターネットが発達した現代ではソーシャルメディアは求職に書かせません

特にLinkedinは、個人の職歴などをのせたメディアでアメリカで人気のサイト、インターネット上の公開履歴書、求職、ネットワーキングのサイトです。

世界中で1億人以上が積極的に使っているサイト、日本ではなぜか人気がありません。

アメリカではほぼ全てのリクルーターと人事関係者が使っているといっても過言ではありません

履歴書をLinkedinにアップすることもできます。履歴書と並行してLinkedinの経歴も作成しましょう。

Linkedinには自らの職歴、学歴をのせられ、その他にも所属する団体や個人の活動、また自分をよく知る人が推薦文を書いてくれます。

就職に有益な情報も得られ、多くのグループ内で積極的な意見交換もできます。採用担当者も興味ある候補者のLinkedinページをチェックします。

世界最大のProfessionalなソーシャルネットワーキングサイトLinkedinを履歴書同様に活用しましょう。

アメリカ就職のための英文履歴書10の基本まとめ

英文履歴書は大事なツールよく研究し向上させることが大事です

ただ嘘は書いてはならず実際の面接で嘘はバレてしまいます。

自分の能力と経験を正直に書きポジティブなことを強調する事が大事です。

インターネット時代では、その力を最大限に活用し、最終的には人事担当者やリクルーターと良い人間関係を作ることが大事です。

ぜひ多くの方が素晴らしい履歴書作成できることを願っています。

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