タイは日本人が多く移住している国で、東南アジアでトップレベルの人気のある国です。
タイで最も人気があるのがバンコク・チェンマイ・パタヤですが、ここではパタヤ移住の魅力について現地在住者の観点から考察してみましょう。
パタヤはなぜ移住者に人気があるのか、その秘密は迫ってみたいと思います。
飽きがない!パタヤの食事事情
パタヤは米軍保養地として発展した地域で、現在では多国籍な人が訪れるリゾートとで、観光客相手の洋食・インド料理・中国料理・日本料理レストランが多くありますので、飽きることがありません。
もちろんタイのローカルレストランも多く、とても安い金額で食事をすることができますので、ロングスティをするにはとても助かります。
タイのローカルレストランでは1食40バーツ(約140円)程度で食べることができます。
日本食などは日本と食べるのとそれほど変わらない印象。
自炊をされる方も、最近ではチェンマイ産の日本米がスーパーマーケットで売っていますので、米に不自由することは全く無いと言えますし、日系スーパーも増えてきていますので、インスタントラーメンや食料品など日本で買えるものも多く扱っています。
パタヤで生活する上で、食材が買えなくて困るという不自由はほとんど感じないと言って良いでしょう。
空きも多く、格安滞在が可能!パタヤの住宅事情
アパートやコンドミニアムは非常に空きが多く、マンスリーマンションの様に1ヶ月毎の契約や1年契約など自由に選択できます。
ワンルームタイプのアパートであれば3000バーツ/月(約9500円)からありますので格安で滞在が可能です。
部屋の探し方はアパートやコンドミニアムのレセプションに聞いてみるという方法が一般的ですが、サイトでも検索することが出来ます。
Rent Hub Thailand
https://www.renthub.in.th/en
このサイトである程度見つけることができますが、通常の価格より安く表示している場合が多く、いざ行ってみると値段が違うことが多くあります。
反対に、長期滞在を条件に交渉することで安く借りることも可能です。
これまでアパートやコンドミニアムを賃貸する時、保証金や月々の電気水道代を大家が自分で設定できていましたが、2018年5月から保証金は家賃の1ヶ月分を上限とし、水道・光熱費に関しては上乗せ請求できなくなりました。
これにより、賃貸物件に住むコストは初期費用もインフラコストも安く抑える事ができ、以前よりも長期滞在が楽になりました。
交通機関は発達している!移動手段はソンテウやバスで。
パタヤはソンテウ(乗り合いバス)やタクシーの交通機関が発達していて、待たずにすぐ乗れるというのが大きな魅力です。
タイ人の運転は日本人と比べて非常に荒く、自分で運転するのが不安な方でもこうした交通機関を利用すれば全く問題なく生活ができます。
ソンテウであれば10バーツ(約35円)から乗れ、タクシーも非常に格安ですので節約できます。
パタヤではこうした乗り合いバスやタクシーを利用すれば何不自由無く生活できるのですが、バイクか自動車があった方が生活しやすいと言えます。
ふと思い立って、日本人が多くいる隣のシラチャーに行きたくなった時、別のビーチが見たくなった時、ゴルフレンジやコースに行く時など自分の自由な時間で、自由に専用の車を使えると生活に変化が出ます。
タイは日本で取得した国際免許で自動車の運転が出来ますので、出国前に申請しておくと良いでしょう。
もし、タイの免許取得をしたい場合はパタヤの陸運局で取得が可能です。
ナイトライフが充実している
パタヤに住むことを希望する方の多くは、パタヤ特有のナイトライフ文化に憧れる人が多いと言えます。
アメリカ軍の保養地として発展した歴史がありますので、クラブやディスコ、BARが乱立しており、活気に満ちた街で世界中の旅行者や長期滞在者に人気があります。
ナイトマーケットも毎日場所を変えて開かれていますので、涼しくなってからの散歩がてらにウィンドウショッピングをするのも楽しいですね。
パタヤのナイトマーケットは駐車場があるため車で行けるというのも大きなメリットで、車さえあればどこにでも行くことが出来ます。
こうした歓楽街は騒音や治安の問題で、住むには不自由かと思いますので少し離れた住宅街で住まいを探すと良いでしょう。
パタヤ在住日本人が多いのも魅力
海外に移住する時、多くの人はホームシックにかかってしまいがちな理由として、外国にいると日本語でしゃべる人がおらず、疎外感を覚えてしまうことです。
いくら海外で生活しているからと言っても、たまには日本人と腹を割って話したいこともあるでしょうし、愚痴を聞いてくれる人も時には必要です。
パタヤは日本人観光客も多いのですが、日本人移住者も多く住んでおり、接する機会も他の地域より格段に多く、寂しい思いをすることもありません。
2017年にはパタヤ日本人会が発足され、日本人同士の交流も多くなり、移住生活が不安がかなり緩和されるのではないでしょうか。
本当に困った時にはこうした日本人会を頼りにできるのは心強いですね。
親近感を覚える仏教国タイ
タイは仏教国で、至るところに寺院があり非常に経験な仏教徒であるという事が分かります。
東南アジアで移住先を探した場合、マレーシアやインドネシアはイスラム教国で、日本人には考え方や生活スタイルが合わない面が多くあるのですが、タイは基本的には日本人と同じ価値観で生活しやすい国です。
ただし、タイは上座仏教ですので、日本の仏教とはかなり違う面が多いことも事実です。
僧侶は尊敬の対象ですので、電車では席を譲らないといけませんし、女性は僧侶に触ることを禁じられています。
経験な仏教徒は酒や牛肉を食べませんし、その点を見るだけで日本の仏教とは大きく違うという事を理解する必要があるでしょう。
それでも、感覚的にはかなり日本文化と共通する部分がありますので、文化の違いはそれほど感じないと言って良いでしょう。
医療施設の充実
高齢の方が海外移住先を選ぶ時、特に重要な点として挙げるのが医療施設が充実しているかという点です。
万が一の時、大きな病院に行くのに時間がかかったりしていたら大変なことになりますし、医療体制が充実していないとリタイヤして移住を考える方には大きな不安がつきまとうこともあります。
パタヤで最も大きい病院、「パタヤ・バンコク病院」には日本語通訳が常駐していますので、体調不良や万が一の事故の時の不安はかなり低くなるでしょう。
更に歯科など専門クリニックも多くあり、日本と同程度の水準で医療を受けられるのも大きなメリットで至るところに点在しています。
特に歯科技術は発達していて、日本の医師と遜色ない治療を受けることが出来ますし、歯列矯正やインプラント施術を格安で受けることもできます。
タイは薬の規制が緩く、薬局でも抗生剤が処方箋なしで購入できますので、大抵の場合病院まで行かなくても薬局で済んでしまうというのもメリットですね。
多くの外国人が選ぶ移住先としてのパタヤ
日本人に人気の3大移住先であるパタヤは美しいビーチが続くマリンリゾートで、住んでいるだけで元気になる活気に溢れた街でとても人気があります。
年間を通して温暖な気候は日本では考えられないほどリラックス出来ますし、身体の調子が悪い人にも優しく、人々の活力は元気をもらえます。
こうした過ごしやすさや物価の易さ、都会にはない人々の優しさにパタヤの魅力がありますので、都会のバンコクも良いけど、リゾート地に住みたいと考える人にパタヤはおすすめできる場所のひとつです。