パラグアイ?あまり聞かない南アメリカの国ですが、いったいどれくらいの生活費がかかり、物価はどれくらいなのか気になるところ。
老後に海外移住を考えている方や日本を離れて今後はのんびり海外で生活したいと考えている方に、パラグアイに20年以上在住している経験者から生活費と物価事情について詳しく説明させていただきます。
単身で、老後生活の切り詰めた生活で一ヶ月おおよそ8万円位ほどの生活費。
家族4人暮らしでおおよそ15万円位は見積もっておくべきでしょう。
下記の記事にこの国も物価や交通両方などを説明していますので是非参考にしてください。
パラグアイでの賃金
パラグアイでの最低賃金は一日働いて8万グララニ(1,300円くらい)ですが、最低賃金を支払ってくれないのがこの国です。
平均的には15万グアラニくらい(3,000円)です、それ以上にもらっている方ももちろんいます。
大手企業、外国企業、金融機関の部長クラスとなりますとかなり裕福な生活ができます。
パラグアイの賃貸事情
激安生活ができるのがこの国でもあります。
シャワーとトイレは共有ですが、自分の個室のお部屋を持ててプライベートを確保できる激安タイプの賃貸はおおよそ6,000円ほどです
※ 多くの安い賃貸は門がなかったりしますので、安全ではありません。現地で必ず内見してから契約してくださいね。
私生活場所なのでもう少し良いところを希望する方にお勧めは3DKです。
一番安い賃貸でおおよそ5万円ですので、日本の田舎と同じくらいの賃貸料金ですね。
パラグアイでも田舎の賃貸のほうが安いです。
こちらに移住してこられた日本人の方々は町に住んでいたり、田舎を好んで一軒家を借りて住んでいたりと様々です。
一軒家の購入費用
せっかく海外に住むからにはプールつき、庭付きの一戸建てが良いなっという方はもちろんそんな物件も多数あります。
例えば、広い庭付きの一戸建て30万ドル(3300万円ほど。レートによる)。
もちろん広い庭もありますので、野菜を植えたりもできます。
もっと手ごろなのは無いのという方、ご安心ください、あります。約8千ドル(85万円)くらいのもあります。
場所、地形、土地の状態といろいろと異なります。
土地代金は?
12×27×20mですと42万2千円。
一ヘクタール(10,000平方メートル)ですと50万から80万円位です。
こちらは平地にならされているものです。あまり良くない土地ですと34万くらいで購入できますが、坂だったり、地盤が緩かったり、町の中心地から離れています。
あくまでも土地の値段のみですので自分で後ほど家を建設する必要があります。

パラグアイの町の雰囲気

パラグアイの田舎の雰囲気
上は町の雰囲気。下は田舎の雰囲気です。
田舎はのどかです。近所づきあいもできますので個人的にはおすすめです。
食費は節約すると1ヶ月8000円〜
現地の方の節約生活ですと一人当たり8,000円くらいですが、日本人の方は食事に気を使いますので15,000円くらいだと考えられます。
日本食材を使用する料理を作ろうと思うとお醤油、お味噌などなどで出費が重なります。
田舎に住んで自分で野菜などを栽培するとさらに節約生活ができます。
町ですと何でも購入する必要が合いますよね。
お庭があれば、トマト、きゅうりなどの野菜を自分で栽培できますし、近所からのおすそ分けもありますので新鮮な食物を手に入れることができます。
パラグアイの田舎の方では物々交換の習慣が残っています。

パラグアイの田舎
韓国食材やレストランもありますので、日本レストランも新たに出来ましたので、ラーメンも食べることが出来ます。因みにお饅頭や洋館とか和菓子も売っています。
それなりの食事をとりたい場合はやはり25,000円くらい見ておいてください。
例えば
- バナナ:12個で100円
- 玉ねぎ:1kgで50円
- お醤油:500mlで200円
- ごま油:320mlで600円
- 海苔:韓国製の100枚入りで1,300円
お野菜は山積みになっていますので、ほしい分のみ購入できます。
新鮮なものからそうでもない野菜やフルーツがありますので、よく選んで購入するようにしましょう。日本食も豊富にあります。
特に生ものでひき肉は注意が必要です。自分でミンチした方が良いです。
海の魚は冷凍のみとなります。川魚はとっても美味しいです。
ドラドはカラシン目・カラシン科・サルミヌス属に分類される南米産の大型淡水魚です。
スルビ (ナマズの一種)といった 1 メートルを超える 巨大魚やパクー、ボガなどが川で釣ることが出来ますので、買わなくても魚は手に入ります。
外食費用
簡単なもので一番安い一品のみですと400円くらいですが、本格的なレストラン料理となると1,600円から3,000円以上はいきます。
こちらはプチェロ(右)という食べ物です。
左の白いのは何を買ってもおまけでついてくるキャッサバ芋を塩湯でしたものです。
以下のソパ パラグアジャ、エンパナダ、クロケタです。

プチェロ
パラグアイは“アサド”という名のバーベキュー(お肉の大きいブロックを墨でじっくり焼いた物)を家族で食べに行くと8,000円は余裕でかかります。
日本でブラジル料理を食べたことがある方は想像がつくと思いますがシュラスコですね。
パラグアイの光熱費と下水道費
光熱費
電気代はやはり町の方が高いパラグアイ。
町は田舎と気温がかなり違いますので、生活では扇風機やエアコンはつき物です。季節によっては、暑くて寝付けないため電気の使用量が増倍します。
夏場で2,500円ほどですが、電化製品を多く使用すると高くつきます。
ガス
ガスはタンクを購入したり、空になったガスタンクに補充してもらう方法があります。
新しいタンクを購入すると
- 10kg:1,400円
- 13kg:1,600円
です。
補充タイプは、自分が必要な量を入れてくれます。
下水道
町での水道代は5,000円ほど。
田舎はとっても安く500円〜1,000円ほどになります。
インターネット(通信機器)
パラグアイには4社通信会社があります。
- ペルソナル
- ティゴ
- クラロ
- コパコ
どの会社と契約しても月8,000円ほど。
日本のスマホ契約と代わりません。
これは高いという方は使うときのみ必要な分のみ(17円くらいから可能)購入することができます。
交通費
市内バスは一律51円。
市外は170円くらいから始まり距離によって料金が上がってきます。
タクシーは市内ですと400円〜900円ほど。
市外は1,700円から始まり距離によって料金があがりますが、タクシーメーターが設置されていませんので、運転手によって料金が変わってきます。
最初に料金交渉をするなど、ぼったくらりには注意しましょう。
現在はUberが利用できますので、タクシーより安全です。
又、日本人の方で個人的に空港に送り迎えをしていると聞いたこともありますので、心配な方は前もって調べてから出発するのがお勧めです。
医療費。二種類の病院紹介。
公立病院:
国が管理している病院なのでとっても安いです。ほぼ支払いが無いくらい。
安上がりですが、問題だらけです。
混雑、薬がそろってない、担当医が居ない、汚い、接遇が悪いなどです。
個人病院:
費用は高いですが、医療器具がそろっており、専門の先生も沢山います。
とてもきれいですし、大部屋や個室もとってもきれいにされていて日本とほとんど変わりません。
個人病院で保険に加入することが可能です。
何かあったときは安くてすみます。
その他の生活に関わるコスト
美容室
カットですと安いところで250円くらいでできます。
パーマをかけたい方は2,500円ほど。
カラーリングしたい方は600円〜3,400円と、かなりひらきがあります。使用する薬剤によるようです。
町によっては、日系人が経営している美容室も複数ありますので、薬剤やカットなどが失敗しないか気になる方は現地の美容室よりお高めですが、日本語も通じますし、安心してやってもらえます。
国境越え
パラグアイはアルゼンチン、ブラジル、ボリビアに接しています。
セドゥラ(身分証明書)のみで国境を超えることができますので、気軽に買い物や観光旅行にいけます。
日本国籍の方はブラジルに行くにはビザが必要ですのでセドゥラは早めに申請しましょう。

パラグアイから見たポサダ(アルゼンチン)
パラグアイの生活費まとめ
生活費用の内訳をまとめると
- 賃金:日給1,300円
- 家賃:6,000円/月
- 食費:8,000円/月
- 電気代:1,000円/月
- ガス:10kgのタンク一つ1,400円(使用量によっては2、3ヶ月持ちます)
- 水道:5,000円/月
- インターネット:月契約にするかしないかで金額が違ってきます
- 交通手段:お買い物の際にバスを利用して月500円くらい
- 美容室:カットのみで250円
- 医療:ほぼ無料
パラグアイで一月25,000円で激安生活ができますが、冒頭に記載しましたように月8万円と考えていただいたほうが良いでしょう。
パラグアイは南米でも安全な国です。テロもありませんし、大きな台風も地震も今の所ありません。
なんといっても日本食が豊富ですし、日本企業もたくさんありますので、恋しくなることは少ないかもしれません。
この費用を参考に、パラグアイ生活をイメージしてみてください。

パラグアイの民族衣装を着た女性たち
たくさんの滝。そして最後の写真はパラグアイから見たポサダ(アルゼンチン)です。
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