転勤や移住で人気エリアの一つになりつつあるマニラ。
「マニラでの転職のやり方が分からない」と困っている多くの方は、トラブルやリスクを最小限に抑えて良い仕事先を見つけたいですよね。
この記事では、現地での転職探しに役立つエージェント情報や注意点などについて解説します。
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マニラでの転職事情は日本とどうちがう?
日本との転職事情のちがいを把握し、マニラでスムーズに仕事を探しましょう。
ここでは、マニラでの転職事情について以下の3点を解説します。
- 日本とマニラの転職事情で大きくちがう点は?
- マニラの代表的な転職エージェントは?
- 転職のタイプは?
日本とマニラの転職事情で大きくちがう点は?
日本とマニラの転職事情のちがいを次の表の通りにまとめてみました。
マニラ | 日本 | |
市場 | ビジネス・アウトソーシング産業(BPO)の中心地 | 様々な産業が主要な雇用機会を提供 |
英語力 | ほぼ必須で、特にコミュニケーション力が重要。 ただし、一部日本語のみでOKの求人もある。 |
英語能力は基本的に必要なし。 一部、海外部門の場合、英語力は必要も、入社後に学ぶ。 |
労働条件と給与水準 | ・正社員が主流 ただし、物価水準は日本の3分の1 ・賃金は安い |
・一般的に安定した雇用環境と労働条件が提供される。 ・給与水準は、業界により異なるが、実績などで判断される。 |
ビザと労働許可 | 就労ビザや労働許可を取得する必要 外国人の雇用にはビザと労働許可が必要 |
外国人の雇用には一部制限がある場合もあるが、原則、緩い。 外国人の雇用には厳格な制限がある。 |
文化と 職場環境 |
カジュアルな雰囲気が支配的であり、コミュニケーションがオープン。 | 企業文化が非常に重要視され、一般的にはフォーマルな雰囲気が求められる。 |
求人の探し方 | LinkedInや現地の求人サイトなどを活用して求人情報を探すことが一般的。 | 日本独特の転職エージェントや人材紹介会社の活用が一般的。 |
マニラと日本の転職事情には違いがあります。
具体的な状況に応じて、それぞれの地域での転職活動を計画する際には、現地の雇用市場や文化をよく理解することが重要です。
大きな違いとして、フィリピンでは英語が公用語として使用されており、特にBPO業界ではハイレベルな英語力が求められます。
また、フィリピンで現地採用となった場合の賃金は、転職年齢、業界や職種にもよりますが、事務職の場合、月給で60,000ペソ(日本円で16万円前後)前後になります。
エンジニアや管理職で採用された場合、100,000ペソ(日本円で26万円前後)以上にまで跳ね上がります。
ただし、マニラの物価は日本の3分の1ほどですので、60,000ペソでも十分生活ができるでしょう。
さらに、フィリピンの職場環境は、日本の職場とちがって、カジュアルな雰囲気で、社員同士のコミュニケーションはオープンなので、ストレスが溜まらないことが期待できそうです。
マニラの代表的な転職エージェントは?
マニラでの転職成功を支援するための著名な転職エージェントがいくつかあります。
大きく6つのエージェントがありますが、それぞれ簡単に紹介します。
1つ目のKSearch Asia Consulting Inc.(https://ksearchasia.com/)は、マニラを拠点とする人材紹介会社で、さまざまな業界や職種に特化した求人情報を提供しています。
2つ目のRobert Walters Philippines(https://www.robertwalters.com.ph/)は、国際的な転職エージェントで、マニラを含む世界各地で求人案内サービスを提供しています。
3つ目のLinks International(https://linksinternational.com/en-ph/)は、アジア地域をカバーする人材紹介会社で、マニラでの求人情報だけでなく、アジア全体の求人情報を提供しています。
4つ目のSpringboard Philippines(https://springboard.com.ph/)は、IT関連の求人情報を提供する転職エージェントで、テクノロジー業界に特化しています。
5つ目のJohn Clements Consultants Inc.(https://www.johnclements.com/)は、フィリピンで長年にわたり人材コンサルティングを提供しているエージェントで、さまざまな業界での求人情報やキャリアアドバイスに長けています。
6つ目のReeracoen Philippines(https://www.reeracoen.com.ph/en/info)は、一般的な職種から特定の業界まで、多様な求人情報を提供する転職エージェントです。
これらの転職エージェントは、マニラでの求人探しやキャリアのアドバイスを提供してくれる可能性があります。
ただし、転職エージェントを利用する際には、信頼性や評判を確認し、自身のニーズに合ったエージェントを選ぶことが重要です。
マニラでの仕事探しで陥りがちな失敗ケース
マニラでの仕事探しにおいては、いくつかのポイントに注意することが重要です。
事前にどのような失敗があるのかを把握することで未然にトラブルを防げるでしょう。
ここでは、陥りがちな失敗のケースとそれを避けるためのアドバイスを4つ紹介します。
ケース1:不正確な情報提供
履歴書や職務経歴書に虚偽の情報を記載することは避けてください。
求人に応募する際には正確な情報を提供し、スキルや経験を適切に表現することが大切です。
虚偽の情報が発覚すると信頼を失うだけでなく、求人活動に影響を及ぼす可能性があります。
ケース2:十分なリサーチをしない
求人情報や企業についての充分なリサーチを怠ると、自身のスキルや価値を最大限に活かせる機会を逃してしまう可能性があります。
求人内容や企業文化、業績などを事前に調査し、自身が適切な場所で働けるかどうかを検討しましょう。
ケース3:一つの求人に固執すること
一つの求人に固執しすぎると、他の可能性を見落とす可能性があります。
複数の求人に応募し、自身の選択肢を広げることを検討してください。
また、求人選びの際には将来のキャリアパスや成長の見通しも考慮しましょう。
ケース4:求人詐欺に注意
オンライン上での求人詐欺には注意が必要です。
詐欺的な求人情報や怪しい雇用機会には注意を払い、信頼性のある求人情報を選ぶようにしましょう。
正規の求人エージェントや企業のウェブサイトから情報を入手することをおすすめします。
マニラで転職するまでの準備方法とは?
マニラでの転職を成功させるためには、十分な準備が必要です。
特に、転職後のトラブルに巻き込まれないように事前に情報を把握したいところですね。
ここでは、マニラでの転職に向けた準備方法を6点紹介します。
自己評価と目標の明確化
まず、自身のスキル、経験、興味関心を評価し、どのような職種や業界に進みたいのか、どのようなキャリア目標を持っているのかを明確にしましょう。
方向性を明確にすることで、適切な求人やキャリアパスを見つける際の方向性が定まります。
職務経歴書と履歴書の準備
マニラでの転職活動を始める前に、職務経歴書や履歴書を準備しましょう。
具体的な仕事内容や達成した成果を詳細に記載し、自身の強みをアピールするための材料として活用しましょう。
また、英語の履歴書も準備することも強くオススメします。
求人市場のリサーチ
マニラの求人市場や特定の業界の動向をリサーチし、どの企業が求人を出しているか、どのようなスキルが求められているかを把握しましょう。
LinkedInや求人サイト、企業の公式ウェブサイトなどを活用して情報を収集しましょう。
求人エージェントの活用
マニラでは求人エージェントを活用することが一般的です。
信頼性のある求人エージェントを選び、自身の希望やスキルに合った求人情報を提供してもらいましょう。
面接の準備
面接では自己紹介や職務経歴についての具体的な質問がされる可能性があります。
事前に、自己紹介やキャリアのハイライトを整理し、自信を持って答えられるように準備しましょう。
また、英語での面接が行われる可能性も高いため、英会話の練習を事前に準備しましょう。
ビザや労働許可の手続き
外国人である場合、適切なビザや労働許可を取得するための手続きが必要です。
マニラでの就労に関する法律や要件を理解し、必要な手続きを進めましょう。
まとめ:マニラでの転職探しに成功して快適に現地で過ごそう!
今回はマニラでの転職方法や注意点について主に解説しました。
日本と転職事情が異なるだけでなく、転職活動中のみならず、入社後の雇用契約書などでトラブルに見舞われるケースも気をつけてほしいところです。
ぜひ当記事でご紹介した内容を利用して、マニラで快適な海外生活を送れるように渡航前の情報収集と準備を怠らないように心がけましょう。