パナマのここ数年のインフラ整備はすさまじい勢いです。

シティーには地下鉄もでき、サファリパーク並のガタゴト道だったアメリカンハイウェイも立派になりました。

10年前は、バナナが1ドル20本買えましたが、今は1ドル7本です。

公務員や教師の給料も倍になったと聞きます。

世界的にインフレーションですが、ここパナマも例外ではありません。

今回はそんなパナマの物価事情（2022年5月時点）と一ヶ月の生活費を算出してみました。

パナマの消費税について

• 消費税 7%
• アルコール飲料・宿泊施設 10%
• タバコ製品 15％

家賃相場。移住者は月800ドル〜

パナマも発展途上国で貧富の差が激しいです。

その対策として、低所得者が家を買う時に国から補助があります。

そのため、建売物件の建設ラッシュです。

その周りには、ショッピングモールも沢山できていますが、空き店舗がたくさんあります。

そんな事情もあり、年々物価は上昇しています。

パナマシティー、カスコビエホの街

住む場所によって、家の値段や家賃は全然ちがいますよ。移住地と一般のパナマ人が住む家賃は格段の差があります。

パナマシティー

パナマシティーと言っても、ひとまとめでは言えませんが、安全面を考慮した物件の相場を紹介しますね。

広さは、およそ日本の2LDKがこちらの1LDKの広さです。

アパートはオートロックでガードマン、メイドルームとプール付きが多いです。

生活に必要な家具、食器が全てついてる物件もあります。

2LDKと3LDKの物件が多く、家具付だと800ドル前後からあり、相場的には1000ドルから1600ドル前後しますね。

家具無しだともっと安くなります。

一軒家もありますが、安全面を考えるとガードマンのいるアパートがお勧めです。

もちろん、ゲート付きコミュニティーもありますが、都会を楽しみたいのなら、市街地の高層ビル群がパナマらしくて、いいのではないでしょうか。

ボケテ (移住者に人気のある町)

最近、更にリタイアメントの方が増えて、賃貸物件が少なくなってきました。

そのため相場は800ドルから1500ドルと高くなってきましたね。

私達が住んでいるコンドミニアムは2LDKで浴室2つ、駐車場付きで800ドルです。

家具、電化製品、食器付きなので、ホテルのようにすぐ生活できます。

ボケテは寒いのでプール付きの家は少ないです。

ガーデナーがいて、いつもお庭の手入れやゴミ置場などの掃除をしています。

ガーデナーや家事のお手伝いの日給は20ドルから30ドル前後。

まだまだ、労働賃金が安いので週に2回ほど家事のお手伝いさんを雇ってる人もいます。

パナマの一般家庭、公務員や先生など働いてる女性が多いので、彼らは家事をする人をやとってます。

日本だと考えられませんが、働くお母さんにとってはありがたいですよね。

一般的なパナマの家賃

地方都市では 一軒家は200ドルから300ドルで借りれます。

アパートなどは100ドル以下でもあります。

最近、新しく建てられた家はクオリティが良くなり、家賃も100ドルほどたかくなっているように感じますね。

全て家具なしでお湯はでません。安全面を考えるとおすすめできません。

海外生活で1番気をつけないといけないのは安全面だと思ってます。そのためには、それなりの費用対効果が必要かもしれませんね。

参考URLは、こちらの皆さんがよく利用している 車、家、犬、こどものおもちゃ、コンサートのチケットなど何でも売買できるプラットフォームです。

それぞれの相場を比較できると思います。

私達も車の売買で利用しました。

参考 : emcuentra24. 賃貸物件

水道光熱費が安い

電気

20～30ドル エアコン無し

100～120ドル エアコン有り

私達は、エアコンや暖房器具のいらない町にすんでいるから安いです。

エアコンを使う場合は気をつけた方が良いですね。

地方に行くと、みき先で涼んでるパナマニアンをみかけます。エアコンの無い家も多いので、涼みたくなるのは分かりますよね。

水道

1軒あたり 年間 70ドル前後、 地域によって多少ちがいます。

私達はコンドミニアムに住んでるので払っていません。水道代 0です。

ガス

ガスは25リブラの小さいタンクが5ドル37セントです。

小さいガスタンクのみ政府が補助しています。

このタンクは配達ではなく、普通にスーパーやガソリンスタンドで売っています。

パナマに来ると、タンクを担いでる光景をよく見かけますよ。

我が家は月2本使います。家庭にもよりますが、1ヶ月から2ヶ月以上は持つ家もあるようです。

ちなみに、政府の補助がない100リブラの大きいタンクは80ドル前後します。これは配達してくれますよ。

インターネット、携帯の値段。

インターネットと携帯会社は

• Tig
• Claro
• +movil
• Digecel

です。

私のおすすめはTigoです。他の会社より山の方や、田舎町に行っても繋がるので助かってます。

ネットの速度は最近良くなり、特に問題はありません。

しかし、雨季になると雷が凄く停電になる事がありますが、復旧もはやくなりました。

Tigo インターネット パッケージ

他の会社は安めですがオプション、繋がり具合を考えるとTigo がいいと思います。

• 250Mbps →53$
• 400Mbps →57$
• 600Mbps →65$

※それぞれ最大250,400,600Mbpsダウンロード
※それぞれ15Mbpsアップロード

それぞれに以下のテレビと固定電話のオプション付きです。

• ケーブルテレビ 222チャンネル
• Tigo固定電話への無制限の通話

Tigo １ヶ月携帯プラン

• 20$
• 27$
• 35$

嬉しいことに、オプションでアメリカ、カナダ、中国、韓国、中南米などに国際電話ができます。残念ながら日本は対象外でした。

アメリカの銀行のカスタマーサービスに繋がり助かりましたよ。

Tigo 携帯 プリペイドカード

他の会社もほぼ同じ値段です。

• 3 $→ 4日
• 5 $→7日
• 10$→15日

Tigo のショップにてチャージできます。

SIMカードとプリペイドカードはスーパーのレジや小さいお店でも売ってます。短期滞在の時はたすかりますよね。

参照 : Tigo panama

食材物価は？値段は安い？

海外に出ると納豆が恋しくなるように、私は日本に帰ると、生ハム、チーズそれとアボカドが恋しくなりそうです。

大きなスーパーに行くとハムやチーズの量り売りがあり、色んな種類があります。

美味しいチーズが1Lb 4〜6ドルで買えます。（1Lb は約453gです。リブラ表記が主流です。）

ハムもだいたい同じ値段ですね。

野菜・果物

野菜はメルカドでパナマ産を買うようにしています。

スペイン語で市場のことをメルカドと言います。

コスタリカ側の高原やボケテの町では、野菜の栽培もさかんです。

最近、水耕栽培でサラダ用の野菜が売られるようになりました。色んな種類のレタスがあり助かっています。

• 水耕栽培 葉野菜 ひと房 1.5ドル前後
• にんじん 1Lb→70セント
• じゃがいも1Lb →1.2 ドル
• 玉ねぎ 1Lb→80 セント
• ばなな 7~8本 →1ドル
• パパイヤ 大1 → 1~1.5ドル
• マンゴー 大1 → 1~1.5ドル
• アボカド 大1 →1～1.5ドル

アボカド、マンゴーは手のひらサイズの大きさです。

肉類

• 子豚 リブ 1kg →10.39ドル
• 豚 ロース 1kg →8.19ドル
• 牛 ひき肉 1kg →7.59ドル
• 牛 リブ 1kg →5.69ドル
• 鳥 胸 1kg →7.69ドル
• 鳥 手羽先 1kg →4.69ドル
• 鳥 足 1kg →3.29ドル

どの町に行ってもあるパナマの三代スーパーはRomero 、Super99 、SuperRay です。

住んでいるボケテの町にはSuper Baru とGagoがあり輸入品が豊富です。見てるだけでも楽しいです。

コストコと同じ系列のPriceSmart もあり、2ヶ月に1度、消耗品などを買ってます。

参照URL : Pricesmart

日本食材

以下の食材はパナマシティーにあるFoodies Marktにメールで注文して取り寄せています。

• Kokubo o bottan rice 50lb →45ドル
• Kikkoman Soy sauce 1.89L →7.98ドル
• kikkoman kotteri Mirin 591ml →4.95ドル
• Ajinomoto Hondashi 1kg →18ドル
• Kadoya Sesame oil 654ml →11.98ドル
• Marukan Rice vinegar 710ml →4.98ドル
• Hene-Nori 100sheets → 18ドル
• Mark one Aka miso 1Kg →6.98ドル

大きな町には中華食材の店があり、上記の食材も売っていますが、FoodiesMarket が安いので取り寄せています。

中華食材屋さんでは、新鮮な大根、ニラ、ネギ、もやし、チンゲン菜、白菜、空芯菜、ごぼうなどの日本食には欠かせない野菜を買うことができます。

ひと袋、それぞれ3ドル前後。量が多いです。

1番嬉しいのが手作りの新鮮豆腐です。

日本の絹ごし豆腐のパック3個分ほどで3.5ドルです。

ビール好きにはたまらない、ビールが安い。

OFERTA はセールです。1本の値段じゃないですよ。6本の値段です。

• バルボア 瓶ビール 250ml →約 56セント
• バルボア缶ビール 355ml→約 60セント
• コロナ 瓶ビール355ml →約 1ドル80セント

ビンビール 24本入り、 ひとケース買っても税込15ドル前後です。他のパナマ産ビールもほぼ近い値段です。

他の中南米に比べたら、家賃は高いけど、ビールの安さは負けないのではないでしょうか。

ワインの種類もスペイン、イタリア、チリ産が主ですが、豊富で安いです。

4ドルから8ドル前後のワインが多いです。

車の維持費とガソリン代が安い

ガソリン

世界的に高騰してる現在のガソリン値段

• ハイオク 1 ℓ →1ドル25セント
• レギュラー1ℓ →1ドル15セント

通常だと70セント前後でした。早く落ち着くといいですね。

車検代・税金

パナマでは車検制度はありません。

年に1度ナンバー交換があり、その時におこなう検査代、ナンバー代と地方税 のみです。

• 検査代 15ドルから20ドル
• ナンバー代、地方税 40ドルから70ドル前後
• 任意保険 車両なし 200ドルから300ドル

地域や車種により多少値段が違います。

日本での車の維持は大変ですが、パナマでは維持費が安いので助かります。

パナマの１ヶ月の生活費

１ヶ月の生活費は家賃を含めて約1500ドル前後でしょう。

人気のある移住地に住んでいるので、家賃は高めです。

夫婦2人と子供1人の3人暮らしの場合、

• 家賃 800ドル
• 水道 0約ドル
• 電気 約20ドル
• ガス 約10ドル
• 食費 約500ドル
  (日用品、月数回の外食代を含む)
• ガソリン代 約40ドル
• インターネット 約60ドル
• 携帯 3台 約60ドル
• その他 医療費 50

合計 1540 ドル

食費は贅沢にしている方だと思います。水道光熱費が日本の10分の1です。

工夫したら、もっと予算はおさえられると思います。

物価事情まとめ

パナマの物価事情はいかがでしたか。賃貸物件は他の中南米に比べると高く感じたことでしょう。

しかし、生活コストはまだまだ安いと思います。なんと言ってもコーヒーとビール天国ですよ。

旅行で通り過ぎるだけでは分からないパナマを短期滞在で訪れて、違うパナマを感じるのもいいかもしれませんね

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