パナマの食文化はどう違う?普段の食事から伝統料理まで紹介

パナマの食文化。普段の食事から伝統料理まで。

中南米の主食は、とうもろこしからできたトルティーヤのイメージがありますよね。しかし、パナマは違います。

パナマの主食はお米

日本人にとっては嬉しいですね。

もちろん、朝食でトルティージャは食べますが、お米料理が主です。

食材は米、豆、鶏肉と牛肉です。

その他によく使うのが、とうもろこしとユカ、ニャメ、オトエなどの芋類です。

パナマには料理があるのでしょうか?ここでは、パナマの食文化をお伝えいたします。

その前に、Tortilla トルティージャ かトルティーヤ か どちらだと思いますか、地域により違いますが、どちらでも大丈夫です。

スペイン語で IIa は ジャ と ヤ どちらの発音でも大丈夫ですよ。

同じパナマでも、地域により食べ物の言い方にも違いがありおもしろいです。

パナマのいろいろなお米料理

アロス ブランコ と アロス コン グァンドゥ

スペイン語でお米のことをアロスといいます。

私が好きなお米料理はアロス コン グァンドゥです。

お米の種類はインディカ米です。

アロス ブランコ

白米です。私達日本人も毎日食べていますよね。

しかし、パナマのご飯の炊き方は違います。

日本のように炊飯器を使いません。ガスで炊きます。

田舎に行くとまだ、焚き火で炊いてる光景も見かけます。

たっぷりの油で炒めてから水と塩を入れて炊きます。炒めないで、水と油と塩を入れて炊く人もいます。

私は塩も油も入れないで炊いています。

残ったらチャーハンにしています。

アロス コン グァンドゥ

宝石の様なお豆 グァンドゥと一緒に炊いたご飯です。

お赤飯を思い出します。色が一緒なんですよ。

これはクリスマスには欠かせないお料理です。

普段は1LB (453g) 2ドルから3 ドルで売っていますが、クリスマス前になると8ドルから10ドルになります。

アロス コン ポジョ

鶏肉の炊き込みご飯です。

きざみ玉ねぎ、ニンニク、セロリなどと一緒に煮込んだご飯です。

パナマニアンレストランに行くとよくありますよ。

これは、誕生会や行事には欠かすことが出来ない料理です。

アロス コン フリホーレス

とりたてのフリフォーレス

フリホーレスとはお豆のことです。

お豆と一緒に炊いたご飯です。

スーパーに行くとお豆のコーナーがあるくらい、乾燥豆の種類が沢山あります。

乾燥してない豆は人気があり、メルカド 市場に行くと買えますよ。

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パナマのソバ(スープ)

スープのことをソバといいます。

日本人のソバはあの蕎麦ですよね。説明する時に困ります。今は慣れましたけどね。

ソバ デ ポジョ (サンコチョ)

サンコチョ

ポジョは鳥のことです。

鶏肉、ユカ、ニャメ、かぼちゃ、トウモロコシなどと煮込んだ鶏スープです。

これはパナマを代表するスープで、サンコチョと言って、みんなに親しまれていますよ。

カジーナじゃないとダメよ、とパナマ人はこだわります。

カジーナとはパナマ人が庭で放し飼いにしてる地鶏です。

友達いわく、サンコチョとは本来、カジーナとニャメのみのソバだそうです。

大きなレストランなどは大量に飼育されてる鶏肉を使っているので、サンコチョではなく、ソバ デ ポジョ ですね。

サンコチョを食べるなら、ローカルなレストランが安いし美味しいです。それに、カジーナの確率が高いですよ。

ソバ デ レス (コスティージャ)

レスは牛肉でコスティージャはリブです。

牛バラ肉やリブをニャメ、ユカ、トウモロコシなどと一緒に煮込んだスープです。

牛のしっぽの煮込みスープもあります。

スペイン語でしっぽはコーラ cola です。あの飲み物の コーラと一緒ですね。

そのスープ、パナマニアンは好きですよ。

牛のしっぽは、1頭分 5ドルほどでスーパーで売っています。

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パナマのおかずは鶏、牛肉、豚肉と魚料理からチョイス

肉料理

パナマの鶏肉、牛肉、豚肉と魚の料理の仕方は、フリート、アサド、ギサドがあります。

フリートはフライ、アサドは焼く(BBQ)、ギサドは煮込みです。

日本ではあまり見かけないのは魚のフライかな、丸ごと揚げた魚は食べごたえがあります。

ギサドの味付はトマト、セロリ、玉ねぎやニンニクを刻んで一緒にお肉と煮込んでるので美味しいですよ。

レンテハかフリフォーレスの豆煮込みはレストランに行くと必ずあります。

これはご飯にかけて食べます。

レンテハとはレンズ豆のことです。

血液サラサラになるよとお友達が言っていました。

レストランに行くとビッフェ形式が主流なので、ご飯に好きな豆煮込みと鶏肉や牛などのおかずを選び、パタコネ、ユカフリート、あとサラダを添えて、ワンプレートで食べるのが主流です。

パナマの伝統料理

伝統料理はスーパーやレストランで買えるようになり、家で作る人は少なくなっています。

どこの国もそうですが、仕事におわれ家で作る時間がなくなったことも、ひとつの原因ではないでしょうか。

タマレス

タマレスはパナマの代表の伝統料理です。

味付けしたトウモロコシの生地に鶏肉、牛肉、豚肉などを詰め、バナナの葉で包んで蒸した食べものです。

タマレスもお祝いには欠かせない料理です。

これを作る時は、マイス ヌエボかマイス ビエホかで味が全然違いますよ。

とりたてのとうもろこしをマイス ヌエボと言います。

マイスはとうもろこし、ヌエボは新しい、ビエホは古いです。

食べる時にマイス ヌエボって尋ねると、あなたも通ですね。

パタコネス

食用バナナのプラタノはお米の次によく食べられているのではないでしょうか。

熟してない緑のプラタノはお芋の味に近いです。

パタコネとはそのプラタノを1センチ程に輪切りにして一度揚げ取りだします。それを、石で叩いてつぶし2度揚げした食べ物です。

熟した黄色のプラタノは甘酸っぱい味で、そのまま切って素揚げにしたり、お砂糖入れて煮込んで食べていますね。おやつみたいに食べています。

川で拾ってきた石はパナマのキッチンには必ずあります。ニンニクやコショウなど潰すときにも使います。

私も、お友達から頂き大活躍してますよ。

エンパナダ

これも、朝ごはんや小腹がすいた時によく食べられています。

小麦粉、トウモロコシの粉、地域によってはユカ (キャッサバ)の粉で作った生地に、鶏肉や牛のミンチを調理した具、チーズなどを挟んで 三日月の形にして、焼いた食べ物です。

オハルダ

朝食の定番ですね。小麦粉に砂糖、塩、水かミルクを入れて、よくこねて、手のひらサイズに伸ばし揚げた食べ物です。

インド料理のナンに近いかな。これはシンプルなんですが、揚げたてが美味しいんですよ。

チーズと一緒に食べると病みつきになります。

サラダ デ フェリア

ネーミングどおり、パーティーには欠かせないポテトサラダです。

フェリアとはお祭りのことです。

日本のポテトサラダにレモラチャを足したポテトサラダですね。レモラチャとはビーツのことです。

赤紫の色鮮やかなポテトサラダはまさにパーティーの食事に花を添えてます。

セビーチェ

チリやペルーには負けるかもしれませんがパナマにもあります。

新鮮な魚、エビ、タコを酢で洗い、きざんだ玉ねぎ、クラントロ、シシトウを入れて、好みでトウガラシをプラス、たっぷりのライムを入れて塩、コショウで味付けをします。

このライムが大切な味のポイントです。お酢は洗う時だけで、味付けの時はライムだけを使うのです。

クラッカーと一緒に食べます。レストランに行くと必ず付いてきます。

教えてパナマの3食

その前に、朝食に欠かせないchicha チチャ とケソ ブランコを教えます。

昼食や夕食にも食べますよ。

チチャ

チチャとはタマリンドウ、ファッションフルーツ、ナンセ、パイナップル、オレンジなどの果物を絞って、カネラ 黒糖を入れて作ったジュースです。

Jugo de tamarindo
Jugo de maracuya
Jugo de nance
Jugo de piña
Jugo de naranja
Jugo フーゴはジュースの事です。

ほとんどのレストランで生のフルーツジュース、 チチャを飲めます。

ケソ ブランコ

カッテージチーズみたいな、塩分の効いたシンプルなチーズです。

皆さん、輸入チーズではなく、この手作りチーズを好んで食べています。

手作りで売ってる人もいますし、スーパーにもチーズコーナーがあるほど、好まれてます。

朝食

飲み物はもちろんコーヒーです。

砂糖をたっぷり入れて飲んでますね。

それにチチャです。

朝食の主食 はパン 、オハルダ、トルティージャなどからチョイス。それにケソ ブランコです。

サイドメニューはチョリソー、ソーセージをケチャップで炒めたサルチチャ ギザード、目玉焼きなどです。

田舎の人は農作業するから、朝食はしっかりとる様です。しかし、都会の人はアメリカ式になりパンとコーヒーで簡単にすませる人も多くなってきたそうです。

昼食

サンコチョなどのスープとご飯

ワンプレートの中にご飯、メインは魚、鶏肉か牛肉料理からチョイス、レンテハやフリフォーレスなどの豆煮込み。

ご飯の代わりにプラタノやジュカのフライなども食べています。

生野菜はレストランではきゅうり、トマトとキャベツやレタスが付いてきますが、家では好んで食べてないです。

夕食

昼食と同じような食事。

昼食が遅い事が多く、軽く食べる人もいます。

普段は軽い食事が多いけど、週末はしっかりワンプレート食べ、みんなでビールを飲みながら過ごすことが多いです。

フィエスタの食事

クンプレアーニョスやキンセアーニョスなどのお祝いの時のご馳走は、アロース コン ポヨ、ピーツ入りポテトサラダ、ポヨアサードなどの肉料理が定番です。

クンプレアニョスは誕生会で、キンセアニョスとは15歳になった女の子のお祝いです。日本の成人式になるのかな。

りっぱな女性になったというお祝いで、盛大に行われます。

南国の果物食べ放題

アボカド、マンゴー、マモンチーノ、パパイヤ、パイナップルなど南国のフルーツが安くて食べ放題ですね。

みんな、自然栽培で手入れなどしていません。

みのりの時期になると、道端などにわんさか実ってます。

まだ熟してないマンゴーを食べたことありますか。

棒状に薄切りに切って塩、コショウ、酢を入れて混ぜて食べます。

エンサラダ デ マンゴと言いますよ。袋に入れてハイスクールや大学などの校門前などで売っています。

高校生や大学生の定番のおやつのようです。

さいごにパナマの食事マナーはある?

食事のマナーなど特に違いはありませんが、あえて違いをあげるならば、

  • いただきますやご馳走様のあいさつがない
  • フォークではなく、スプーンで食べる人が多い

などです。

これはマナーとは違うかもしれませんが、

誕生日のクンプレアーニョスや15歳のお祝い キンセアーニョスなどのパーティーの始まりが遅いです。夜9時頃からはじまります。

キンセアーニョスのお祝いは都会では、結婚式並にホテルで盛大にやる人たちもいます。

もちろん、田舎でも隣近所の人達がきて、花火のうちあげなど盛大に祝います。

そして、食事は最後に食べます。

初めて、そのお祝いに招待された時はビックリました。

ラテンの夜は長いです。

食文化まとめ

アメリカやヨーロッパより、日本人にとってパナマの食事の方が合うのではないでしょうか。

主食が米で、美味しいスープに鶏肉料理や魚料理など、手軽にローカルレストランでは安くで食べることができますよ。

油と塩が多い料理なので、その点は気をつけないといけませんね。

美味しい南国フルーツを食べて健康維持ができるので嬉しい限りです。

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