ニカラグア移住生活で発見した11の魅力

ニカラグア移住生活でわかった11の魅力と本当の姿

中米に位置するニカラグア。

太平洋とカリブ海に面していて、中米で一番大きな国ですが、日本での知名度はまだあまり高くないように感じます。

ラテンの国らしく、太陽と音楽が似合う国ですが、生活してみるとそれ以外にも様々な姿が見えてきました。

ニカラグアに移住して生活している筆者が、現地で知ることができた11の魅力をご紹介します。

1.ニカラグア人は穏やかで親切

ラテンの国の人たちは陽気で明るく、いつもパーティーしているようなイメージがありませんか?

ニカラグア人には、確かに音楽好き、ダンス好きというラテンの気質もありますが、「陽気で明るい」という言葉よりも「気さくで穏やか」という言葉の方が似合います。

つたないスペイン語で道を聞くと、みんな親切に答えてくれて、時には分かりやすい場所まで案内してくれることもあります。

さらに、最近ニカラグアでは日本の漫画やアニメの人気が急上昇中なこともあり、とても親日的です。

日本人だとわかるとさらに輪をかけて優しく接してくれます。

バーなどでも、どんちゃん騒ぎをするというより、友人や家族との会話を楽しみながら飲むのが主流です。

また、日曜日の夕方には家の外にいすを並べて、涼みながら家族でのんびり過ごすのが定番だそうです。

確かに、日曜日の夕方から夜にかけて、歩道のところどころで談笑してくつろぐ家族の姿が見られます。

周りの人たちが常に騒々しいと、少し疲れてしまいますよね。その点、ニカラグアの人たちの穏やかな雰囲気は日本人に合っていると言えるかもしれません。

ただ、日本人からするとのんびりが行き過ぎるときもあります。

例えば、業者の人から「明日、家まで行きます。」と言われたので一日外出せずに待っていたのに現れない、なんてことは日常茶飯事です。きっと日本ではクレームものですよね。

ニカラグア人と約束したときには、こちらも「来るかもしれないし、来ないかもしれない」という緩い気持ちで構えておくのが正解です。

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2. イベントが多い

ニカラグアは、復活祭やサント・ドミンゴ・デ・グスマンの日といったカトリック系の祝祭日と、独立記念日や革命記念日といった政府関係の祝祭日とがあります。

ニカラグアのイベント

祝祭日の日数は日本とほとんど変わりませんが、日本との違いは祝祭日がその名のとおり「お祝いやお祭りをする日」として扱われていることです。

日本だと、「今日は何の日だっけ?分からないけど、とりあえず休めればいいや」なんて人も多いのではないでしょうか。

ニカラグアでは、それはありません。

それぞれの日に合わせて盛大なお祭りがあるからです。

普段は大人しいニカラグア人ですが、イベントごとになると変わります。

大ボリュームの音楽があちこちでかかり、それに合わせて歌ったり踊たり。

もしかしたら、イベントの時に思いきり発散するために、普段のエネルギーをセーブしているのかもしれません。季節ごとのイベントがあると、生活にメリハリが出ますよね。

ただし、たくさんの人が集まるため、スリなどには注意が必要です。

私は、お祭り会場の近くに止めていた車からアンテナが盗まれるという被害に遭いました。必要最低限のお金や携行物だけ持って出かけましょう。

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3. アフターファイブが充実している

生活のメリハリと言えば、一日の過ごし方でもオンとオフがはっきりしています。

ニカラグアでは、レストランやショッピングモールなど、あらゆるサービス業で終業時間がはっきりしています。

入国管理局のような政府機関も、終業時間になると、みんなさっと仕事を終えて帰ります。そして、それを客も当然のこととして受け入れます。

例えば、夜8時に閉まる公園では7時半には中の人たちを外に出し始めます。これは8時には電気を消して、スタッフが帰れるようにするためです。

通常、日本では閉園時間まで遊べますよね。でもニカラグア人は言われた通りに出ていきます。

仕事が終わると、涼しくて過ごしやすい時間帯です。

夫婦でスーパーに買い物に行ったり、友人の家に遊びに行って飲んだりと、しっかりオフの時間を楽しむのがニカラグア人流です。

4. 日本の運転免許証で運転できる。タクシーもあり

ニカラグアで生活するとなると、移動手段が必要になります。

特に首都のマナグアは完全に車社会です。

一番行動に自由が利くのは、やはり自分で車を運転することです。

ニカラグアでは、日本の運転免許証で運転できます。わざわざ現地の免許を取り直す必要もなければ、国際免許証さえ不要です。

ニカラグアで運転。日本の免許証でOK

ただ、いざ警察に止められて免許証を見せても、日本語なので相手には何が書かれているか分かりませんよね。

そこで、トラブル回避のために在ニカラグア日本大使館の領事部では、日本の免許証をスペイン語訳し、公認翻訳として発行してくれます。

警察には、オリジナルの免許証とこの翻訳を見せれば、日本で有効な免許を持っていることをきちんと証明することができます。

タクシーに乗る際のポイント

ただ、「慣れない国での運転は避けたい」という人も少なくないと思います。

そういう人の次の選択肢としてタクシーがあります。

街中には流しのタクシーがたくさん走っているので、広めの道路で、片手をあげて待っているとすぐにタクシーが止まってくれるでしょう。

タクシーが止まったら、行き先を告げ、値段を聞きます。

この値段交渉が、日本人がタクシーを使う時の一番のハードルかもしれません。

タクシー運賃の相場は、おおよそ2kmくらいで50コルドバ(約200円)です。

2人で70コルドバというように単価を値切ることもできます。なんとなく相場がわかってくれば、タクシーの利用もそんなに難しくないですよ。

ここで、タクシーに乗るときに使えるスペイン語のフレーズをいくつかご紹介します。ぜひ活用してみて下さい。

  • アスタ 〇〇 ポルファボル.(〇〇までお願いします。)
  • クアント バレ?(いくらですか?)
  • エス カロ(高いですね。)
  • ヒレ ア ラ デレチャ.(右に曲がってください。)
  • ヒレ ア ラ イスキエルダ.(左に曲がってください。)
  • パラ アキ.(ここで止まってください。)

また、信頼できるタクシードライバーさんを見つけて、必要な時には事前予約しておく、というのも多くの日本人が使っている方法です。

もっと経済的なのは路線バスを使う方法で、マナグア市内であれば、数円~数十円で移動することができます。

ただ、車内は人でギュウギュウなうえ、スリも多発しているのであまりお勧めできません。

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5. 滞在するのにビザが不要。延長もできるが注意点あり

日本のパスポートは世界中の多くの国で入国ビザが不要なため「最強のパスポート」とも言われていますが、ニカラグアも例外ではありません。

日本人は、ニカラグアに到着時、空港で10ドルを支払えばツアリストとして90日間の滞在が許可されます

それ以上滞在したい場合には、期間満了日の3日前から入国管理局で延長手続きができます。

ニカラグアでの滞在目的などを聞かれるので、スペイン語が不安な人は通訳してくれる人についてきてもらいましょう。

手数料は500コルドバ(約2,000円)と、申請フォーマット代5コルドバ(約20円)がかかります。

延長期間は1回につき30日で、それを3回繰り返すことができるので、合計90日間延ばせます。

さらにそれ以上滞在したい場合には、一度ニカラグアを出国して3日間以上してから戻るとリセットされます。

ただし、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルは出国先として選べないといったルールもあるので、ご自身でもよく調べてからプランを練ることをお勧めします。

仕事や就学など、滞在の目的によって得られるビザは異なります。

ただ、いずれにしても日本にあるニカラグア大使館ではビザの発行は対応していないので、どなたも最初は空港で発行されるツアリストビザで入国し、それから各種ビザの手続きをすることになります。

6. 綺麗かつ安全なショッピングモール。ジムも格安!

マナグア市内にはいくつかショッピングモールがあります。

どのショッピングモールも清潔感があり、あちこちにガードが立っているので、安心して気持ちよく買い物ができます。

ニカラグアのショッピングモール

スーパーも併設されているので、日常生活で必要なものは一通りショッピングモールで買いそろえることができます。

また、スーパーの中にはアジア食材コーナーもあり、醤油や味噌といった調味料も入手できます。

もちろん、日本のスーパーとは品ぞろえが違うので、ほしいものが手に入らないことも多いですが、あるもので代用しながら工夫をするのも楽しいですよ。

また、ショッピングモール内には映画館やレストラン、さらにジムがあるところも。

ニカラグアは暑い国なので、なかなか外で運動する気分になれません。

ジムは早朝4時から開いていて、約1,600円/月という日本では破格の金額で利用できるところもあるので、ニカラグアでの滞在期間で体を鍛え上げるのもいいかもしれませんよ。

7. マナグア市内のマーケットには掘り出し物がたくさん。3つのおすすめマーケット

上記で紹介したショッピングモールは、少し高級志向なので、一般のニカラグア人の多くはマーケットで買い物をします。

マーケットでは、野菜がスーパーの半額の値段で売られている他、肉、魚、雑貨、衣類、家電、新品から中古品まで、なんでも安く揃うのがマーケットです。

また、ニカラグア人の生活を肌で感じることができるのも、ショッピングモールとの違いです。

ニカラグアのマーケット

マナグア市内にあるマーケットをいくつかご紹介します。

・メルカド・オリエンタル

中米で最大規模のマーケットですが、軽犯罪が多いことでも有名です。元青年海外協力隊の方によると、危険なので隊員はメルカド・オリエンタルに行くことは禁止されていたそうです。また、他のマーケットは、「いらっしゃい」程度の声掛けなのに対し、ここでは腕を触ったりつかんだりして客引きしてきます。

・メルカド・イスラエル

魚介類が新鮮に安く買えることで知られています。魚介類に交じって、生きたイグアナも売られています。

・ウェンベ

生活用品からニカラグアの工芸品まで、幅広く揃っています。日本へのお土産を調達するのにお勧めです。

マーケットに行く際には、少し足元が悪いことを覚悟して、汚れてもいい靴で行きましょう。

また、最初は迷いやすいので、詳しい人に案内してもらうか、あまり深くまで入らないことをお勧めします。

8. ニカラグアの通貨はコルドバだが、米ドルが使える

ニカラグアの通貨はコルドバですが、スーパーやレストランなど、多くの場面で米ドルを使うことができます。

観光客など、あまり現地のお金に両替したくない場合があると思います。

そういう場合は、必要最小限のコルドバを両替して、米ドルを予備に持っておくとよいでしょう。

日常的に米ドルが使われるので、金額がコルドバではなく米ドルで表示されていることもあります。

通貨単位をきちんと確認しないと、値段を勘違いしてしまうこともあり得ますので、気を付けてください。

余談ですが、クレジットカードの使用も、多くのレストランやお店で可能です。ただし、小さなお店やマーケット、タクシーなどでは使えません。

最近日本でかなり普及してきている電子マネーについては、ニカラグアでは全く使われていません。これからなのでしょうか。

9. Wi-Fiが充実している

旅行先でモバイルルーターがない場合はWi-Fi頼みになりますよね。

ニカラグアはわりとWi-Fi環境が整っています。

カフェやレストラン、それからあまり大きくない公園でも無料Wi-Fiがつながることがあります。

ただ、Wi-Fiが使えてもそれを明示していないことが多いのが残念な点です。

Wi-Fiネットワークのリストで、自分がいるお店の名前のネットワークがないか探しましょう。

もしあれば、ウェイターさんにパスワードを聞きます。すると、どこでも快く教えてくれますよ。

10. ニカラグアは食事が安くて美味しい。1ヶ月の食費は3万円

ニカラグア料理は、しょっぱすぎることもなく、辛すぎることもなく、日本人の舌に合う味付けです。

定番料理は、カルネ・アサダというプレート料理で、ご飯、お肉、バナナ、サラダなどが盛り付けられており、600円~800円でお腹いっぱい食べられます。

ニカラグアの食事

ガジョピントは国民食。ぜひお試しを!

ご飯は白米の場合と、レッドビーンズを混ぜたガジョピントの場合とがあります。

ガジョピントはニカラグアを代表する国民食です。

もし、選択できるようならぜひガジョピントを選んでみてください。

お肉は牛肉、豚肉、鶏肉が主流ですが、鶏肉が一番安いのでよく食べられています。牛肉は若干高いですが、柔らかくて日本人にも評判です。

それから、ニカラグア人はなぜか日曜日にスープを飲む習慣があります。家で作ったスープのこともあれば、レストランまで行くこともあります。

スープを頼むと、ラーメンどんぶりのような大きな器に、色々な具材がごろごろ入ったものが出てきます。

野菜もたっぷり入っているので栄養バランスは抜群ですが、軽く食べるつもりでオーダーすると、きっとボリュームに驚きます。

食べきれなかった分は、お持ち帰りをお願いできることも多いので、聞いてみてください。フードロスが減らせます。

日曜日の朝食で定番はナカタマル

それから日曜日の朝食として定番なのがナカタマルという料理です。

これは、トウモロコシの生地に豚肉やジャガイモ、トマトなどの具材を合わせてバナナの葉で包んだものです。ナカタマルに対する日本人の評価は好きな人と嫌いな人に別れます。

少し塩辛いのと、トウモロコシの生地の触感は日本では食べなれていないからだと思いますが、パンにつけて食べると、これらの要素が緩和されて美味しいです。

そしてとても安いです。ナカタマルは一つ160円くらいで、朝食なら半分でもお腹いっぱいになるほどたっぷり入っています。。

外食は飲み物に苦労するかも

ニカラグアで外食するときのネックは、食事よりも飲み物かもしれません。

ニカラグアでは、基本的に甘い飲み物が売られています。

紅茶と書いてあっても、甘いレモンティーが出てきます。

食事中に甘い飲み物を飲む習慣がない人への選択肢は、水かビールになると思います。

ビールは、ニカラグア産のものがどこのレストランにも置いてありますので試してみてください。大体一杯160円くらいです。

水は、ミネラルウォーターを購入するか、グラスでもらうこともできます。

マナグア市内で水にあたったという話は聞かないのですが、心配な場合はミネラルウォーターを選びましょう。

特に、旅行中に体調を崩すことほど辛いことはありませんので。

1ヶ月の食費は約3万円

参考までに、我が家は夫婦2人で、月の食費は大体3万円くらいです。

週に1、2回外食してお酒も飲むので、日本に比べたら安いですよね。

11. 街並みがポップで明るい

ニカラグアの街並み、どんな街を想像しますか?

ニカラグアでは、日本とは違う色彩感覚を楽しめます。

まず、ニカラグア人が住む家ですが、色が思い思いの色のペンキで塗られています。オレンジ、緑、水色、黄色、ピンク…。本当に様々な色の家が並んでいるので、カラフルで明るい街並みです。

また、公園などの雰囲気も日本とは全く違ってカラフルで、楽しい気分にしてくれます。

ニカラグアのカラフルな公園

例えば、ベンチなどは日本だったら統一された一色のことが多いですよね。それも落ち着いた雰囲気でいいのですが、ニカラグアでは一つ一つ異なる色が塗られていて、とてもカラフルです。滑り台やブランコといった遊具も、一色で塗られていることはありません。

街並みのポップさで極めつけとなるのは、マナグアのあちこちに立ち並んでいる、カラフルな木のモニュメントです。

これは、観光資源の一環として大統領夫人の提案により造られたそうです。
税金の無駄遣いという声もあるようですが、街を明るい雰囲気にしているのは間違いありません。

12. 広大な自然が美しい

ニカラグアは火山と湖の国です。

代表的なのは、ニカラグア湖という中米で最大、世界でも10番目に大きい湖です。琵琶湖の12倍と言うと、その大きさが伝わるかと思います。

そこでは、バードウォッチング、ハイキング、カヤック、キャンプといったアウトドアを楽しむことができます。

また、太平洋とカリブ海の両方に面しているので、ビーチリゾートも充実しています。

首都マナグアから、車でわずか1時間で行けるビーチもあり、ニカラグアでは正月から家族でビーチに行くことが多いです。
日本では、正月は家で過ごすか、神社や初売りに行く方が多いと思います。ずいぶんと違いますよね。

観光客に人気なのはサンファンデルスルというビーチで、サーフィンスポットとしても有名です。ここでは、夜な夜なパーティーに明け暮れる観光客に出会えます。

その他にも、火山口からマグマが見られたり、火山灰でできた坂をスライダーで滑ったり、日本ではなかなかできない体験をすることができます。

マナグアから少し郊外に出るだけで、未開発の緑が広がる光景が待っているので、休日にドライブするだけでもリフレッシュできますよ。

さいごに

ニカラグアでは、2018年に国内の政情が不安定になり、多くの外国人が流出してしまいました。その結果、今も経済は下降気味です。

日本人の滞在者も以前よりずっと減ってしまったと聞きました。

しかし、現在では軽犯罪に巻き込まれないように十分注意すれば、安全に生活を送れるレベルまで治安は回復しています。

2018年までは、中米の中で最も安全な国とも言われていたのですが、国際的なイメージを回復させるにはまだ時間がかかります。

少しでも多くの人にニカラグアの魅力を知ってもらって、訪問したり、滞在してもらえたら嬉しいです。

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