欧米やヨーロッパへの大学留学よりも費用を抑えつつ、同等レベルの教育を受けられることで注目を浴びるマレーシアの大学に進学したいと考える方も多いのではないでしょうか。
マレーシアへの大学留学について調べていると、大学の選択肢が少なくないことに気づくはずです。
そこでこの記事では、マレーシアへの大学留学に興味がある方や、どうやって大学選びをしたらよいか悩んでいる方に、マレーシアの各大学の特色と自分に合った大学の選び方をご紹介します。
1. サンウェイ大学
マレーシアきっての大財閥であるサンウェイ財団が運営している私立大学で、同財団が作ったサンウェイシティのエリアに位置しています。
マレーシアの私立大学ランキングの中で第4位を記録し、さらに大学に対する学生満足度はマレーシア国内の大学でも最も高いです。
また、財閥設立の大学という強みを生かして豊富なインターンシップや就職の機会を与えてくれるため、学びがキャリア形成に繋がりやすいというメリットもあります。
サンウェイ大学の特徴
サンウェイ大学では、各国の大学と連携しマレーシア国外に繋がる様々なプログラムを提供しています。
- イギリスのラッセルグループが主体のランカスター大学とのデュアルディグリープログラムの導入で、国をまたいで2つの大学で学位を取得できる。
- ホスピタリティー学部(いわゆる観光学部)では、フランス料理の名門ルコルドンブルーの修了証明書を得られる。
- アメリカ大学編入プログラムで、西ミシガン大学などの名門大学に編入する機会を得られる。
- 国内外の大手・有力企業へのインターンシップの機会を提供し、学びを実践的な技術に生かすサポートが手厚い。
サンウェイ大学におすすめな人
サンウェイ大学におすすめな方はこのような方です。
- 施設が充実した大学に通いたい方
- マレーシア以外の国の大学への編入も視野に入れたい方
- 座学よりも実践的な学びをしたい方
2.テイラーズ大学
3年連続で東南アジアの私立大学ランキング第1位を記録している、マレーシアが誇る名門私立大学です。
前述したサンウェイシティエリアに位置し、キャンパス内に湖がある美しく開放的な外観が学生の人気を集めています。
テイラーズ大学ではビジネス、IT、ホスピタリティ、教育、サイエンス、栄養など多種多様な学部が提供されており、中でもホスピタリティ学部は世界の大学ランキングの中でも16位を誇る看板学部です。
サンウェイ大学同様最新の設備が揃っており、学生が快適に生活するための環境が整っています。
テイラーズ大学の特徴
テイラーズ大学では、世界の大学ランキングでも高順位のホスピタリティー学部を始めとした、豊富なバリエーションの学部と専攻の中から選ぶことができます。
- 豊富な種類の学部と、各学部の中でさらに細分化された専攻分けによって、自分の希望に沿った学びができる。
- ホスピタリティ学部は3年連続で世界ランキング20位以内にランクイン。
- ホスピタリティ学部では、2年次に長期インターンシップ制度がある。
- ビジネス学部のADTPコースでは、アイビーリーグを含むアメリカの名門大学に編入できる。
- 24時間オープンの自習室が完備されており、安全で快適な環境で勉強に集中できる。
テイラーズ大学におすすめな人
テイラーズ大学におすすめな方はこのような方です。
- 自然溢れる綺麗なキャンパスに通いたい方
- ホスピタリティを学びたい方
- マレーシア以外の国のディグリーも取得したい方
3. APU大学
Asia Pacific university of technology and innovation、通称APU大学はITやソフトウェア、コンピューターサイエンスなどの技術系分野に特化した私立大学です。
クアラルンプールからやや外れたエリアであるBukit Jalilのテクノロジーパーク内に位置する、ITやハイテク企業に囲まれた環境のキャンパスで学ぶことができます。
また、学生のおよそ半数が留学生であり、世界100ヶ国以上から学生が集まる国際色の強い大学といえます。
APU大学の特徴
APU大学では、国際色豊かな環境でテクノロジーとイノベーションが融合した現代的な学習ができます。
- 学生の半数以上であるおよそ6000人が海外からの留学生である。
- IT、コンピューターサイエンスなどの技術系学部が人気。
- APUの卒業生らの、卒業時の就職率が100%。(Ministry of Higher Education Malaysia調べ)
- イギリスやオーストラリアの一流大学との連携がなされており、最終学年時に提携大学に編入することが可能。
APU大学におすすめな人
APU大学におすすめな方はこのような方です。
- ITやコンピューターサイエンスなどの技術系学部を目指している方
- 留学生が多い国際色豊かなキャンパスで生活したい方
- 将来の就職に役立つ学びをしたい方
4. ヘルプ大学
ヘルプ大学は、クアラルンプール中心地に近いダマンサラエリアにキャンパスを置く、私立の総合大学です。
立地の良さに加えて、比較的リーズナブルな学費というメリットがあるため、マレーシア現地の優秀な学生たちが多く集まります。
Pathwayプログラムやデュアルディグリープログラムなどを利用して多くの海外大学と連携することで、大多数の学生が海外大学編入を実現できる点が最大の特徴です。
また、ビジネス学部系統のマスコミ学部では広告や報道を学ぶことができたり、教育学部系統の英語教師学科や幼児教育学科が設置されていたりと、他大学にはないユニークな学部が用意されています。
ヘルプ大学の特徴
ヘルプ大学ではリーズナブルな価格で海外留学を叶えられ、さらにマレーシア以外の国への編入も視野に入れることが可能です。
- 年間の学費が50万〜73万円程度とリーズナブルである。
- Pathwayプログラムやデュアルディグリープログラムでマレーシア以外の大学に編入することが可能。
- 中国やニュージーランドなど、他大学よりも編入先の国の選択肢が豊富である。
- 珍しい学部が設置されている。
ヘルプ大学におすすめな人
ヘルプ大学におすすめな方はこのような方です。
- リーズナブルな費用で海外の大学に留学したい方。
- 将来的にマレーシア以外の国の大学に編入したい方
- 他の大学に希望の学部がなかった方
5. モナッシュ大学マレーシア校
オーストラリアのトップ大学群であるGroup of 8のうちの一校であるモナッシュ大学のマレーシアキャンパスです。
モナッシュ大学は2024年度のQS World University Rankingで世界42位を記録しており、マレーシアキャンパスでも本校と同じクオリティの授業を受けることが可能です。
マレーシアキャンパスは本校のおよそ三分の一ほどの学費で通えるほか、本校と同じ学位が取得できるという魅力もあります。
モナッシュ大学の特徴
モナッシュ大学は世界屈指の難関校であり、世界ランキングに裏付けられた高いクオリティの教育が受けられます。
- 2024年度版QS World University Rankingで42位を記録。(東大が28位、京大が46位)
- マレーシアに居ながらオーストラリア本校のディグリーが取得できる。
- 薬学部が世界2位を記録。
- オーストラリア、インド、南アフリカ、イタリアなどのキャンパスに交換留学ができる。
- 世界100ヶ国以上の提携校との交換留学も可能。
モナッシュ大学におすすめな人
モナッシュ大学におすすめな方はこのような方です。
- 世界ランキング上位の難関校に挑戦したい方。
- マレーシアに居ながらオーストラリアの学位を取得したい方。
- 薬学部を専攻したい方。
まとめ
この記事ではマレーシアの大学の中でも、留学生に人気な5校をピックアップしてご紹介しました。
サンウェイ大学は実践的な学習をしたい方、テイラーズ大学は綺麗な環境でキャンパスライフを過ごしたい方やホスピタリティ学部を目指している方、APU大学は現代で重要視されているITやコンピューターサイエンスを学びたい方、ヘルプ大学はリーズナブルな費用で留学したい方やマレーシア以外の国に編入したいと思っている方、モナッシュ大学は世界ランキング上位の高難易度校を目指している方におすすめです。
ここで紹介した以外にも留学生を受け入れているマレーシアの大学はありますので、留学する上で重要視したい要素を中心に、自分にぴったりな大学を見つけてくださいね!