日本人の移住先として高い人気を誇るマレーシアは、留学先としても魅力のある国です。
そんな国に留学する魅力とはどんなものなのか?
マレーシア在住者からその魅力とメリット、デメリット、必要な留学費用をご紹介します。
マレーシア留学の魅力が持つ6つのメリット
1.英語を話す機会が多い
学校外、日常生活でも英語を話す機会が多くあります。
多民族国家であるマレーシアの公用語は「英語」と「マレー語」ですので、ほとんどの方が英語を話すことができます。
街中で英語を話す方はかなりの数います。
また過去にイギリスの植民地であったことから、英語が広く使われていると言われています。
2.多民族国家の中で生き抜く力がつく
多民族国家であるマレーシアでは、様々な価値観・宗教を持つ方と出会うことができます。
またマレーシアの住みやすさ、寛容性を求め様々な国の方が集まっています。
シンガポール人やアメリカ人のビジネスマンなどもおり、たくさんの出会いがあります。
このような環境の中で生活ができることはマレーシアの大きな魅力です。
世界中にできた人脈には必ずメリットがあります。
欧米留学とは違った留学生の比率になっているので、様々な国・人から毎日新しい刺激を受けます!
他の国では経験できない多くのカルチャーギャプを楽しめます!
3.物価の低さ
留学の場合、旅行とは違い長い期間その国で生活をする事になるので、物価はとても大切です。
マレーシアの物価は全体的に半分から3分の1程度です。
4.日本人の割合が少ない
近年、マレーシア留学は注目され始め人気が出てきていますが、アメリカ・カナダ・イギリス・カナダ等に比べるとまだまだ少ないです。
これらの国に留学をする場合、英語のレベルが初級から中級の方は、日本人ばかりの中で授業を受けなければいけない可能性もあると思います。
それに比べ、マレーシアでは日本人が少なく、違う国の方が多い環境で英語を学ぶことができます。
5.他国の優れた大学との提携・編入制度の充実
・2年間マレーシアで学び、その後アメリカの大学に編入する事が可能な大学
1・2年次はマレーシアで一般科目を学び、その後の2年間アメリカで学ぶことができます。
アメリカ留学ではコミュニティカレッジで英語習得した後、 4年制大学に入学する形が一般的です。かかる費用が全く違います。
・2つの学位(degree)を取得できる大学
特にイギリスの大学と提携している大学が多いことが特徴。
マレーシアで、その大学の授業料のみを支払い、当大学のみで授業を受け、提携大学の学位も取得できるという素晴らしいプログラムです。
中にはイギリスの有名大学も含まれており、マレーシアの大学の卒業と同時に、イギリス大学の学位も取得可能です。
6.英語と中国語の2カ国語習得が可能
中華系マレーシアの方が多く暮らすマレーシアの語学学校では、英語に加え、北京語を学ぶことができる学校が多くあります。
また街中でも使う機会が多くありますので、マレーシアから帰国後「英語」と「中国語」が話せるようになっているなんてことも夢ではありません!
マレーシア留学のう〜んな点も包み隠さず明かします
メリットばかりではありません、マレーシア留学ならではのデメリットとなりうる点も記載しておきたいと思います。
1.現地の方が話す英語の訛り
マレーシアに住む方の多くは、第一言語はそれぞれ自国の言葉を話しますので、実際マレーシア人の英語は訛りがあります。
ですが、綺麗な発音をすることが大切なのではなく、英語を使い何をするかが大切だと思います。
今や世界を見ると訛りのない英語を話す人の方が少数派ではないでしょうか。
皆さん、第二言語として英語を使い、仕事や生活をしています。色々な英語に触れることができるマレーシアでの経験は、今後きっと生きてきます。
また、語学学校にはネイティブ講師が在籍しておりますので、ネイティブの方から学ぶことができます。そして学校外では、訛りのある英語を経験できます。
2.水回りの清潔感
私たち日本人は、普段からとても清潔感のある環境の中で生活をしているので、海外に行くとギャップを感じる方が多いと思います。
マレーシアの国教はイスラム教です。
宗教の違いから、トイレ文化や礼拝文化が大きく異なります。
すごく清潔感のある立派なショッピングモールでも、お手洗いはあまり綺麗ではないという事があります。
生活をしていく中で理解し、少しずつ慣れていきますが、最初はギャップを感じてしまうかもしれません。
マレーシア留学に必要な金額をみてみよう
1ヶ月マレーシア留学 平均金額
渡航前に必要な金額 約250,000円
《内訳》
項目 | 費用 |
---|---|
航空券 | 30,000円 |
海外旅行保険 | 10,000円(クレジットカード付帯であれば無料) |
入学金 | 10,000〜15,000円 |
学費 | 60,000〜75,000円 |
滞在費 | 40,000円 |
送金手数料 | 6,000円 |
その他手数料等 | 40,000円 |
※各金額はあくまで目安です
滞在費は、安いコンドミニアムを自分で探すことも可能です。
光熱費込み約30,000円(24時間警備、共有ジム、プール、ミニショップ有り)のコンドミニアム物件など多数あります
授業料を学校にて支払う場合、送金手数料がかからない、航空券を安く購入できた場合など、こちらの数値以上に安く収めることも可能です!
現地で必要な金額(1ヶ月生活費) 約30,000円
《内訳》
項目 | 費用 |
---|---|
食費 | 10,000円 |
交通費 | 3,000円 |
お小遣い | 10,000円 |
その他 | 7,000円 |
※各金額はあくまで目安です
マレーシアの学生ビザの基本知識
留学期間が90日を超える場合は学生ビザの申請が必要です。
90日間までは【観光ビザ】での滞在が可能です。
学生ビザとは、学校に通っている期間に応じて滞在を許可するビザ。学生ビザは就学の他、アルバイトが可能です。(制約有り)また、現地で滞在期間の延長も可能です。
【条件】
- 滞在期間…3か月以上、最長1年。延長手続きで最長2年まで滞在可能
- 就労…週20時間以内に限って可能
- 年齢制限…18~35歳
- 申請の所要時間…学校への書類提出からシングルエントリービザ取得まで数週間
【滞在期間のルールについて】
学生ビザは6か月と1年間の2つあります。学校通学期間に応じてどちらになるかが決まります。
例えば、5か月の通学期間でビザを申請した場合、6か月までのビザを取得できます。
この場合最大滞在期間は6か月ですので、留学終了後1か月程の滞在が可能です。1年の場合も同じで6か月を超える通学期間であれば最大1年の滞在期間となります。
留学終了後のこの期間に、国内旅行をする方が多くいます。
【いつから準備すべきか】
ビザ取得につきましては、書類の提出、大使館での手続き等、いくつもの段階があり時間がかかりますので、渡航3ヶ月前が基本です。
マレーシア留学の第一歩!まず何をしたら良い?
初めての留学の場合、まずエージェントを見つけましょう。
ここ数年で、語学学校の数が急激に増えたことに伴い、日本の無料エージェントも少しずつ充実してきています。【マレーシア 留学 エージェント】で検索するとたくさんのエージェントを見つけることができます。
マレーシア留学を考えていらっしゃる方はぜひ検索してみて下さい。
語学学校の選択から、寮や生活面でのサポート、ビザの手続き代行など幅広いサポートがあります。
また、現地にも日本人エージェントが在籍しており、渡航前だけでなく、現地でも手厚いサポートがあるなど、エージェントにより魅力が異なります。
語学学校へ留学する方は、学校卒業後、マレーシアの大学へそのまま進みたい場合にも相談をのってもらうことができます。
エージェントを利用することのメリット
マレーシア留学のプロの方とお話ができるので、不安なことを渡航前につぶしていく事ができます。
初めて行く国、初めての留学の場合、不安なことがたくさんあるはずです。
また現地の語学学校や大学、就職に関してある程度の知識をお持ちのため、幅広く相談をすることができます。
語学学校の選択
条件を決めましょう。
例えば、日本人が少ない、国籍の割合、治安が良く交通の便が良い中心部に位置する、予算、複数言語習得可能、アクティビティの充実、授業形式や少人数など。
大学を選択する時には、これらの条件の他に、学科や学位に重きを置くことが大切です。
マレーシア留学まとめ
マレーシア留学は、欧米諸国では経験できないことを多く経験でき、違う学びがあります。
留学とは、英語を学ぶことだけが目的ではないと考えます。複数言語習得や多文化理解など、これからより必要になっていくことをマレーシアでは学ぶことができます。
東南アジア、多民族国家での生活経験は今後必ず生きてきます。地理的に陸続きで他の国へも繋がっているので、休暇を利用し、他国への旅行も素敵でしょう。
マレーシア留学を選択の一つとして検討してみてください。