ヨーロッパのマルタで働いてみたい!生活してみたい!
でもどんな仕事に就けるのかわからない、仕事に就くまでの流れが知りたい。
ここではそんな疑問をお持ちの方に、マルタ共和国で日本人が働ける職種と就職までの流れをご紹介します。
今現在マルタでは、数多くの日本人が働いています。
日本人がどんな仕事に就いているのかを知り、より鮮明にマルタでの移住や生活をイメージしてみてください。
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マルタで日本人が就いているお仕事
現状マルタでは、マルタ人、次にEU加盟国の方の雇用が優先されます。
そのため永住権やその他の長期滞在資格がない状態で日本人がマルタで働くには、その職種で働くのが「日本人でなくてはならない」という理由が必要です。
つまりどんな仕事にでも就けるわけではありません。
またそれ以外では個人の経験や能力を評価して「その人でなくてはならない」ということが確認されれば、就労ビザの獲得は可能です。
上記を踏まえ、主なマルタでの就職先は以下の通りです。
- iGaming会社
- 日本食レストラン、カフェ
- 留学エージェント
- 日本語教師
- 旅行代理店
iGaming会社
iGaming会社とはオンラインカジノをはじめとするギャンブル関連会社のことです。
給与水準が高く、日本人の就職先として最もポピュラーなのはiGaming会社です。
役職はゲームプレゼンター、カスタマーサポート、コンテンツライター、アフィリエイトなど様々で、経験を積むと各部門のマネージャー募集もあります。
未経験でも比較的働きやすいゲームプレゼンターやカスタマーサポートでは、iGaming業界が初めての日本人も多く活躍しています。
日本食レストラン、カフェ
マルタには人気の観光エリアを中心に、日本食レストランやカフェがあります。
特にお寿司はマルタでも大人気。
そのためシェフやウェイターとしての募集もよくみかけます。
飲食店での経験がある人は丁寧な日本の接客や職人技で、マルタやヨーロッパの人をうならせることができるかもしれません。
留学エージェント
マルタは語学留学先としてとても人気の国。
マルタ国内には留学エージェントの現地オフィスが多くあります。
留学生の生活サポートをするお仕事のため、マルタ事情に詳しい人にはぴったり。
長期のマルタでの語学留学をした後、そのまま就職を考えている人には良い就職先と言えるでしょう。
日本語教師
マルタには日本文化が好きな人や、日本語に興味がある人は沢山います。
マルタ国内でもアニメ作品の上映や、コミックイベントが開催されています。
日本語教師は言語だけでなく、日本文化の魅力も同時に伝えられる素敵なお仕事です。
日本語教師の資格が必要なことが多く、またフルタイムでの求人は少なめです。
旅行会社
留学だけでなく、バケーションやハネムーンでマルタを訪れる日本人は多くいます。
その旅行のサポートとして、送迎やホテル予約、現地ツアーへの参加手続きをする際、旅行会社の力は欠かせません。
英語でのコミュニケーション、日本の旅行代理店やマルタ現地のツアー関連業者と密に連携をとることに、抵抗がない方に向いているお仕事です。
仕事の探し方
マルタでは主に2つのアプリからの仕事探しが主流です
LikedInはSNSのひとつで、ヨーロッパでビジネスをする人のほとんどが使用しています。
こちらは本名での利用で、学歴、職歴、資格なども登録するので、就職、転職活動で活用ができます。
アプリ内の求人(Jobs)ボタンから検索をすると対象の求人が出てくるので、気になるものにはドンドン応募しましょう。
また人事やエージェントからスカウトのメールが来ることも!
チャンスを増やすためにも、プロフィールを充実させるに越したことはありません。
マルタでは年代問わずFacebookでの交流が盛んです。
職探し、物件探し、イベントなど様々な情報を見ることができます。
求人は「Jobs in Malta」というコミュニティに参加すると新しい求人の確認ができます。
自分で投稿すれば、コミュニティ参加者の方が良い求人情報を教えてくれます。
他にも知人の紹介で就職する人がたくさんいます。
小さい国なのでコネクションは大切です。
現地で働いている人に就職先がないか聞いてみるのもひとつの手です。
応募から内定
応募をすると、担当者からメールやチャットを通じて連絡がきます。
ただし日本と違い、連絡がすぐ返ってくることは稀です。
連絡が遅いだけならまだしも、そもそも返信がこないことも…。
ヨーロッパあるあるなので、就活をするときには多くの企業に応募して、可能性を増やしましょう。
連絡が来たら、そこから面接、職種によっては課題が与えられ、その結果で合否が出ます。
現在のマルタではオンライン面接も対面面接もどちらも行われているようです。
もし面接に進んだ場合にはオンライン環境を整え、慣れていない人は英語面接の練習も必ずしておきましょう。
マルタの就労ビザ申請
最も多くの日本人が獲得しているのがSingle Permitという就労ビザです。
基本的には採用した企業側がビザの発行機関であるアイデンティティマルタにオンライン申請します。
就職が決まったらこの申請に必要な書類をすぐに集めましょう。
こちらで用意する主な提出書類は以下の通りです。
- パスポートのコピー
- 以前の雇用主からの紹介状
- アパートの賃貸借契約書
- 無犯罪証明書
- その他必要に応じた資格証明書
パスポートのコピー
パスポートは全ページのコピーの提出が求められます。
表紙や何も記載やスタンプがないページも含めて、全て提出します。
以前の雇用主からの紹介状
直近で働いていた勤務先から英語の紹介状が必要です。
このような紹介状はReference letterとよばれ、日本企業に作成してもらう場合時間がかかることがあります。
早めに作成を依頼しておくのが良いでしょう。
アパートの賃貸借契約書と承認書のコピー
アパートを契約する場合、契約書は必ず発行されますので大事に取っておきましょう。
この契約は先6か月以上の契約であることが必須条件となっています。
承認書はHousing Authority Approval Letterというもので、契約書と共に家のオーナーからもらいましょう。
無犯罪証明書
マルタ入国後から無犯罪であることを証明するための書類です。
こちらはPolice conductと呼ばれるもので、The Malta Police Forceという警察機関で取得が可能です。
企業によっては日本の無犯罪証明書が必要な場合もあるので、必ず企業側に確認しましょう。
※こちらは企業や役職によって提出を求められない場合があるようです。
その他必要に応じた資格証明書
資格などを活かし就職する場合は、資格証明書を実際にマルタに持ってくるかファイル化して持っておくのが良いでしょう。
主な提出書類は以上です。
企業によってその他の提出物が求められることもあるので、必要書類はよくチェックしましょう。
IDカード取得
提出された書類がアイデンティティマルタで受理後、書類審査の進捗状況はアイデンティティマルタにWEBサイトにて確認が出来ます。
それらに問題がなければ数週間後メールが届きます。
メールが届いたら写真撮影の予約
届いたメールに記載されたリンクからWEBサイトに飛び、IDカード発行のため写真撮影の予約をします。
アイデンティティマルタは完全予約制です。
写真撮影
後日予約した時間にアイデンティティマルタに行き、写真撮影を行います。
予約をしても待ち時間が発生することがほとんど。
予約時間から1時間くらいで写真撮影が終わります。
さらに後日封筒が届いたらIDカード受取へ
写真撮影から2週間ほどすると、アイデンティティマルタから自宅に封筒またはメールが届きます。
指定の時間にアイデンティティマルタに行き、IDカードを受け取ります。
アイデンティティマルタでこのIDカードの受け取りをして、ようやくマルタでの就労が可能となります。
以上で手続き関連は完了です。
就労開始
そしてようやく就業開始となります。
就業が始まってすぐの時には会社の必要書類にサインをしたり、ID記載のナンバーが必要になることが多いと思うので、持ち歩いておきましょう。
いかがでしたか?
海外就職はわからないことが多く緊張してしまうという方も、こちらを参考に一度と挑戦してみてください。
あせらずにひとつひとつを丁寧にこなせば、難しいことは何もありません。
マルタで海外就職の一歩を踏み出してみましょう!!