セントルシアってどんな国?生活してみて分かった11の事

セントルシアという国をご存じですか?

日本にいるとほとんど名前を聞かない馴染みがない国ですが、アメリカやイギリスなどから多くの観光客がクルーズ船などで訪れバカンスを楽しむ国でもあります。

日本ではあまり知られることがなかったセントルシアの生活についてお伝えしていきます!

1. セントルシアの基礎情報

セントルシアは中南米に位置しカリブ海に浮かぶ島国です。

面積は淡路島とほぼ同じ大きさのとても小さな国で、人口の85%がアフリカ系です。

1979年までイギリスが統治しており英語が公用語になっています。

  • 首都:カストリーズ
  • 公用語:英語・クレオール語(現地語)
  • 民族:アフリカ系 85% 混血10% 東インド系2%
  • 通貨:東カリブ・ドル(スーパーでは大方USDが使用可能)
  • 気候:熱帯性気候
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2. 過ごしやすい気候

乾期と雨季がありますが常夏なので一年中半袖で過ごすことができます。

気温の変動があまりないため過ごしやすいです。

ただお店の中やオフィスは寒いため、羽織ものが必要です。

・乾期(12月~5月)

暑い時期で、天気のいい日が続きます。

ただ日本の夏ように40度を超えるなんてことはありません。

高くても32℃です。

たまに断水が起こるので水は常に準備しておきましょう。

・雨季(6月~11月)

雨季はハリケーンに備えましょう。

雨季中はアメリカのハリケーン情報を毎日確認して過ごします。

水と食料、停電の際に使うロウソクや懐中電灯、バッテリー、ラジオを準備しておきましょう。

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3. 美しい自然やアクティビティ

(1)海のみりょく

海に囲まれているためたくさんのビーチがあります。

カリブ海は、まさしくセントルシアのイメージである海!南国!バカンス!といった感じです。

美しいビーチを一日中楽しむことができ、夕方は海へ沈む夕日も見れます。

もちろんスキューバダイビング、シュノーケリングといった、マリンスポーツも盛んです。

(2)山のみりょく

セントルシアは火山島のため山も多くトレッキングやハイキングも盛んで、有名な場所はガイドさんが案内してくれるので安全に山を楽しむことができます。

世界遺産であるピトン山!

ピトン山はセントルシア国旗のデザインにもなっています。

グルピトンとプチピトンの双子の山で成り立っており、ピトン山を臨む景色は壮大で美しく、様々な動植物が生息しており自然がとても豊かです。

もちろんピトン山でトレッキングもできます。

4. 通貨や物価について

(1)通貨

1USD=2.72東カリブ・ドル(日本円に換算するときは東カリブ・ドルに50を掛ける)

セントルシアでは東カリブ・ドルを使います。

スーパーやモールではUSDを使用できる場所もあります。

(2)物価

小さな島国のため輸入に頼っており、正直言うと物価は日本よりずっと高いです。

ただ現地の人の給料は日本の半分以下です。

節約したいときは地元の野菜・果物を購入すると安く済みます。

娯楽が少ないためお金をつかうことは生活費以外であまりありません。

5. ライフラインについて

住む地域にもよりますが、セントルシア国全体的に水道・電気・ガス・Wi-Fiは整っています。

乾期は水不足で、雨季はハリケーンで水道が止まる場合があるため水の備えは常に必要です。

また水導水は意外にも水質がよく、そのまま飲んでもお腹をこわすことはありません。

ただ現地では飲料水は購入していることが多いです。

6. 食について

カリブ海料理全般にいえることですがセントルシアもスパイスをふんだんに使った煮込み料理がおいしいです。

また、東インド系の人たちがいるためインド料理に似た食べ物もたくさんあります。

・主食

米、プランテーン、イモ類、パン

・肉類

鶏肉・豚肉・牛肉(各ミンチ肉あります)

・魚

海に囲まれた国ですが、魚を入手することは特定の場所に住んでいないと難しいです。

スーパーで輸入の冷凍魚は売っていますがとんでもない値段がついています。

地元では輸送技術が発達していないため魚は高いです。

・フルーツ

南国のフルーツがたくさんありバナナ、マンゴー、グァバ、パパイヤや地元特有の果物が日本では考えられないほど安い値段で売られています。

特にマンゴーは100種類あると言われており、味が濃くめちゃくちゃおいしいです。

また、木にたくさん果物がなっているためアパートの敷地や近所の人からタダでもらえる機会がよくあります。

・カカオ

セントルシアはカカオの原産地でもあります!

採集されたカカオはイギリスやアメリカに輸出し大手チョコレート会社などに送られます。

イギリスの有名チョコレートブランドであるホテルショコラもセントルシアのカカオを使用しています。

セントルシアのカカオはとても香りが高く、おすすめのチョコレートです。

7. 住まい

セントルシアのアパートは家具や食器などすべてそろっており、自分で買う必要がない部屋が多いです。

また観光客がよく訪れるため短期や長期滞在者用のホテルやゲストハウスが充実しています。

1ヵ月単位で部屋を借りることができ、マウンテンビューやオーシャンビューなどきれいな景色が臨める部屋もあり日常を忘れることができます。

8. セントルシア人御用達Massy Store

セントルシア最大のスーパーマーケットと言えばMassy Store(通称マッシ―)です。

ホテルなりアパートなり住んでいるエリアの近くに必ず1件はあります。

Massy Store:基本的な食料品のスーパー

Massy Gourme:高級スーパーといった感じで、他のスーパーより少し値段が高く他では手に入らないアジアの調味料が購入できます。

Massy meg:コストコみたいな大量買いができ電化製品も売っています。

9. 交通手段について

・車

どこに行くにしても車が便利です。

日本と同様に左側通行で、全体の90%が日本の車が走っています。

・ミニバス

車を持っていない場合、交通手段はミニバスになります。

自分が降りたいと思うバス停の少し手前で、大声で「Bus Stop」と言います。

わからないときは前もって運転手に行き先を伝えましょう。

料金も政府が公表しており、ぼったくられることはあまりないです。

・タクシー

料金は高くなりますがタクシーもあります。

10. セントルシアの主なイベント

ここではセントルシアで開催される主なイベントについてご紹介します。

・ JAZZフェスティバル

5月はセントルシア全土でJAZZフェスティバルが開催されます。

2023年にはアメリカのシンガーStingが来るなど大変盛り上がります。

・カーニバル

セントルシアの1年に1回の最大のイベントといえばカーニバルです!

カーニバルは2日間行われ、男女入り乱れて踊りまくります。

女性の衣装も圧巻で一見の価値ありです。

この時期はエネルギッシュで夜通し音楽が鳴り響きます。ただ犯罪が多い時期でもあるため注意が必要です。

・Creole Heritage Month

この月はセントルシアの伝統的な月です。

街中やオフィスも伝統的に飾りつけられ、街の人は伝統衣装を身にまといます。

また伝統的な服で出勤し、職場でご飯を一緒に食べてお祝いすることや、イベントなども開催されます。

11. アメリカ・カナダに行きやすい

ずっとこの小さな島国で暮らしているとたまに大都会へ行きたくなる時があります。

そんなときはセントルシアからアメリカとカナダ、またマルティニークへの旅行はいかがですか?

(1)カナダ・アメリカ

アメリカ・カナダへは直行便があり、マイアミには4時間弱、ニューヨークには5時間ほどで行けます。

ニューヨークの場合シーズンを外せば航空券が8万円もかからないです。

(2)フランス領 マルティニーク

セントルシアのすぐ近くにはフランス領地のマルティニークがあります。

船に乗り2時間ほどでその島へ行くことができます。

フランス領のためEUの製品を購入することができ、街並みもきれいで、ショッピングや街の雰囲気を楽しむことができます。

セントルシアに生活してわかったことまとめ

セントルシアのアパートは生活に必要なものすべてそろっているため、スーツケース1つで長期滞在できます。

美しい自然と海、インフラも安定しており、エリアにもよりますが安全で住みやすいです。

日本人は最大6週間ビザなしで滞在できますが、6週間を超えるとき配下の申請が必要です。

 

種類 期間 手数料
滞在延長申請 30日以内 200東カリブ・ドル
Non-Immigrant Visa* 3カ月 125東カリブ・ドル

 

*ビザの申請はセントルシア入国時に空港でもできます。

情報は変わることもあるためセントルシア入国時に移民局に確認することをお勧めします。

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