クロアチアの食文化(主食や人気食)。代表料理やマナーも紹介

クロアチアの食文化(主食や人気食)。代表料理やマナーも紹介

「クロアチア伝統料理」と聞いて、我々日本人からするとイマイチどんな料理が出てくるのか想像が難しいところだと思います。

ですがもし、完全肉食派の方だったら、クロアチア移住しても毎日ハッピーに過ごせることは間違いありません。

でも、お肉はちょっと、、、という方でも、クロアチアはアドリア海に面している国です。そのアドリア海で取れた新鮮な美味しいシーフードも手に入っちゃいます。

あまり知られていませんが、クロアチアで作られている食材はたくさんありますが、その中でも、

  • ワイン
  • チーズ
  • はちみつ
  • オリーブオイル
  • 生ハム

などはとてもクオリティが高く美味しいです。

そして、クロアチア料理は地域によって料理も食習慣も全く異なるのが一つの特徴です。

地域によっては日本人からすると考えられないような食事量をとる所もあります。

それでは、早速そんなクロアチアの食文化について、ご紹介していこうと思います。

クロアチア人はまずはコーヒー、とにかくコーヒー

まずクロアチアの食文化を語るのに欠かせないのがコーヒーです。

コーヒーをたくさん飲む、というよりカフェバーに行って数杯のコーヒーで誰かと何時間もおしゃべりをするのがクロアチア流なのです。

友人、家族で行くのももちろんですが、初対面のビジネス関係でもまず、はじめにコーヒーに一緒に行き、どんな人格か見極める、というのがクロアチア人にとっては大事だそうです。

カフェバーの意味

主にクロアチアでいうカフェバーというのは軽食などの提供はなく、飲み物類だけを提供するのが一般的です。

日本でいうとコンビニがある確率でクロアチアにはカフェバーがあります。

そこでコーヒーからお酒類まで揃い、何時間もそこで過ごすのです。

スプリット夏季のカフェ

カフェバーでは様々なコーヒーメニューがある中、主に飲まれているのはエスプレッソベースのコーヒーが多いようです。

コーヒー一杯の値段は平均約10kn ( 150円程)です。

ですが、なぜか不思議なことにクロアチア国民の9割は、家で飲むコーヒーは、少しクセの強いトルココーヒー(ターキッシュコーヒー)というのが主流です。

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クロアチアの主食はパン

コーヒーの文化と共にクロアチアの食文化を語るのに欠かせないのがパンです。

クロアチア人はとにかくパンを食べます。

おそらく世界一パンを食べる人種なのではないのかな…と思います。

日本人がご飯を主食にする以上にクロアチア人にとってはパンは無くては生きていけない物のようです。

基本的な主食のパン類はとにかく大きいです。

日本でいうと食パン1パック×3つ程の大きさ、それを1日平均1個食べてしまいます。

ちなみにクロアチア人からすると食パンは「パン」には分類されないようで、ベーカリーショップには置いてなく、スーパーで工場から作られたような食パンしか購入できません。

代表的なクロアチアのパンタイプ

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クロアチア人の三食は?

クロアチアの朝ごはん

クロアチアの朝食はわりとシンプルな朝食が多いです。

朝、起きてから、パンと共に半熟卵(殻の上部を割って中身を食べる)というような朝食で、パンにはヌテラやパテと言われる加工食品の缶詰を塗って食べるのが定番です。

クロアチアの朝ごはん例

 

そしてクロアチア人はなんと言っても大きい人達が多いです。そのせいか、人によっては第二回目の朝ごはんがあります。

第二回目の朝ご飯、代表的なのは『ブレク(Burek)』飲むヨーグルトの組み合わせです。

『ブレク』とは元々は、ボスニア料理でパイの様な惣菜パンの一種で、中にはひき肉だったり、フレッシュチーズ、じゃがいも、数種類のブレクがあります。

美味しいですが、ものすごくハイカロリー、ヘビーな朝食ではあります。

また、クロアチアではあまりレストラン等で朝食をとる習慣は少なく、朝食メニューなど、提供しているところはまだ少ないです。

クロアチアのお昼

クロアチアのランチは平日、週末とで異なってきます。

平日は比較的、日本と同様、簡単なランチだったりしますが、日曜日には人を家に招いたり、食事を一緒にしたり、しっかりした食事をランチにします。

また同じクロアチアでも海岸沿いのダルマチア地方は、ランチ時間が比較的遅く、午後3時〜午後4時くらいにとる人達も多いです。

他のヨーロッパと同じでクロアチアにはコンビニはないので平日はスーパーやベーカリー、レストラン、または家に一度帰ってご飯を食べてまた仕事場所に行く、というスタイルです。

首都のザクレブでは平日、仕事の合間にレストランにランチで来ている人など沢山見かけますが、ダルマチア地方ではあまり平日仕事合間にレストランに行く習慣は少なく、家で食事をする方が多い様です。

またここ数年、携帯から簡単にデリバリーできるアプリ等もいくつか出てきていて、マクドナルド、KFC…各レストランに足を運ばなくても携帯から注文し、デリバリーしてくれます。最近はそれも人気のひとつになってきています。

クロアチアの夕ご飯

クロアチアの夕飯時間は7時〜8時と通常の時間帯です。

そしてクロアチア一般家庭の食事スタイルは最初にスープ、スープを飲み終えたところでサイドディッシュとメインフードというのが主流です。

最初のスープですが、チキンスープ、ビーフスープなど種類は様々ですが、大抵スープの中には小さくて細かいパスタが入っているものが一般的です。

サイドディッシュはサラダやじゃがいも料理が代表的です。そのメインフードに合わせ、マッシュポテトだったり、フライドポテトのようだったり、必ずと言っていいほど、ポテト料理は地域に関係なくクロアチアの食事には出てきます。

そしてメインフードはテーブルの真ん中に置かれ、各自、自分の欲しい分だけとり、シェアしながら食事をするのがクロアチアの王道食事スタイルです。

もちろんパンはサイドに大きなバスケットのような中に沢山入っています。

ちなみにクロアチアではあまり日本の様にインスタントのものや既製品の食料品を売っているのは圧倒的に少ないです。

おそらく半々に分かれると思いますがクロアチアの国民性からして食の探究心が日本人などと比べると少し、少ない様に感じます。

そのせいか、首都のザグレブ以外ではあまり他の国の料理レストラン等は数少ないです。

筆者の住んでる地域はザグレブの次の第二都市ですが、日本料理レストランはあるものの、そこでクロアチア人を見かける事は滅多にありません。

クロアチア人が大好きな食べ物

・チェヴァピ(Čevapi)

これも元々はボスニア料理ですが、クロアチア国民ほぼ大好きなんじゃないかなという感じです。

ビーフのひき肉の様な物をグリルした物で、それをレピニャという薄いパン生地に挟んでサイドには生オニオンと一緒に食べるのが定番です。

チェヴァピ Čevapi photo:flickr by HiperOranz

・ヤニェ ナ ラジュニュ ( Janje na ražnju )

グリルしたラム肉です。街中では少ないですが、クロアチアの道路を走っているとレストランの脇で羊さんが一匹丸ごと回転しながらグリルされています…

・パラチンカ( Palačinka )

簡潔にいうと日本でのクレープと同じです。子供からお年寄りまで皆大好きで、クレープ生地に大量のヌテラを載せてロールして食べるのが定番です。

パラチンカ Palačinka

ちなみにクロアチア人はチョコレートが大好きです。そのため、チョコレートの種類も豊富です。

クロアチアの伝統・代表料理

・グラーシュ(Gulaš)

クロアチア全域で食べられる伝統料理です。

ビーフシチューの様なもので元々はハンガリーから来た料理ですが、ハンガリーの物より煮込みが強いのがクロアチアグラーシュの特徴です。

・サルマ( Sarma )

まさしく日本のロールキャベツです。

ただ違うところキャベツが漬物になった酸味のあるキャベツを使っているところです。

photo:flickr by Marco Verch Professional Photographer and Speaker

・イカスミリゾット( Crni rižot )

クロアチア全域で食べられます。ただレストランで注文すると大量なリゾットがくるので飽きてしまうかもしれません。

・ザグレブ カツレツ( Zagrebčki odrezak /ザグレブ )

ザグレブ の郷土料理、仔牛肉またはポークかチキンがハムとチーズに挟まれパン粉で揚げてある物です。日本の味に近い物があります。

・ペカ(Peka/ダルマチア)

大きな鉄鍋の中に肉類だったり魚介類だったりを入れ、屋外で数時間かけて調理される伝統料理のひとつです。

ラム肉のペカ Peka photo:flickr by sailn1
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クロアチアで知っておくべきカトリックならではの食事前マナー

食事の際のマナーやルールなどは特にありませんが、クロアチアは国民全体のうち、約90%がカトリック教です。

その為、普段の食事をする前に、簡単にクロスをしてから食事する人達が多いです。

日本でいう、手を合わせて「いただきます」をクロスしてから食事する、という感じです。

クリスマスやイースターなどカトリックで特別な日などは、きちんと祈りを口にしてからクロスをして食事を始めるのが一般的です。

クロアチアの食文化まとめ

クロアチア全体では基本肉料理が多いですが、海岸沿のダルマチア地域では魚介類も多く食べられています。

また各地域で新鮮な野菜だったり食材が入手できるマーケットもあるので良い食材が簡単に手に入ります。

特にダルマチア地域のフィッシュマーケットは早朝からお昼あたりまでオープンしていて、数時間前に取れた新鮮な魚介類が手に入ります。

そのため、日本食の生物、寿司や刺身に飢えていたら、そこで入手して刺身として食べてしまうことも保証はできませんが可能です。

ちなみに筆者は大丈夫でした。エビ、帆立を試しましたが、むしろ、れっきとした凄く美味しい魚介類の刺身でした。

全体的に見るとクロアチアは食の宝庫と言えると思います。

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