【体験談】親から見たカナダの高校卒業留学とは?

【体験談】親から見たカナダの高校卒業留学とは?

留学に行かすなら、大学からでいいのでは?と考えている人は多いかと思います。

まだ未成年の高校生を留学に出すことは考えられないと思っている人もいるでしょう。

筆者の場合、娘が日本の中学を卒業した2021年からカナダの公立高校に私費留学で卒業留学(3年間の留学)に行くことに。

娘が留学に行く予定だった2021年は、ちょうどコロナ禍で8月からの留学のビザがおりず出発が延期になり、やっと11月に留学に行けました。

カナダの公立高校に実際娘を行かせた経験を、親目線でお話しします。

結論を言いますと、高校留学に行かせて本当によかったと思っています。

カナダの高校留学行かせてみて?

高校留学に興味があるなら、「ぜひ行ってください。」とお伝えしたいです。

なぜかと言うと、子供が行きたいと思っている時が、留学に行くタイミングだからです。

年齢が上がってくると、行きたくてもタイミングが合わなかったり、なかなか行けなくなる留学!

私も18歳の時に1年間留学した経験があり、だから留学には勢いも必要だと思っています。

親から離れて誰も知らない土地で、生活するのはまずは「行きたい!」と言う気持ちがないとなかなか一歩踏み出せません。

一歩踏み出したら、そこにはとても素敵な世界が待っています。

娘はなぜ日本の高校に進学せずに、カナダの高校留学を選んだか

娘が高校留学に興味を持ったのは、親戚がみんな留学経験があり、よく日本と海外の違いや留学経験の話を聞いていたので、海外留学という進路選択は身近に感じていたのだと思います。

もう一つは小さな頃から英会話を習っていたり、外国の人と接する機会が多かったので海外に行くのには抵抗がなかったそうです。

だから中学卒業後の進路に高校留学をすることを決めました。

なぜ勢いが必要なのか?

人はワクワクした気持ちのほうが強くないと、一歩踏み出しにくいです。

これから不安いっぱいの場所に、一歩踏み出しますか?

だから「行きたい」「やりたい」って言う気持ちはとっても大事です。

その気持ちがあれば、海外に行って生活が始まれば、乗り越えていける力になります。

娘はワクワクした気持ちでカナダ留学しました。

飛行機に一人で乗りバンクーバーへ、カナダに着き、ビザの手続きや、入国審査など一人で対応し、ホストファミリーの家に到着した時、娘から電話がかかってきました。

私の声を聞いたとたんホットしたのか、最初の言葉が「なんで、ここんなとこに来たんだろ?」と言った時には私は笑ってしまいました。

あんなに行きたかった留学なのに、娘が思い描いていた留学のイメージと違っていたみたいです。

こうなることはわかっていたので予想通りの反応で、私は「ぷぷ」と笑っちゃったのです。

最初はみんなホームシックにかかったり、現地での生活に慣れるのにも大変です。

だから留学には勢いが必要です。

初日にあんなこと言っていた娘は、高校留学2年目が終わる今、カナダ生活を楽しんでます。

成長したなと思います。

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カナダ留学、治安の実際は?

ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーは治安がいいですが、もちろん街の中心には治安の悪いところもあります。

治安の悪いところに行かなければ、安全で自然がいっぱいある生活しやすい場所です。

娘はバンクーバーから1時間ぐらい離れた田舎に住んでいます。

バンクーバーほど都会ではないですが、日用品など生活必需品を購入するスーパーやスターバックスなどあるので、少し田舎が好きな娘には住みやすいそうです。

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カナダの公立の高校について

カナダの公立高校の入学手続き

カナダの公立の高校に留学するときは日本の成績を基準に入学許可がおります。

学校にもよりますが、評定が3以上必要です。

中学の出席日数も大事になります。

入学手続きには中学の先生に3年間の成績を書類に書いてもらい、それを学校に提出しました。

この手続きは留学エージェントにお願いしました。

授業は選択科目を決めて受講

ブリティッシュコロンビア州では卒業までに必修科目の合計が52単位

選択科目が28単位、合計80単位が卒業に必要な単位になります。

課題はたくさんでるの?

課題はたくさんでます。

本一冊読んでエッセイを書く宿題が出るので、長文に慣れてないとしんどいと思います。

娘は語学学校には行ってなかったので、本一冊読んで書くエッセイにはかなり苦戦してました。

カナダの高校はエッセイを書くことが多いので、エッセイを描き慣れてない子は

4月から8月まで語学学校で、エッセイの書き方などを学んでいると、9月からの授業がスタートしてからの理解度が違うと思います。

カナダの高校は、成績の付け方は

A (100-86%)
B (85-73%)
C+(72-67%)
C (66-60%)
C−(59-50%)
F(それ以下の成績)(不合格になます。)
I (未提出の課題やプロジェクト)

課題や小テストの結果などで決まりますが、何度でもやり直して課題を提出することができますので、再提出すると評価が上がることもあります。

日々の授業でわからなかったことは、必ず先生に聞きにいったり、一生懸命やった課題をダメ出しされることもありますので、めげずに頑張って課題を出しています。

成績は他人と比べての評価ではなく、本人の課題の質と理解度を先生が判断して成績がつけられます。

ここで、自分で解決して前に進むことを学んでると思います。

日本とは違うカナダの高校の勉強内容?

日本の高校にはない内容があります。

数学の授業では、自分のなりたい職業の年収を調べて、どれぐらいの家を買うと、どれぐらいのローンを払うかなど生活に役に立ちそうなことも学びます。

計算は電卓を使用して勉強します。

マーケティングの授業では、SNSの伸ばし方をリサーチしてレポートとして提出したり、旅行会社のようなパンフレットを作る課題が出たこともあります。

家庭科の授業で作ったご飯は学校のカフェテリアで販売したりと日本にない教育を学べます。

カナダで友達はすぐできた?

友達作りは留学する人の心配の一つです。

娘の体験談をお話します。

コロナの影響で、部活もランチも一緒にできない状態で、時間だけが過ぎていく留学生活。

カナダの高校は日本の大学のように自分の取りたい教科の授業をとるので、教科によって授業を受ける時のお友達が違います。

娘はその環境の中で、毎日クラスの子に挨拶をしたそうです。

もちろん無視される日もありました。廊下で見かけたら積極的に自分から挨拶をしたり小さな積み重ねをしたそうです。

ある授業が終わった後一人の女の子が、クラスの外で娘が出てきた時に話しかけてくれて友達になったそうです。

こうやって少しずつ友達を作って行ったのです。

今は2年目になり各国の留学生も増え、現地の子と交流する機会も増え、もちろんいろんなこともありますが今は楽しそうに生活しています。

いろんな経験をして少し強くなったのではないでしょうか。

ホストファミリーとの関わり方

お世話になっている、ホストファミリーの家族構成はお父さん・お母さん・娘・2の息子5人家族と中国の留学生がいるお家でした。

娘は小さな頃から英会話をしていたので、ホストマザーの言ってることなどは理解でき簡単な会話ができる状態からのスタートでした。

ホストマザーは娘のつたない英語は理解してくれましたが、一つ年下のホストファミリーの娘さんは最初は娘の英語に耳を傾けてくれなかったそうです。今では会話でき仲良くしてもらっています。

カナダ人の家族と中国人の留学生との一つ屋根の下の生活が始まり。

最初はホストファミリーの生活スタイルや中国人留学生の生活スタイルにかなり悩みながらの生活がスタートしましたが、娘はもうすぐで高校留学2年目が終わる時ですが、今ではホストファミリーとも仲良くなり、交換留学生の中国人の女の子と8ヶ月生活、その後ドイツ人の留学生の女の子と半年生活、今はブラジル人の女の子と一緒に半年生活しています。

いろんな国の留学生と生活する中で本当にいろんな人間関係・文化の違いを学び、少し大きくなったきがします。

このような経験も柔軟性のある高校時代に体験できたことは本当に良かったと思います。

カナダの高校生活は楽しい?

卒業目的の高校留学は短期留学より海外の滞在期間が長いので、辛いこともたくさんありますがその分短期の留学より学ぶことがたくさんあります。

卒業留学は現地の子供と同じ授業を受けて、同じ課題をこなし、同じように評価をつけられますのでもちろん大変なことのほうが多いかもしれません。

「みんなが思っているキラキラした留学生活ばっかりじゃないよ。」と娘が言っていた言葉が印象に残ってます。

だから留学には勢いが必要なのです。

時には自分に厳しくしないといけないことももちろんあります。

勉強も大変ですがその中で、お友達とショッピングに行ったり、パーティーしたり息抜きをしながら楽しんでいます。

カナダの季節のイベント

カナダの季節のイベントなども体験できるのもいい経験になります。

最近日本でも人気のハロウィン!

カナダではたくさんの家が家の周りを飾っています。

本場のハロウィンの飾り付けが、すごいです。

先日は学校の体育館がパーティー会場になりDJまできて、ダンスパーティーがありました。

これも日本ではかなかな体験できないイベントで楽しんでました。

日本の魅力に気づく

日本にいると当たり前の日本の環境が、海外に出て日本を見ると日本の素晴らしさに気づきます。

一度海外に行ったことがある人なら分かるのではないでしょうか。

海外に住んでみてより母国の素晴らしさを感じることも大事だと思います。

まとめ

私も実際娘がこんなに早くに「留学したい」と、言い出すとは思っていませんでした。

大学生になってから行くのかな?とぐらいに思って見守っていました。

娘が突然「高校留学したい」と話してきた時は、今がそのタイミングだと思ったので応援することにしました。

何度もお話ししましたが、子供が「行きたい」と言った時が留学のタイミングだと思います。

留学の経験はお金で買えないので、子供のが行きたいと思うときがその時期です。その気持ちを応援してあげて欲しいと思います。

「可愛いい子には旅させろ」と言いますが、娘が行きたいと言うタイミングで行かせて良かったと思っています。

留学は親が子離れするいいタイミングの気がします。

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