7月1日はカナダデーです。
1867年に、3つの州であるノバスコシア州、ニューブランズウィック州、カナダ州(現在はオンタリオ州とケベック州) がひとつの国として誕生した日です。
カナダの建国記念日なので、国民にとっての祝日でもあります。
実は、カナダデーはイギリスの植民地時代の名ごりで、“Dominion day (自治記念日)” と呼ばれていました。
しかしカナダ政府が、1960年代前半までに“自治”という呼び方を使用することを事実上辞め、1982年に正式に“カナダデー”と呼称が変更されました。
カナダデーって何をする日?
この日は、カナダ国内がまるでお祭り騒ぎのようになって、カナダデーをお祝いします。
例えば家族や友人達を集め、おうちの庭で一緒にバーベキューをしたり、ビーチに上がる花火をみんなで見に行ったりして盛大に楽しみます。
カナダデーが近づくと、自宅の前にカナダの国旗を掲げるカナディアンも多いです。
そして、カナダデーが終わっても掲げ続けるカナディアンも実際のところ、多いです。
首都であるオタワでは、ダウンタウンを通行止めの歩行者天国にして、パレードやショーパフォーマンスが行われます。国旗がデザインされたTシャツを着る人や、この日のために!と言わんばかりの赤や白の服でコーディネイトする人など、とにかくカナダ愛を全面にアピールしたカナディアン達が一気に集まってみんなでお祝いします。
そして、カナダの国歌である、“O, Canada”を合唱したりもします。
コロナ以降のカナダデーは、どうやって過ごす?
2020年以降のカナダデーは、さまざまな新しい楽しみ方が提案されました。
例えば、ドライブインで車に乗ったまま楽しめるコンサートや花火イベントがあったり、オタワでは、カナダ国内からお手持ちのデバイスでアクセスするのであれば、どこでも無料で楽しめるバーチャル花火イベントが配信されていました。
トロントにあるCNタワーは夜10時から15分間、無料で空へのライトショーイベントをリアルタイムでストリーム配信されていました。
カナディアンのアーティストによってfeaturingされた、ミュージックプレイリストと共に配信することで、おうちにいながら光と音を一緒に楽しめるなんて素敵ですよね。
前年までには考えられなかったような新しいカナダデーの楽しみ方、今年はどんなバーチャルイベントが開催されるのか、楽しみです!