みなさんはブルガリアって国をご存知ですか?
「ブルガリアといえば?」と聞くと8割方「ヨーグルト」という答えが返ってきて、残りの2割に「バラ」や「琴欧州関」と言う答えが帰ってくるのではないのでしょうか。
またそもそも「どこにあるの?」って逆に聞き返されることがほとんどの日本ではまだまだマイナーな国の一つだと思います。
しかし、ブルガリアは東西文明が交わるところに位置し、ヨーロッパでありながらどこかアジア的な空気が流れるエキゾチックな魅力あふれる国なのです!
そんな日本ではまだまだマイナーな国のブルガリアに留学予定または留学してみたいなと思う方や全く知らないという方に、今回は「ブルガリア留学前に、絶対知っておきたい5つの基礎知識」についてご紹介したいと思います。
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基礎知識。そもそもブルガリアっていったいどんな国?
地理
ブルガリア共和国(正式名称はРепублика България)
通称ブルガリアはヨーロッパのバルカン半島に位置する共和制国家です。
北にルーマニア、西にセルビア、マケドニア、南にギリシア、トルコと隣接し東は黒海に面しています。
意外にも地理的に日本から2番目に近いヨーロッパの国です。(ちなみに1位はフィンランド)
しかし、日本からは直行便がないため行く人は少ないようです。
首都はソフィア(София)で、公用語はブルガリア語ですが、観光地のホテルやレストランなどでは英語もだいたい通じます。
2007年にはEU(ヨーロッパ連合)の一員として新たな一歩を踏み出し、2018年現在、ユーロは導入されておらず、自国通貨のレフが使用されています。
有名品
やっぱり「ヨーグルト」が一番有名です。
ブルガリアの人々は多彩なヨーグルトの食べ方をしていて、基本は日本で食べるのと同じプレーンですが、それ以外にもサラダにかけたり、チーズの揚げ団子にかけたり、またはスープにして食べるって人もいるようです。
国旗の白は”ヨーグルト”を意味するほど、国民から深く愛されています。
またブルガリアは世界最高峰のバラの産地として有名で、世界中で作られるローズオイルの約7割がブルガリア産だといわれるほどです。
ブルガリアへの留学ってどうやったらできるの?3つのパターンを紹介
留学って言っても最初はどこから手を付けたらいいのかな?という方に3つの留学タイプを今回はご紹介します。
交換留学
日本で通っている大学の制度や、政府が提供するプログラムを利用して留学する方法です。
交換留学の場合、大学が協定を結んでいる大学に1年間在籍するという方法が一般的で大学生でブルガリア留学したいには最もおすすめです。
生活費や寮費は自己負担だとは思いますが、寮に住む場合が多いので1番留学しやすい方法でしょう。
私費留学
個人で手続きをして大学に留学をする方法もあります。
この場合はハードルが高くたくさんの手続きを自分でしなくてはなりません。(出願申し込みを書いたり、高等学校の卒業書、成績証明書または滞在時の経済証明書や認定国際英語能力試験の証明書の提出などが必要です。)
大学生の場合、日本の在籍大学を休学する必要があり、費用は学費・生活費・家賃や寮費など、すべて自己負担になることがほとんどだと思います。
本当にやりたいことがあり、そのためにブルガリア留学を希望するならこちらがオススメです。
海外インターンシップ
インターンシップを利用して語学留学をするということです。
ただの語学留学ではクラスの中で唯一のネイティブスピーカーは先生のみであることに対し、海外インターンシップでは周りのすべての人がネイティブスピーカーであることから現地での海外就業体験を通じて知識・技能を修得しつつ語学も学べるとあって利用する方が意外に多いそうです。
ブルガリアの滞在に必要な生活費
いざ留学してみようと考えても気になるのはまずお金ですよね。
しかし、ブルガリアはラッキーなことにヨーロッパの中でも群を抜いて物価が安いことで有名で生活費や学費、家賃寮費などはとても安くすんで過ごしやすいです。
関連記事:「月7万円で生活できる?ブルガリアの生活費を全公開!」
家賃は高くても2万円くらいで生活できますので、生活費は3~4万円くらいあれば暮らしていける水準だと思います。
そのおかげで年金ビザを取得してブルガリアへ移住する方もいらっしゃいます。
留学自体の費用なら行き帰りの飛行機代(便と時期にもよりますが8万~12万)と、月2万ずつくらいあれば十分だと思います。
ブルガリアの留学ビザの特徴や取得方法
留学で一番面倒くさく心配なのがビザ関係ですよね。
ビザと言ったらなんか難しそうだし、費用もかかるのでは?と思われる方も少なくありません。
そこで、ここではブルガリア留学に必要なビザの種類、申請方法、費用やその他の三つについてご紹介します。
関連記事:「ブルガリアのビザ5種類の特徴と申請方法を徹底解説」
ビザの種類
留学のためには長期滞在査証(Dタイプビザ)を日本にある駐日ブルガリア大使館に申請する必要があります。
これは留学や就労を含め90日を超えて滞在する場合に必要で、ブルガリア入国前に必ず長期滞在査証(Dタイプ・ビザ)を取得することが必要です。
観光、知人・親族訪問、短期商用などの短期滞在を目的とする90日以内の滞在であれば、パスポートだけでブルガリアに入国することができます。
但し、この場合滞在できる期間は6ヶ月の間に最大90日間となっていますので注意しましょう。
ビザの申請方法
まず長期滞在査証(Dタイプビザ)を申請するには申請時に必要な書類を集めなければなりません。
主な申請に必要な書類:
- 申請書
- パスポート用サイズの写真2枚
- パスポート
- 健康診断書(英訳、ブルガリア語訳)
- 犯罪経歴証明書
- EUで有効な3万ユーロの医療保険
- 申請者が対象となる学年度の授業を受けるために入学することを示す教育科学省からの証明書
- 受け入れ先の教育機関が発行した受け入れ許可の証明書(原本)ならびに入学金、必要授業料の支払済み証明書(原本)
- ブルガリアの銀行が発行した振替書類
- 授業料が振替された銀行口座番号
- ブルガリア国内の宿泊と住所の証明
- 学生の生活費を補う十分な資金の証明
これらの書類を集めて渋谷にある駐日ブルガリア大使館にアポイントを取ってから申請しに行き、必要な書類を提出します。
(詳しくはブルガリア大使館のHPをご覧ください)
申請してからビザは大体1か月程で取得できますが、申請時に必要な書類を集めるのに時間がかかるのでビザを取得するには最低でも計3か月はかかると思っておきましょう。
費用やその他
ビザの申請時にかかる費用は無料となっています。
ですが、申請時に必要な書類を発行してもらうには多少お金がかかります。
例えばパスポートを持ってない方はまずパスポートの発行費やパスポート用の写真代がかかりますし、健康診断書を書いてもらうための診察費やブルガリアでの医療保険に加入するのもお金がかかってくるので注意しておきましょう。
またブルガリアに入国後、長期滞在許可証をブルガリア国内にある警察移住局に申請しに行かなければならないのでDタイプビザを申請した時に必要だった書類をブルガリアにも持っていくことをおすすめします。
留学前に準備したほうがいいことは?
ある程度ブルガリア語を勉強しておく
まず、ブルガリア語をある程度読めるようになっていたほうがいいです。
ブルガリアではアルファベットではなくキリル文字を使ったブルガリア語を使います。
例えば、レストランやお店で注文したりするときに「ある程度なんて書いてあるか」読めるように勉強していった方がいいでしょう。
関連記事:「ブルガリア人も大喜び!ブルガリア語の日常会話フレーズ55選」
クレジットカードや現地で現金を下ろすことができるカードを作りましょう
日本円を現地に持っていきその都度現金を両替していては手数料を毎回取られ損をするし、手元に多額のお金を持っておくのは不安なので現金を下ろすことのできるカードを出国前に作っておくと便利ですね。
留学前に抑えたいクレジットカード情報:「絶対知るべき!クレジットカードの海外旅行保険。オススメ3つを解説」
ブルガリア留学前に知っておきたい5つの知識まとめ
日本ではマイナーで良く知られていない国ブルガリアですが、生活費や物価も安く日本からもそれほど離れていません。
ブルガリアを中心に格安航空のLCCやバスを利用してヨーロッパ中を安価で旅行することもできるます。
ヨーロッパに留学してみたい方やヨーロッパ中を回る拠点として滞在してみたいという方にも、ぜひブルガリアへの留学はオススメです。
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