ドバイに移住して起業!エネルギーに満ちた中東の中心地でチャレンジ

中東のなかでも、成長や発展が著しいアラブ首長国連邦。

そのなかでも、ドバイは超高層ビル、リゾート地として開発され、そのゴージャスさは世界中から注目されています。

今回は、ドバイに計1年半在住し、現在は起業をして、アラブ首長国連邦やイランへ進出する企業のサポート、通訳などを手がけているしじみさんにドバイへ移住したきっかけや現地で活動する魅力を聞いてみました。

なぜ、ドバイに住むことになった?

当時勤めていた日本の会社がドバイに進出することになり、その駐在員として滞在しはじめたことがきっかけです。

ドバイ駐在員として、現地を立ち上げを経験した後、1年ほかのことに取り組んだあと、自らサービスの提供を開始しました。

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ドバイで何をやっているの?

ドバイだけでなく、イランに進出したい日本企業などの通訳・翻訳、現地のアポイント取得代行や出張のプランニングのお手伝いなどをしています。

今はイラン向けの需要が増えてきています。(イランはドバイの隣国で、ドバイからテヘランへは飛行機で1時間ほどで着きます。)

イランは2016年の春に経済制裁が解除されましたので、日本企業の本格的な進出が始まってきています。

それまでは何年間も経済封鎖状態にありましたので、まだまだ日本に情報がないんです。

 

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ドバイという都市の特徴や魅力は?

ドバイ人は人口の15%だけ!多国籍な国

インド人、中国人、フランス人、イギリス人など、道ですれ違う人全員が違う言語を話しています。

こちらで一番多いのはインド人、パキスタン人ですね。

彼らは自国での賃金が低いため、出稼ぎにくる場所として一番メジャーなのがドバイなんです。

ホワイトカラーも肉体労働も、どの階層の人でも働ける環境にあるのがこの地域。

ここは、ドバイ生まれのドバイ人、いわゆるローカルの人は全人口の15%しかいません。残りの85%は外国人なんです。

収入格差大!初任給が年収1,000万円?

このローカルのドバイ人は新卒で年収1,000万円の世界なんです。求人情報も、ドバイ人枠というのが別に設けられていますから。

あとは、先進国の駐在員は同様の水準の給与なのと、ドバイに来て成功した外国人はそれこそ、パーム・ジュメイラのようなところに住んでいます。

実際に、日本人で不動産の仲介業で成功している人も知っていますし、あと、面白いところですと与沢翼さんも今はドバイに住んでいて、ドバイの世界一高いブルジュハリファで家族に住んでいるようです。不動産投資をやっているだとか。

一方、隣国から出稼ぎに来た外国人向けの求人はというと、月給2万円など、非常に安い賃金で雇われています。ドバイには最低賃金がないんです。

ものすごい収入格差があるのが、ここドバイの特徴です

シンプルに先進国として楽しい

中東地域のど真ん中にありながら、安全で、清潔で、超高級車が走っていて、高級ブランドのショップが並んでいるのは楽しいです。

ドバイ人のお金持ちと遊ぶのも面白い!

個人的には、ローカルの友達と遊ぶのが楽しいです。

例えば、家でパーティをすると、ミュージシャンを呼んだりします。ドバイマネーならではですね。

ただ、私の場合は専門がイランということもあって、他の中東の地域とドバイを比べる視点を持つと、ドバイは異常だな、と思います。

税金がない!?

ドバイにお金持ちが集まる理由は、税金がないからです。

だから、与沢翼などもくるのではないでしょうか。

旅行がしやすい

ドバイはアジア、アフリカ、ヨーロッパのちょうどド真ん中に位置していますので、ヨーロッパ旅行も気軽に行けます。アメリカはドバイの裏側です。

だからこそ、日本人や先進国の人が中東のなかで、拠点を構えるには丁度いい場所なんですね。

日本のように治安が良い

本当に安全です。

危ない目というか、私が経験したのは、痴漢くらいです。

家の鍵を開けっぱなしにしても安全だし、夜中に裏路地を歩いていても大丈夫ですし、本当に日本みたいです。

ドバイで暮らすデメリット

冬場(20度程度)は良いのですが、夏場は気温が50度になってしまい、外を歩けないです。

Door to doorで車に乗らないと死んでしまいますね。(笑)

こちらは外気温が四十何度かの特定の温度になると、屋外での肉体労働をしてはいけないという法律があるんですが、実際は守られていないです。

ドバイの成長は今後どうなると思いますか?

不動産開発は加速していますが、私自身が現地で感じるのはそろそろ頭打ちかな、と思います。

最近、ドバイも景気が悪いんですね。

新しいお店が一個できたら、古いお店が一個聞けるといった感じで、分母が増えない印象があります。

 

ドバイでの生活費

住まいについて

今はシェアハウスに住んでいます。(普通に一人暮らしをしようと思えば、相応の居住許可が必要になります。)

私が住んでいる部屋は、家具付きの6畳の部屋、自分専用のバス(バスタブ付き)、トイレ、共用キッチンで、水道、光熱費、インターネット代が含まれていて月10万円です。

メトロ電車まで、歩いていけます。

住まいの探し方は?

ドバイ生活では、必須のサイトです。

Dubizzle:https://dubai.dubizzle.com/

お家関係のポータルサイトで有名です。

これまで3件家を見つけましたが、すべてこのサイトで見つけました。

流れとしてはまず、フィルタをかけて検索すると候補の物件が出てきます。そこに連絡先がありますので、連絡をとって、現地を見学させてもらう流れ。

連絡先は、不動産業者や大家さんの場合もあります。ルームメイト募集だったら、ルームメイトに直接、といった形で誰でも掲載できるんです。

個人も企業も自由に使えるサイトです。

食費について〜外食は高い〜

外食は高くつきます。

ですので、なるべく自炊をします。

野菜などは比較的安いです。理由は、安い賃金の外国人も食事をしますので、彼らでも買えるような値段になっています。

がんばれば月2万円くらいでいけると思います。

よく利用するスーパーはカルフールです。

交通費は安い!

メトロ、バス、タクシーは安いです。ガソリンも安いです。

例えば、電車に1回乗ったら、100円くらいで30分移動できます。

 

ドバイと日本文化の違い

ラマダン

日本人が一番驚くのは、やはりラマダンでしょう。

日の出から日没まで食べ物を食べませんが、会社の就業時間が短くなったり、レストランの営業時間が夜になったり、慣れるまでは戸惑うのではないかと思います。

身分・収入・人権格差

超お金持ちと肉体労働の人が同じ場所にいるので、格差が如実に現れ、日本人には衝撃かもしれません。

日本人であれば、メイドさんにも1:1の人間として普通の接するでしょう。

ですが、現地のローカル人はメイドは仕えてくれる人という態度なので、びっくりすると思います。

例えば、不動産屋さんが物件を紹介してくれた際に、メイド部屋を見たとき、その部屋がすごく小さくて、入り口も違ってたりして、メイドってこんなに身分が違うんだなと感じました。

ロールスロイスの横を、インド人が詰まったバスが走っているとか、その格差を最初見たときは衝撃でした。

 

ドバイへ移住するために必要な準備は?

勇気を持つ

心構えとして、自己主張をすることを恐れない勇気を持つことです。

日本にいたら空気や表情で読み取ってもらえますが、こちらでは絶対に通用しないです。

ここは世界中の人が集まっているので、毎日出会う人が違う人種なんですね。

だから、とにかく主張するものは主張して、相手に理解してもらうことを恐れず、ガンガンぶつかっていかないといけません。

アラビア語は必要ない。間違ってもOKの英語を話すこと

特徴的なのは、ドバイを国際都市にしていくために、アラビア語ではなく、公用語を英語に切り替えてしまったんです。

85%がローカルではなく、外国人ですから、ネイティブの人はほとんどいませんので、ほとんどの外国人が英語を話していますから、間違っても全然ありません。

こうやって外国人をたくさん入れて、経済発展した国ですね。

 

ドバイのおすすめの場所を紹介してください

砂漠を体験

砂漠のど真ん中には一度行ってみてほしいです。

車で内陸に向かって30分も走れば、砂漠です。

地平線まで砂漠という場所に立ってみるとすごく感動します。

夜はすごく星も綺麗ですよ。

パブリックビーチを満喫

ドバイの海は綺麗なんですね。(お金かけてますから笑)

ビーチ沿いにいけば、人工島や海の上のホテルは見れますし、海で遊ぶのはおすすめです。

夏は日が沈んでからが良いと思います。

JBRというビーチがありますが、個人的にはここがお気に入りです。

ここは超高層ビルとペルシャ湾が一望できて、ドバイらしさを感じることができます。

ドバイモール

世界最大のショッピングモールで、東京ドームの23個分の広さです。ここは一度行ってほしい場所です。

さいごに

ドバイはエネルギーに満ちています。

お金持ちの人も、肉体労働をしている人も、稼ぐぞと意気込んでドバイに来ています。

チャレンジ精神がある人だけが集まっている場所なのがドバイなんです。ここには草食系男子はいません。

毎日、本当に刺激があります。

ドバイは近隣の国に行きやすいハブになるところなので、これから入り口になる場所です。

個人的には、イランに進出したい方の手助けしていければ自己実現につながると思っています。

今後は中東の文化であれ、経済であれば、観光・遊びであれ、情報をどんどん発信していきたいです。

ドバイに一度、ぜひ足を運んでいただき、その魅力を堪能してみてください。

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