ラオス生活でおすすめの銀行は?口座開設方法やメリット、デメリット

ラオス生活でお勧めの銀行はBCEL。口座解説方法やメリット、デメリット

ラオスでも都市部では、「キャッシュレス支払い」や「公共料金のオンライン支払い」など、現金を使用しないシステムが定着しつつあります。

外国人が生活する上でも、ラオスの銀行口座を持つことが不可欠です。

治安の面からもあまり現金を持たないほうがいいでしょう。

それでは、ラオス国内の銀行や現地通貨による銀行口座についてお話します。

ラオス国内での銀行の種類

ラオスにもいろんな国有銀行や民間銀行があります。

民間銀行は、隣国との合弁銀行や外国銀行の支店などがありますが、近年、ラオス国内に本社を置く民間の銀行も設立されています。

以下のこれらの銀行の一例です。

国有銀行

BCEL(BANQUE POUR LE COMMERCE EXTERIEUR LAO )

日本名ではラオス外商銀行と呼ばれています。

ラオスで最もポピュラーな銀行です。

LDB(Lao Development Bank)

日本名ではラオス開発銀行と呼ばれています。

中小企業の支援が主な業務の銀行です。

合弁銀行

JBD(Joint Development Bank)

タイの王族企業とラオス銀行との合併銀行です。

ラオスで最も歴史がある銀行のひとつ

LVB(Lao-Viet Bank)

ラオスのBCEL銀行とベトナムの銀行との合弁銀行です。

BFL(Banque Franco-Lao)

ラオスのBCEL銀行とフランスの銀行との合弁銀行です。

LCNB(Lao China Bank)

ラオスのBCEL銀行と中国の銀行との合弁銀行です。

民間銀行

PSV(Phongsavanh Bank)

2007年に設立されたラオス資本の銀行です。

STB(ST Bank)

2009年に設立されたラオス資本の銀行です。

マルハジャパン銀行ラオ(Maruhan Japan Bank Lao)

2013年に設立された日本資本の銀行です。

ラオスでは初めての日系の商業銀行となります。

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都市部でのATM事情

それぞれの銀行のATMは、あらゆる場所に設置されています。

銀行の店舗にはもちろんありますが、コンビニや、商店が立ち並ぶ通りなどにもあります。

通りに立ち並ぶATM

通りに立ち並ぶATM

ボックスに囲まれて部屋のようになっているタイプは少なく、オープンなスペースに設置されているものが多いようです。

少し安全面では不安ですが、少額であれば気軽に出金できて便利です。

日本と違う店がいくつかあります。

その一つが、暗証番号が数字6桁という銀行があることです。

4桁に慣れている人にとっては、ちょっと番号設定が難しいかもしれません。

そしてATMでの入金です。

入金が出来るATMは限られていて、銀行近くなどに設置されています。

いつでも気軽に入金とはいきません。

確実に入金確認を行う為にも銀行窓口で手続きすることがお勧めです。

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日常生活でのスマホ活用

ラオスでもスマホでの銀行口座管理が進んでおり、残高確認や送金はもちろんキャッシュレス決済機能も充実しています。

現地通貨でこれらの機能を利用するとなると、やはり現地での銀行口座が必要となってきます。

逆に言うと、口座を開設しておけばスムーズな支払いができて、快適な生活が送れるということです。

日本人におすすめの銀行はBCEL

ラオスで生活するうえで、最もお勧めしたいのはBCELです。

首都ビエンチャンのBCEL銀行本店

首都ビエンチャンのBCEL銀行本店

特に首都ビエンチャンではかなり便利でしょう。

この銀行口座を開設しておくメリットは以下の通りです。

多くの人が口座を所有している

BCELは国有銀行ですので、安心感もあるのでしょう。

ラオスの人たちもこの銀行に口座をもっている人は多いようです。

個人間でのお金のやり取りの時でも、現金ではなく口座間で簡単に出来るので安全で便利です。

支店が多い

国内でもっともポピュラーな銀行だけに、支店もたくさんあります。

支店の規模もさまざまですので、自分の家や職場の近くを探したり、あまり混んでいない支店を探したりなど

生活スタイルに合わせやすい銀行です。

便利なキャッシュレス決済

この銀行のキャッシュレス決済を採用している店舗が多く、普段の買い物や散髪、屋台での食べ歩きなんかの時でも利用できます。

屋台でもキャッシュレス決済(BCEL ONE PAY)

屋台でもキャッシュレス決済(BCEL ONE PAY)

現金を持ち歩く必要がないので安心です。

公共料金の支払い

ラオスで生活する上では、当然ですが公共料金の支払いが発生します。

請求書が届いた時点で、スマホで振り込むことが出来るので便利です。

国有銀行の口座ですので間違いなく提携銀行になっています。

口座開設方法

外国人が銀行口座を開設するのは難しくありません。

各銀行での申請用紙を記載して必要な書類を準備すればOKです。

パスポートとビザは当然必要となりますが、さらにラオスでは、政府が発行する「滞在許可証」というものが必要です。

これには、顔写真・氏名・生年月日・ラオスでの職業が記載されていて、パスポートと同じ役割を果たしています。

これらの書類が揃っていれば、現地通貨の口座はもちろん、USD口座・タイ通貨口座・中国通貨口座が作れます。

開設手続きは銀行の窓口にて行います。

その際に英語での会話が出来るスタッフがいない場合がありますので、出来れば、ラオス人の知人と一緒に行くことをお勧めします。

BCEL銀行 口座の金利や手数料

金利

ラオスでは、普通預金口座でもかなり高金利となります。

BCELでの普通口座でラオス通貨口座が1.89%・USD口座が1.15%となっています。

日本の普通口座での金利が0.001%ということを考えると、破格の金利と言えるでしょう。

各種手数料

BCELで口座を作ると同時にカードを作成すると、月数十円の手数料がかかります。

海外からの送金や国内での送金にも金額によって手数料ですが、海外送金で数百円・国内送金で数十円と少額です。

ラオス通貨のメリット・デメリット

ラオスでの生活は、もちろんですが現地通貨を使用するのが便利です。

USDやタイバーツなど外貨で支払いが可能なスーパーマーケットもありますが、やはり、現地通貨での貯蓄も必要でしょう。

しかしメリット・デメリットはあります。

メリット

現地通貨を銀行口座に預けておけば高金利の利子が付きます。

もちろん、金額が多いほど得ですし定期預金にすればもっとお得です。

少額の買い物をキャッシュレス支払いにて行う場合も、ある程度の金額の現地通貨を口座に入金しておけば便利です。

デメリット

レートがかなり変化するという点です。

一年半で価値が半分になった現地通貨

一年半で価値が半分になった現地通貨

1980年には10・20・50キープというコインが存在しましたが、インフレの為に廃止され、現在の最小通貨は500キープ札となっています。

これほど、通貨価値が変化しているということです。

最近でも2020年11月には100USDが1000.000キープ程度だったのですが、2022年の6月には100USDが2020.000キープとなっています。

やはりラオスの通貨価値は、まだまだ不安定ということなんです。

日本と違いラオスでは、国家の金融政策が大胆に変わることもありますので、「外貨への換金に対する規制」など情報をきちんとチェックしておくことが大切です。

まとめ

ラオスにて安全で快適な生活を送るためには、銀行口座の開設は必要条件ということです。

外貨口座と現地通貨口座を開設すると良いでしょう。

必要最小限の金額を現地通貨へ換金するスタイルです。

基本はUSDなどの外貨口座で、現地通貨に関する国内状況を慎重に確認しながら、口座管理することは大切です。

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